パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫

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ベールを脱いだ封入式パチンコ

2011-01-31 06:02:49 | 営業1号
「秋には封入式の1号機が●●●●●●から登場するらしいよ。聞いていない?」とまことしやかな噂が流れる中、ついに封入式パチンコがベールを脱いだ。

玉は内部循環式なので筐体には当然のことながら下皿は存在しない。

実玉は40個程度が内部を循環する。

上皿部分には液晶タッチパネルが組み込まれ、擬似玉が流れる。玉数は液晶部分に表示される。

ハンドルはユーザーのことを考えて、横方向に可動式となっている。

外観で特筆すべきは上皿の下のスペースにアイパッドほどの液晶が組み込まれていること。

機能としてはテレビ、データ、呼び出し、ムービーが盛り込まれている。呼び出しランプが下へ移動したようなイメージだ。

この液晶が搭載された役割は大きい。

テレビと押しボタンが標準装備されただけではない。機械データは液晶なのでグラフ表示も自由自在。

コーヒーを注文するにもメニューをタッチするだけで種類も細かく選べる。

通常はスクリーンセーバー代わりに、新台情報や店のプロモーションを流したりすることもできる。

封入式の特徴の一つはゴト対策で、隙間がないこと。至る箇所が鉄板で防御され、セルの対策は万全といえる。電波に関しても感知センサーを装備。基盤も交換されると動かなくなるセキュリティーをかけている。

本体以外に魅力的な付加機能も盛りだくさん。友だち同士のチャット機能や店と客のメッセンジャー機能、差別型会員特典機能、ケータイ連動機能、アバター機能などパチンコ機とネット?の融合が進む。まさに未来型パチンコを感じさせる。

肝心の盤面は驚くほどの進化は現段階ではない。釘もちゃんとある。

気になるのは価格。

1台200万円という情報も流れていたが、これでは現実的ではない。中小ホールでも買える40万円を目指している、という。

ゴト対策が完璧で、これだけの機能が盛り込まれて40万円ならホール側にはメリットはあるが、遊技面に関してはそれほどの進化はないのでユーザーがどう感じるか。

封入式によって玉や玉箱が不要になることは、想定済みだったが、ここに来て押しボタンや台間テレビまで不要になる、ということになる。

封入式が普及することによって、補給装置やそれにまつわる付帯設備が不要となり、パチンコ業界の産業構造も大きく変わってくる。

封入パチンコが進化する中で、やがては釘調整も不要になり、かつてあったパチコンのような機械になれば、パチンコ店の労働環境も激変する。

パチンコは大掛かりな装置産業から“設置”産業へと転換していく?

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ホールが新卒採用する理由

2011-01-30 06:08:40 | 営業1号
ホール企業の新卒採用についてのアンケート結果がまとまった。

解答は52人。

まず、アンケートの提案をいただいたきよかさんの関心事は、ホール企業で昇進する場合、大卒と中卒では違いがあるのか、どうか、ということだった。

結果は、約過半数が昇進は実力次第で、学歴は関係ない、と答えている。特にパチンコ業界の場合は、稼働、集客率を上げる、ということが店舗責任者に課せられるわけだが、これこそが実力の世界。

実際、中卒から営業本部長に上り詰め、今は独立してコンサルタントとしてホールの再建に手腕を発揮している人もいる。

ただ、力が同等の場合、大卒か高卒かということになると、高学歴の方を優先したり、低学歴では店長どまり、というケースもある。

昇進には実力主義を取るホール企業が過半数を占める中、大卒の新卒を採用する目的とは何なのか?

トップは将来の幹部候補生の育成のためだった。2位は他社のカラーに染まっていないので、自社のカラーに染めやすい。1位、2位はパチンコ業界に限ったことではない。

パチンコ業界らしさが出たのは新卒を採用していることで会社のPRになる、という解答。事業の拡大のため、というのが意外と低い。さらに定着率がいい、と答えたのはわずかに2人で、裏を返せば新卒の定着率はよくない、ということになる。

定着率があまり芳しくない新卒採用をするメリットをどこに求めているのだろうか?

一番多かったのは、新人社員が与える先輩や上司への刺激だった。組織を活性化するのは水の流れがとまった淀んだ池ではいけない。絶えず、新しい水を入れ替える必要がある。

若い新しい考えが加わることで、新しい発想が生まれる可能性もある。

本題はここからだ。

大卒を受け入れる現場は、最近の新卒者をどのように見ているのか。厳しい競争の中で苦悩する現場の本音が見え隠れする。

厳しい労働環境のP業界では、人と違うものを持っているか?が武器になる(根性論ではない)と思うが、それが解るまで待てなくて、見切りをつけるスピードが速いと感じる。 社会で成功する心構えを身につけるためには、今の学校教育では難しいと感じるが、それを身に付けた人にとってはチャンスは多いと思う。 最終的には己自身だと思う。成功も失敗も紙一重・少しの差。起業を志す気持ちで、飛び込んでほしいと思う。 学生側が知りたい業界の本音が語られる場も少ないのは事実だと思いますね。

店長職(以上)になりたいと強い意志を持って入社してくる人間が極端に減った印象。能力的には年々上がってきているが自らの意思(将来像)が弱い(ない)為自分にとっての壁が越えられない(超えようとしない)その点が一番感じること。

