パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫

tetorayade@hcn.zaq.ne.jp


スロット人気を本物にするために必要なこと

2012-08-31 06:04:19 | 営業1号
少子高齢化の影響を一番真っ先に受けているのが学校だろう。子供の人口に合わせて学校の数があったが、その中でも大学は悲惨だ。

2007年ごろを境に、大学は全入時代ともいわれ、入学を希望する学生の総数が定員の総数を下回る現象が出ている。

全国の大学約780校中、223校が定員割れを起こしており、私立大学では39%が定員割れの状態だ。特にブランド力の弱い地方の大学にその現象が顕著だ。

そういう状況で東京では名門の東京女学館大学が赤字を理由に閉校する、というニュースは大学関係者に衝撃が走った。

どんな産業でも若年層の新規ユーザーが育たなければ、業界に将来はない。

パチンコ業界の場合、若年層ユーザーを増やそうとするとアンチからは「パチンコ依存症を増やしてどうする。今の若者がパチンコをしないことは非常に健全なこと」と非難を浴びる。

確かに、業界人ですら「今のパチンコ(4円)はカネがかかりすぎて打てない」と1パチを打つぐらいだから健全娯楽とは大きくかけ離れている。ま、そんな状況は今に始まったことではないが、以前は可処分所得が高かったので業界は成長を続けてきた。

ところで、若年層のファーストパチンコは今やパチンコではなく、スロットに取って代わっている。

パチンコはスタートに入らないと液晶が回らないが、スロットはメダルを投入してレバーを叩けば確実にゲームがスタートする。効率がいい。

パチンコに比べて圧倒的に若年層が多いスロットは安泰かと思ったら、メーカーはそうは考えていなかった。

「消費税が10%に上がった時が一つの分岐点になる。おカネをあまり持っていない若者がカネが続かなくなるのではないか。おカネを持っていない年代に受けているようでは未来永劫続かない」と危惧している。

では、どういった層がスロットを打っているのか?

ある調査によると正社員の職業の人は少なく、夜型の飲食店などの仕事に従事している独身男性が、ヘビーユーザーであることが明らかになった。

現在主流のARTは朝から晩まで何時間も打たなければ勝てない。仕事帰りのサラリーマンが打てる仕様ではない。

そういう意味では、現在のARTブームも根無し草の一過性のものだろう。時間をかけるとはいえ、万枚では警察が求めているものとはかけ離れている。

サラリーマンが短時間でチョイ打ちでも楽しめるスロットの登場が望まれるところだが、そうした機械を開発中のメーカーもある。

年末から年明けには市場にお目見えするものと思われる。

低射幸性の機械で新規ファンを開拓することが業界の課題である。


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マルハン千葉北店はユニバーサルデザインだった

2012-08-30 06:16:29 | 営業1号
マルハン千葉北店は、マルハンが目指す次世代パチンコの集大成だ。

ターゲットは所得の高いニューファミリー、ともいわれている。そんなニューファミリーが家族連れで来店できるように、2200円で食べ放題のビュッフェを併設した。

所得の高いニューファミリーは、ハイセンスを好むニーズがあるので、ハイセンスな感覚で1パチをリーズナブルに提供しながら、高級ホテルより安いビュッフェでブランディング。お客に選ばれる理由を作り上げている。

ブランディングされた店舗を7回以上スーパースターを取った精鋭スタッフが店舗を運営する。

千葉北店のすごさは、実は身障者でも利用できるように配慮されていること。

スロープを付けたり、身障者用トイレを設けたりすることは、そんなに珍しい事ではない。

すごいのは、身障者への配慮の仕方だ。身障者の目線が入っていることだ。

大阪にミライロという会社がある。

設立されたのは2010年6月。

設立されて間もないこの会社は、建築物のユニバーサルデザイン化に伴う企画、設計などを手掛けるユニバーサルデザインのコンサルタント会社で、社長が車椅子に乗る身障者でもある。

その模様が関西ローカルのテレビで流れた。

そのシーンがこれ。



開店を控え、身障者でも使いやすくできているかを身障者であるミライロの社員が、身障者目線でチェックしている。

健常者が車椅子に乗ってチェックしたところで、本当の使いづらさというのは分からないものだ。

で、この写真の人が社長である。会社は大学生の時の興した。



椅子を外して簡単に車椅子でも入れる。



島端の一カ所だけ車椅子対応の店というのは、これまでにもあったが、千葉北店の場合は、全台対応している。

それだけ台間は広めに取られている。

同社は身障者から見た設備の使い勝手のアドバイスだけでなく、ユニバーサル接客研修も実施している。

これはお年寄りや障害のあるお客さんに対する接客術を学ぶ研修で、座学と実地研修で3日間も費やした。

健常者と身障者を分け隔てることなく、すべてのお客さんに楽しんでもらいたい、という姿勢がユニバーサルデザインでもある。


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デカボタンのガラスに反射する光が苦痛でオシボリをかぶせた客現る

