パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫

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ラムネさんが経験した「パチンコ富士」レポート…1 

2011-11-30 06:50:28 | 物申す
たまにコメントさせていただいております、ラムネと申します。念願叶って、北海道旅行の際に「パチンコ富士」さんで打つことが出来ました。

沢山の業界人が視察に訪れているとの事ですので、内容に関しては既出のものが大半かと存じますが、業界人ではなく客側の人間が一つのホールについて真剣に書いたものは珍しいと思いますし、私がパチンコ富士で受けた衝撃をとにかく少しでも多くの方に伝えたいので、稚拙ではありますがレポートさせていただきます。

最初にお断りさせていただきたいのですが、私はこの記事で、私が考えるパチンコ富士の本質的な部分まで伝わるとは思っていません。

というのも、書いている私自身が把握出来なかったものですから、その類の事を文章にして伝えるのは困難だと思いますし、何より私がこの記事で一番伝えたいことが、「パチンコ富士の本質」ではなく「サービスの本質とは何か?」だからです。

のっけから既に迷走気味ですが(笑)、文章力の無さから混同させてしまうかもしれませんので、その点をご理解いただいた上で、最後までお付き合いいただけましたら光栄です。



「潰れかけのパチンコ屋」

それが、初めてパチンコ富士を見た私の第一印象だった。いや、私だけではなく、訪れた者すべてがそう思ったに違いない。

剥げ落ちた塗装に、点灯するのかすら怪しいネオン、デコボコの駐車場。

新装開店、リニューアル、業界では当たり前に目にする華々しい響きとは悲しいほどに無縁な外観に圧倒され、その場に立ち尽くす。

(おそろしく古い・・・・・営業・・・しているのか?)

日報などで取り上げられているのを何度も目にしてはいたものの、視察の話は悪い冗談にしか思えず、お世辞にもこの店から何かが発信されている様には思えなかった。

店内に入ると、けたたましい騒音が飛び込んでくると共に、懐かしい空気に包まれた。

(これは・・・・・・鉄火場?)

ギラギラしたものではなく、肌で感じる活気がそれを思い起こさせたのか。と、またもや錆びた柱が目に入ってきた。

狭い通路をくまなく歩いているうちに、台がくたびれて傷だらけであるのに気付く。

古い機種を扱っていると聞いていたので胸が高鳴っていたのだが、数年前のみなし機撤去の影響なのか、どれだけ探そうとも何処にでも置いてある機械の羅列は続き、やがては一周してそれも終わった。

珍しいといえばカウンター前に並んでいる野菜ぐらいのもので、特筆すべきものなんて、他には何もない。

(期待しすぎていた・・・・)

旅路のルートを変更してまで訪れたパチンコ富士。

だが、心を癒してくれた雄大な自然とは違い、ここに私を満たしてくれるものは…

下がりに下がってしまったテンションを 一度リセットしようと思い、トイレへ。

手を洗おうとすると、蛇口からはチョロチョロとしか水が出てこない。

ボロボロの外観と内装から、それが節水なのか単なるケチにすぎないのかは察しがつかなかったが、綺麗に補修されたジェットタオルから勢いよく風が流れてくるのを感じた瞬間に、私は自分を恥じることとなった。

ジェットタオルは強風で乾かすのが電気代が最も安くすみ、速乾は客からの評判もいいからだ。

(そういえば、台も・・・・)

たしか、この店の台はほぼ中古であったはず。

私の拙い釘知識では断言しかねるのだが、丁寧に整備された機械の釘は1台毎に違っており、無理に釘を直すことなく元々の調整を活かすことの出来る、凄腕の釘師の存在を思わせた。

一箇所で殺す様なお粗末な調整ではなく、見るからにバランスが良さそうなその調整力から、スランプの少なさは打たずして想像できた。

トイレ内も含め、確かに何もかもが古いが決して汚らしいワケではなく、よく見れば掃除も行き届いている。

(そうか・・・・この店はちゃんとわかっているんだ・・・)

「わかっている」 
 
その確認の為に、もう一度店内を見て回る。

今度は、外っ面ではなく、スッタフも含めた内面・サービスを中心に見てみることにした。

接客を受けてみたかったため、適当に台を選んで遊技を開始すると、 打ち始めてから数分で女性スタッフから声をかけられた。

その最初の一言は衝撃的で、思い返してみると、 あれこそがパチンコ富士の真骨頂なのではないかと思う。

その言葉とは…

「失礼します。お客様、当店ではお見かけしないお顔なのでお声をかけさせていただきました。当店は初めてでいらっしゃいますか?」と女性スタッフ

それは、ある種の感動すら引き起こした。

少しでも接客に覚えのある者ならば、強烈な違和感を感じざるをえないであろう。

常連に支えられた飲食店ならともかく、常連・新規を問わず回転が早いパチンコ店で、この言葉が出てくるだろうか?

いや、パチンコ店云々、多くの客が来店する店舗型で、これを言える店が一体どれだけあるのだろう?

