2009年3月 - パチンコ日報

不正ランキング操作ではありません

2009-03-31 09:19:08 | 営業１号

事前にお断りを。

今週からブログのデザインを一新したところ、コメントのところをクリックすると人気ランキングへ飛んでしまい、今朝の時点で初のベスト１０入りを果たしております。

不正なランキング操作というご指摘もありますが、これは作為的にやったものではなく、レイアウトを変更したところ、偶然の副産物です。

コメントのところの数字の方をクリックすると本来のコメントの内容に飛びますので、これからは数字の欄をクリックしてください。

さて、本題。

清掃工場跡地にオープンしたホールが、住民から建築現場から出た残土を不法投棄している、として地検へ刑事告発され、地検は残土の運搬を請け負った建設会社などを産業廃棄物処理法違反に容疑に基づき指導した。

住民側は指導だけでは不服とする一方で、ホール側は「適正に処理している。ライバル店による出店妨害だ。すでに自主調査をして行政にも報告している」と反論している。

大手企業の工場閉鎖などに伴い、これから信じられないような広大なパチンコ用地がゴロゴロ出てくる。

工場の跡地の場合、土壌が汚染されている可能性が高いため、場合によっては土を入れ替える必要もある。

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部材発注は命取り

2009-03-30 11:18:47 | 営業１号

機械メーカーで部材の発注数は会社の存亡にも影響を及ぼすことがある。

例えば、スロット市場。

5号機時代も1年半以上が経過。最近は使える機械も出てきて下げ止まり感はあるというものの、市場規模はピーク時の190万台から100万台を切りそうな勢いだ。設置台数は135万台だが、稼働状況を見ると70～80万台規模というのが実情か？

スロット市場規模は縮小傾向にある中で、スロットメーカーの数はパチンコに比べて依然として飽和状態が続いている。

昨年発売されたスロットは全部で90機種あまり。機械の平均寿命は約2カ月。機械代の元が取れる機種は10機種ある中でわずかに2機種あまり。8割が元も取れずに外されていく。

こういう熾烈な競争の中で弱小メーカーは、遊技機の性能で勝負するしかないのだが、加えて製造原価も落とし、値段競争にも対抗しなければならない。

製造原価を落とすためには、部材発注も売れる確証がなくとも大量に発注しなければならないケースも出てくる。

弱小メーカーの機械は1機種あたり、よく売れて500台前。これが500台の部材と1万台の部材発注では雲泥の差になる。

一つの採算ラインは3000台といわれている。
3機種コンスタントに3000台ずつ売れば1万台も夢ではないが、現実はそんなに甘くはない。

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WTCの2次破綻に寄せて

2009-03-27 09:26:40 | 営業１号

大阪ワールドトレードセンタービルディング（通称：ＷＴＣ)が２次破綻した。負債総額は643億円。

26日、大阪地裁へ会社更生法の適用を申請し、同日保全管理命令を受けた。

WTCにATC。

大阪市は双子の赤字箱モノを抱えている。

ATCの開業に併せて、パチンコ業界も目を付けていた時期があった。ATC内にパチンコが出店できないのであれば、船にパチンコホールを作ってしまうという計画がそれだった。

政治家を使って港湾局と交渉していた。結局、計画は流れてしまった。

バブル末期に計画された箱モノ行政は、バブル崩壊とともに計画のずさんさを露呈する。オープン当初こそ物珍しさから人は集まったが、交通の便の悪さに人足は途絶え、テナントは次々に撤退。ATCは廃墟と化した。

監視カメラメーカーの社長が経営していたヨーロッパ家具の店が、ATCの1フロアを占拠していたほど。

テナントがもぬけの殻になるよりも、破格に安い賃料でもいいからテナントに入ってもらいとい、という苦渋の選択だった。

西日本一の高層ビルを競ったWTCも同じ状況だった。

ベンチャー企業に破格の値段で事務所を提供していたので、知り合いが高層階に事務所を借りていた。小さく間仕切りされた部屋だった。ここでパーティーが開かれた。淡路島に沈む夕日は絶景だった。