2012-08-29 06:44:37 | 営業1号
AKBネタが3日連続で続く。いささか飽きてくるころかも知れないが、稼働2日目にして新たな問題が発生した。

それは、どんどん巨大化するボタンにあった。



!!マークが誇らしげなデカボタンが、早くも一部のユーザーから不評の声が上がっている。

この大きくなったボタンが光った時、ガラスに反射して眩しいというのだ。

事件は都内のホールで起こった。

20代前半の若者がボタンにオシボリをかけてプレイしていることに気付いた店員がこの男性客に声をかけた。

「お客様、オシボリはボタンの上に置かないでください。不正しているとみなされる場合がありますので」

すると男性客はこう返してきた。

「不正とはどういうことですか? 不正はどうやってやることを指すんですか?」

店員が客と会話していくうちに、この男性客は大のAKBファンでパチンコは初めての経験だった、ということが分かった。

前回の銭形の時もAKBが出ていたのを知ってはいたが、全面にAKBが出ていなかったので、興味はなかった。今回は主要メンバーが登場して新曲が聴けるということで、仲間内で話のネタにするためにも初めてパチンコにチャレンジした。

しかし、デカボタンの光がガラスに反射して、眩しく、目が疲れるのでオシボリでボタンを隠した、という次第だった。

店員はパチンコを初めて打つAKBファンだったので、色々聞いてみた。

結構、負けが込んでいる時点で店員から注意を受けたので気分を害していたということもあるが、こんな声が拾えた。

「とにかく店内がうるさ過ぎる。この騒音はどうにかならないのか? 騒音で疲れる。こんなに負けるのなら最初からグッズを買っておけばよかった。おカネがかかりすぎるので二度とやらない。ただ、新曲が出た時は聴きにくるけど」

パチンコ初心者とはこんなものだ。

ビギナーズラックで大当たりするかどうかで、リピーターになるかどうかが半分決まるようなもの。

負ける金額もすぐに1万ぐらいは使ってしまうので、負けるとこの男性客のようなことになる。

まったくの新規ユーザーを開拓するには1/199の機械でも、結構カネを使ってしまう。

40台導入したホールは2日目にして早くも空台が出ている。開店前に並んでいる客がAKB狙いではない。1/3は空いている状態が続いている。

店長は「台数を入れ過ぎたかも。エヴァの再来がよぎる」と不安な面持ち。

常連客の「1回打ったが、もう打たない」という声が何を暗示するのか。

この客も「デカボタンの反射はかなり苦痛になる」というように、こんなことが?と思うかも知れない理由が、稼働を落とす要因になるかも知れない。

カリブがこけた時の理由の一つに、固定ハンドルができないように隙間がなくなったことが中高年に不評だった、などといわれている。


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AKB狂想曲初日の風景

2012-08-28 06:27:25 | 営業1号
なにわともあれ、2012年業界が最も期待するAKB劇場の幕が8月27日上がった。

どれだけの新規ユーザーが獲得できるのか、業界も固唾を飲んで見守っているが、初日の声が各地から届いてきた。



「AKBとは何ぞや?」という写真のおじさんのように、新台ということでとりあえず座った、というシニア層も結構いた。

この写真の店舗では、客層を考慮してか景品にAKBグッズは取り揃えていなかったが、東京の都心のホールともなると随分事情が違ってくる。

「朝一でグッズがどんどん交換されて行くのには驚きました。殺到、といってもいいぐらいです。見ていると遊技しないで貸玉をそのまま交換する人もいました。銭形の時もAKBグッズはありましたが、今回はその時の比ではない」と目を丸くするのは都内のホール店長。

景品カウンターにあったヘッドフォンやケータイストラップ、クリアファイルが飛ぶように売れた。

中には一人でストラップやクリアアファイル全種類を交換する熱烈ファンの姿も。

その店はAKBを40台導入しているが、7〜8割はこれまで見たことのない客だった、という。

また、別の都内のホールでは、ビデオカメラを回して、液晶画面を撮影しているファンも。ケータイの動画モードではなく、ビデオカメラだというのだから驚く。高画質できれいな画面演出を撮りたいのだろう。

熱狂的ファンはまだいる。

ある店舗ではAKBファンの客が、玉の出ていない遊技客に「1万円払いますから台を代わって下さい」と島をカニ歩きしていた、という。

さすがに店員から注意を受け、事情を聴くとこんな答えが返ってきた。

「前田敦子の最後の公演の生中継があるので、時間がない。でも今すぐ、どうしても打ちたかった」と胸の内を明かした。

さらに、店員を驚かせたのがこの質問だった。

「これはいくら出せば買えるんですか?」

目はマジだった。

熱心なファンなら当然実機も欲しくなる。

この店の店長によると、「打っている人の中にも初めてパチンコを打った、という人も少なくなかった。よくわからないで打っていましたから、明らかにAKBファンですね」と新規顧客の開拓につながっていることは事実のようだ。