以下、弊社での大卒新人への感想と期待している内容です。 最近の....と言う気はない。真面目で礼儀正しいし、人当たりもいい。 創造力,想像力ある意見をぶつけてきて、一度でも問題点指摘や、反論的な話をすると挫けてしまう。君にはそういった意見をどんどんしてね、と言っても臆病になってしまう新人が何と多いことか。我々も気をつけて、なるほど、でもこういう考え方もあるよねといった対応してるのだが。 大卒新人にも、ホールでの苦労は必要。しかし、目的はホール幹部の育成ではなく、経営継続に繋がる戦略的人材の確保をしたい為である。 上記挫けてという話と、今のホール業務なんて誰でも出来るのでわざわざ大卒の自分がする仕事ではないと早々に見切りつけて辞める新人、会社側の足りなさもあろうが、入社前に説明しておいた仕事にも1年持たない新人が何と多いことか。(3分1がリタイア) 我々が大卒新人に期待するのは、マネジメント・企画・他事業への展開の中枢である。 30までは、インプット期間、経験期間と思っているのだが......ホール期間は投資期間と思っても分からず、説得する間もなく辞める新人。 ただの労働力、人員補填位の感覚で採用しているホールもある。ビジョンなき、戦略なきホールは避けるべし。

最近の新卒者ではなくこの業界自体が体育会系で頭の回転が早ければ(早く見えれば・・・)OKな風潮。頭だけでも体育会系だけでも無理。


とにかく「自分の知っている事しかやらない」ですね。些細な機械トラブルや、人的対応も「教わっていない」事はやりません。 「できない」のではなく「やらない」んです。なのでこちらが接し方、教育手法を変えなければならないと感じています。


ゆとり教育の弊害を感じる。しかし、そもそも中小Pホールに優秀な人材が来ることを期待するのがおかしいかも。

思いのほか、辞めていかない。考え方が甘かったり、打たれ弱い点もあり企業としても考慮して研修しているが意外と残っている。

特に男子は諦めを感じます。これから不採用通知がたっぷり届くはずで、動き、元気さなどをふまえれば「ゆとり・草食」世代といえばはまるかと思います。社内教育にて自社向きの人財へ教育することからはじまり、耐えられない者は脱落して行きます。その中に輝く者もおります。


就職難による安易な選択先とされてる感じが否めない。

確かに仕事に関する温度差は感じる。またこちらが常識と思っていても相手にとっては常識ではないことも多々ある。いい人材はいい教育からしか生まれないというのが私の持論。人材にあった教育を模索し続ける必要がある。

自分で選んだ仕事、という考えが無い。受身が多い。

たまに異星人に見える時があります。普段は素直なのに急に我を張りだし絶対に納得しない・・人格が急変する人が多い様な気がします。

昨年の春入社した(私の所属店舗に配属された)新卒者4名中2名は退職し、1名は長期休業を現在とっております。 弊社は、私の入社した当時(8年前)と比べ、明らかに教育制度も整い、新卒者にとっては働きやすく、過保護ではと思う位、メンターは一生懸命新卒者の面倒見ております。 新卒者も熱心に仕事に取組み真面目という印象です。しかし、ミスや失敗に慣れていないというか?したことがないのか?ミスをしたり、指摘されると極度に落ち込む傾向があるように思えます。日本の教育制度がそうさせたのか?家庭環境がそうさせたのか?わかりませんが、何不自由なく育った結果が現状の新卒者を作り出している様に思えます。

労働そのものに対する意識が低い なかなか学生気分が抜けない 向上心が低い 与えらえた仕事に対して、考えないで、ただやるだけの人が多い あいさつが出来ない等、礼儀に疎い

仕事をしたいのではなく、福利厚生や待遇などをやたらと気にする。この仕事がしたいと言う意欲や覚悟があまり感じられない方達が多い気がします。

親族、友達など周囲の反対の中、それでもホール業界に入って来る新卒者は仕事に対する意識が高い人材が多い。 新卒採用には大きなメリットを感じる。


業界と自分とのギャップを強く感じる傾向が強いと感じています。その分、丁寧かつ納得いくまでケアをしていく必要があり、特に入社時の熱をいかに冷ましてしまわないようにするかどうかがその後を大きく変えています。基本的にはこちら側が常に変化をして柔軟に対応できないのなら新卒者採用は失敗します。あくまでここ7年程教育を担当してきての感想ですが。

不景気のせいもあるのか真面目で堅実な印象。前向きな人間が多いが私生活も大切にするので、割り切った面もある。ちなみに弊社が新卒を採用するのは幹部候補生もあるが女性社員を確保するのに高卒の新卒採用が効果的だから。

まず第一に離職率が非常に高い。こちらも、教育方法や業務配分など時代に合わせて変化を加えているが、それにしても長続きしない。他者との競争・自己能力の向上という点において貪欲さを感じる新卒者をほとんど見かけなくなりました。

受け入れるホール企業の差もあるのか、やる気のない新卒が多い中で、周囲の反対を押し切って来る新卒者の中には、意識の高い人材が多い、というケースは見逃せない。

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パチンコ業界版、尖閣諸島映像流出事件か

2011-01-29 00:15:23 | 営業1号
ネットの世界ではあっという間に広まってしまう。

そう、尖閣諸島の中国漁船衝突映像がネットで流出して、一気に広く一般に知れ渡ったように。

業界的に話題になり始めたのは27日あたりからだ。そして、28日(きのう)一気に業界内に伝播していった。

28日の朝ぐらいから、ようやく話題のユーチューブを見始め、情報収集のために動き始めたのが同日でもある。

訴えられた側も同様だった。

まったくの寝耳に水。28日の時点では社内的には無風状態。上から緘口令が敷かれることもない代わりに、上からその話題を持ち出すこともなかった。社員間では活発な情報収集が行われていた。