考えてもみて欲しい。

ひとつ間違えれば失礼極まりない この言葉を発する為にクリアしなければならない課題は山ほどあるはずなのだ。

この店は、その山を越えてきたのか・・・・

北海道には観光で訪れたことを告げ、ひとしきり店内の説明を受けると、「富士MAP]と書かれた小冊子を手渡された。

なんでも、スタッフのお手製らしい。と同時に、より良い店づくりのために「不満や要望があれば遠慮なく言って欲しい」と笑顔でほほ笑む女性スタッフ。

その後も熱心な説明は続いたのだが、結局、早口ではあるが軽快なテンポと滑舌の良さが印象的なその女性スタッフは、最後まで一度も噛むことなく説明を終え、軽い会釈と笑顔を残し、赤ランプが点いた別のシマへと走って行った。

この話にはさらに続きがあって、おそらくは同一のスタッフだと思うのだが、一緒に行った相方が、私と全く同じ接客を受けていたというのだ。

接客時の印象も同じであり、しかも、言うに及ばず「一度も噛まなかった」と。
どう見ても20歳前後にしか見えず、スタッフの中でも勤務歴は短い方であろう。

そう考えると、この店の接客レベル・意識の高さは、私が何度も「最高」と太鼓判を押してきたマルハンをも上回っている可能性すらある。

いや、上回っていると断言させていただくとしようか。

なぜなら、この時からすでに私はパチンコ富士の魅力に取りつかれ、この店のファンになっていたのだから。

つづく


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新台に頼らない低貸専門店物語…オープニング編

2011-11-29 06:20:31 | 営業1号
昨年11月、関西の某所で、店名も変えず新台も一切導入せずに、弱小店舗を再生する過程を追跡取材する予定で連載を始めたが、わずか3回で終わってしまった。

230台ほどの小型ホール。

開店初日は120人の動員を見込んだが、その半分の50〜60人で推移した。最低ラインの80人にも及ばず、その後も客足は伸びず、ジリ貧になるばかり。

「一度打てばどこよりも遊べることが分かる。2週間もすれば結果が出る」と共同経営者となったコンサルは胸を張った。

2週間経っても結果は出なかった。やがてコンサルが1カ月ほどで姿を消してしまった。

10数年間に亘って信頼を失ったホールの屋号も変えず、新台に頼ることなく立て直して行こう、というのだから、ハードルはかなり高かったことも事実だ。

その店舗の再生が11月25日から新たにスタートした。

今回の再生グループは、コンサルを手がける傍ら、自らもホールを経営している。

前回の失敗の轍を踏むことなく、店名も一新。機械は従来からあったものに新たに中古を加えた程度。その代わり中古ながら貯玉再プレイシステムや押しボタンなどの設備を充実させた。

設備工事から外装工事なども行ったため、休業期間も長かった。

工事期間中、店の前を通る人からは「今度は経営者が変わったのか?」という質問が一番多かった。

店のコンセプトは1パチ、5スロの低貸専門店。



告知は事前チラシと当日チラシを打ったほか、ポスティングも。

午後1時の開店で、立ち上がりは60人ほど。前回のことが脳裏をよぎる。ところが、10分後に80人、15分後に90人、とジワジワと増えてくる。最終的にはピークで160人に達した。

前回との違いはこの出玉感だ。オープンから2時間後の模様だが、客も粘る気分になる。



「このご時世だから2000〜3000円でストレス解消できる場を提供することを目指しています。台粗は1台2000円いただければ十分。10時間営業ですから1時間200円の商売です。電気代や機械代も中古とはいえただではありませんから、1時間、200円ぐらい置いて行ってください、という感じです。200円ならカラオケを楽しむレベルです」(同ホール責任者)

同ホールのコンセプトは機械代をかけないこと。その分出玉で還元。スロットは交換率が悪い分、客は高設定台が打てる。

「年末も仕事人が騒がれていますが、40万もする機械を20台入れれば、800万円。その800万円はお客さんから取らなければならない。もはやお客さんの懐は苦しい。新台を入れてお客さんから回収するバランスがとっくに崩れているのに、まだホールはメーカーの販促にのっかかって買ってしまう。機械の高騰が業界を潰す。お客さんは機械代の負担に持ちこたえられなくなっている。そのことが業界人は分かっているのか?うちは市場から捨てられた機械を集めてやるのがコンセプトです」

機械代が高い、高いといいながらも、ホールはビッグタイトルというだけでどうしても飛びついてしまう。それこそがメーカーの思う壺だ。

「今のパチンコ店の新台神話は、マイセンの高級コーヒーカップにコーヒーを入れたから1万円ください、といっているようなもの。景気のいいときならそんなお客さんもいたが、同じ味ならお客さんは100均のカップを望んでいる。お客さんが今何を望んでいるのか? それに応えればたいていの商売は当たる」

新台に頼らない低貸専門店の軌跡を定期的にお届けしていく。今度は前回のように1カ月で終わらないことを祈りながら。

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チラシを見て来店する客はほとんどいない衝撃の事実

2011-11-28 06:41:07 | 営業1号
自店のお客が、果たして何を見てホールに来ているか? それを明確に答えられるホール関係者はどのぐらいいるだろうか。