一方、常連のシニア層の評判は、というと…

「1時間に1回のライブが不評ですね。『うるさい』とか『見ててつまんない』と。中にはプライベートプロモーションの演出を『止めることはできないのか』というお客さんもいらっしゃいました」

確かに、AKBに興味がない中高年には、何のことやら分からない。

パチンコをやっている人でも「演出が複雑で、遊技説明を見ても理解できない」という声も聞こえてくる。

口コミでこれからどんどんAKBファンに広まっていくのだろうが、市場から外れてもファンが中古台を買ってくれそうだ。


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期待のAKB劇場本日開演

2012-08-27 06:30:50 | 営業1号
先行導入店では、いよいよ本日から「CRぱちんこAKB48」劇場が開幕する。トップ週導入の条件はAKBにちなんで48台以上。



販売台数は18万台とも20万台ともいわれている。久しぶりの超大型版権に業界側の期待が現れている。

普段は新台に頼らない営業を標榜するホールでもAKBは買いだった。その積み上げが今回の販売台数につながった。



前田敦子の卒業公演は、27日の秋葉原のAKB劇場の「劇場入り」でフィナーレを迎える予定だった。それが、銀座で開かれたロンドンオリンピックのメダリストの凱旋パレードでの人出を目の当たりにしてビビった警視庁が、大混乱を理由に主催者側に指導が入り、前田を乗せた車で秋葉原周辺を走るイベントは急きょ中止になった。

そもそも、開発に着手した時に前田の卒業は想定していなかっただろうし、卒業公演最終日の27日をトップ導入にしていた京楽的には「そんなの聞いてないよ」。

店側としてはAKBファンをホールに呼び込みたいところだが、ヘタに宣伝すると広告・宣伝規制にひっかかる可能性もある。新曲入荷をチラシに謳っただけでも指示処分を出す所轄も出てきそうだ。

「メーカーがテレビコマーシャルで援護射撃してくれないことが不満。今回ばかりはテレビでやって欲しかった」(ホール店長)

ま、熱烈なAKBファンは当然パチンコになっていることは知っているにせよ、テレビでCMを流すかどうかで集客は大きく変わってくる。

宣伝したらしたで、18歳未満がホールに立ち入る可能性もある。こっちは広告宣伝違反の指示処分では済まない。営業許可取り消しの対象になる。

さて、現場ではこの期待の大型版権をどう使うべきか悩んでいる店長も少なくない。

市場を掘り起こすために、長期間甘めに使うか、ダメなら早目に外してすぐに転売するか、というところだろう。

ただ、毎週新曲が1曲ずつ発表されるので、12曲分、12週間(3カ月)は機械寿命が持つ計算が立つ。

ゲージは甘く、28玉交換でシュミレーションした場合、5.7回が損益分岐点という数字も出ている。

「辛めに使う意識が必要だ」と指摘する人もいる。

話は変わるが、毎週新曲が発表される、ということは機械にタイマー機能が組み込まれているからだが、メーカーは27日の解禁日まで電源を入れないように呼びかけていた、という。

それより以前に電源を入れるとリアルタイムクロック機能に狂いが生じるためだ。

そのため、いつもは新台を先行導入する京楽の直営店も今回は27日に合わせた、という。

業界のカンフル剤になる、ということは新規顧客の開拓につながることを意味する。その役割をAKBが果たすのかどうか。期待は高まる。



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中華点心屋台の出張サービス

2012-08-26 06:06:19 | 営業1号
大型店舗では飲食店を併設するケースがスタンダードになっている。これはサービスの向上と散客防止が目的だが、そんなスペースのないホールには中華点心屋台の出張サービス、という手がある。



この中華点心屋台を7年前から手掛けているのがフューチャープランニング(大阪市生野区)だ。

神戸・南京町で行列のできる「龍苑」の手作り豚まん、ふかひれ豚まん、角煮バーガー、シュウマイ、あげ餅などを熱々で味わうことができる。

食べ物の屋台といえばたこ焼きや焼きそばが手軽だが、これは店内でやると匂いがこもる。

中華点心は蒸すだけなので匂いも気にならない。

「初めて見たお客さんは、必ず驚きます。なんでこんなところに点心屋台があるの、と。それで食べたら美味しいので、負けたお客さんも『しゃないか』と心が静まります。お持ち帰りするお客さんは5個、6個と買って帰るので重量感があるから満足感も高いですね」(同社・文野哲元社長)