現在、WTCの３階に小さなスロ専が営業していることは意外と知られていない。

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ホール用地争奪戦

2009-03-26 09:46:40 | 営業１号

某県某市。人口27万人。大都市圏のベッドタウンとして発展。JR、私鉄(2)が市を貫き、交通の便はいい。

ところが、ここ1～2年で大企業の工場の撤退・移転が相次ぎ、市内には広大な空き地が３カ所も出てしまった。法人税収入が見込めなくなり市としては財政難に陥ることが懸念されているが、捨てる神あらば拾う神あり。

この広大な空き地を巡ってホール企業の争奪戦が始まっている。

現在、同市にホールは２６店舗。

うち、７００台以上のホールは３店舗。一番の大型店で１０００台強。

１０００台クラスの大型店舗を建てるには十分なスペースだ。宅地化の話も持ち上がっているが、工場の跡地なので土壌汚染の問題があり、宅地では売れない。

土壌汚染は土を入れ替えることでカバーできるし、実際、工場の跡地を土壌改良でホールを建てたケースもある。

銀行がバックにつかなくとも出店できるホールはあるようだ。

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二審でもホールが勝つ

2009-03-25 09:50:08 | 営業１号

金融機関がいま一番心配しているのがパチンコ店のコンプライアンスの問題だ。

風営法が改正されて1店舗の不祥事が全店舗の営業許可取り消しにつながるからだ。金融機関から見ればこれほど脆弱な業種もない。よほど情報開示をしているホールでなければ、怖くて金が貸せない。

そのような状況で、従業員が不正基盤取り付けに関与した場合、ホールの監督責任が問われ、営業停止処分を受けるかどうかで注目されている裁判で、二審判決もホール側の訴えが認められ、広島高裁は島根県公安委員会の営業停止処分を棄却した。

不正改造は閉店後の深夜に行われたもので、風営法の不正改造違反ではなく、ホールはゴト被害者であることが認めらた。

警察のやることがすべて正しいわけではない。

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ETCとプリペイドカード

2009-03-24 08:58:28 | 営業１号

地方の高速道路が1000円で乗り放題。一足早く始まった明石海峡大橋のパーキングエリアはGWや正月の帰省ラッシュ並の混雑に、売店はうれしい悲鳴を上げている。

ただし、この恩恵に与るのはETCの搭載車のみ。

ETC普及率は決して芳しいものではなかった。社用車は別として、サンデードラーバーで高速道路なんか利用しない人にとっては無用のシロモノ。

そこでETCの普及に弾みをつけるために打ち出した方策が、高速道路の1000円乗り放題プラン、というニンジン。

普通車、軽自動車、土日、2年間の限定はあるものの、ETC購入に補助まで出るとなれば、めったに高速道路を使わないサンデードライバーまで飛びつくというもの。今やETCは完全に品薄状態。

この図式、構図は何かとそっくり。

そう、警察庁の肝いりでスタートしたプリペイドカード。

当初はユニットのみで、ほとんど普及しなかったが、連チャン性をCR機に認めたことから、カードに断固反対していたホールにまで爆発的に導入が進んだ。

その後のプリペイドカードがどういう運命をたどったかをおさらいすれば、ETCの行く末も占えるというもの。

天下り先という面は同じ。

プリペイドカードでは大量の偽造品が出て、カード会社は大損害を被った。

この1000円乗り放題も、結局は赤字分の5000億円は税金からの補てんであって、つけは国民に回ってくる。

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復活の日まで吉田拓郎

2009-03-23 09:29:21 | 営業１号

深夜２時。何もない部屋。毛布１枚で震えていると、沖縄の泡盛を持ってきた。
そして、ギターを弾きはじめた。

♪僕の髪が肩まで伸びて、きみと同じになったら、約束どおり町の教会で結婚しよう…♪

「これ一緒に仕事を始めた奴が好きだったんだよね。病気で若くして死んじゃったけど」

ここは元社長の事務所兼自宅の一室。

会社は倒産してこの事務所兼自宅も抵当に入ってしまった。

従って家財道具は何もないもぬけの殻状態の部屋。もちろんエアコンもない。

スロット販社で業績を上げた時代もあった。その勢いでホールオーナーから借金してスロットメーカーを買収したものの借金だけが残り、あえなく倒産。財産はすべて抑えられ、長年連れ添ってきた奥さんとも離婚。