みなパチが西日本にあるAホールの来店客調査を行った。そこから浮かび上がってきたのは、ホールの思惑とお客の行動のギャップだった。

県庁所在地にあるAホールは総台数500台の市街地立地。自走式の立体駐車場も備える。

アンケートは11月5日〜8日の4日間。スタッフが遊技客に直接ヒヤリングした。サンプル数は339(男性231人、女性108人)。

ホールに来店するのに何を見たのか? ホールとしてはここが一番知りたいところだ。ホールとしては折り込みチラシやDM、メールを見て来店している、と思いたいところだが、実際の媒体認知は間逆であった。



ホールが最も力を入れているチラシは7%で、DMは3%、ホームページは2%。ラジオとメールに至っては0%。意外と認知されていたのがロードサインで23%。これに続くのが口コミの16%。で、一番多かったのはその他で49%、という結果になった。

過半数近かったその他というのは、同ホールには4年以上通っているお客が52%にも上っている。ということは、普段からマイホールとして認知していることが伺える。チラシやDMを見なくても新台入れ替えなどの情報は入手できる、ということである。

聞き取り調査した当日、何を見て来たか、という設問では、さらに悲惨な結果になった。



チラシが1%、DMが2%、ラジオ、ホームページ、メールは0%。ロードサインが7%で、何も見ていないが88%に達している。

チラシの効果測定をするホールは、少ないことも事実だが、この結果は業界的にもかなりショッキングであろう。効果がゼロとはいわないが、ホールが広告宣伝費で一番コストをかけているチラシがこの結果では、あまりにも無駄なことをやり続けている。

1回のチラシが20万円前後で、月2〜3回まくだけでも40〜60万円。月100万円以上かけているホールも少なくない。費用対効果の面を考えるとチラシの見直しは図るべきであろう。

この結果を見たAホールの幹部はこう話す。

「お客様の生の声を吸い上げることで真実が明らかになった。思い込み違いで戦略を立ててもズレるだけ。チラシ配布エリアの見直しでチラシ代を1〜2割カットして、削減分でwebプロモーションを積極的に行って行きたい。仮にチラシ代がカットできなくてもWebプロモーションは積極的に数多くやって行く。3年後に明確な差が付くと思う」

アンケート調査したときに顧客の住所も聞いた。

地図ソフト上にマッピングしたことで、チラシをまいても無駄な地区と有効な地区が色分けすることができた。無駄な地区を制限することで確実にコスト削減を図ることができる。

ホールのプロモーション活動で20代、30代をターゲットにするにはweb媒体をもっと有効活動することも必要だろう。

パチンコのポータルサイトは多数あるが、間口を広げるために多数に登録することの方が有効ともいえる。経費はチラシ代を削減するだけで簡単に捻出できる。一方、チラシを見ている方の年齢層を考え、年齢層を意識したチラシデザインをもっと考える必要がある。

飲食店はより検索にひっかかるために、ぐるなび、ホットペッパー、グルーポンなど複数のサイトに登録したり、ツイッターを活用してリアルタイムの集客に効果を挙げている。

アンケート結果ではパチンコユーザーはホームページやメールをほとんど見ていない、という現実を突きつけられているが、ピーワールド一辺倒ではなく、パチンコビスタ、パチトラ、みなパチなどポータルサイトへ広く露出することも必要だろう。

時代の変化と共に広告宣伝の方法もラジオ、テレビ、スカパーのパチンコ専門チャンネルからインターネット、SNSの世界へ進化している。

パチンコ業界のweb媒体も従来とは違ったプロモーション活動を行えば、少なくともチラシ以上の効果は期待できる。そのヒントがみなパチにはある。

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タクシーの車内から漏れてきたパチンコ台の原価

2011-11-27 06:47:16 | 営業1号
パチンコ業界にとってメーカーはがん細胞だと指摘したことがある。がん細胞は自分が生きていくために人間を殺してしまうからだ。人間が死ねばがん細胞も生きる場を失うのに、がん細胞だけはどんどん増殖する。

パチンコ業界は客、ホール、メーカーの3者の間で、いつからwin winの関係が構築できなくなったのだろう。

ホールも客も喜んでいた時代といえば、現金機の時代まで遡らなければならない。それがいつの間にか、一部メーカーの一人勝ちという構図に。

こんないびつな業界がいつまでも持つわけがない。

タクシードライバーは聞いてしまった。車内でのメーカー関係者らしき人と連れの会話を。

「業界で一番売れた機械が一番コストが下がっている。最終的には1台あたり4万円まで下がったのではないかな。何でもそうだけど、たくさん売れば売るほどコストは下がるよ」

「で、今は1台いくらぐらいするんですか?」

「40万より高くしても売れるんだけど、ホールの組合から40万以上にしないように釘を刺されているので、それ以上は自制しているよ」

「今の原価はいくらぐらいなんですか?」

「10万行くか、行かないぐらい。実売価格は34〜35万というところかな」

「すごい利益率ですね」

「この業界は不思議なもので、高くても買ってくれるから、メーカーはわざわざ値下げ競争なんてバカな真似はしない。高値がまかり通っているので弱小メーカーもそれで助かっているよ。中古になって新台価格の倍以上の値段で取引されることも珍しくないよ」