「平成15〜16年の話し。当時はオ●ム●メともいわれるバージョンはあった。代行店登録をカットされた恨みでは? しかし、少なくとも代行店登録を外されたのは8年以上も前の話。ナゼ、今頃こんな話が出てくるのか分からない」と関係者も困惑の色を隠せない。

当該メーカーの一次販社の関係者も「本社に電話を入れたら『何も心配いりません』と平静さを保っていた。逆にウチのような一次販社には正確な情報は入ってこない。仮に核心に触れる情報が入ってきても、立場上、何もいえない」と口ごもる。

この記者会見は当然のことながら業界誌には案内は来ていない。業界誌の大切なクライアントを訴える記者会見である。業界誌を呼んでも記事にはしない、と読んだんだろうか?

記者会見の動画は編集された後があり、真意が図りかねない。

損害賠償請求するための記者会見のようだが、その肝心の損害賠償の中身がよく分からない。

時効になるような昔話を持ち出して「不正遊技機の改造に販社が加担していました。それはメーカー主導の下に行っていました。裏ロムの開発費と改造の作業費は、社内稟議に図り、手数料の増額で賄っていた」というような内容を克明に語っている。

メーカーと二人三脚で不正改造に手を染めていて、ここ1〜2年で代理店契約を打ち切られて、めしが食えなくなったから“損害賠償請求”というのなら、まだ話しは分かるが、契約を打ち切られたのはもう8年近く前の話。

訴えた人を知っている業者も真意は測りかねないとしながらも「代理店を切られた腹いせでは」とメーカー関係者と同様の推測をする。

この会見の中で、メーカー以外にも不正機を販売したホールに対しても損害賠償を求める可能性もある、というようなことも表明している。

損害賠償ということは販売代金を支払ってもらっていない? ということになるのかも知れないが、証拠も残っていなそうな話しである。

不正改造事案の手口を販売業者が自ら克明にしゃべっているが、これに対して警察も風営法違反では動くこともできない。

現在設置されている機械ならともかく、話が古すぎて証拠がないため、立件のしようもない。

会見の中で他メーカーの不正機の話しも出ていたが、機種名を挙げられたメーカーもえらい迷惑な話。他社にまで飛び火することはないだろうが、同じ汚れ役をしても、消えた人と生き残った人の愛憎劇を感じる。

問題はこの動画が流出したことで、当事者がどう対応するかに注目が集まっている。

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メーカーは本気で業界を良くした気はあるのか?

2011-01-28 06:16:49 | 営業1号
業界の運命を握っているのは、メーカーであるということはいうまでもない。ホールは機械がなければ営業ができないからだ。

そういう意味でもパチンコ業界はメーカー優位の業界構造がある。

フィーバーが登場して30年近くが経つが、フィーバー以降、フィーバーを上回るような、パチンコファンを増やす革命的な機械が登場していない。

がんじがらめの規制があるとはいえ、液晶がきれいになっただけ。

美麗な液晶画面を飾るのは、超有名なキャラクターからそこそこのキャラクター、さらには過去の人にまでなったキャラクターまで、ありとあらゆるキャラクターパチンコに登場した。

キャラクターも出尽くしたのか、過去の使ったキャラクターがメーカーの垣根を越えて超えて登場したりする。

メーカーの開発といえば、液晶とキャラクター開発のみ。

この30年間、パチンコメーカー本来の機械開発は止まっているように見える。

そんなメーカーに対して、業界トップからも辛らつな意見が聞こえてくる。

「メーカーの機械作りに責任感がない。ファンのニーズに応えた機械がない。メーカーは与えられた基準で、機械を作ればいい。それで自分の会社の機械が売れればいい、という集団。それで業界がどうなろうか考えていないのがメーカーの思考回路。上場したことが業界を悪くした原因。株主に対して売上げを下げることができない。それが無理な販売方法につながっている」

「3個返しが業界を悪くした諸悪の原因。それを求めたホールにも責任はある。客滞率の長い機械がいい機械、と評価され、ベースが低い機械にいかに客を座らせるか。そのために、メーカーは客を惑わせるために音と光と確変の開発に力を入れてきた」

「グレーゾーンの業界なので一般の人は手を出さなかった。だからわれわれのレベルでもやってこれた。メーカーといえどもレベルはそんなに高くはない。日工組の発想にはないソニー、パナソニック製のパチンコ機の出現がしたらパチンコ業界の未来は明るいかも知れない。ある意味、閉鎖的な業界だから未来永劫続くのかもしれないが、オープンになって一般業種が参入してくるとひとたまりもないかも知れない」

「不正機がなくならないのはパチンコ機の複雑怪奇な構造にある。不正できない構造の機械をどうして作れないのか」

そうはいっても機械メーカーに頼らなければいけない。

メーカーはこうした業界の声を聞く耳を持っているのか? それは一部のメーカーでは未だに横行している販売方法をみれば分かる。

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ドラッカー先生に学ぶ その2 「マネジメント三つの役割」

2011-01-27 05:59:05 | パチン・カー
組織の中核的な機関がマネジメントである。マネジメントには、自らの組織をして社会に貢献させるうえで三つの役割がある。