すべてを失った。

東京～大阪1万円。これに缶ビールが付くぷらっとこだまで東京へ行くぐらいだから、ホテルへ泊まる金もない。仕事でパートナーを組んでいた元社長の事務所兼自宅へ押しかけてホテル代を浮かしたのはいいが、寒い冬に毛布一枚。

そして、元社長は何かをふっきるかのように、深夜何もない部屋で弾き語りで吉田拓郎を歌い続けた。

スロットで儲け、スロットで失敗。再びスロットによる敗者復活戦はあるのか？

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従業員昇進基準　

2009-03-19 08:57:56 | 元店長

いまは受けていない仕事をある事情から引き受けた。

それは従業員の昇進テストや昇進基準のマニュアルを作成して欲しいとの依頼だった。実際、私が作成するのではなくて、手伝いをするだけだ。

まず、先方の担当者に会った。

ホール側としては、この不況に乗じて優秀な人材を確保したいとの思惑があった。それで新卒採用に乗り出したのだが、学生から社内昇進の基準の説明を求められ、答えに窮してしまったらしい。

どの業界でもそうだが、中小企業や同族経営だと、昇進基準は曖昧になる。在職年数や上司のウケで昇進が決まることも珍しくない。

会社の規模が大きくなるにつれて、その曖昧さが従業員のやる気を失い、優秀な人材確保に支障が出てくる。

しかし、それが悪いとはいわない。

曖昧な場合でも充分機能していることが多い。でも、公平な基準があるに越したことはない。

今回の依頼は不都合な部分が表面化してきたため、他の会社ではどの様なシステムなのか知りたかったようだ。事業規模拡大を視野に入れての問い合わせだった。

会社が大きく成ればなるほど、その昇進システムは固まっている。

業種によって昇進はおのずと違ってくるが、同業でも異なってくる。つまり、その会社や組織に合うやり方があるので、他社のシステムをそのまま持ち込んでも上手くいかないこともある。

だから、自社基準で作成するのが一番だ。

販売業で営業成績優秀な営業マンが、営業課長～支店長と昇進して、営業本部長になるかといえば、そうではないケースもある。

営業マンは一匹狼的な職種（自動車セールス等）がある一方、集団営業（メーカーの素材営業等）などがあるからだ。

同じ営業職でも基準が違う。

また営業職の場合、自ら昇進を断るケースもある。自分が人の上に立ち、部下を指導するのが苦手な場合などがそれ。

パチンコ業界の昇進システムは、大手チェーンならば明確な基準が示されている場合が多く、中小ホールのオーナーは、その内容が気になっている。

今は経営コンサルから、そのあたりのノウハウは簡単に得ることができる。

だから最近は私のところに、この手の話を持ち込まれるケースはほとんどなかったのだが、経営コンサルの話だけでは納得できないので話しが舞い込んだ。

昇進システムを簡単に話すと、「昇進試験」「経験」「習得技術レベル」「上司判断」などがある。

ここで忘れてはならないのは「人望・人格」だ。

私はこのブログで何回も、この業界は「店長産業だ」と書いてきた。

店長の「やる気」「能力」「統率力」などが大きく影響するからだ。

マンネリ化した店長の下では、徐々にマンネリ化がスタッフや店舗に波及する。店長が活き活きした態度を示せば、それがスタッフや店舗に伝播する。

店長だけではない。副主任職だって同様だ。

私はパチンコ業の他に、販売、製造業を経験したが、この業界ほど長の付く役職が大切な産業はないと思う。

昇進査定に必要なものの中には、役職階級段階の設定がある。

●一般従業員
１１級（研修中）
１０級
９級
●副班長
８級
●班長
７級
●副主任
６級
●ホール主任
５級
●管理主任
４級
●店舗管理者主任
３級
●店舗管理者店長
２級
●スーパーバイザー
１級

これは一つの例だが、同じ２級でも細分化している所もある。
２級の１号＝店舗運営や申請業務など全ての知識経験がある
２級の２号＝店舗運営ができる
２級の３号＝店舗管理者新米

ホール運営に必要な業務は、細分化すると幾つになるのか?