「儲かってしかたないですね」

「一発大ヒットを飛ばせば、ビルの一つぐらい簡単に建つよ。儲けたメーカーは新入社員の冬のボーナスが100万あったこともあったよ」

「新入社員で100万ですか!」

「今はホールの体力がなくなってきているので、大量に買ってくれることが少なくなってきているけどね。でも大手ホールが台頭してきてある程度買ってくれる台数が読めるので、メーカーは生産調整はしやすくなった」

「値段は原価にいくら乗せるかではないんですね」

「いかに高めに値段を設定するか。一般の汎用品、例えばアイフォーンなどは中身をばらせば、あらかた原価が計算できるけど、パチンコの場合はそのあたりが難しいので高い値段設定が可能になる」

タクシードライバーは思った。

ホールのことは考えず、自分たちさえ生き残ればいい、という考えのメーカーが跋扈している業界に将来はない、と。

タクシーの狭い空間は、ドライバーがいるにも関わらず、普段しゃべれないような会話を平気でしてしまう。

こんなたわいもない会話から、パチンコ台の原価も世間に漏れていく。


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パチテレ「黄昏☆びんびん物語」の知名度とは?

2011-11-26 02:03:34 | 営業1号
パチンコ日報は業界人対象にスタートしたが、いつの間にかユーザーも訪れるようになった。

パチンコに勝つためには、ホール側がどういうことを考えているかを知るためかもしれない。

一般ユーザーもパチンコ日報を読んでいることを知ってか、知らずか、パチテレからプロモーションの依頼が来た。

これは、スカパー!専門チャンネル「パチンコ★パチスロTV!」(通称パチテレ!)で放送されている「黄昏☆びんびん物語」が終了するかも知れない!?という企画で、番組を継続させるにはパチテレ!の番組動画が無料で見られるサイトの「パチテレ!FAN」に10万アクセスを集めるしかない、という内容。