それらは、異質ではあるが同じ様に重要である。

1. 自らの組織に特有の使命を果たす。

2. 仕事を通じて働く人たちを生かす。

3. 自らが社会に与える影響を処理すると共に、社会の問題について貢献する。


【引用:エッセンシャル版マネジメント P9より】

先生は、マネジメントには「三つの役割」がある。そしてこの3つは異なるものであるが、すべて重要である。

どれも疎かにしてはいけないと教えてくれた。

さらにマネジメントは時間という要素を十分に考慮するものでなくてはならない。現在と未来、長期と短期を見ていかねばならないという。

「存続と健全さを犠牲にして、目先の利益を手にすることに価値はない。逆に、壮大な未来を手にしようとして危機を招く事は無責任である。今日では、短期的な経済上の意志決定が、環境や資源に与える長期的な影響にも考慮しなければならない」と先生は語気を強めている。

【次回:「使命(事業)とは何か」へ続く】

【読者の皆様へ質問】
 あなたが働く組織は、「現在」と「未来」をしっかりと見据えていますか?

≪追伸≫

【前回頂戴したコメントに関する御礼】

貴重なご意見を頂戴し、有難うございます。大変参考になりました。

本稿が、社会や組織を皆様が考える「きっかけ」になれば、筆者として幸いです。

つづく

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パチンコ業界が今後も必要とされるためには

2011-01-26 06:04:35 | 営業1号
先日はスキー業界のことを取り上げたが、若者が離れているのはパチンコだけではない。

下の写真を見ても分かるように、すごい。


テレビ、新聞、読書、雑誌、クルマ、酒、旅行、スキー、プロ野球、風俗、ゲーセンなど、これまで話題になったもの以外にも食品関連の若者離れが著しい。

就職難からカネを持っていない。ゲームやネットに集中するあまり、外にも出ないために?色々なことから若者が離れていくのかも知れないが、食生活の変化はそういう問題ではない。

一説には若者が離れているのではなく、単に少子化の影響で若年層の購買数が落ちただけ、という見方もあるほか、この30年間ほどで価値観が大きく変化していることも挙げられている。

では、各業界は若者離れを食い止める努力をしているか、といえば業界を挙げての大きな行動はない。

パチンコは余暇産業である。パチンコがなくても人間は生活できる。世間から必要とされなくなった時が業界が終焉を迎える時である。

パチンコのイメージはギャンブル産業を筆頭に、タバコの臭いや大音響の騒音などマイナスイメージが依然としてつきまとう。

タバコに関して空気環境対策は大幅に改善されたが、騒音とギャンブルイメージからは脱却できていない。

パチンコ業界で働く人は、自分の職業が家族に誇れなければやっていけない。それは、自分自身のモチベーションを上げるためでもある。

パチンコがこれからの時代にも必要とされるためには、何をどうすればいいのかアンケートを実施しましたので、ご協力お願いします。

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スーパーコンビのような機械が業界を復活させる?

2011-01-25 06:13:13 | 営業1号
「機械が高いことも、業界をダメにしたこともメーカー自身は分かっている。それなら業界をよくする機械を作ればいい。スーパーコンビのような機械が出れば業界も変わる」と指摘するのは知る人ぞ知るホール再生の仕事人だ。

ホール出身。異業種で独立したが、再びパチンコ業界に戻ったのが3〜4年前。カネをかけずに数々のホールを立て直してきた。その根底には常に客目線があった。どうすれば客が喜ぶのか?

箱一つで稼働を上げることもある。

ホール時代は数々のアイデアで稼働を上げた。

手形の支払いに困っている時に取った方法が、44台のスーパーコンビの活用だった。当時、1回入れば1万円終了だった。

では、どうやったのか?

ある日ホールの隣にあるうどん屋で店主に問わず語りにこう話し始めた。

「トリプルで1回3万円ならお客さんは喜ぶかな? 明日やってみようと思うんだけど…」

ガラスの裏に紙を張り、その中に、ダブル、トリプルの台を入れるサービスを始める、という相談だった。

少し離れたところに常連がいた。

聞こえないようで、聞こえるように話すのポイントだったことはいうまでもない。

その噂はたちまち口コミで広がり、朝6時から客が並んだ。作戦はものの見事に的中した。

これで終わることはなかった。

再びうどん屋作戦を実行した。

「今度10回、10万円の台を作ろうと思うんだけどどうかな?」

朝からものすごい数の客が並んだ。

夕方になっても朝から1台だけかからない台があった。客にすればこれこそが10万円台、ということになってきた。

打っている客に台を売ってくれ、という客まで出てきた。打っている客にすればこれこそが10万円コースと信じて疑わず、黙々と打ち続けた。

そのうち客からは「嘘だろう」と疑う客も出てきた。

「営業中は見せられないけど、蛍の光が鳴ったら証拠を見せる」と胸を張った。

そして、営業が終了。結局かかることはなかったが、紙には10の数字がちゃんと書かれていた。店内からは思わず歓声が上がった。

「本当に玉が入るのか?」と再び疑い始めたが、入るようで入らない高等な釘の技術を使っていた。

そして、翌日の手形の支払いができた。

この噂が九州に飛び火。1発台のガラガラポン営業が始まった。1回入るとガラガラで終了個数を決めた。

「射幸心を煽る」と警察からの指導が入り、抽選営業は組合で自粛することになるが、やがて一発機も業界から消えることになる。

1回終了で1万円なら今の時代の射幸性からすると優しい。

一発機に匹敵するような単純明快な機械があれば、閉店間際の10時30分でもワンチャンスに賭けてみようという客も出てくるはずだ。

ヒット機種がこのところ出ていない本家本元のメーカーからリバイバルするのがベストだろう。

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ドラッカー先生に学ぶ その1 「組織の役割」 

2011-01-24 05:51:40 | パチン・カー
企業をはじめとするあらゆる組織が社会の機関である。組織が存在するのは組織自体のためではない。自らの機能を果たす事によって、社会、コミュニティ、個人のニーズを満たすためである。組織は目的ではなく手段である。
【引用:エッセンシャル版マネジメント P9より】

