パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫

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パチンコ店での忘れ物 (警察編) 

2011-08-31 06:00:59 | 営業1号
現場の警察官はパチンコが大好きな人が少なくない。それはパチンコの面白さを知っているからやるわけだ。

警察のキャリア官僚でパチンコ好きはどれぐらいいるのだろう? ほとんどパチンコとは無縁の生活を送っているものと思われる。

警察行政の方針を決定するキャリア組がパチンコの楽しさ、面白さを知っていたら、ここまで厳しく取り締まっただろうか?と疑問を持つのは、警察官僚らと親交の深い市井の人。

「例えば、山形はさくらんぼの産地です。観光キャンペーンでミスさくらんぼが役所を訪れて、さくらんぼを手土産に山形へ来てもらうようにアピールします。それをマスコミが報道してくれます。パチンコ業界にはこういう発想がまるでない。警察庁が遊パチを指導しています。それなら業界側が完成した遊パチを警察庁に持ち込んで、『遊べる機械ができあがりました。どうぞゆっくり遊んで見てください。娯楽としてのパチンコを好きになってください』というぐらいのことをやればいい」

監督官庁の役人にパチンコの楽しさを教えたからといって、手綱を緩めるとは思えないが、まずはパチンコのことをよく知ってもらうことだ。

しかし、そういう発想がないから規制が強化される。

市井の人はさらにこんな提言をする。

「本来なら警察は広告規制ではなく、玉箱規制をするのが本筋。あれは地震が起こったときに大変危険。無意味な文言の規制をするよりも、安全な環境を指導すべき。パチンコ屋へも行ったことがない警察官僚が決めるから現実とそぐわない規制をかけたがる」

パチンコとは無縁のキャリア組が出世して業界を取り締まることに、パチンコ業界の不幸がある。

では、現場の警察官はどれほどパチンコが好きか。関東のあるホールで1年間の間に起こった実話だ。

最初の忘れ物は名刺入れだった。ハンドルの下に置き忘れていた。中を確認すると警察官の名刺入れだった。

機転を利かせた店長は匿名で警察署に電話した。

本人が出てきた。

「名刺入れをお預かりしています。必ず店長の私を訪ねて、お越しください」

「ありがとうございます」と平身低頭振りが電話口から伝わってきた。

ケースに入った手錠も忘れ物として預かった。最初はニセモノだと思っていた。暫くしして警察へ拾得物として届けるつもりだった。

「手錠を忘れていませんでしたか?」と匿名の電話が入った。

「はい、お預かりしています」

血相を変えて訪れた人が差し出したのは警察手帳だった。

監視カメラの映像を巻き戻して確認すると確かに警察手帳を差し出した本人がその台に座っていたので、返却した。

圧巻は何といってもトイレに置き忘れていた拳銃だ。

トイレ清掃をしていてアルバイトが発見した。最初はモデルガンだと思っていた。

この時は暫くすると本人が戻ってきた。

「トイレにモデルガンを忘れていませんでしたか?」と最初は警察であることを隠していた。

「はい、預かっていますが、お客様のものかどうか分かりません」

下痢でトイレに駆け込んだのは刑事だった。用を足すときに拳銃を体から離して置き忘れたようだ。

最初はモデルガンだといっていたが、警察手帳を出して懇願してきた。

ホールの店内は監視カメラで録画しているが、トイレの個室まではカメラはない。

最終的にトイレ前の監視カメラをチェックすると本人がトイレに入って出てくるところが写っていたために、返却した。

これ、そのまま警察に届けたら、忘れた本人はどんな処分を受けたのだろうか? 名刺入れはかわいいが、手錠や拳銃は洒落にならない。

1軒のホールで、1年間でこれだけ刑事が忘れ物をするのもすごい。

大事な手錠をハンドルの下に置き忘れるようでは、やはり、パチンコは「我を忘れて夢中になる危険な遊技」として厳しく取り締まられるだけだな。

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一般景品が出る割合を50%にする方法

2011-08-30 06:13:52 | 営業1号
金価格の高騰が続いている。

10年前は1gが1000円強だった価格がジリジリ高くなり始める。過去5年間の平均価格は2006年=2337円、2007年=2726円、2008年=3022円、2009年=3027円、2010年=3580円で推移しているが、ことしになって4000円台に突入。8月26日の時点で4657円だ。



世界経済を不安感が襲う中、不変の価値を持つ金が安全資産として見直されているためだ。金価格の高騰を受けて、家庭で眠っている金製品が貴金属店に持ち込んで換金する人も少なくない。

この金価格の高騰に困惑しているのが、東京の換金システムだろう。TUCをスタートさせた当時は、ここまで金価格が変動することは想定していなかったはずだ。

1gの大景品は2007年10月までは2500円だったが、同年から起こった金価格の高騰で、TUCの金賞品を貴金属店へ持ち込んで逆利ざやを稼ぐ輩が続出したため、11月から3500円に値上げした。

その後2010年5月から4000円に値上げし、ことし4月からはついに5000円になった。

ちなみに小景品(0.3g)は1500円だ。

このTUCの換金システムについて、アンチパチンコ派の弁護士は「実勢価格が4500円なのに、どうして5000円で買い取っているのか? この差額について業界は明確な説明ができるのか」と突っ込みを入れてきている。

金は国際価格が決定しており、それに基づいて売買されている。実勢価格より高く買い取ることを突っ込まれた場合、東京の業界は理論武装ができているのか? 反パチンコ派はそこを突こうとしている。