ホールによってその数は様々。

８級から３級まで、それぞれの仕事を当て嵌めて、評価表を作る。
それぞれのホールの仕事を細分化した内容を当て嵌めて振り分ける。
それに加えて、例えば６級以上は面接考査も加えたりする。

これらを明確にすることで、社員の目標意識が高まる。

優秀な人材ほど、公平な人事考査に敏感である。

了

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自店の弱点を知っていますか？

2009-03-18 08:52:52 | 元店長

世界的に見てもアパレル関連の売り上げの７割は女性客である。

つい先日、ユニクロが２０代の女性客をターゲットに女性専門店の展開を発表した。

今さらと思うだろうが、ユニクロの女性購買比率は４割しかない。底上げの余地は十二分にある戦略だ。

一方のパチンコ業界はどうだろうか？

店長は自店の弱い客層や弱い分野を把握しているだけでなく、どの部分を強化しなければならないか。これをすぐに答えられなければ店長失格である。

ある上場小売業の店舗。
老舗企業のため店舗も古いものから新しいものまで多種多彩。

しかし、連続で赤字計上中のため、古い店舗の大改装まで手がつけられない。

店長たちは弱点と強化点は常に頭で考えているが、理想と予算の狭間で中間管理職は日々苦悩する。集客方法を常に追い求めるのは、管理職の本能だろう。

ホールで稼働や客層を分析する場合、「機種別人数」に加え、「男女別」「年齢別」の項目も付け加えている。

1円、4円の混合営業の場合は、もっと複雑になる。

コンビニのレジ係は商品の金額を入力する以外に、例えば、「男」「５０歳代」と見た目で客層を入力している。

だからコンビニは時間帯別にどの商品がどの年齢層に売れているかが、一発で分る仕組みになっている。

もし競合店が男女、年齢層まで詳しく調査していたら、自店も同様の対処をしないと「ヤラレル！」と思う。

競合店がどこまで調べているかは頭取りに来た時、店長が声をかけて頭取り表を見せてもらえば簡単に分かる。

ユニクロの戦略を見習うように、ホールも自店の弱い分野を明確にしなければ、競合店戦略の網に掛かってしまう。

人口が減ればこれからは、限られたお客さまの奪い合いになる。長引く不況にお客さまの懐にも限りがある。

"二歩先"を行くことを考えるのが重要になってくる。

例えば、火曜日の集客が弱い競合店が、火曜日を強化する戦略を実行していた。それに気づかないで、痛い思いをした店長もいると思う。

一つの例を紹介しよう。

栃木県のホール。
競合店はナシ。

①稼動を上げるのが先か、
②売り上げを上げるのが先か、
③粗利益を上げるのが先か、

これで会議したことがある。

オーナーの意見を尊重しなくてはならないのだが、オーナーの意見がハッキリしない。

というよりも、稼働や粗利が落ちてきている現状では、何から手を付けていいのか分からない、というのが本音だった。

総台数は250台。

稼動を上げる大筋は、客滞を上げたり、お客さまの数を増やすしかない。

ところがこのホールの立地では、集客が存分に見込める場所でもない。

稼動の限界は、２万１千発強。過去のデータからそれ以上は望めない。

この現状でオーナーの希望は「売り上げはいらない。稼動と粗利益が欲しい！」。

都合のよすぎる結果を求めているではないか（笑）。オーナーとはそういうものだ。

卵が先かに鶏が先か・・・という図式にも似ている。

お客さまが来店しないことには、稼動も売り上げも利益も上がらないことは、小学生でも分る。

このホールの場合、自店のウィークポイントの分析が非常に難しい。でも、ここを明確にしないことには、効果的な戦略は練れない。

この店舗の最大の弱点は、お客さまの教育だと感じた。

お客さまに対して教育とは失礼な言い方だが、ホールへの話なのでお許し願いたい。

その地域にパチンコ店はここだけ。来店はするが長時間打たないのだ。
長時間打つ楽しみ方をしないお客さまが多いので、店舗の雰囲気や機種構成から見直して、長時間打つ癖をお客さまに教育をしていくことが最初の１歩だと思った。