ドラッカー先生は、組織=社会の機関と定義している。そしてその目的は「社会」「コミュニティ」「個人」のニーズを満たす事だと教えてくれた。

しかし現存する日本の組織、すなわち企業や役所や各種団体の多くは、このことを正しく理解していない。

組織自体のために、存在する組織も多い。

官僚の天下りポスト確保のための組織、自らの金儲けだけのために存在する企業…これらは数えきれないぐらい存在する。

実際、これらの企業(組織)を見分ける事は、それ程難しくない。

トップインタビューの記事を読めば直ぐに見分けがつく。トップが売上や利益目標を真っ先に掲げた場合、その企業は、おそらく「組織自体のための組織」である。

また「ニーズを満たす」と言う事を正しく理解していない企業も多い。そしてこれらの企業はニーズの範囲を狭窄にしか捉えていない。

すなわち、個人のニーズだけを満たせば良いと考えている。だから多くの企業は過ちを犯す。

例えば、消費者のニーズが、「安くて高品質の商品」だったとする。これらの商品を消費者に提供する事は間違いではない。しかしこれらの商品を製造するために、発展途上国の子供を酷使したとしたらどうだろう。

もはやその商品は、「消費者(個人)」のニーズは、満たすモノであるとしても、「コミュニティ」「社会」のニーズは満たしていないモノとなる。

先生のいうニーズの範囲を咀嚼すると、「社会」and「コミュニティ」and「個人」である。

すなわち、これら3つのニーズを同時に満たせと言っているのだ。

決して「社会」or「コミュニティ」or「個人」ではない。

我々、組織で働く者は、その事を肝に銘じる必要がある。

【パチンコ業界で働く皆様へ質問】

≪質問1≫
あなたが働く組織(企業)は、「組織のための組織」ではありませんか?

≪質問2≫
あなたが働く組織(企業)は、「社会・コミュニティ・個人」のニーズを同時に満たしていますか?

つづく

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地方で4円新規オープンは無理?

2011-01-23 06:02:38 | 営業1号
あるコンサルタントが担当しているホールは、西日本にある。アーケード街立地で、店の近くには激辛つけ麺の火付け役となった店がある。

駐車場もない老舗ホールは、近郊にオープンした駐車場付きのホールに客を奪われ、青息吐息の状態で営業していた。そこへコンサルが入って1パチを始めてから完全に息を吹き返した。

この店舗から歩いて2〜3分の場所に、昨年11月、競合店が加わった。

一度は閉めていた店舗を賃貸でグランドオープンした。駐車場がないのは同じハンディーだ。

グランドオープンに際し、新台も大量導入した。設備機器も最新のものに入れ替えた。

真新しくなった競合店に客を奪われることになる。

営業形態は4円だった。新台を大量導入して、設備も最新機器に入れ替えたわけだから、1円では採算が合わない。

店長は焦りを感じていたが、コンサルの指示は「一切動くな」。

この時期に4円でオープンしても先が読めていた。大手でも4円は厳しい状況の中、最後は体力勝負になる。

300台クラスの新店は、1カ月も経たないうちに客数は1桁にまで一気に落ちこんだ。

それで、起死回生策として12月に入ったところで全台1円に切り替えてきた。

再び、お客は競合店に流れることになるが、必ずお客様は戻ってくる確信があった。コンサルの指示は「釘のアケシメもイベントも一切打つな」と再び動かないことだった。

釘は開ければ、必ず閉めなければいけない。

相手は新台を大量に導入している分、機械代の回収を図らなければいけない。ましてや高い賃料も払っている。

稼働状況から売上げを推測して、必要経費や支払いにかかる経費を計算していけば、いくら手元に残るかも予測がつく。

顧問先のホールは家賃も不要で、この1年半新台も買っていない。どちらが営業的に有利かはいうまでもない。

競合店が早くから回収に走ることは目に見えていた。そんなホールと競争をすること自体が無駄である。

地方で4円で新規オープンした店舗がことごとく敗退しているのを目の当たりにしている。

動かないことで相手が自滅するまで待つ作戦だった。

ただ、一つの誤算があった。競合店が1円を始めたとき、新台がたくさんあるので、お客が戻って来るまでに1カ月ほどかかる、と計算していたが、わずか2週間で戻ってきた。

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団塊のジュニア世代のファミリー層を狙うスキー業界に学ぶ

2011-01-22 05:57:22 | 営業1号
余暇産業の市場規模が1996年の90兆円9070億円をピークに年々減少する中で、2010年は69兆5520億円と前年より4.3%減少し、89年以来の70兆円割れとなった。

社会の変化が余暇市場にも色濃く反映されている。パチンコを含め、かつては隆盛を極めたレジャーが斜陽産業へ転じている。

その典型例がスキーだ。

87年11月に公開された映画「私をスキーに連れてって」をきっかけにスキーブームが訪れ、93年のアルペンCMソングになった広瀬香美の「ロマンスの神様」〜95年の「ゲレンデがとけるほど恋したい」の頃までスキー場はリフト乗り場がラッシュアワー並みに混むほど賑わっていた。