弁護士によると裁判を起こされた場合、最高裁まで行く判例になるだろう、という。

東京の換金システムから暴力団を排除するために、考えに考え抜いた価値のある金地金を採用したばかりに、金価格の高騰を受けて、逆にシステムが破たんしようとしている。

昔は見逃されてきたことが時代の変化と共にNGになっていることが多い。

つきまとうことを禁止したストカー規正法もその一つ。事件や犯罪が起こるたびに法律は変わる。

3店方式だってアンチから裁判を起こされた場合、どうなるか分からない。

そうなる前に業界は理論武装しなければいけない。

ところで、警視庁は一般景品の交換率を50%まで引き上げる構想を持っている、という話を聞いたことがある。

警察庁は一般景品が出る割合を引き上げるために、一般景品のアイテム数まで指導したことがある。景品棚のスペース的な理由から全国共通の景品カタログが認められたが、そんなものを置いたからといって一般景品が出るわけもない。

一般景品が占める割合は全国的にも2〜3%だろう。

これを一気に50%まで持って行くのは至難の業だと思っていたが、TUCの景品の種類を見て一発で分かった。

小景品を廃止にすれば、5000円以下は一般景品になってしまう。

しかし、そうなれば貯玉する客が増えるのだろうが。

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パチンコ業界は在日色を消せ!by警察幹部

2011-08-29 05:51:01 | 営業1号
先日登場した警察幹部はパチンコ業界のためにこう苦言を呈する。

「パチンコ業界は在日が多いのは確かだが、パチンコ=在日業界というイメージを払拭する努力をしてこなかった。在日業界というイメージが消えない限り、パチンコ業界のイメージは50年経っても変わらない」と断言する。

こんなことが公の場で絶対に語られることではないが、業界から在日色を消すことがイメージアップにつながるとは、かなり突っ込んだ本音ともいえる。

で、在日色を消すとは具体的にどういうことなのか? 経営者は帰化するということか? それは業界人自らが考えることだろう。

例えばオーナーが在日企業といえば、ソフトバンクだ。社長の孫正義氏は出自を隠すこともない。

親は密入国。生家は、線路脇の「無番地」に不法占拠しに建てたバラック小屋。父親が密造酒やヤミ金、パチンコで財を成す。

孫氏の立身出世伝は、ここでは省略するが一代でソフトバンク帝国を築き上げ、純資産は6800億円である。

ソフトバンク商法に批判もあるが、東日本大震災では早くから被災地に入り、ケータイを無償提供したり、活発な救援活動を行っていた。

そして、世間をアッと驚かせたのが、個人で100億円を寄付したことだ。

アンチ・ソフトバンク派もこれで風向きが変わった。この行動力、実行力にはただただ敬服するしかなかった。

震災後、在特会はパチンコ業界が在日というだけで、パチンコ産業を潰す街宣活動を全国各地で展開した。

世間も震災を契機にパチンコ業界を見る目が一段と厳しくなった。

パチンコ業界だというだけで、何かにつけて警察に苦情を入れてくる。警察もそのたびに対応しなければならない。警察はパチンコ業界だけの仕事をしているわけではない。

警察の本音では、在日色を消せば、多少なりとも世間のパチンコ業界を見る目は変わり、しょうもない苦情が少なくなり、警察の仕事も減る、ということだ。

業界幹部はこの本音をどう受け止める。

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バカな参謀が業界を滅ぼす

2011-08-28 06:24:42 | 物申す
NHKで放送された「坂の上の雲」は3部構成で、3年かけて放送されます。

第2部は昨年の12月に放送され、ここで日露戦争のことが取り上げられました。

日露戦争の中でも多くの兵士が戦死したのが旅順要塞の攻略です。

日本が日露戦争に勝利するためには、朝鮮半島周辺海域の制海権を抑えるために、旅順を母港とするロシア海軍の旅順艦隊を撃滅する必要がありました。

ロシアは旅順艦隊を守るために、旅順港を囲む山々に永久要塞を建設していたのです。

日本陸軍は当初、旅順要塞が近代化された要塞とは知らず、簡単に攻略できる、と考えていたようです。このとき参謀長が砲術の専門家である伊地知幸介少将です。

伊地知参謀は砲術の専門家の自負から砲撃した後、身体をさらけ出して攻めかかる白兵戦を繰り返し、旅順要塞全般を攻撃したため、数万人の死傷者を出すことになります。

参謀が無能だと命を落とさなくてもいい兵士まで失うことになります。

海軍は最初から旅順要塞全般を攻撃するのではなく、203高地のみを陥落して、ここから旅順港のロシア艦隊を攻撃する作戦を考えていました。

海軍が二八センチ榴弾砲を貸し出すことを提案しても「余計なお世話」と断ったのが、伊地知参謀でした。

旅順を攻めあぐねていた乃木司令官に代わって指揮を取ったのが児玉源太郎参謀長です。

児玉参謀長は伊地知のやり方を叱責すると「一生懸命やっている。大本営が鉄砲の弾も兵隊も送ってくれない」と言い訳をしています。

203高地を落とすために、児玉参謀長は移動が困難な28センチ榴弾砲を、敵陣に接近した場所まで1日で配置転換を命じています。

その時も専門家は「そんなことは無理です」と反論が出ていますが、人間、知恵と力を使えばできるものです。

そして砲撃と突撃隊の突撃を同時に行い、わずか半日で陥落させたのです。

難攻不落といわれた旅順要塞。

伊地知参謀の下では半年かかって陥落できず、無用な戦死者を出すばかりでしたが、指揮官が代わり、作戦を変えただけでいとも簡単に攻略できたわけです。

バカな参謀は人を殺す、ということをいいたいわけです。

日本人は識字率も高く、民族的にも優秀です。その従業員を使って利益を上げられないのは、参謀=ホール幹部の責任であり、その参謀を使っているのは経営者の責任でもあります。