中華点心屋台の出張サービスは、基本は1日(午前11時〜夕方5時)。中には3日連続で行うホールも少なくない。

500食が3時間で売り切れるホールもある。

売れる時間帯は昼ごはん時間帯に加え、午後3時から夕方にかけてのおやつタイム。小腹がすいた時にちょうどいい量だ。

食べ物は根強い人気がある。


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北系ホール関係者の独り言

2012-08-25 06:07:37 | 営業1号
野田首相が竹島へ上陸した韓国の李明博大統領に宛てに抗議の意味を込めた親書が返送された。

親書とは一国の国家元首が相手方の国家元首に宛てた自筆の手紙のことで、親書が送り返されることは非常に非礼なことで、「宣戦布告」のようなもの。政府間同士に再び緊張が走っている。

こうした状況を第三者の視点で眺めているのが北朝鮮籍のホール関係者。朝鮮大学校を卒業しているので頭は切れる。

これまで、在日が叩かれるのは、北朝鮮籍の人の場合が多かった。パチンコマネーの送金問題をはじめ、拉致問題や核ミサイル開発と批判の対象になることがたくさんあったからだ。

それが、李明博大統領の竹島上陸によって風向きが一気に韓国に変わった。

「ざまあみろ、という気持ちで一杯。北朝鮮籍を韓国籍に変えることや韓流ブームやさらには、朝鮮ということばも韓国に置き換えるなど最近の風潮には苦々しく思っていましたから。韓国が批判されるのを見ているとウキウキしてくるぐらい」と本音を露呈する。

北朝鮮は金正恩体制になって日朝関係改善の地ならしを始めた節がある。それがテレビにもたびたび出演する金正日の専属料理人料だった藤本健二氏の突然の訪朝である。

国賓級の歓迎ぶりは、宴会場の席順で分かる。金正恩を正面に藤本氏の隣には張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長が座った。

北朝鮮にはたびたび行っているアントニオ猪木でさえ、金正恩の後見人といわれる張成沢との面談は未だに実現していない、という。

藤本氏を介して張成沢氏とのルートができたことは、拉致問題解決の糸口になるのではないか、と期待されている。

とはいえ、心配するのはパチンコ業界に対する風当たりだ。

「北が拉致問題を解決しても竹島の領土問題は簡単には解決できない。韓国叩きが在日産業であるパチンコ業界にもボディーブローのように効いてくるはず」と危惧する。

これで消費税が10%になれば、ホールは全体の割を落とすしかないわけだから、踏んだり蹴ったり。客離れが加速するのは必至。

では、在日ホールはどうやって生き残るのか?

「地域での足固めを徹底的にやる。地元密着で町で開かれる祭りにも積極的に参加する。とにかく地元の皆さんに愛されるように営業するだけです。『あのパチンコ屋はちょっと違うな。なかなかやるな』と思っていただけるように地域貢献には特に力を入れていきます。こういう地道な努力でパチンコのイメージを変えていくしかありません。そうしたホールが各地に増えることで業界のイメージが少しずつ変わっていくのだと思います」


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戦略思考と合コンの共通点

2012-08-24 06:40:31 | STI徳田
皆様は「戦略」と聞いて何を想像されるでしょうか?

戦争・戦術・戦う場所・方向と色々あると思います。戦略という用語は、戦争で使用されたのが始まりですからそう言ったイメージも当然かもしれません。

ここからは少し質問形式で。

Q 戦略は一体何のために考えるのか?

A あらゆる企業が何らかの目的に向かって進むため

Q では何故目的に向かって進まないといけないのか?

A 進まないと企業として存続出来ないから

Q ではそのために何を考えないといけないのか?

A 相手(当然1人で戦っている訳ではない)

Q その相手とは誰か?

A 顧客と競合(市場と競合)

これらをまとめると、経営戦略の1つの定義として次のように言えます。

「企業目的を達成するために、外部環境を分析し、内部の経営資源を棚卸して、競合に対して持続的な競争優位を確立し、顧客の支持を得るための、企業として進むべき方向を意思決定する事」

長いし面倒臭いと思われる方は「合コン」をイメージして下さい。

この場合、友達が競合で異性が顧客です。

久々に友達と3対3の合コンをしたら、奇跡的に3人ともレベルの高い異性ばかりでした。

当然3人と接触出来れば、ゆっくり時間をかけて考える事が出来ますが、あなたには体も時間も使えるお金も限られています。

あなたはトイレに行き、もう一度自分を客観視します。自分と更には友達の、容姿から経済的余裕まで冷静に分析し、最も可能性の高い1人にターゲットを絞ります。

皆様が普段何気なくやっている事かもしれませんが、これこそが「戦略」です。

つまり戦略とは「何をやるか」と同時に「何をやらないか」を意思決定する事です。


何を今さら分かりきったことを、と思われるかもしれませんが、当事者になった場合、意外と冷静さを失い無謀で根拠のない賭けに出ている場合がビジネスでは多々あります。

機械戦略、販促戦略、人的戦略、出店戦略等々、様々な「戦略」がありますが、先ずは自社や自店舗の経営資源を冷静に分析し、「出来る事」と「出来ない事」を明確にする事が全ての始まりではないでしょうか。