10万アクセスがなければ番組は打ち切り。

古くはモーニング娘がデビューできるかどうかの試金石がCDの売り上げ枚数だった。

スカパーのパチンコチャンネルはザッピングで観た程度でしかない。

人気パチスロライター4人が出演している、というが、住んでいる世界が違うので名前も顔も知らない。

10万アクセスで番組の存続がかかっている、という企画よりも、むしろ、一般ユーザーの何割ぐらいがスカパーのパチンコチャンネルを観ているのか、そっちの方が気になる。

パチンコ好きの人は新台情報を観ていると無性にパチンコがやりたくなる、という人もいるようだが。

この手の情報番組がどの程度パチンコ業界のプロモーション活動とリンクできるのか、そういうことの方に関心がいってしまう。

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現場からも共存共栄の発想を

2011-11-25 05:59:46 | 物申す
業界歴13年の関西在住者です。

直近まである店舗で店長してましたが、上層部の圧力により、退職を余儀なくされました。

今は関西のある地域で幹部候補として勤務してます。

何十年ぶりの制服を着用し、久しぶりに重圧から解放されています。

地域周辺には全国大手チェーンを含め大型店で競争をくりひらげています。

統計にほぼ毎日行きますが、どのホールもイベントが出来ないことで試行錯誤しながら集客戦略を行っています。

しかし、ロールケーキや饅頭などの景品イベントなんかお客さんは来るはずがない…。

地域の遊技台数約4000台に対して遊技人口は約2000人。

バブル絶頂期には約1万8000軒あったホールは今は約半分にまで数が減り、反比例ではなく、比例しながら遊技人口は激減している。

新台入れ替えや等価交換ありきで今、ホールいや業界が追い込まれている現状を経営者、ホールの責任者は分かって欲しい。

人口が減り続けている中で毎日、「今日はどこも悪い」「もうパチンコはあかん」と責任者は呟いています。

1週間前、私より5つ下の責任者にある提案をしましたが、全く受け入れられなかった。

遊技客がパチンコ離れしている現状、他店と競争しても意味がありません(他店も客減りのため)。

地域周辺の競合店と合同でチラシを折り込み、イベント共催することを提案しました。

奇抜な発想で提案しましたが、現状を把握してないから拒絶したものと思われます。

もはや一人勝ちの時代ではありません。

今は競合や他店という壁を壊して、お互い協力しあいながら、遊技人口増加に一致団結して取り組むことが先決だと思います。

隣のホール1軒が潰れて、自店が潤うような時代は終わりました。

業界はずっと日本経済を支えて来ました。今後も支えて行くだろうと信じています。

今は峠を歩いている状況で、皆と手と手を握り合って業界が回復するために全力で取り組むべきだと思います。

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人間力で生き残りを図る中小ホール

2011-11-24 06:42:07 | 営業1号
従業員のモチベーションを上げる方法は数々ある。

ホールでやっていることで多いのが接客マナーコンテストだが、これにプラスアルファを加え、さらにパワーアップしているケースがあるので紹介する。

名づけて「S2グランプリ」。

接客だけがS1に対して、接客に業務改善提案などのプレゼンを加えたものがS2というポジションだ。

毎月、コンテストが行われS1の最優秀者には3万円、S2の最優秀者には10万円の賞金が付く。

毎月コンテストがあるということは、毎月S2で最優秀者になれば、年間120万円ももらえることになる。

さて、プレゼンの中身だがホール営業、ホール業務に関する改善提案ならどんな内容でもいい。

これまでのプレゼン内容は、雨の日に集客を増やす方法とか、費用対効果を十分に考慮した電気代の削減方法とか、思わず加入したくなる会員募集方法など。

提案書はパワーポイントで作成することが必須条件で、役職者の前で15分間でプレゼンする。

そして、プレゼンが採用されると1カ月間はそれを実行して、結果を出すことが求められる。

接客とプレゼン内容と結果を改めて1カ月後に採点して最優秀者を決定する。

当月該当者がいない場合は、キャリーオーバーになり、翌月最優秀に選ばれた人には20万円が贈られる。

賞金も魅力だが、普段から自分で改善すべき箇所を考えるクセが付く。

S2のプレゼンは店舗対抗戦となっているので、採用された企画・提案は店舗全体で取り組んで達成度も競い合うので、チームワークも生まれてくる。

プレゼンはパワーポイントが必須なので、パワーポイントの凝った使い方もマスターできるなど、自分自身の勉強にもなる。

そして、年間の最優秀者が選ばれ、S1は国内旅行、S2は海外旅行のビッグプレゼントが贈られる。

中小ホールが大手に対抗するには人間力が勝負となってくる。

このホールは接客だけではなく、頭を使ってホールの改善提案にまで踏み込み、優秀者は褒める。

トロフィーや盾で褒められるよりも、賞金が出た方が人間は俄然やる気も出る。

無駄な機械の買い方をやめれば、賞金も捻出できる。機械は導入した日から陳腐化していくが、人間は頭を使えば使うほど、知恵が出る。


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スマホデコカバーはパチンコ景品になりうるか?

2011-11-23 05:53:24 | 営業1号
スマホ時代に加速がついてきた。一人蚊帳の外に置かれていたウィルコムでさえも来春にはスマホを発売する。

ポケットに入って電話も出来るパソコンがスマホといったところで、任天堂を赤字に転落させた要因の一つにはケータイゲームの急伸振りが挙げられる。

スマホ関連のグッズも人気で、スマホカバーデコが女性の間で注目されている。

写真のカバーはアイフォーン用のものだ。

ケースは金属製。ガラス玉を一つずつ手で貼り付けたもので、一般上代はこのクラスなら2万円前後はする。

これを1万円以下で販売して、パチンコの景品を考えている業者がいる。果たして景品として静かなブームとなるのか、爆発的ヒットなるのか。

それはホールに置いて見なければ分からない。

市場価格の半額以下で価値があると分かれば、等価の店ではパチンコをしないで玉と交換する人もありやなしや、と。

スマホデコカバーはパチンコ景品になる?















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日本人に開放するかどうかで揉めるカジノ法案

2011-11-22 06:46:58 | 営業1号
日本にカジノは本当に必要なのだろうか?