パチンコはある種の特殊性で守られた一面もあります。

市場が縮小する今の売り上げが本当の実力であることを肝に銘じ、今を改革していかなければ手遅れになります。

手遅れになってからでは遅いのです。

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大阪は等価交換営業は禁止の方向へ

2011-08-27 06:22:12 | 営業1号
「全国チェーンが一部の地域で等価交換営業を止めるらしい」と早朝の電話で起こされた。

いよいよその時が来た。

大遊協は等価交換営業の是正を図ることになった。

7月に大阪府警から「1000円相当の賞球玉を1000円(仕入原価)の賞品と交換することは、業界でいう「いわゆる等価」で射幸心を著しくそそるものと思われ、風適法違反の疑いがある。風適法にいう「等価の物価」とは同等の「市場価格」を有する物品で、「市場価格とは一般の小売業における恒常的な販売価格をいう」との発言を受けたものだ。

市場価格とは仕入原価に利益と消費税を上乗せしたもので、以下の表が大遊協が調査した市場価格である。



例えば、100円の賞品は、市場価格が112円〜168円。平均の市場価格は132円。

これに照らし合わせると玉は28個〜42個、メダルは5.6枚〜8.4枚ということになる。

大阪府下でパチンコで25個交換の完全等価交換営業を実施しているホールは998店舗中、140店舗あまり。大半は30〜33個交換で営業している。

よって、大阪は25個の完全等価は事実上止めるということだ。

9月30日に大阪府警へ改めて大遊協の方針を提出する予定。100円特殊景品が10月1日から廃止されるのに伴い、完全実施はそれに合わせる模様。

貯玉システムを導入しているホールは、すぐに交換率を変更できないので、9月は猶予期間とのこと。

全国のホールが気になるのは、これが大阪だけの問題か?ということだ。

大阪は厳しく指導される背景があったことも事実だが、東京、大阪からスタートして全国に波及するものと思われる。

等価交換営業が射幸性を煽るという大義名分がある以上、東京、大阪に限定して禁止される、と考えるほうがおかしい。

大阪府下で等価営業をやっているホールの店長は、等価が禁止されることを「超ラッキー!」と歓迎する。

「客寄せの効果はあるけど、鬼釘にはしていなかったので、利益の確保は正直苦しかった。釘は開けていましたが、出ないようにおまじないするためにラムクリアなどをかけていました」と胸のうちを明かす。

これから等価禁止によって機械のスペックも変わってくるだろう。

規制が強化され、射幸性が薄れることで、客離れよりも客が増えることを期待したい。


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貯メダルが減り始めたミリゴ導入店

2011-08-26 05:52:24 | 営業1号
ミリゴ導入から2週間以上が経過した。

貯メダルシステムを導入しているホールがある異変に気づいた。普段、貯メダル自体は全体的に大きな変動はないのだが、ミリゴ導入後、全体の貯メダル数が減少傾向にあること気づいた。

貯メダルしている人は多い人ともなると50〜60万円分も貯めているが、その貯メダル数が明らかに減っている。

あるホールでは8月の中間点で、前月対比で約7%も貯メダルが減っているケースも。

一発逆転を狙ったミリゴファンが、どんどんミリゴに打ち込んでいる様子が伺える。

「休日前はお金を使わないために、メダルを下ろして使うこともあるが、貯メダル自体はあまり動かないものだが、ことしは盆休みが過ぎても貯メダルを下ろしている人が増えている。8月はすごい減少率になりそう。店的には(貯メダルが)増える減るほうがいいが、このまま減り続けて破たんするのではないか」と危惧する。

ホール関係者は設定6は怖くて入れられない、という。客も5号機の遊技性もないので面白くないが、ゴッドタイムだけを狙ってひたすらつぎ込む。

従ってゴッドタイムに入らないと台売りが上がって仕方ない。台売り12万円なんてことも。

店側にとって売上げが上がる機械は、結果的には客を飛ばす機械なので、売上げが上がることは素直に喜べるものではない。

店にとって久々のパチンコの救世主といわれたXファイル。爆発すると100連チャン以上もすることがある。

恐ろしいほど台荒が上がる機械だったが、結果的には客の財布が追いつかなかった。

こうなればホールは減台するしかない。

貯メダルを引き出しながらミリゴを打ち続けることも限界はある。貯メダルが減り、やがてなくなるということは固定客を失うことにもつながる。

4号機時代の夢よ再び、とばかりに登場したミリゴだが、今の時代、客がついてこれない。

ホールが欲するいい機械が出ても、一時的に客は興味を示すが、業界の活性化にはつながらないことが、今回証明されようとしている。

4円パチンコは壊滅的で、1パチにしか客がいないホールの現状を見れば、疲弊した日本経済下では、一攫千金を夢見る爆裂機の時代でもないことが分かる。

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換金を禁止すればすべて丸く収まる?

2011-08-25 06:09:53 | 営業1号
炎天下の駐車場の車内に閉じ込められたペットのワンちゃんが衰弱してしまったエントリー。飼い主が戻ってきてぐったりした姿で救出はされたものの、その後どうなったのかは、分からないが、ここでいくつかの問題点が出てきた。

まず、店内放送。

あの大騒音の中で、緊急事態の店内放送をしても聞き取れるわけがない。それは各メーカーが無駄な殺人光線同様、より音響にも力を入れるために、1台ずつが爆音マシーンと化しているからだ。加えて、玉補給の金属音に店内BGM。

これで店内放送が客の耳に届くほうが不思議だ。

こんな大騒音の環境の中でプレイする方も、働くほうも異常な環境といえる。機械の音のボリュームを下げたり、補給音を抑える努力も始まっているが、まだ極一部の動きでしかない。

タバコの煙や臭い対策は随分改良されてきたが、騒音対策は行われていないに等しく、どんどん悪化の一途をたどっている。

次に車内放置されているのが赤ん坊だったら店側もより緊迫感を持って行動しただろうが、ペットだったため、発見者から警察に通報されることもためらった。

自分の子供やペットを炎天下の車内に放置すれば、どんなことになるか想像力が働かない一部の精神構造のおかしい人の行動だろう。その人たちの最優先順位は何よりもパチンコをすることなのだろう。

警察としてもそういう事件が起これば、規制を強化せざるを得ない。

ここでまた警察幹部の本音が聞こえてくる。

「子供やペットのことも忘れて熱くなるのは、お金がかかっているから。お金がかかっていなければ、そこまで熱くなることもない」というその先にある結論とはズバリこうだ。

「換金を禁止すればすべてが丸く収まる。パチンコ業界で起こっている数々の問題も一挙に解決される」

換金禁止。これが警察幹部の本音だ。これが警察庁が目指す最終着地ということなのか?

