ギャンブル依存症は小遣いの範疇を越え家計費に手を出し、それでも足りなければサラ金に走り、借金に借金を重ね、首が回らなくなりやがて自己破産、家庭崩壊、最悪の場合は犯罪に走ったり、自殺に追い込まれる、ということで問題になっている。
過日、東京で開かれたパチンコホールを潰すための決起大会では、ギャンブル依存症患者の30代の女性が登場した。
18歳でパチンコを覚え、以来12年間。年間100万円はパチンコに使っている、というからトータルでは1200万円は使っていることになる。
この女性の場合、職業は薬剤師なので比較的収入には余裕がある。貯金はない、というが、小遣いの範囲内でやっている様子なので、悲壮感がなかった。
パチンコするのは仕事帰り。1日頑張った自分へのご褒美として、ついついパチンコ屋に足が向かってしまう。
リーチや大当たりの高揚感を求めてパチンコをする。夢にまで大当たりの画面が出てきて、「脳がパチンコに支配されている」という。
自己嫌悪に陥りながらも止められない。
また、自称パチンコ依存の会社社長もいる。
大学時代にパチンコを覚え、45年が経つ。居酒屋で一杯飲むとパチンコをやりたくなる性格で、海外に長期赴任していたときはパチンコがやりたくて夢にまで出てきた、という。
今もパチンコは止められない。
負けると、「もう止めた」が口癖だが、スカパーのパチンコ番組でリーチアクションを見ているとむずむずしてきて、ついつい足はパチンコ店へ向かう。
ただし、ポリシーはある。
土日祝日と新台入替えの日は絶対に行かない。土日祝日は全体的に釘が締まり、新台入替えの日はほかの台の釘が締まるからだ。
月20万円は負けている、というがこれも小遣いの範囲。
「10回に1回は大勝ちするので止められない」というように小遣いの範囲でパチンコ業界に貢献している。
ギャンブル依存症患者を救うための特定非営利活動法人JAGOの大崎大地代表によると、小遣いの範囲でやっている人はギャンブル依存症前期の潜伏期間にあたるそうだ。
前出の社長は45年もの長期潜伏期間中、ということになる。
小遣いの範囲から使ってはいけない金に手を出すまでに5〜6年を要する。この時を軽度依存症、という。
その後は借金地獄への道に進んでいく。
重度の前期は多重債務者となり、経済破綻を起こし、家庭が崩壊していく。すべての財産を失い、離婚。犠牲になるのは子供たちでもある。
家庭を失うことで心の財産まで失ってしまう。
後期ともなるといかなることも克服することは困難となり、自殺や犯罪へと走る。
年間の自殺者は3万1000人規模だが、そのうち9000人が依存症による自殺者ではないか、と大崎代表は推定している。
自らもパチンコ依存症だった大崎代表は「ギャンブル脳で汚染されると変革は容易ではない。悲劇を後世に残したくない」という。
金がある人の場合、1日でパチンコで負ける金額にも限度があるので、公営ギャンブルのように一瞬の内に全財産を失うことはない。
あなたのポチっ♪が業界を変える
過日、東京で開かれたパチンコホールを潰すための決起大会では、ギャンブル依存症患者の30代の女性が登場した。
18歳でパチンコを覚え、以来12年間。年間100万円はパチンコに使っている、というからトータルでは1200万円は使っていることになる。
この女性の場合、職業は薬剤師なので比較的収入には余裕がある。貯金はない、というが、小遣いの範囲内でやっている様子なので、悲壮感がなかった。
パチンコするのは仕事帰り。1日頑張った自分へのご褒美として、ついついパチンコ屋に足が向かってしまう。
リーチや大当たりの高揚感を求めてパチンコをする。夢にまで大当たりの画面が出てきて、「脳がパチンコに支配されている」という。
自己嫌悪に陥りながらも止められない。
また、自称パチンコ依存の会社社長もいる。
大学時代にパチンコを覚え、45年が経つ。居酒屋で一杯飲むとパチンコをやりたくなる性格で、海外に長期赴任していたときはパチンコがやりたくて夢にまで出てきた、という。
今もパチンコは止められない。
負けると、「もう止めた」が口癖だが、スカパーのパチンコ番組でリーチアクションを見ているとむずむずしてきて、ついつい足はパチンコ店へ向かう。
ただし、ポリシーはある。
土日祝日と新台入替えの日は絶対に行かない。土日祝日は全体的に釘が締まり、新台入替えの日はほかの台の釘が締まるからだ。
月20万円は負けている、というがこれも小遣いの範囲。
「10回に1回は大勝ちするので止められない」というように小遣いの範囲でパチンコ業界に貢献している。
ギャンブル依存症患者を救うための特定非営利活動法人JAGOの大崎大地代表によると、小遣いの範囲でやっている人はギャンブル依存症前期の潜伏期間にあたるそうだ。
前出の社長は45年もの長期潜伏期間中、ということになる。
小遣いの範囲から使ってはいけない金に手を出すまでに5〜6年を要する。この時を軽度依存症、という。
その後は借金地獄への道に進んでいく。
重度の前期は多重債務者となり、経済破綻を起こし、家庭が崩壊していく。すべての財産を失い、離婚。犠牲になるのは子供たちでもある。
家庭を失うことで心の財産まで失ってしまう。
後期ともなるといかなることも克服することは困難となり、自殺や犯罪へと走る。
年間の自殺者は3万1000人規模だが、そのうち9000人が依存症による自殺者ではないか、と大崎代表は推定している。
自らもパチンコ依存症だった大崎代表は「ギャンブル脳で汚染されると変革は容易ではない。悲劇を後世に残したくない」という。
金がある人の場合、1日でパチンコで負ける金額にも限度があるので、公営ギャンブルのように一瞬の内に全財産を失うことはない。
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