雪が降り注ぐ1月の寒い日でした・・・
私と彼はその当時、そんなに親しくはなく・・・知り合い程度の男でしたが、
その日1日で私は彼の虜になりました。
彼は、その当時ですでに「数えてはいないので分からない」とは言っていましたが、
余裕で200人以上の女性と体の関係を持ってきたと言っていました。
正直、カルチャーショック以上の衝撃が私の中に走り、
私は夢中で彼に質問をしていたのです。
「どうやったら、お前みたいにそんなに女とヤれるんだ!?
頼むから教えてくれ!」
・・・・と。
すると、彼はあまりにもあっけなく答えたのです。
その当時の私には理解は出来ませんでしたが、
その言葉の本当の意味と重さを理解できたのは少し後の事です。
しかし、私はすっかり彼の秘密を知りたくて必死に彼が女性からモてまくっている秘密を知り、自分も彼のようになろうと死ぬ気で真似をしました。
彼がその時発したセリフはこうでした・・・。
とこれだけ言い放ったのです。
好きな女とヤりたいなら・・・下心を捨てろ?
女を愛すな?・・・・だと?
到底理解できませんでした。
女性を目の前にして“欲望”を完全に失くせという事など絶対に無理だと普通は思いますよね?
増してや女を愛す事なく女から愛してもらうなんてこの男はふざけているのだろうか?と思いました。
私はどうしても理解出来なかったので、私はこの日からずっと毎日のように、彼が女性からモてている秘密を知るために彼と行動を共にする事にしました。
彼が女性と遊んでいる時の態度を実際に見る事にしたのです。
彼の普段の生活から言動までを全て観察し、彼のエッセンスを少しでも自分の中に取り入れたいと考えたのです。
例えば、キャバクラで女性と話している時、女友達と遊んでいる時や合コンで女性と飲んでいる時など・・・
ありとあらゆる場面の彼の対応を見て、それを盗む事にしたのです。
女とヤりたいなら・・・下心を捨てろ・・・。
好きな女を100発100中でオとしたいと
思うなら女を愛すな・・・。
この言葉の意味を探すためにひたすら彼の秘密を知ろうと、
必死で彼の言動を探り続けました。
彼を見ていると・・・当然のように、
彼はその場にいる一番キレイな女性や、可愛い女性をオとし続けました。
彼は言葉通り・・・・
決して女性を口説きません。
「遊ぼうよ」
とか
「携帯交換しようよ!」
という
一般的な口説き文句などは当然使う事などはありません。
そう・・・・彼は自分の言葉通り、全く女性を口説かずして女性を確実に自分のモノにし、ほぼ100%の確率で、美しい女性の気持ちを自分だけのモノにして来ているのです。
中には・・・
「私、秀樹と付き合えないなら死ぬかも!」という女性も居ました。
その女性は決してブスではなく、
普通に街を歩いていたら誰もが振り向くような美しい女性です。
周りの男性が到底放ってはおかないような美しい女性なのです・・・・。
彼の周りではとにかく常識では考えられないような出来事が日常茶飯事でおこっていたのです。
まるで魔法にでもかかったように、美しい女性が狙ったように彼の虜になっていくのです。
繰り返しますが・・・・全く口説かずしてです・・・。
しかし、彼は決して顔はイケメンではありません。
渋谷や六本木に行けば彼よりも
数倍はイケメンと呼ばれる人間はたくさんいるはずです。
しかし・・・彼の周りにはそのイケメン達が足をバタバタさせて悔しがるような女性が何人もいるのです。
おまけに彼はその女性達に何か尽くしているわけでもなくむしろ“ほったからし”です。
彼はその女性達に対して、特に優しくすることもなく、何か買ってあげる事もなく・・・・見ていると、「何でだ!?」と思うような扱いをしています。
しかし・・・・その当時の私ではオとす事など到底無理な
美しい女性が彼に対しては「言いなり」なのです。
ご飯をおごり、そして彼がセックスをしたいといえば60キロも離れたところから車を飛ばしてやってきます。
普通の男が絶対に放ってはおかないだろう美しい女性が、彼に対して自分の時間とお金と体を喜んで貢いでいるのです。
なぜだ?
ずっと答えを探そうと必死でした・・・・
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