ところが、スキー人口は93年の1860万人をピークに90年代後半から減少に転じ、08年で690万人にまで激減している。

救世主はスノボーだった。若者がファッションからスノボーを始めるようになるが、ブームはそんなに長くは続かなかった。

ケータイやインターネットに要する時間とおカネが嵩み、他の趣味におカネが回らなくなったことが原因、ともいわれている。

かつてはスキー修学旅行があった。95年度で近畿の公立高校の72%の修学旅行がスキー合宿だったが、寒いのを我慢するのが嫌い、リフト待ちが嫌い、スキー靴はギブス、そもそもスキー漬けを嫌がるようになり、08年で30%まで低下している。

それ以上に、深刻な事態が雪国の子供たちがスキーをやらなくなっていることだ。

スキー人口の減少で、スキー場は経営難が続き、閉鎖あるいは休業中のスキー場が70カ所近くある。

スキー人口が減少すれば、ウィンタースポーツ用品市場にもモロに影響が出る。90年代前半のピーク時に比べれば、半減している。

歯止めがかからないスキー離れに、スキー業界のトップ企業が腰を上げた。以前はライバル関係にあったプリンスと東急が手を組んだ。互いのスキー場で使える共通リフト券を発行したり、パンフレットの共同化を図った。

で、業界トップ企業がターゲットにしているのが、団塊の世代ジュニアのファミリー層だ。彼らは「私をスキーに連れてって」世代でスキーの実体験がある。彼らに子供を連れてスキー場に戻ってきてもらう作戦に出た。

そのために子供用のゲレンデを新たに整備したり、子供用レンタル用品やレストランの子供用メニューを増やした。

さらに、小学生以下の子供はリフトも無料、通常4500円かかるスキーレッスンも無料にした。

子供の頃からスキーに慣れ親しめる環境をスキー場側が提供することから始めたのである。

そうした企業努力はじわじわと実を結んでいる。子供の来場者が増えている。

大人になってもスキーを続けてくれたら万々歳だ。

老若男女、誰でも楽しむことができるスキーだが、ネックはカネと時間がかかること。カネがかかることではパチンコも引けを取らないが、スキー業界のように将来のファンを育てることを業界自ら行わなければならない。

昔はお父さんの膝の上でパチンコを体験することもできたが、18歳以上にならないとホールにすら入れないパチンコ業界のハードルは高い。

現在、パチンコをちょこちょこ打っている現役大学生に、どうやればパチンコに興味を持つようになれるか聞いてみた。

「パチンコ未体験でパチンコ嫌いの若者がホールやメーカーのテレビコマーシャルを見たところで、自ら足を運んでホールへ行く可能性はほとんどないですね。パチンコ嫌いの層はギャンブル=おカネがなくなる、というイメージが根強いので、パチンコ嫌いの未経験者をホールへ呼び込むことは難しいですね」

以前に比べれば、1パチや5スロの台頭で、初心者にはハードルが随分低くなっているが、パチンコ未体験者からすると1パチや5スロの意味すら分からない。

一方、パチンコをしたことはないが、パチンコに対して負のイメージを抱いていない若者は「メーカーのタイアップ機のCMで好きなキャラクターが使われていれば、食いつく可能性はある。ホールのティッシュ配りで来店する可能性はあるかも知れないがパーセンテージは極めて低いです」

では、未経験者がホールへ足を運ぶにはどうすればいいのか?

単純なことだ。

「同行してくれる経験者の存在が絶対に必要不可欠となってきます」という。これまではカネがかかり過ぎたので、パチンコへ誘ったり、誘われたりすることがめっきり減っていた。