つづく

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アンチが納得する業界になることがファンを増やす

2012-08-23 06:22:47 | 営業1号
パチンコ産業は成熟期から衰退期に入っている。

パチンコ人口が減れば、それに伴い店舗も減れば、メーカー、販社も淘汰されていくものだ。ところが、パチンコ業界はパチンコメーカーのセカンドブランドの登場で、メーカー数は増えている。

そんなところにもパチンコ業界の異様さが垣間見える。

メーカー数を増やす努力よりも、パチンコ人口を増やすことが先決なのに、メーカーは自分が生き残ることしか考えていない。

メーカーも業界の一員なら、パチンコ人口を増やすことを考えるべきだろうが、ホールが7000、8000軒になっても生き残るシュミレーションしかやっていない節がある。

このブログでパチンコ人口を増やすエントリーを何度か書いているが、そのたびにアンチからは「若者がパチンコをしなくなったことは日本の将来のためにも喜ばしいこと。パチンコ依存症を増やしてどうする」と非難の嵐だ。

若者がパチンコに興味を持たない最大の理由は、業界人自身がどんどんパチンコを打たなくなったことだ。

ここに一番の根本原因がある。

カネがかかりすぎる以前に、面白味さや楽しさがない。

自分の子供がパチンコをしたい、といったら業界人の何割が「どんどんやれ」と勧めるだろうか? 業界人自身が打たなくなったパチンコをわが子に勧めるわけがない。

わが子に勧められないようなパチンコを今の若者に興味を持て、というほうがおかしい。

ネット世代の若者は、ゲームをするのも無料でできる。カネを持っていない若者に興味を持ってもらうには、1時間遊んで500円ぐらいまでハードルを下げなければ、見向きもされないだろう。

今度発売される1分間スタート10回のぶん回せるパチンコ機でも、初当たりまでに使う金額は8400円である。

遊べる機械がこれ。

まったくパチンコをしない人たちからすると、パチンコはガラパゴス化したレジャーになっている。

使う金額のハードルをもっともっと下げること。

なんといってもパチンコは大衆娯楽であって、ギャンブルではないのだから。

遊べる機械で、初当たりまで8000円もかかるのでは、大衆娯楽とはほど遠い。

ハラハラドキドキするような面白い機械で、安く遊べる環境をまず整えること。

次は業界に対する不信感の払拭だ。

「北朝鮮玉入れ」と揶揄される送金問題・脱税問題などおカネの流れに関することや、コンピュータ=遠隔操作の噂の根絶だろう。

一連の不信感を払拭すると同時に、スタートが回らない、スランプがきつい、確変で玉が減るなどの遊技客の不満を解消することだ。

パチンコが真の大衆娯楽に戻った時のバロメーターは、ホールオーナーンの車がベンツから国産車に変わった時だ。

フィーバーブームが始まったころは、まだ皆クラウンに乗れるようになって喜んでいた。

次世代を育てられない業界が衰退すのは、自明の理だ。

40代、50代の人がパチンコを始めたころと今では、レジャーの多様化だけではなく、物の考え方、価値観も違っている。

まずはアンチを黙らせる業界に。

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目に見えるデメリットを消す

2012-08-22 06:15:18 | 営業1号
8月16日付の産経新聞に目に止まった記事があった。それがこれ。

見出しは「韓流ホスト摘発急増」



記事によると韓国人男性が働く「韓国人ホストクラブ」について、大阪府警が過去10年間で入国管理法違反で482人を摘発し、うち93人を逮捕していたことが15日に大阪府警の取材で分かった、という話。

これを16日のタイミングで報じたことは、産経らしさを感じる。

「なんでもいいから韓国ネタで叩けるネタを探してこい」と命じている社会部デスクの顔が思い浮かんでくる。

東京に住む70代のおばあちゃんは、韓国ドラマ「冬のソナタ」を観て一気にヨン様の虜になった一人。

それまでパチンコは一度もやったことはなかったが、ヨン様に会いたくて冬ソナでパチンコをするようになった。

韓流スターにはまったことをきっかけに、韓国に興味を持つようになり、東京で一番韓流グッズが揃う新大久保へ、毎週出かけることが楽しみの一つになっていた。

それが、李明博大統領が竹島へ上陸してから、一気に韓流熱が醒めた。

もう、二度と新大久保へ行くまいと誓い、パチンコからも足を洗う覚悟ができた、という。

Jリーグの清水エスパルスへロンドン五輪に出場した韓国代表選手を獲得したことで、抗議の電話が殺到している、という。

身近なところでは焼肉を食べない、チゲを食べない、という人も現れている。

韓流ブームに一気に水を差すことになってきた。

韓国に対する風当たりはこれから、相当強くなってくる。それが在日産業に向かうのは自然な流れ。

8月1日にパチンコの違法化を党の方針に決定した日本創新党などは勢いづきそうだ。

「この夏、駐車場の車内で子供が死亡事故でも起こしたら、それこそ業界は袋叩きになる。それで、この夏は駐車場の見回りに20〜30万円のコストをかけました。幸いクーラーはかかっていましたが、車内に子供を残したままのお客様が4件も見つかりました。出入り禁止にさせていただきました。目に見えるデメリットを一つずつ消していくしかありません」(ホール部長)