IR議連のカジノ法案提出がまたしてももたついている。会期中の臨時国会での法案提出は見送られ、来年1月に召集される通常国会に持ち越された。

アドバルーンばかり揚げて、一向に提出するメドが立たない。

今、新たな問題として浮上しているのが、カジノを日本人に開放するかどうかで民主党内で大揉めに揉めているらしい。

IR議連の目的は、日本が国際観光立国となるための起爆剤としてカジノを推進しているわけだから、本来、日本人には開放すべきではない。

韓国は当初、国内向けにはカジノは開放していなかったが、開放してからは自己破産者や自殺者が急増して、ギャンブル依存症が社会問題になった。

その点、日本は公営ギャンブルがあり、パチンコがあり、さらには裏カジノがあるので、韓国人よりも日本人はギャンブルには多少の免疫力はあるかと思われる。

IR議連が推し進めるのは、統合型リゾートで、カジノホテルにコンベンションホール、ショッピングモールをくっつけた外国人観光客を集客するためのカジノである。

IR議連は最大でも国内に10カ所としているが、さしたる観光資源もないような立地でカジノを作っても、外国人観光客だけでは赤字になる恐れがある。

そこで、日本人にも開放すべきだ、という意見がある一方で、ギャンブル依存症の批判を浴びることを恐れて、日本人には開放すべきではない、という意見が交錯している。

パチンコ業界の立場では、もちろん日本人には開放して欲しくない、というのが本音かもしれない。

日本でも北海道や沖縄などのリゾート地にカジノができると、国内旅行が活発化する可能性がある。

日本人がラスベガスやマカオにわざわざ出かけてお金を落とすよりも、国内に落とすことが経済が活性化する。

そういう意味合いもあるので、日本人入場禁止はすべきではない。

それよりも大事なことは、世界経済が立ち直ることと放射能汚染が一刻も早く解決することが先決だ。

外国人観光客を集客するためにもこの2つがポイントになる。


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ナゼ、ホールは嫌がらせを受けるのか

2011-11-21 06:28:51 | 営業1号
先日の花輪で営業停止になったエントリーを読んで、こんな声が寄せられた。

「直感的にあれは、同業者の嫌がらせではないか、と思った。普通あり得ない間違い」と前置きした後で、自身が経験した体験談となった。

その店舗は郊外店だった。

周りに飲食店もなければ、店舗に飲食店も併設していなかった。

それで、お客さんのサービスとして、弁当の出前をやっていた。1日に160個ほど売れた。店には1個売れるごとに50円入った。

そのうち、弁当に飽きた客がソバ屋に出前を取るようになった。

「○○店の○○番台に座っている○○だけど、○○を一つ持ってきて」

ある日、ソバ屋が7〜8人分の天ぷらソバを持ってきた。

台番号も聞いていた。呼び出しても誰も該当者がいなかった。

愉快犯の仕業か、注文はイタズラだった。

その一件があってソバ屋とホールである取り決めをした。ソバ屋に注文するときは、お客さんはカウンターに申し出て、カウンターで取りまとめて注文することにした。

そういうルールを作ったが、それでも直接ソバ屋に注文する客もいた。電話を取ったソバ屋も直接お客さんからの場合は、対応に戸惑った。

「カウンターにいってもらっているんでしょうか?」

「うん、いってるよ」

「はい、分かりました」

出前を届けるとやっぱりウソだった。

ある日組合の会合でその話をしたところ、「うちでも同じように偽のソバの注文があって困ったことがある」と同様の被害が出ていた。

同一の愉快犯と思われる人間が複数のホールで犯行を重ねていた。

ウソの注文はソバだけではなかった。

あるホールの名前を騙って印刷業者にウソのチラシの発注をしていたり、あるホールではメーカーに注文もしていないパチンコ台の部品が届けられたり、と嫌がらせを受けたことのあるホールが結構あることが分かった。

こんな嫌がらせはまだカワイイ方だ。

ことし8月、グランドオープン初日の早朝、マルハン佐賀店はトラックに突っ込まれ、休憩室のガラスが割られる被害にあっている。

すぐに応急処置を施して無事開店することができたが、最もひどい嫌がらせは幽霊診療所による出店妨害だった。

ホールの建築中に、保護対象距離内に、営業妨害を目的とした即席診療所でも保険所から開業許可が下りると、ホールの営業許可は下りなかった。

風適法を悪用した出店妨害の極みだったが、実体のない診療所の場合は、警察がホールに営業許可を下ろすようになったので、この手は使われなくなった。

パチンコは負けたお客の腹いせになりやすい対象であるが、店の対応が悪いと余計火に油を注ぐことにもなり兼ねない。

業界人は「抜く」とか「取る」とか普通に使う言葉から改めなければいけない。

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TPPとパチンコ業界

2011-11-20 05:50:52 | 営業1号
民主党内でもTPP慎重派の山田正彦前農林水産大臣は、東京・有楽町駅前で大規模な街頭演説会と首相官邸や国会周辺でデモ行進を行い「断固阻止」のシュプレキコールを挙げた。

要求が受け入れられなければ、離党をちらつかせていたが、今回の一連の反対行動を見ていても頼り甲斐がない印象を受けた。山田議員はPCSAのアドバイザーでパチンコ業界寄りだ。

2007年6月の衆議院内閣委員会で4号機の撤去問題を国家公安委員長に質問して、「許認可と取り締まる行政が同じなのはおかしい。経済産業省に移管すべき」との持論を展開しているが、それから何の進展もない。

県議会議員時代からバリバリの自由貿易論者の野田首相が、その程度の抵抗で考えを撤回するはずもない。

昨年、菅前首相が突如TPPの話を持ち出したときから、TPP参加は規定路線で、政権与党が民主党であろうが、自民党であろうがアメリカから頼まれればNOとはいえないことが改めて分かった。

ハンドルネーム「福岡在住」さんがTPP参加がパチンコ業界にどの程度の影響を及ぼすのか、心配するコメントを寄せていた。

懸念材料は以下の3点である。

?(欷雲?度改正等の情勢不安から可処分給与が更に減り、参加人口の減少が加速する。

?∧胴颯?ジノ企業の市場参入により既存中小企業の淘汰が加速する。

?G清判抄伴圓亮?入源(2極化により)郊外店舗への深刻的ダメージが出る。

TPPにより国民の所得が減れば、当然、パチンコなどの余暇に回されるおカネはますます先細ることが心配される。

これに対してちらし屋さんは、また別の角度からの懸念材料をこう指摘している。

国内法が貿易上の障壁であるとアメリカが判断した場合には国内法がねじ切られる可能性があるということ。パチンコに関しては風適法や国家公安委員会規則がその対象になったりすると…なんて。

かつて海外のスロットメーカーが外圧を利用して、パチスロ市場に参入したが、結果的には撤退して行った。いまさらノウハウもないパチンコメーカーに参入することはないだろうが、カジノを運営する会社がホール経営に乗り出してくる可能性はないのか?