スキー場がファミリー層をターゲットにしていることと一緒だ。まったくの初心者には誰かに連れてきてもらうことが、はじめることの最大のきっかけになる。

たとえ、「パチンコ嫌いの未経験」でも、「同行してくれる経験者」がいれば、ホールに足を運ぶきっかけになる。

つまり、パチンコの面白さを伝えられる「同行者」をいかに作り上げるかがポイントになってくる。

学生であればサークル仲間、年配者であれば敬老会などの横のつながりを活用することだ。

一度ホールに足を運んで1円、5スロから始めて、それで続けられるかどうかは、本人の判断となる。

それで面白いと思えば、また新たにパチンコをやったことのない友達を誘うことにもつながる。

スキー場は将来のファンを育てるために、子供には無料サービスを実施しているが、パチンコ業界ではそれができない。

初心者にいかに負ける金額を低く抑えることができるかが、ポイントになってくる。

その場合の必要条件は1時間2000円で遊べること。

予算内で初当たりを体験して遊べれば、パチンコの面白さも理解できる。

1000円が5分や15分で消えるようでは新たなファンは育たない。

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コメントのお礼に代えて、就職課職員より

2011-01-21 05:52:59 | 名無し
今回、寄稿した就職課職員です。

このたびは多くのコメントをお寄せ頂きました事を心から御礼申し上げます。

職員一同全文を拝読しました。全てとても参考になるご意見でした。

寄稿が掲載された後で、元店長さんに連絡を入れました。その時話した本音は「戸惑い」というものでした。

理由はコメントを拝読して、私どもが想像していた以上に、ホール企業の考え方の違いを感じたからです。

ホール企業への就職を検討していた学生が、元店長さんと会うというので、これはいい機会だと思いお会いしました。

その第一の理由は、この1〜2年で急増している学生のホール業界への熱い視線です。業界大手のマルハンさん、ダイナムさんなど多くの企業へ注目が集まっています。

就職課の私もそうですが、パチンコ業界の負の遺産を全て知りません。特に22才前後の年齢だと、今のパチンコ業界の事しか見えないのが現状です。

それに対して、親御さんたちは「送金問題」をはじめ、「在日産業」「脱税」「パチンコ依存者」などという負の遺産のイメージを多く持っています。

ここに親子間(世代間)のギャップがあります。

それに対して学生の多くは、大手ホール企業なら間違いないという意識があります。

ホール業界に限りません。就職先を選択する時、まず、大手企業に目が向き、それがダメなら段々会社規模を下げていく傾向があります。

ホール業界に限定して書くと、マルハンさんなら大丈夫だという、先入観から入る事がほとんどだと感じています。ダイナムさんやガイアさんにも同様の先入観があります。

学生には企業選択の場合の注意点を指導しますが、この会社規模からくる先入観は、固定概念化されていて、なかなか変えられないのが現状です。

地方にIターン就職する学生は、地元では大手の企業を選びます。それは、安定を求め地元では聞こえが良いからということが根底にあります。

大手イコール「将来性」「安定性」のイメージが強いのです。

安定志向が強いのは重々承知していますが、ホール企業の場合、一般の業種とは違うと感じているのです。

それは卒業生が入社した後の本音で分かります。

大手ホールの場合、同期入社が大勢います。離職を考える前に、同じ境遇の仲間がいるため、お互い励まし合える環境にある様です。

また、配属された職場にも、大学の先輩がいる事もプラスに働いています。
これは大手だからあるプラス側面です。

しかし、これらのプラス側面が充分に発揮できないホール企業もあると感じていました。

それが一部のコメントの中に「やはりそうなのか」と思う内容があります。

今回の寄稿を通じて改めて感じたことは、ホール企業の新卒採用後のフォローには、各社の方針の差が大きいということです。

例えば、小売業などと比べると、差の幅が大きいと思うのです。

これを前回の寄稿で温度差と書きました。

コメントでもそのことが読み取れます。

学生が入社後不安を感じることが増える傾向にあります。これは当然だと思うのは甘えでしょうか?

ある大手ホールに就職した卒業生から聞いた話を紹介致します。

店舗に配属されてから業務内容や人間関係に不安を感じたときに、上司に相談をしたそうです。

店長は35才。

その店長からは基本的に「頑張れ」程度のアドバイスしかなく、解決策がなかった様です。

そうなれば、相談した側は必然的に、気持ちが落ち込んでいきます。
結果、会社や職場や業務に不満を抱くようになり、離職しました。

同様のケースは、ホール業に限らないのは承知しておりますが、その割合は、他の産業とくらべて多い、と感じいます。

私が寄稿をした理由は、ホール業界に学生の熱い視線が送られているからこそ、これから先のことについてお願いをさせて頂きました。

コメントの中に「使えないなら切る」とありましたが、それだけ厳しい業界なのでしょう。

その点に不安を覚える新卒者もいることは否めません。

就職の相談を受ける側の人間として思うのは、これから数年間は、新卒者のホール業界志向が高くなると思います。

それは就職先の幅が拡がることなので、私どもは歓迎しています。

だからこそ、学生側の立場でお話しをさせていただきました。

また、寄稿させて頂きます。

今後もご指導のほど宜しくお願いします。

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かつてはこんなホールも新卒採用

2011-01-20 06:45:27 | 営業1号
パチンコ業界へ就職する場合、十二分に企業研究する必要があることはいうまでもない。

今から10年近く前の話なので、こんなホール企業が新卒を採用していることはない、と思うが後学のためにあえて書いておこう。

当時店舗数は30店舗ほどあったホール企業で、時流に乗って大卒の新卒採用を初めて行った。

採用したのは35名だった。

出入り業者とそのホールの部長とで1年後に何人残っているか賭けをした。

ナゼ、そんな賭けをしたかというと、業者の間でも評判がすこぶる悪いホールだったからだ。

例えば、新店工事などは突貫で進めるため、養生をしっかり行う時間がない。完成した建物の壁にはクラックが入りやすい。そうすると当然値引き対象となる。

で、その賭けだが1年後などという悠長なものではなかった。半年で現場に配属された33人が全員辞めた。

理由は上司のいじめだった。

本社勤務が2人いたが、彼らもやがては胃潰瘍などで退職することになる。

新卒を幹部候補生として育てる気はあったようだ。それで、初めての採用で給料を高めに設定していた。それで割を食ったのが部長や課長。トータルでの人件費を抑えるために、部長や課長などの役職者を降格させた。

そりゃ、上司も新卒者をいじめたくなる、というもの。

「うちもやっと大卒を取れるようになった」と社長は自慢していたが、社風的に人が長続きできる会社ではない。

ちなみに、新卒採用はその1回こっきりで終わった。

その後、このホールがどうなったか?