話をユニクロに戻す。
ユニクロは自社ブランドの弱点が明確なので、ガールズに狙いを定めた。

加えて990円のジーンズも発売する。
ステッチ糸もカラーにして、おしゃれ感を演出している。
このGパンは100％ヒットする。間違いない（アパレル関係の仕事もしていた小生はヒットすると予測する）。

パチンコ業界にもそんなアイテムがあるはずだ。ユニクロの990円ジーンズに匹敵するもの。

なにも景品を指しているのではない。

自店の弱点を補うモノ。

あるホールの自転車置き場は道路に面している。これだと女性客が入る時に障害になっていると感じた。

ラブホテルの駐車場に、知り合いの車が駐車していて分かるってしまうのと同じ意味合いだ。

自転車が人目に触れず、速やかに入店できることは、女性客にとって重要な項目なのだ。

やり手の店長が最初にすること。

①赴任先の店舗の弱点の洗い出し
②弱点をノートに書き込み
③その項目の解消期限を項目毎に定める
④そして戦略を立てる

この①～④が書かれているノートを毎日見る！

これを実践している店長はほとんどいない。

これは店舗管理者のイロハの「イ」。

今からでも遅くはない。是非、実践して欲しい。

自分の頭の中が覚醒する簡単な方法だ。

了

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止めて正解の出店中止　

2009-03-17 08:54:50 | 元店長

出店計画の中止。景気低迷のこのご時勢だからということではない。元々このチェーンは郊外店運営のノウハウが足らないから、計画中止はむしろ正しい選択である。

運営する８店舗は、全てが駅前型である。１０年前に国道沿いの郊外店を買収し、新規開店して失敗した経験がある。

店はその後閉店。

失敗の原因は、郊外店なのに駅前のノウハウをそのまま持ち込んだから。開店当初、私は関わり合いを持っていなかった。定期的に観察していたが、失敗する見本の様な運営だった。

接客や施設は抜群なのに、玉の出し方は駅前店のやり方をそのまま踏襲していた。１週間で稼動は５０％以下に落ち込んだ。当時、４０玉交換だったが出玉感が通常営業レベルだった。

その後巻き返しを図るのかと興味深く観察していたが売却してしまった。

現状の既存店は、イベント日以外の平常営業日のスタート回数は上下のムラが大きい。店舗（釘師）によって釘の癖がよく分かり、スタートスランプも大きい。
命の右釘が素人でも分るくらい下がっている店舗もある。