広告宣伝の規制強化はほんのジャブでしかない。次は射幸性を煽っている等価交換営業を禁止して、遊技機のスペックから射幸性をどんどんそぎ落とす。

最終的に換金を禁止すれば、本来の娯楽の原点に戻る。

業界人なら誰もが「警察がそこまで踏み込んで、換金を禁止するはずがない」と反論するだろう。

戦後の日本が復興していく中で、娯楽のない時代にパチンコが果たした役割は大きかった。一般社会が受け入れない人たちの雇用の受け皿にもなった時期もあった。

それはまだパチンコが娯楽と呼ばれていた時代の話だ。

その時代の娯楽としてのパチンコから、はるかにかけ離れたギャンブル産業へと成長してしまった。

警察のお目こぼしによって、業界は急成長を続けた。換金を黙認してきた結果、手をつけられなくなるぐらい巨大な産業になってしまった。

話は急に変わるが、パチンコの違法化を訴える荒川区の小坂英二議員は、ナゼだか21日にお台場で開かれたフジテレビの韓国偏向報道に抗議するデモに参加していた。

パチンコの依存症患者を増やすパチンコに反対するというより、単に在日産業や在日を叩きたいだけのように思える。

こんな議員にパチンコ業界が潰されるようなことだけはあってはならない。

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5号機ミリゴを受け入れる業界体質に未来はあるのか!?

2011-08-24 05:08:07 | 物申す
これは、福岡県遊協青年部の竹田光寛部会長の業界に対する提言である。忸怩たる思いが伝わってくる。

以下本文

8年前となる2003年に発売された「ミリオンゴッド」は、大幅に射幸心を煽る機種とみなされ検定取り消し処分を受け、全国のホールから一斉撤去されました。

この初代「ミリオンゴッド」は、保通協の検査を通す際に変則打ちを絡めることで、検定基準から逸脱したスペックを市場に送り出すことに成功しました。

基準を逸脱したスペックというものは、ギャンブル性が高いものになります。

我々ぱちんこ業界内の人間は「ギャンブル性」という言葉を使うのを避ける傾向にありますが、常識的であると行政から認められた基準の範疇を逸脱したものは、まさにギャンブル、まさに賭博と言われても言い逃れはできません。

結局のところ一斉撤去という形で出る杭は打たれる形になったのですが、ホールは納得がいかず、不利益を被ったとして製造メーカーを相手に集団訴訟を起こすまでに発展しました。

それから数年経過し、2007年9月をもって全ての4号機が全国のホールから撤去されたことは記憶に新しいことだと思います。

ほんの4年ほど前のことです。

ホール経営へのダメージは、スロットを総入替するための購入費だけに止まりませんでした。

コイン単価(遊技機の売上能力)半減、稼働半減という新基準機「5号機」は、特に初期のスペック(RTという1ゲームあたり純増0枚の仕様)では商売としての見通しが立ちませんでした。

4号機時代のファンは、ぱちんこ「MAXタイプ」に流れるか、スロットをやめるかが半分以上を占めました。

このぱちんこ「MAXタイプ」も暫くして規制を設けられましたから、我々の業界は社会的不適合機から遡ってみても、出る杭は打たれるものであるということを学ばなくてはいけません。

初期の5号機(純増0枚となるRT機)では顧客ニーズを満たせず、「アイムジャグラーEX」がシェアの半分を占め、他メーカーも類似した遊技機の開発を行いました。

そんな中、苦難の末にART(アシストリプレイタイム)を搭載した純増1.0枚程度の遊技機が発売されました。

多少は人気が回復したように見えましたが、4号機を打っていた30代、40代のユーザーではなく、ゲーム世代である学生や新社会人などが主体でした。つ
まりは、ぱちんこMAXタイプへと流れた4号機ユーザー、スロットをやめていった4号機ユーザーを呼び戻したのではなく、4号機当時は未成年であったような若年層ゲーム世代の新規ユーザーの掘り起こしに成功したのでした。

それから、さらにスロットに関して21項目の規制緩和を陳情しました。21項目中9項目が認められ、2008年3月より規格の解釈基準が変更されました。

苦難の末、昨年度より「新鬼武者」「秘宝伝」「モンキーターン」と次々にヒット作が生まれ、数年来苦しみぬいたスロットに明るい見通しがたちました。それらの遊技機は5号機という基準(概ねコイン単価2円程度)内であり、それを楽しんでいるユーザーは4号機ファンではなく、新たに発掘した5号機ファンでした。

そこにきて、4号機への回帰を図りたいのか、4号機ファンを呼び戻したいのか、5号機顧客ニーズではなく4号機顧客ニーズを満たしたいのか、理解しがたい「ミリオンゴッド」という冠を戴しての、コイン単価4円を超える遊技機が世に送り出されました。

私は、この業界の動向は、それまで踏んできた苦難の道のりと、努力の末に勝ち取った新しいシェアを無に帰すような愚行ではないかと思っています。

開発するメーカーもメーカーなら、販売する販社も販社、買うホールもホール。

「顧客ニーズ」という言い訳を使い、自制できず常識的基準の逸脱を図るこの業界は、どんな社会貢献をしようとも、どれだけ社会のバッシングに反論しようとも、もはや救いようがないとしか言い切れないほどの絶望感を覚えました。