基本的に人が育つような環境ではないので、この厳しい競争時代に立ち遅れ、どんどん店を手放す羽目になり、会社自体が存在しない。

ホール企業を選択する場合、規模ではなく、やはりトップがどういう考えを持っているのか、そこを十分見極める必要がある。

それが失敗しない企業選びになる。

さすがにこの時代、こういうホールが新卒採用をしていることはない、と思う。かつては、こんなホールでも新卒採用していた、という程度に聞き流して欲しい。

学生や就職課の関係者が一番知りたいことは、選択するホール企業の本当の評価だと思う。

何年も採用しているホール企業であれば、ある程度のことは分かるが、初めて新卒採用するホール企業となると会社案内や年商、店舗数からは真価が読み取れない。

関西のホールであれば、パチンコ日報に寄稿してくれている数珠さんが、その辺りには詳しい。

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就職課職員からのお願い 下

2011-01-19 06:25:48 | 名無し
本来、学生がホール企業へ就職する場合、パチンコ業界を研究する意味でもアルバイトを体験して内情を学んでおくべきだと思います。

しかし、ホール企業を第一希望としていない現状がほとんどですから、アルバイトをしている様子もありません。

新卒者の離職率が高いホール企業は、新卒者と企業側の温度差をなくす工夫ができないものでしょうか?

ホール企業の中には、学生を採用できるだけ採用して、ふるいにかけるかの様な教育をしているところもあります。

その一方で、ホール企業の規模に関係なく新卒者を大切にして頂ける会社もあります。

学生の就職後を見ていると、そんな様子が見えてくるものです。

学生が「新卒」という処女をホール企業へ捧げるということは、他の産業へ就職する時よりも、大きな意味があるのです。

それだけ学生には、ホール企業へ就職する覚悟が必要で、同時にホール企業はこの点を再認識して頂きたいと思います。

学生の中には内向的な性格な者もいます。内向的でも真面目な者も多くいます。

そんな不器用な学生を採用した場合、その者の個性を伸ばしてあげて欲しいのです。

採用側と採用される側の温度差が大きいのがホール業界だと感じています。

温度差を埋めるために努力しているホール企業があります。

そのホール企業は多角経営をしていて、パチンコ以外の分野では新卒を採用しているのに、パチンコ店は新卒採用を行っていません。

ホール業務の正社員採用は、「契約社員」「派遣社員」「アルバイト」を3年以上経験して、就業成績優秀な者だけを採用しています。

これは、採用される側と採用する側の温度差を企業が認識している証拠でしょう。

パチンコ日報は、就活中の学生も多く読んでいる様です。パチンコ業界を知る貴重な情報源だと話す学生もいます。

そんな読者のためにもホール企業は、学生との温度差をなくす努力をして欲しいと思います。



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ホール企業における新卒採用アンケート

2011-01-18 22:53:56 | 営業1号
コメントの中にきよかさんから次のリクエストがあった。

次のアンケートをとって欲しい。

ホール企業への質問

あなたの会社では、大学でも中卒でも関係なしに昇進できますか?その場合、昇進は青天井ですか?
特に大手ホールはどうですか?
どうして新卒者を採用するのですか?
新卒者を採用するメリットとは?
最近の新卒者をどう思いますか?


で、改めてホール企業における新卒採用についてアンケートを実施しましたので、ホール関係者の皆さんにご協力お願いします。
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就職課職員からのお願い 上

2011-01-18 05:59:22 | 名無し
私は、ある大学の就職課の職員です。

元店長さんのエントリーにある様に、元店長さんとお会いして、ホール業界について話しを聞くことができました。

その時、パチンコ日報への寄稿を依頼されたので、今回のエントリーとなりました。

わたしの大学ではここ数年、ホール企業さんに学生を引き受けて頂いています。

今回の不況で、学生の就職率が低下しています。

40〜60社にエントリーしても、内定を得られない学生が続出している状況です。

これは、東京6大学レベルでも同じ傾向にあります。

こんな状況ですから、次年の就職のために意図的に留年をする学生も現れたり、大学によっては、留年を認めるケースも出てきています。

大学進学率は約50%です。

今は誰でも大学へ行ける時代です。

昔は、大学の新卒者がホール企業へ入社することは特別視されていました。

しかし、大卒者が50%ともなれば人気大手企業は、一流大学の学生に的を絞ります。

長引く不況にリーマンショックのWパンチで新卒採用の門が閉ざされています。こうした状況から学生たちの一部は、ホール業界に目を向けだしています。

本音で書くと、ホール業界を第一希望とする学生は極わずかです。

しかし、背に腹は代えられない状況にある学生は、ホール業界に熱い視線を向けているのです。

就職課の一員として、私はパチンコ業界を知るために、パチンコ日報や元店長さんのブログを拝読するようになりました。

パチンコ日報にも書いてありましたが、新卒者が1年後に1人も残らないホールの話題がありました。

それは私共も感じるところがあります。

うちの大学からホール企業へ就職しても、3年以内に退職をしてしまう者が半数以上に登ります。

退職理由を調査すると、雇用側と採用される側の温度差が大きいことが分かります。

学生がホール企業を第一希望にしていない場合、ホールでの仕事内容と自分の理想が咬み合わないケースがあります。

また、ホールの規模によっては、昇進のポストが足りないため、学生が将来を展望できないケースもあります。

つまりホール企業へ入社しても、自分のモチベーションを上げる事ができないでいる者もいるのです。

多くのホール企業は、その様な学生を望んでいない様に思えます。

大量採用した新卒者をふるいにかける様なケースもあると聞き及びます。

だからパチンコ日報に書かれていた様に、新卒者が1人も残らないケースも出てくるのでしょう。

先日、ホール企業のことがテレビで放映されていました。

番組内容の一部に「どうしてGOサインを出したのか?」と疑問を感じるシーンがありました。

業界の人は何も感じないのかも知れませんが、われわれの眼からは奇異に映ったことは事実です。あのシーンを見て色々考えさせられました。

つづく

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