こんな具合だから、スタート数に大きな波が出る。
これではお客さまは、釘に不信感を募らせる。TYを削るのもお客にストレスを感じさせる悪法。

それでも、東京の駅前立地に助けられて、稼動は確保されている。雑な釘調整でも大きな問題になっていないのだ。

加えて、強力な競合店もないため、運営は安泰。客もその店が基準となっているため、低割営業に客も気づかない。

今はアイムジャグラーに助けられている。

このチェーン店に買収案件が持ち込まれた。物件は埼玉の郊外店舗。

第一報は親しくしている店長から聞いた。彼には「絶対成功しない」とアドバイスした。

やがて上層部から正式に相談が入る。

「止めたほうが・・・このご時勢だし」と返答した。

それ以上はいう必要はないので控えた。

置かれている店舗環境によって戦略は変わってくる。

「駅前店で競合がホトンドなし」
「駅前店で強い競合あり」
「郊外店街道沿い」
「郊外店過疎地」

あらゆる環境で営業していれば、ノウハウが蓄積されていくのだが、競合店もない駅前の運営しか経験のないチェーン店では、郊外出店は熟慮しなければ痛い目にあう。

大手チェーンでも郊外店では閑古鳥が鳴いている所も多い。ノウハウがあっても難しいご時勢だ。郊外店舗の運営経験がない店長にはストレスも出るだろう。

結果的には、先行きの見えない時期に過剰な投資は諦めた。

私は駅前や田んぼの真ん中の店舗を経験しているが、同じ調整ではなかった。そもそも客層が違う。

田舎ではお客さまを引き付ける項目が多くなければ大きな集客は望めない。

釘調整、台整備、接客、清掃、イベント…どれを取っても、駅前より強化しないとお客さまは納得しない＝差別化ができなかった。

駅前の繁盛店は、イベントを盛り上げることが集客に直接結びつくが、郊外ではそれだけでは不十分なケースもある。

郊外店や競合店舗の多い店舗は、お客さまを育てるにはやんちゃな子供と同じくらい手をかけないといけない。

「子は育てた様に育つ」
「店舗も育てた様に育つ」

お客さまは賢い。

イベントもお客さまの目に見え出玉でそれを体感しないと、郊外店は本当に集客できない。

駅前流では通用しない面が多々ある、ということだ。

そのチェーン店は数年前から、イベントコンサルや経営コンサルと契約している。

経営者としては業務を拡大したいところ。しかし、利益が取れている自社店舗＝優良店がほとんどなわけで、この時期に無理に業務拡大を図る必要はない。

経営コンサルは郊外店の買収を勧めているようだが、堅実な経営を今まで通りして欲しい。

水は流れる。

チャンスは必ずやってくる。

了

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目を覆う優良店の従業員レベル急降下

2009-03-16 09:19:39 | 元店長

総台数７００台を超える大型繁盛店。昔から多くの固定客をつかむ優良店で異変が起こっている。

接客レベルが明らかに急降下しているのだ。原因は新しいスタッフが増加したことによるもの。

今年に入ってから、新顔の従業員が目立ち始めたのだが、そのレベルの格差が大きい。

同じ新人でも、正社員よりも満点で素晴らしい接客ができる人もいれば、お客さまに対する口の聞き方も分からない従業員もいる。

忙しい時間帯でもないのに、前の遊技客が残したゴミを見逃す新人。意図的としか思えない行動に写る。

箱を置きに来てタバコの空箱や空き缶を持ち去らないで放置する。

トイレの便器内（写真）に入れられたゴミは２時間も放置されたまま。この２時間の間には、従業員も使用しているし、チェックも行っている。

この店舗でこんなことはなかったこと。

遊技台周りがこぼれたコーヒーで汚れていたので、新人従業員に清掃を依頼する。

「了解です」とひと言。

おいおい！

床の玉箱を蹴飛ばして、玉が１０発くらい飛び散っても無視。

玉箱を載せる台車を床に落とす！

もっと静かに降ろせ！

ウルサイ！

つい先日まで接客優良店。

事情があるにせよ、一気にここまでレベルが落ちる現実を見ると、従業員教育と普段からの教育体制が整っていないとこうなる、ということを痛感させられた。

一気に退職者が出たりして、従業員の不足を補う時は、レベル低下はある程度は避けられない。

しかし、それを防ぐ方法はいくらでもある。

その方法とはベテラン社員が感覚を研ぎ澄ませることが第一歩。