私はホールという購入・提供する側の立場ですが、「作ったメーカーが悪い」とも「顧客ニーズがあるから仕方がない」とも言えません。買って顧客に提供するホールにも大きな非を感じます。

コイン単価2円そこらでやっと築いたシェアを、今後コイン単価4円程度でやっていきたいというのは安易です。

売上は倍になるかもしれません。利益も取りやすくなるかもしれません。

しかし「売上が倍になるから」というのなら、玉1個8円やコイン1枚40円というような常識的基準の逸脱を図ることが良いことだと言えますでしょうか。

監督官庁が、コイン単価4円はまずいが、コイン単価2円程度なら「ギャンブル」「賭博」とみなさないというお約束的なものが保通協という検定機関であり、4号機撤去であり、我々がやっている許可営業・風俗第7号営業であるのだと思います。

いかに検定を通そうとも、そこには確実に常識的基準は存在し、その基準の目を掻い潜って世に送り出された逸脱したモノは見直さなければなりません。

換金問題を抱えるぱちんこ業界に対し、「なぜあれが賭博でないのか」と言われた際に、胸を張って言い返せるだけの遵法性を我々は擁しているのでしょうか。

パチンコ業法を検討したり、社会貢献活動に精を出したり、勉強会を開いたり、多額の寄付をしたり、日頃行っている努力の全ては、社会に対する取り繕いなのでしょうか。

石原都知事の電力バッシング、荒川区議の小坂英二氏や若宮健氏が煽っているぱちんこバッシングにどのような反論をしましたか?

「ぱちんこは庶民の娯楽です」
「ぱちんこがなくなれば、犯罪が増えます」
「遊べる遊技機を開発しています」
「義援金をおくりました」

これらは取り繕いなのでしょうか。それとも贖罪なのでしょうか。

8月から全国一斉に行われたイベント規制もやはり、出る杭が打たれた結果であると思います。

人類は、戦争や原発事故などを経験する度に大きな反省をしていますが、時間がたてばいずれはまた同じ過ちを繰り返してしまいます。

それよりも、もっと小刻みに反省を忘れ、逸脱を繰り返すのが我々ぱちんこ業界です。

社会的不適合機撤去、4号機撤去、MAXタイプ規制、繰り返してきた逸脱に対する制裁を真摯に受け止められず(もしくは痛みを忘れ)、今また同じ過ちを繰り返そうとしています。

「新鬼武者」スペックを他メーカーがこぞって開発したように、「モンキーターン」スペックを他メーカーがこぞって開発したように、これから先「ミリオンゴッド」スペックを他メーカーがこぞって開発し、スロットのシェアをコイン単価4円を超えるスペックが占めたとしたら、それから先は、売上倍の美味しい世界が待っているとお思いですか?

私は、努力の末に到達した「新鬼武者」「秘宝伝」「モンキーターン」のスペックで、5号機でやっていける見通しが付きました。

4号機への回帰は望まず、5号機とともに歩みます。

日電協非加盟メーカーが発売した、それらの努力の過程を踏みにじるような逸脱したスペックは、それまで築いてきた市場を破壊することにも繋がりかねません。

ホールは危うい状態にあると気付くこと。

メーカーは追従して開発しないこと。

組合は警察庁に代わり、保通協の検定を通ってしまったこの遊技機が市場に対して適正であるかどうかを検証すること。

このような動きが出来ないのなら出来ないで構いませんが、そうであるならばこの業界は救いようがなく、社会から擁護され、ユーザーでない人たちからも愛され見守られる業界には成りえないと思います。

21兆円産業が、いきなりゼロになることはないでしょうが、5年後に15兆円、10年後に10兆円程度までに抑えられたとしても、誰も文句は言えません。

我々がこれから先の近未来で、ファンのみならずパチンコ・スロットをしない人々に対しても納得感を得られる存在になりうるかどうか、今こそ自らを省みることが求められているのではないかと思います。


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犬も人間も命は同じ

2011-08-23 06:09:01 | 物申す
ことし2月15日のエントリー店長の悩みは、緊急事態の未成年者をトイレ利用と車の中に放置されたペットの対応で店長判断について議論が百出した。