危惧していたことが現実となった。

8月16日、三重県桑名市のホールの駐車場で生後5カ月の赤ちゃんが熱中症で死亡した。母親は育児ノイローゼで1人になりたいと、軽自動車に放置していた。

これで、広告宣伝規制も守れないようなら業界バッシングが再燃する。

香港市場に上場したダイナムのコンプライアンスが業界標準となっていく。


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パチンコを廃絶に持ち込みたい小坂議員が魚釣島へ上陸

2012-08-21 06:43:41 | 営業1号
8月19日、尖閣諸島の魚釣島に日本の国会議員ら150人が慰霊に向かった。国から上陸許可が下りていなかったたため、船上からの慰霊だけだったが、確信犯的に先陣を切って泳いで渡ったのが、民間人の水島総氏だった。

水島氏といえばチャンネル桜の社長で、保守派で反パチンコの立場にある。

島に上陸した10人のうち、何名かの地方議員もいたが、その中に東京都の荒川区議の小坂英二議員の姿があった。



小坂議員といえば、昨年5月25日、東京・豊島区公会堂で開催された「パチンコの違法化・大幅課税を求める議員と国民の会」の設立大会の発起人で、席上次のようにあいさつしている。

「パチンコの害悪を調べていると日本の国益を損ねていることが分かった。多くの人命が失われているが、多くの政治家はパチンコはレジャー、娯楽で片づけてきた。それを続けていると多くの犠牲者、悲劇が生まれる。政治の怠慢に強い憤りを感じた。韓国では数年前に国民に及ぼす影響を鑑み、全廃した。日本も癒着の度合いは深いが、断ち切って変えていけるようにする初日だ。パチンコの違法化を糺し、子供たちがパチンコをしないきっかけを作る。子供たちの未来を守るためにもパチンコ撲滅を目指す」

この会には水島氏も出席しており、パチンコをこう断じた。

「パチンコは精神的アヘン。コンピュータで精神的コントロールすることが人格破壊になる。パチンコは一種のアヘン戦争だ。家族、国をを守るために廃絶に追い込んで行かなければならない」

この2人が一緒に魚釣島へ上陸しているのが気がかりなところ。

パチンコ撲滅を目指すこの会は、その後開かれた気配はないが、小坂議員が所属する日本創新党は、このほど「パチンコの違法化」を党の政策として決定した。

それが、「社会的悪に対しては大幅課税・禁止を断固として行う」という項目で、パチンコがやり玉に挙がる。

・政治、官僚、業界、マスコミの長年の癒着により、肥大化してしまったパチンコについて、国民に多くの悪害をもたらしてきた現状も併せて鑑み、違法であることを法に明文化し、廃絶していく。

・社会に害悪をもたらす対象へは、税制や規制を通じて、縮小、廃止の方向へ誘導していく。


党が結成されたのは2010年。国政への進出を目指しているが、結党以来国会議員が所属したことは一度もない。また政党要件を満たしたこともない。

次の総選挙で第三極として動向が注目されている大阪維新の会がこんな政策を掲げたら業界はひっくり返るところだ。


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車内放置事故を防ぐ秘策とは

2012-08-20 06:20:38 | 営業1号
業界が一番恐れていた車内放置事故が8月16日、三重県桑名市のホールの駐車場で起きてしまった。生後5カ月の赤ちゃんが熱中症で死亡した。

すぐに取りざたされるのがパチンコ依存症との関連だ。

ギャンブル依存症はWHOにも認定されている病気の一種で治療する病院もある。依存症は個人の問題とはいえ、ホールにも道義的責任の一端はある。

業界では子供の車内放置防止のポスターを店内に貼り出し、駐車場の見回りも定期的に行っている。

今回事故のあったホールも、「子供の車内放置は児童虐待行為です」とオリジナルのポスターを貼りだして注意喚起を促していた。それでも防げなかったことは誠に残念な結果だ。