「TPPはアメリカが得したいから参加を誘うわけで、参入障壁が撤廃されれば、アメリカ資本のホールが出てくる可能性もある。その場合、彼らが狙うのは当然のことながら大都市圏。大都市圏のホールは今後はアメリカ資本のホールとの戦いになってくるかも知れない。メーカーはアメリカ資本であろうが機械が売れればいいので、大歓迎のはず。国民もアメリカ資本の方がイメージがいいので、後押しがあるかも知れない」と読む業界関係者も。

TPP反対派はTPPは開国ではなく亡国だ、と断言する。

亡国となると業界にとって明るい材料はない。


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その気になれば、どこからでも取れるパチンコの税金

2011-11-19 06:49:28 | 営業1号
財務省の傀儡政権ともいえる野田内閣になって、増税路線は既成事実になろうとしている。

民主党内にも増税反対論はあるものの、消費税10%時代の到来は目前に迫ってきた感がある。復興のためには増税もやむなし、という空気を作ることに財務官僚は腐心している。

業界では日遊協の消費税部会が消費税10%時代の対応策を検討している。

パチンコの貸し玉料金4円は本体料金の3.81円と消費税0.19円に分解され、客から1玉につき0.19円の消費税を預かっていることになっている。

10%になれば、本体料金が3.6円で、消費税が0.4円。

こうなると内税では消化しきれなくなるので、玉貸しで調整する必要も出てくる。

現行のシステムでは貸し玉払い出しについては、パチンコ台へ信号を送り、25個を払い出させる機能しかなく、消費税が変わるたびに機械1台ごとに設定変更を余儀なくされる。

それでは面倒くさいので、新インターフェイスではT-BOX側の設定を変えるだけで、パチンコ台への貸し玉払い出しの変更ができるようにすることなど、機器の変更が必要になってくる。

貸玉の個数が100円で25個が23個か22個になる、というのが妥当なところだろうが、特殊景品を換金する時に消費税を取るとどうなるのか?

1万円換金する場合、等価で2500発が消費税を取られると2750発必要になってくる。

貸玉の時はさほど消費税負担が気にならないが、換金のときは敏感に10%を感じることになる。

ユーザー的には現行のように玉を借りる時に消費税を取られたほうが、公平でスッキリする。

間違っても換金時に消費税を取るようなことはないはずだ。

ところで、震災から1年を迎える来年あたりから、いよいよ復興景気は間違いなく起こってくる。

敗戦で荒廃した日本が立ち直るきっかけとなったのが朝鮮特需だったように、復興景気によって、日本経済は不死鳥のように甦るはずだ。

日本の税金は取りやすい所から取る、というのが“鉄則”だ。

景気がよくなったころ、一度は引っ込められた射幸税がゾンビのように再浮上してくる可能性だってある。

ギャンブルに使う機械や馬にまで特別税をかけることもやろうと思えば、いくらだってできる。

タバコ税のように国民の目から見ると、パチンコは税金の取りやすいところ、ということになるわけだが、その盾になるだけの力が民主党にはない、ということも分かってきた。

カジノ法案が浮かんでは沈むの繰り返しをするのは、小物議員の集まりであるからだ。


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玉の動きによるハラドキ追求

2011-11-18 05:58:11 | 営業1号
機械が売れなくてパテント料で社員を食わせていける力があるといわれていたメーカーにもついにリストラの風が吹くようになった。

新台の販売台数が落ちれば、パテント料収入も下がる。今後、大量に新台が売れる時代でもないことを予測すれば、ここらで余剰人員の整理に入る、ということになるのだろうか。

“復活”をかけて販売する大型版権は、「会社が生まれ変わる第一弾。開発陣を総換えして開発した機械なので、期待して欲しい」というが市場の反応は冷静だ。

「年末販売するMAXは、回収台。魅力のあるスペックでもない。そもそもこのメーカー販売台数に縛りを入れるとろくなことがない。この大型版権を殺したのはこのメーカー」と手厳しい。

本来、メーカーの仕事は、ホールの売り上げ、利益貢献できる機械を開発して、市場に送り出すことだったはずだ。

それが下手に上場してしまったものだから、本来なら顧客であるホールの利益につながるものを開発しなければならないのに、自社の利益、株主の利益に変わってしまったために、機種の数と販売台数だけを追っかけてきたからおかしくなってきた。

ホールに利益貢献できる、ということは価格が安くて3年も稼働が落ちないような機械だ。しかし、長持ちする機械は自分たちの首を絞めることになるので、そんなことはしない。