この時のペットは立駐で犬が鳴いていたが、炎天下の車の中で放置されると、人間もペットも非常事態に変わる。

7月に石川県輪島市のホールの駐車場の車内に放置された赤ん坊が、熱中症で死亡したばかり。

この事件を受けて、警察庁は子供づれの客の車を入場拒否するように業界に通達を出したが、やはり見落とされているのはペットだった。

ハンドルネームえみさんが、このエントリーに対して最近出くわしたばかりの実体験をコメントで寄せてくれた。

以下本文。

今日パチ屋に行き駐車した隣の車に犬が、ハアハア言ってこっちを見てました。

動物好きの私は可愛いと見たのですが、一瞬で助けを求めてる気がしてきました。

窓が締め切られており、危険だと思った私は店員に言いに行きました。

放送で呼び出すと言いましたが、私はあまり放送を気にする方ではなく気づかないのでは? と思い、気になってまた車の所へ行きました。

犬は動けなくなっていて、また慌てて店員を呼びに行きました。

店員
「呼び出してるんですけどね〜」


「死んじゃう、警察呼んでいい?」

店員
「それはちょっと、一人一人に紙で聞いてまわります」

途中オジサンも入って来て車を物差しで開けられるとか言いましたが、店員に止められ私は見ているだけしかありませんでした。

オジサンは知り合いに電話で相談して、警察に電話すると言ってくれました。

犬はいよいよ痙攣を起こし、私はいてもたってもいられず車を少しでも冷やそうと食堂へ水をもらいに行きました。

ボールいっぱいの水を貰って、戻ってきた時には飼い主が現れたらしく、犬はオジサンが抱っこしていました。

もう意識はなく、チアノーゼを起こしぐったりしていました。

以上

ホールの対応としては、車のナンバーとペットが車内でぐったりしている状況を店内放送で呼び出したものと思われる。

大騒音の中、遊技に集中していたら店内放送がどれぐらい聞き取れるか、分からない。

発見してどのぐらい時間が経ったのかは、分からないが、えみさんは「犬も人間も命は同じ」と憤る。

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遊パチに協力しないメーカーに不満な警察

2011-08-22 06:19:31 | 営業1号
「警察庁へホール業界から上がってくる要望はほとんどない。同様に各県警本部に対しても何もいってこない業界だ」とはある警察幹部の弁。

今回規制が強化された広告宣伝問題。ホール業界が自分の胸に手をやれば、その原因を作っているのは自分たちであることが分かっているはずだ。

パチンコ業界は規制が強化されると、しばらくは大人しくするが、行政指導が入らないことをいいことに徐々に規制がなし崩しになり、目が当てられなくなると再び規制が強化される。

この繰り返しがパチンコ業界の歴史だ。

健全化推進機構の立ち入り調査で、不正機問題は少なくなったとはいえ、7月、大阪で無承認変更の疑いで逮捕されたホール経営者は、遠隔操作だともいわれている。

業界の極一部の経営者といえどもこういう実態があっては、ホール業界から規制緩和を陳情できる状況でもない。

逆に日電協は警察庁に規制緩和を陳情しているが、信頼のないメーカー団体の要望をまともに聞いてくれるわけもない。

パチンコ業界が一番知りたいことは警察行政が、業界を潰したいのか、縮小させたいのか、育成したいのか、現状維持なのか、その辺りのことからだろう。

今回の広告宣伝規制の強化でいえばその意図だが、警察幹部が腹を立てているのは、意外にもホールよりもメーカーの姿勢だった。

警察庁は安く長時間遊べる遊パチを推奨しているにもかかわらず、いつまで経ってもメーカーは過激な台を出すことしか考えていない。健全化に協力しようとする姿勢がメーカーにはないことに痛く立腹している。

遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則には、スロットに関してはこと細かく決められているが、パチンコに関しては大まかで、大当たり確率に関しては日工組内規で決められている。

パチンコメーカーの自主規制に期待しても埒が明かないので、警察が考えることは公安委員会規則でパチンコの性能もがんじがらめにしてしまえば、今後は大当たり確率1/200以下の機械しか出せないことだって、警察のさじ加減一つでどうにでもなる。

広告宣伝規制が守れなければ、次は機械スペックまで規制をかけますよ、という大きな警告でもあるようだ。そのためにもホールに対しては「煽り営業」は止めろ、ということだ。

パチンコの大当たり確率の規制は、規則改正を伴うもので、そう簡単にはできないが、ホールに煽り営業を止めさせるのは、今回のように立ち入り調査を強化すれば、ある程度抑えることができる。

ここでホールから文句が出るのは行政指導の温度差だ。「うちの県は厳しいのに、ナゼ隣の県は緩いのか」といったホールの不満はよく耳にする。

「この批判はおかしい。おめこぼしがある方がホールもいいに決まっている。それを全国一律に厳しくした方がいいのか? 警察だって人間だから、全部厳しくしたわけではない。行政指導を守れない県が厳しくなるのは当たり前。公道で制限時速10キロオーバー程度を全部取り締まっていたら大変なことになるが、30キロオーバーは取り締まる」

MAX機を作るメーカーは法律違反を犯しているわけではないので、警察としても文句はいえない。それに対してホールは風適法に抵触する広告宣伝をやっていたので厳しい指導が入った。

「メーカーは4号機の規制も理解できていない。メーカーは喉もと過ぎれば熱さを忘れているが、警察はサブ基板で裏をかかれたことは忘れているわけではない。ミリオンゴットのような機械を出しているようでは、ARTもやがて禁止されるのではないか」とソフト開発関係者。

いずれにしても、警察は遊パチを本腰を入れて開発しないメーカーに苛立ちの色を隠しきれない。

遊パチ路線を徹底させたその先には、貸し玉料金を1玉3円以下、はたまた2円以下に法改正するコトだって頭の中にあるようだ。

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機械メーカーは業界のがん細胞か?

2011-08-21 06:18:57 | 営業1号
地球にとって人間はがん細胞だといわれている。人間が経済活動することは、地球環境を破壊していくからだ。

人間が豊かな生活を求めて、発展すればするほど、自然の生態系は破壊され、地球を衰弱させる。このまま環境破壊が続けば、共倒れの道が待っている。

これをパチンコ業界に置き換えると、がん細胞はメーカーともいえる。

ナゼなら、業界が発展することよりも、自社製品が売れることだけを最優先させるような販売戦略にしか思えないからだ。その結果、業界がどうなろうが知ったことではない…

機械の良し悪しで売上げ、稼働が左右されることは間違いない事実だ。インベーダーブームで瀕死の業界を救ったのは、SANKYOのフィーバーだった。

CR機導入に弾みをつけたのは、西陣の花満開だった。

三洋の海物語シリーズは中高年層の固定ファンを作った。

合法的賭博機ともいわれたスロット4号機時代。

ホールは良い機械の出現で恩恵を授かった過去の経験が忘れられない。

良い機械さえ出れば、客が戻って来て業界は再び活気づく、と思っているが、もはや過去の成功体験は通用しない時代ともいえる。

今はどんな射幸性の高い機械が現れようとも、客そのものに資金的余裕はない。震災報道一色で、雇用状況はあまり報道されないが、世間は失業者で溢れ、サラリーマンの所得は下がり続けている。