逮捕された母親を取り調べていくうちに、今回はパチンコ依存症から起こった車内放置ではなかったことが明らかになった。

45歳という高齢出産から育児ノイローゼとなり、心療内科にも通っていた。

児童相談所では「育児困難」と診断され、赤ちゃんは乳児院に預けられていた。赤ちゃんを一時帰宅させた時に事件は起こってしまった。

母親は店内に3時間ほどいたが、ほとんどパチンコをすることもなく、店内を歩き回ったり、ぼんやりと座っていたようだ。

育児放棄で、夏場の車内に幼子を閉じ込めればどうなるか分かって取った行動だった。

パチンコ依存症との関連はなかったとはいえ、車内放置事故を未然に防げなかったことは、業界としても褌のひもを締め直さなければいけない。

駐車場の入口に係員を立たせ、子供連れかどうかを1台ずつチェックするだけでも大幅に防ぐことができるはずだ。まず、子供連れ駐車場に入れないことが何より重要になる。

この事件を受けて翌17日、全日遊連は青松理事長名で「ホール駐車場で車内放置の乳児死亡を受け 子供事故防止対策の徹底について」と題する緊急通達を出した。ちなみに、車内放置の事故は5年連続で発生している。

同友会もこの事件でさっそく動いた。

同友会の車内放置防止の新たなポスターは一歩踏み込んだ内容で、万一、車内に取り残されている子供を発見し、緊急性が高いとスタッフが判断した場合は、「人命救助を最優先し、窓ガラスを割るなどの手段で救出作業を行う場合がある」旨を明示している。

駐車場の巡回時間も全日遊連が最低1時間に1回に対して、同友会は30分に1回、と小まめな巡回実施を基本としている。

巡回するときの装備も全日遊連はスモークガラス対策として懐中電灯の携行を呼びかけているが、同友会は緊急時に窓ガラスを割るために、ハンマーとガムテープの携行が必須となっている。

同友会は車内放置を発見した場合の対応マニュアルも作成している。

■ケース1
子供を発見して反応がない場合

1.子供への呼びかけを続けると共に、即、その時店舗にいる最高責任者に報告し、110番通報を行う。
  ※救出のための応援(スタッフ・近くにいるお客様)を求める。

2.110番での指示を仰ぎながら、必要に応じて責任者立会いの下で窓ガラスを割って(下記「救出方法」参照)、救出を行う。

3.救出した子供を涼しい場所へ移すと共に、電話で対処方法を聞きながら処置を行い、救急車の到着を待つ。

■ケース2
反応がある場合

1.子供の様子を見守りながらその時店舗にいる最高責任者に連絡※定期的に声を掛け、万一反応が無くなったら上の手順に移る。

2.ホール内のマイク放送でナンバー、車名(色を含む)を繰り返し放送し、当事者のカウンターへの呼び出しを行う。
 ※当事者が現れた場合、厳重注意を行った上で退店を促し、必ず退店をスタッフが確認する!

3.10分以上放送を続けてもお客様が名乗り出ない場合、責任者の判断の元、エリア長への報告と110番通報を行う。

■閉ざされた車内からの救出方法

・まず全てのドア(前後ドア、リアゲート)のロックを確認し、開いているドアがあればそこから進入する。

・全てのドアがロックされ、窓にも隙間が無い場合、放置されている子供から最も遠いドアのガラスを割る。

・ガラスを割る場合、ガラスの端(角)を叩くと効果的に割ることが出来ます。ガラスの飛び散りを防ぐ為にまずガムテープで割る場所とその周囲を覆った上で、店舗備え付けの緊急時脱出用ハンマーで、ガラスを割ります。

・割った後は速やかにドアロックを開錠し、子供を救出して下さい。

以上

全日遊連は車内放置を発見することに重点を置いているが、同友会は発見した後の救出方法まで踏み込んでいる。

車内放置事故を防ぐには、やはり子供連れの車を入れないことが一番だが、駐車場が一カ所でない、駐車場の入口が何カ所もあるケースもある。

かつてプリペイドカードは健全化のためのコスト、といわれていたが、駐車場警備は新たな健全化のコストだ。

車内放置事故を防ぐにはある程度のコストをかけるしかない。



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広告規制に対する弁護士の見解

2012-08-19 06:27:35 | 営業1号
8月17日のエントリーに対して、ハンドルネームのないコメントが届いた。本来はハンドルネームのないものは承認しないが、弁護士という立場のコメントだったので、参考にしていただきたい。

以下本文。


某顧問弁護士です。

厳密に言うと角田もミスマリンも芸能人等の招致が可能な以上、来店する事に問題は御座いません。

また、これを規制すると独占禁止法による営業妨害にあたる可能性があり、処分や圧力をかけた警察や組合自体が訴訟される場合があります。

現に広島県等の自主規制自体は公正取引法に触れている事は明白です。

媒体誌自体に写真掲載されている場合も読者投稿などの場合は取り締まる事すら不可能です。

マスコミの怖さの神髄はここにあり、良くも悪くも真実であれば書けてしまいます。

例えば広告掲載しているホールの「勝ち投稿」ばかり取り扱う事によって「出るホール」と浸透させる事も自由ですし、掲載していないホールの「負け位投稿」ばかり取り扱う事によって「出ないホール」と位置づける事も可能です。