それと仕方ない状況の場合、新入の胸に大きく「「研修中」」と札を付けておいた方がいい。

失敗しても胸にその名札がついていれば、お客さまも大目にみてくれる。

店長さん。明日は我が店舗かも。今一度、店舗体制を見直してみましょう

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求むスポンサー

2009-03-13 09:06:45 | 営業１号

半径5キロ圏内の人口が60万人。住宅密集地帯で、それでいて強い競合店がない。こんな最高の立地条件はそうそう出てこない。

唯一の欠点があるとすれば総台数は250台。せめて400台は欲しいところだが、近隣を買収すればある程度の台数は確保できる。

この立地条件なら「絶対に流行らせる自信がある」。

今、スポンサー探しに奔走している。

会社更生法で更生手続き中だったホールの新スポンサーが決まり、新会社の名前で再スタートを切った。

捨てる神あらば拾う神あり。

250台と台数は少ないが「絶対に流行らせる」店に投資する人は果たして出てくるのだろうか。

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ホール企業の地位向上を考える

2009-03-12 09:37:58 | 元店長

川上・・・・機械台メーカー

川中・・・・機械台販社

川下・・・・ホール企業

この構図は他の産業でも当て嵌まる。

●自動車
川上・・・・自動車メーカー
川中・・・・自動車ディーラー
川下・・・・エンドユーザー（お客様）

●工業用ミシン糸
川上・・・・ミシン糸メーカー
川中・・・・ミシン糸問屋
川下・・・・縫製工場及びアパレル

流通過程で立場によって微妙に考え方が違うことはよくある。

本音と建前。

川上は「我々が製品を開発して市場に出さなければ、この業界は滅亡する」と自負する。

川中は「川上がいつか我々を飛ばして商売する日が来るかも」と心配する。

川下は「我々が製品を購入しなければ、メーカーも販社（問屋）も生きていけない」と思っている。

パチンコ業界の川下は他業界と違い「川上から商品を販売してもらう」という感覚が強い。

大手チェーンは別として、大半のホールは、特に人気機種ならそう思う傾向が強く、メーカーもそう思わせる販売方法を取っているようだ。

店長と話すとそのことには気がついているが、どうにもならない現状があることが伺える。

１台３０万円もする機械台を一度に１０台購入する。年間１００台入れ替えれば３０００万円。

一般企業で毎年こんな高額でOA機器などを購入すれば、川下は大きな態度でいられるが、パチンコ業界はその逆。

新機種導入日が重なるホールが多いので、メーカーの営業担当は、機械納入に懇切丁寧に対応できない。

これだけ大きな金額の商品を購入する側が、小さくならなければならない理由ない。

だからホール側の意識改革ができればいいが、ホール単位では難しいだろう。

この状況を事務機器販売の人に話をすると目をまるくする。

パチンコ業界で一番立場が弱いのは、川下の弱小店舗。

しかし、それはホールに原因はない（今回の趣旨主文はこれ）。

パチンコ業界も年々店舗数が減少している。

この先の当面の課題は店舗数の減少に歯止めをかけることだろう。

総設置台数ではなく、店舗数で見ると店舗の減少は、パチンコファンの娯楽機会が減少することを意味する。

このままでいいのだろうか？

規制緩和・自由化の流れで店舗の台数制限が解除され、大型化へ拍車がかかった。
この流れは止められない。

では、店舗の減少傾向をどう止めるのか。

人口減少、高齢化、社会負担費増加、機械台高騰・・・・・・

こんな状況を踏まえて、将来のビジョンがまるで見えないのが川下だ。

自動車産業はガソリンの代替として、電気や水素エンジンなどの開発で市販のメドが立っている。

基本的には営業の強いホール、強い地区だけのホールが残るのは明白。

大手優良ホール企業もあれば、三ちゃん的経営のホール企業もある。その差はどんどん広がる。

1円パチンコが流行り、その対抗として２円パチンコが出てきた。私の地元では1.6円パチンコも登場している。

低玉貸営業も本格化してきた。

ただ、低玉貸が将来的にホールの救世主になる保証はどこにもない。低玉貸営業の歴史は始まったばかりだ。

今はまだ生き残るために暗中模索の状況で営業方法を探している。

体力のあるホールは別として、体力のないホールほど、この先の展望を語れない。