コメントを寄せてくれた「奈良のオッサン」さんは、大学時代から続けて30年以上になるパチンコを去年止めた。

理由は5〜6万円突っ込んでも当たらないギャンブル性に追いつけなくなったからだ。加えて、機械が潜伏確変などで、どんどん複雑になり、金ばかり突っ込まされる仕様にヘキヘキした。

一番好きだった機械はリーチもシンプルでわかりやすかったフィーバーパワフルだった、という。

国民の平均年収が下がり続けている状態で、お金を使わせることばかりに血道を挙げているメーカーの開発は時代錯誤も甚だしい。それを売上げが上がるから、と買うほうも買うほうだ。

確かに一攫千金を夢見るユーザーもたくさんいるだろう。そういう層に今の業界が支えられているのも事実だが、4円パチンコは壊滅的で、1円パチンコにしか客がいない現実は「遊びたい」という層に辛うじて支えられているといっても過言ではない。

同じくコメントを寄せてくれた「パチファン」さんも、客が減った原因を「遊べなくなったから」と指摘すると共に、ホールが玉を出せなくなった理由は「機械代の高騰と新台が多すぎる」とメーカーにも現在の販売戦略の見直しを迫っている。

集客をメーカーの新台戦略に翻弄されたホールは、今や機械代の支払いに青息吐息状態である。それでもまだ新台に頼るから、機械代回収を焦るばかりに新台入替えのときから釘を閉めて客を飛ばす。

この繰り返しで、どんどんパチンコファンを減らしてきた。

この悪循環を断ち切らないことには、がん細胞であるメーカーによってホールの体力、客の体力はどんどん蝕まれていく。

ここでメーカーががん細胞から良性の腫瘍になるためには、パチンコをやったことのない人が、興味を持ってパチンコに入門してくれると共に、のめり込みの心配もなく、楽しく余暇を過ごせるような機械の開発だ。


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大当たり出玉を考える

2011-08-20 06:44:17 | 営業1号
17日のエントリーに対して直接反応があった。

「私のところにも勉強熱心な警察担当官からゲージについて問い合わせがあったことがあります。新たに担当になったばかりでした」と話すのは業界関係者。

それは釘調整そのものに対してさほどうるさくない時代の話だった。警察官もプライベートでは、パチンコを打つこともある。

警察が問題視したのは、等価交換と40個交換の1回の大当たり出玉だった。

メーカーが発表している大当たり出玉に対して、交換率によって差があることに疑問を感じていた。

交換率が違えば釘調整はT1Yをいかに削るかになる。

釘の角度やピッチでメーカー出荷時のものと、どう釘を打ち変えているかは分かりにくいが、1回の大当たり出玉は計数すればすぐに分かる。

「大当たり出玉がメーカー発表のスペックと大幅に違っていれば、無承認変更にもなりかねない。誤差が5〜10%以内にしなさい、というような指導になるのでは? でも、現実問題、釘調整を取り締まるのは難しい」

もちろん、そんなことを警察がやろうとしている、ということではない。釘調整をやっているかどうかを見分ける方法の一つとして、1回の大当たり出玉をメーカー発表のスペック通りに出しているか確認する、という意味だ。

また、別の業界関係者は「釘学校やゲージ表サービスなどの釘調整に関わるビジネスモデルそのものも見直されるのではないか?」と危惧する。

建前では“禁止”されている釘調整を指導する、ということは無承認変更を教唆することになる。

そういうこともあって、メーカーの営業マンは釘を叩かなくなった。

釘調整が禁止なら学校もゲージ表も不要となってくる。

警察も本音と建前を使い分ける行政指導をしなくてもいいように、いずれは釘調整不要のパチンコ機が求められてくる。

釘調整作業がなくなれば、どれだけホールの労務管理が改善できるか。それこそがパチンコ業界の明治維新だ。

幕末は勤皇の志士たちが多くの血を流して、明治維新を迎えた。


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再来店動機

2011-08-19 06:41:47 | 営業1号
ミステリーショッパー後、社長を交えた報告会議で、弱点部分を指摘して、改善することが決まった。

ところが、2〜3カ月後に再びホールを訪れると改善ポイントがまったくなされていない。

経費節減で予算もなければ、人もいない、というのができていない理由だ。現実問題、費用面でできていないものもあるが、予算のかからないものまでやっていないケースが往々にしてある。

現場力を鍛える=ホールスタッフ一人ひとりの能力をフルに発揮させることがホールを強くすることにつながる。

例えば、掃除道具が客の目につくところに乱雑に置いてあった、としよう。そんなことで客はその店に来なくなることはないが、客は自分の心の中に負のスタンプを押してしまう。

押しボタンを押してからドル箱を持って来るのが遅い、というのも負のスタンプが押されてしまう。

なんとなくサービスが悪い、なんとなくイメージが悪い。このなんとなくのスタンプ効果の積み重ねがある時に、客離れへとつながる。

競合店の中で一番負のスタンプが多い店舗が、稼働の悪い店であり、負のスタンプをプラスのスタンプに一つずつ変えていくことが、稼働を上げて行く近道だ。

稼働を上げる項目の中で、一番分かりやすいのが、お客が再来店したくなる動機を印象付けることである。

再来店したくなる時とは、どんな時かといえばズバリ勝った時だ。

勝った時の印象を大きく、記憶に残ることをする。

勝った時とは玉が出ている時である。

この時のドル箱交換、別積みの対応、出玉演出が勝った時の印象を大きくすることの始まりである。

打ち終わった客は出玉をジェットカウンターに流してもらい、レシートをカウンターへ持って行って、特殊景品と交換して、景品交換所へと向かう。

この一連の流れを印象付けるにはどうするか?