また、負けデータを載せ続けられたホールはこの件に関して文句は言えるものの法的になんの解決も出来ません。

今回に規制はホールの広告を取り締まる通達です。

ホールから何も発信出来ない以上、ホールは媒体誌等に「良く書かれよう」と関係値を築く為、広告等の出稿を行わざるを得ないと感じています。

また、内容上平成14年の通達を明確化したものに過ぎないと言った内容は警察行政にとって足枷となる可能性もあるのです。

いっその事法改正してしまえば良かったとも思います。



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広告規制に見る県遊協の対応

2012-08-18 05:54:13 | 営業1号
8月某日、某県遊協が県警本部の生安担当官を招き、広告宣伝規制の研修会を開催した。

まず、再度広告規制をするようになったか、その背景説明から入った。

特に入念だったのがNGワードのくだりだった。

担当係長が保発第114号を元にNGワードを詳しく説明すると共に、隠語・記号・イラストなど無承認変更していると思わせる事象については取り締まることを示唆した。

ただし、釘調整自体が無承認変更になることについては触れなかった

が、調整を匂わせる表現は、取り締まりの対象になることを明言した。

特に語気を強めたのが「7と17と27は大当たりを連想させるので使うな! ぞろ目の日と7の付く日に特選スイーツのチラシを打つなんてもってのほか」と警告した。

加えて、「特定の機種を題材となっている芸能人を呼んではならない」と念を押した。

さすがにAKB48を呼べるホールは少ないが、京楽の直営店なら可能性はゼロではない。でも呼んだら人だかりで店がパニックになる。

細かいところでは、「ペカ」とかのイラストや文言もNG。

ライターイベントは告知したらダメ。ということは事実上、ライターイベントは終焉を迎えたことになる。

メーカー、雑誌社のポスターも掲示して規制にかかったらホール責任…

7月20日の通知を復唱している内容だが、警察が怒っているのは、1年で再通知が来たことである。

一部とはいえ一向に警察の指導を無視するホールが存在すること自体が、異常事態である。よって警察は、今後は強い態度で臨む、という最後通牒でもある。

その後質疑応答があった。

質問
「ゾロ目や7の日以外にチラシは打っていいですか?」

警察
「なんでそんなこと聞くの? なんかそれ以外にチラシ捲くことで無承認変更に関連づけするつもり? 基本は新装の日以外でもチラシはOKだが、県警本部で脱法的な表現がチラシの中から読み取れたら取り締まる」

質問
「ぞろ目の日に新台入替するのは?」

警察
「チラシ全体の表現が適正ならOK」

質問
「毎回同じ日、同じ曜日にチラシを入れるのは?」

警察
「たまたま同じならOKだが、基本表現が問題となる。しかし、たまたま同じなら!だからね」

県警の判断基準は、今まで使われてきたNGワードや隠語や、それらに類似・連想させる
表現は取り締まりの対象になる。

場合によっては県警より直接ホールに「このチラシは何のため?」と問い合わせすることがあるので、協力が要請された。


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それでもやります

2012-08-17 06:01:12 | 営業1号
勇気あるホールだ。

7月20日付の警察庁から「ぱちんこ営業における広告、宣伝の適正化の徹底について」との通知を各ホールは受けているはずなのに、チャレンジャーはいるものだ。

今回の通知でも芸能人イベントが禁止されたわけではない。ただし、特定の日、特定の機種、特定の遊技機に関連付けて、性能調整の実施を伺わせる場合は、規制の対象になる。

この通知から機種を連想させるタレントは、調整性能の実施を伺わせなくても使わない方が賢明であることは、誰でも感じるところだろう。

その中で格闘家の角田信朗は、花の慶次の歌も歌っているほどで、花の慶次のイメージキャラクターとしてのイメージが業界内には定着している。

7月20日の通達で角田信朗のホールイベントでの出番はなくなった、と思っていた矢先にこのチラシである。



もう一つは、ホール情報誌と思われる業界誌の協力を得て行われるイベントを記事で掲載することにも好ましく思っていない向きがある。業界誌は警察庁の管轄外なので、ホール団体に対して業界誌が健全化を阻害する内容を書かないように協力することを要請している。

官僚の文章は簡単なことをあえて難しく、難しく書くので、どうにでも取りようがある。

ホールは業界誌には協力するな=広告を出すな、といっているようにも解することができる。

イベントガールも禁止されているわけではない。ただ、雑誌と連動してイベントガールが来店した日は「玉が一杯出ました」と後で写真付きの記事を掲載することは、射幸心をそそる、といわれればそれまでだ。



あるイベント会社によると、7月20日の通知が出て以降、8月の芸能人イベントは様子見、というホールが結構出ているそうだ。

芸能人は一定の集客が見込めるために、ニーズはある。ただ、予算が削られることで、安いお笑い芸人で、回数を増やしていくのが、最近の傾向のようだ。


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