メーカーの論理は安くても長持ちしない機械ではなく、高くても長持ちする機械がいい機械である。

確かに一般の民生機器と違って、値段の高ではなく、機械の良し悪しが売り上げに直結するので、機械メーカーは値下げ競争はしない。

良心のあるメーカーはある。

液晶一辺倒ではパチンコがつまらないので、役モノや玉の動きを楽しむ本来のパチンコ機づくりに果敢に挑戦しているメーカーは存在する。

ところが、悲しいかなホールはそういう台をあまり買ってくれない。役モノ開発はアナログの世界なので、液晶演出の比ではないない苦労が伺われる。

本来のパチンコ機の姿を取り戻した、というトップの相当熱い想いがなければ、役モノ機の開発などはできない。

役モノ機を開発しても「必ず攻略される」というマイナス要因がホールの購買意欲を失くさせる側面がある。

加えて、役モノ機を作っても「誰も打たない」というユーザー側の声もあるが、それは液晶に慣れた今のユーザーを対象にするからそんな発想になる。

日工組は日電協に比べると結束が固い。

新規ユーザーを開拓するために、非液晶機の開発を日工組一丸となって取り組むぐらいのことをしてもらいたい。

フィーバー登場から30年経過して、パチンコメーカーはすっかりパチンコ機作りを忘れている。

液晶や光、音の演出に逃げるのではなく、玉の動きでハラハラドキドキを追求することがメーカーの役割であるはずだ。

日工組の開発テーマは、「玉の動きによるハラドキ追求」。これで各メーカーが切磋琢磨すればパチンコをやりたくなる人も増えるはずだ。

読んでますか? I社長。


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パチンコ業界参入を目論むIT企業

2011-11-17 06:47:17 | 営業1号
IT系企業がパチンコ業界へメーカーとしての参入を目論んでいる、という。

狙うのはスロットではなく、パチンコ。

と、いっても今あるようなパチンコではない。パチンコ遊技機のカテゴリーにはアレンジや雀球などもあるわけで、出すからにはとんでもない発想のものを開発してくるようだ。

「イメージとしてはピンボールを垂直にしたようなもの。落ちてきた玉を打ち返すような機能をつけているみたい」

パチンコは遊技なので技術介入の必要があるわけだが、技量によって獲得する玉に差がついたほうが面白いに決まっている。

しかも、既存メーカーに負けないためにすごく安価なもので、面白いものを考えているらしい。

さらにいえば、パチンコの特許に抵触しないもの。今のパチンコの形を考えるから自由な発想が浮かばないわけで、他業界のほうが頭は柔らかい。

既存のメーカーの発想では、今の40〜50代がいなくなる30年先にはパチンコ市場は先細るばかりであろう。

ポータブルオーディオプレイヤーの市場は、ソニーがカセットテープ時代にウォークマンを発売して一世を風靡。一時代を築き上げたものだった。

カセットテープが、CDやMDに変わろうともソニーがその市場をリードしてきたが、アップルがipodを発売してから、一気に形成が逆転。あっと言う間にソニーは置き去りにされてしまった。

アップルはコンピュータメーカーであって、オーディオ機器メーカーでもなかった。モーターを使わない技術革新がポータブルオーディオメーカーのソニーを数年のうちに凌駕してしまった。

日工組メーカーもパチンコの特許で安閑としていると、ソニーのようなことに成りかねない、ということだ。

創業して10年足らずのモバゲーがプロ野球球団のオーナーになるような時代である。

任天堂が赤字に転落したように、スマホがもっと浸透すると携帯ゲーム機もスマホに取って代わられそうな勢いである。

サムソン1社の売り上げに日本の電機メーカーが束になっても勝てない時代を誰が予想しただろう。

サムソンやアップルが風適法に則って7号営業の機械を開発したらどんなものを出してくるか、非常に楽しみである。

頭が真っ白いそういう企業に開発を依頼することも既存メーカーが生き残る一つの方法かもしれない。

パチンコを面白くするには、古くて時代に即さない風適法を改正する必要もある。


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問題を起こさなければ規制の強化はない

2011-11-16 06:40:38 | 営業1号
警視庁と他府県の警察本部の違いは、警視庁には力があって警察庁にものがいえることだ。

暴力団排除条例の施行が東京が一番遅れたのは、東京がやる気がなかったためだ。やる気がないといえば、警視庁は怒るだろうが、東京はヤクザの秩序が保たれていて、福岡県のように暴力団同士の抗争事件も起きていないからだ。

東京の場合、中国、韓国マフィアが暗躍していることの方が問題だ。

パチンコ業界においても都内では摘発されるような大きな問題も起きていないので、警視庁が大阪のように等価交換営業を禁止することはない、という。

要は問題を起こさなければ取締りを強化する必要はない、ということだ。

等価の禁止はないにしても、射幸心の規制はあるのか?

「お金がかかり過ぎて、お客もついていけない業界になってきているが、等価、高価交換になってむしろボッタクリ営業は少なくなっている。40個交換の時代は盆、正月は釘を思いっきり閉めたが、等価なら釘をそんなに閉められない。そういう意味では等価が一概に悪いわけではない。出玉は以前は2500個出たものが今は半分になっている。民間の営業活動や営業方針に口を挟むことは慎重になっている」

大阪の等価禁止が全国に波及しないのはこんな理由もある。

「等価交換は射幸心を煽るので風営法違反になるとはっきり謳えばよかったものを市場価格との等価にしたから腰砕けになった。その点、東京は金地金を使っている。これは素晴らしい景品だ」

10月6日に警察庁から一物一価の徹底を求める通達文が再度出た。再度通達されたということは守られていないからだが、警察庁も各県の裏事情があり一気にできないことは分かっている。

沖縄県警が8月1日の広告宣伝規制に対して比較的ゆるかったり、暴力団排除条例の施行が遅れたのは、沖縄経済に起因しているともいわれている。

あまり厳しく取り締まると経済が回らなくなるので、その辺は裁量でやっていた。

全国一律に一斉に行うことの難しさが垣間見える。


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