8箱以上出しているお客には2人で対応する。

1人がジェットカウンターに玉を流している間に、もう一人がカスタネットやタンバリンを叩いて「おめでとうございます」といいながら、次のイベント案内を告知する。

カウンタースタッフの役割も重要だ。出迎えるときの姿勢、身だしなみ、笑顔、はきはきとしたあいさつ、対応スピード、見送るときの姿勢など気が抜けない。

5万円以上勝ったお客には店長が景品交換所までアテンドする。

おばちゃんなら「この店は親切やね」となる。

店が景品交換所を教えてはいけない、とツッコミが入ってきそうだが、例えばの話しである。

お客から能動的に「ありがとう」といってもらえるシチュエーションは、この勝っている時の、景品交換までの一連の流れの中にある。

ここで何回お客から「ありがとう」をもらったかで、お客が勝った時の印象が刷り込まれ、再来店の動機へとつながっていく。

という話しをあるコンサルの方から聞いた。

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地域密着営業の第一歩は手書きはがきから

2011-08-18 06:33:22 | 営業1号
「パチンコ業界は大人しく協力さえしてくれたら、われわれも厳しく取り締まることもない。業界を潰す気はない。警察は他にやることが一杯ある。振り込め詐欺も未だに続いている。秋になれば放火事件も起こりはじめる。パチンコ業界に手を取られたくない」と本音を漏らすのはある警察関係者。

警察にはサラ金の総量規制でヤミ金の相談件数も急増している。金額も1〜2万円借りて、5〜10万円の請求される、というものだが、それでも警察は動かなければいけない。この小口の金額が何に使われているかといえば、パチンコだ、という。

今回の広告宣伝規制強化は2002年11月に警察庁より通達されていた広告規制が、いつのまにかなし崩しになってきたからだろうが、現場の警察官としては、こんなことでいちいち立ち入り調査に手を取られたくないのだ。

業界の自助作用が働いてさえいれば、規制が強化されることもない。

広告規制に右往左往するのは、普段から流動客相手にしているホールであって、顧客の固定化が図られていたら、函館のパチンコ富士のようにどっしり構えることができる。

広告規制を乗り越えるにはどうすればいいのか?

あるコンサルタントは今こそ手書きハガキの重要性を説く。

「お客さんが主人公であることにまったく目が向けられていない。だから、イベントをどうするか、チラシをどうするかの枠を超えられない。バリアフリーを謳うホールもあるが、施設のことばかりに目が向けれれ、心のバリアフリーの意識改革がなされていない。例えば杖を突いて入ってきた客に即座に対応するのが心のバリアフリー。心のバリアフリー化の一つが手書きハガキ」

ところが現場は手書きハガキに反対する。

反対する理由は仕事が増えるからだ。時間と手間がかかるのを嫌がり、「印刷ハガキではだめか?」と頓珍漢な答えも。

そして、全員が反応を疑う。

あるホールで手書きハガキを360枚発送した。

ハガキを持参してやってきた客は約50人。回収率は約14%。

「会員になったときに、お客さんの印象をメモして、そのことをハガキに書く。大半が50代以上で、ハガキに好感を持って店にやってきてくれた。手書き自体に温かさがある。これをきっかけにお客さんとの会話をさらに深める。さりげない地域の人たちとのつながりを日常的にすることが地域密着のコツだと思う。新台入替えの時に目標をつけてチャレンジする。このやり方は口コミにもつながる」

出玉系イベントが禁止されたことは、イベントばかりに集客を頼ってきた業界体質から卒業するまたともないチャンスである。

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釘調整にまで踏み込まれたら…

2011-08-17 06:07:37 | 営業1号
ゲージ表サービスの会社に地方の県警本部から1本の電話が入った。

用件は釘調整のことを教えて欲しいということで、ピッチゲージとは何か?という質問から始まり、ゲージ表の見方にまで及んだ。

時間にして15分程度。

この問い合わせが意味するものとは何なのか?

当該県警は広告宣伝の立ち入り調査は、終戦記念日の8月15日以降に強化するようだ。

そのための下準備というか勉強を兼ねての問い合わせだったのか?

出玉系イベントが全面禁止になる中で、それと関連してくるのが釘調整だ。イベントのときは、普段よりはスタート回数を若干多めにしたりする。

それでも出玉イベントを強行するホールに対しては、出玉をコントロールする釘調整にもメスを入れようとでもいうのだろうか?

換金と並んで警察が長年黙認してきたのが釘調整である。

パチンコ営業にとって釘調整は、利益コントロールのために欠かすことができない。取りたい日に取って、出したい日に出す。メリハリの利いた営業のためにも釘調整は欠かすことができない。

一発機時代には極端に釘を曲げて摘発されたケースは何軒かあったが、最近では2007年6月に埼玉県飯能市のホールの店長が、釘を不正に曲げて玉が入りづらくした、として無承認変更で書類送検され業界を驚かせた。

何か別件でとんでもないことをやっていたのかも知れないが、警察が本腰を上げて釘調整に踏み込んできたら、全国のホールがアウトだ。

無承認変更は営業許可取り消しの対象である。釘調整は出玉性能に影響を及ぼすため、ホールが釘調整を申請したところで、警察は認めるわけがない。

全国のホールの釘調整を取り締まっていたら、警察の仕事が膨大に増えるだけである。つまりはお目こぼしをもらっているだけ。

釘はおおむね垂直という曖昧な表現に留められている。警察が釘調整を無承認変更だと立件するためには、角度ゲージを使って垂直かどうかを調べるとでもいうのか?

広告規制違反が指示処分とすれば、釘調整は無承認変更となり営業許可取り消しの対象となる。

パチンコ営業では絶対に欠かすことができない釘調整が、裏ロムと同等扱いの無承認変更として摘発された日には、換金を止められるより業界には痛手である。

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