ホール経営者は供給された機械を活かして稼ぐことが本業。

この状況で自店の１０年後、２０年後の未来像を社員に語れる社長は何人いるだろうか？

語るとは、社員が納得してついて来るという意味だ。

ホールがこれからやらなければならないことは、ただ一つ。

「ホールの地位向上」のための計画作成と実行。

中小経営者からすれば、この先のホール経営を明るくするには、ホールの地位向上が不可欠だ。

しかし、現状ではどうにもならない現実も横たわる。
風営法と組合に縛られているので、限られた範囲で努力するしかない。

新台の種類が少なかった時代は、ホールは機械を育成する余裕があった。お客の顔を見ながら釘を調整していた。

機械の育成こそが集客の一番大きなノウハウだった。

今はそれが時代遅れ？？？

現在の一番の集客ツールは新台導入だ。

1円と４円の混合営業や競合店が多い地区では、話題の新台を投入してお客をつなぎとめる営業が常態化している。

コンサルタントもそれを推奨する。

１円４円の混合営業の場合、話題性を４円に集約させる戦略が必要だから余計新台入れ替えを強調する。

メーカーには怒られる言い方だが、これは完全にホールがメーカーに踊らされている。

それでも踊らなければならないホール。新台で利益が上がるケースが多いからだ。

ホールはそれに甘んじていていいのか？という疑問も出ない現状がここにある。

現状のレールが当たり前で、他にレールがあるか探さないでいる現実がある。

もっとホールが強くならなければならない。

大手ホールではなく、中小ホールが強くなる時代が来た時が、この業界の安定化が図れる時だ。

では、その方法は？

ある合繊メーカーは、川下育成に力をいれる。国内にある大手合繊メーカーは数社。有名どころは「東レ」や「帝人」。

原料を加工メーカーに卸して、布地や糸に加工する。

商品展開する場合は、エンドユーザーへ販売するまで商社を含め川上から川下まで団結して戦略を練る。

川上から川下まで一致団結からどの段階でもWinWin。別な言い方をすれば、痛みを別ち合う。

自動車の場合、メーカーは販売店に対して販売奨励金を出し販売の援護射撃を行う。

パチンコ業界にもこんなことが将来起きると予測する。

販売奨励金や値引きという意味ではなく、ホール組合の行動次第ではパチンコ業界の将来は大きく明るくなる。

組合で繁盛店を手本に弱小店舗育成プログラムの一つとして、支援する方法を模索して、他の団体に働きかける。

そうしないと業界の裾野は広がらない。

人口減などの要因で、この先、業界は間違いなく苦しむ。店舗も１万２000軒を割った。今から行動を起こす必要がある。

メーカーが弱小ホールの支援策方法の確立もその一つ。
例えば、抱き合わせ販売が表面化したのだから、この先不人気台の在庫問題が出る可能性が高い。

その余剰を弱小店舗の育成に活用する。

これは他の産業では既に行われていることだ。

不人気機種を予算がない企業や福祉団体などに格安で販売。そこの業績が上がれば、その後は利益が返る。

単純に不人気機種を購入してもダメだろうと諦めるのではなく、活用方法を考える。

それにはホール側から川上へ逆流する発想が重要で、大手コンサルもその蝶番になり、一緒に戦略を練る。

動かなければ、でき上がっている勢力図は変わらない。

本来なら一番大きな顔をしなければ成らない川下＝ホールが小さくなっている現状。

他業界からすれば可笑しな話。

意識改革が必要だ。
それなくしてホールの減少に歯止めはかからない。

了

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手書きDMの効用

2009-03-11 08:58:05 | 元店長

選挙候補者が公示されてから有権者に郵送される「公選ハガキ」なるものがある。

この公選ハガキは決められた手順に従わなければ、公職選挙法違反になる。

市議会議員選挙レベルなら最高２０００枚。町村議会議員選挙レベルなら８００枚までと決められている。

昔は親戚筋がよく立候補していたので、この公選ハガキの送付先の戦略が重要性は承知している。

送付先リストは何年も前の卒業名簿から拾うこともある。
この時、宛名書きのコツがあるので紹介しよう。

送付先の相手が成人して実家から出てしまって、外に新居を構えている場合。
斉藤新之助さん（仮名）は、名簿には実家が記載されているが、現住所は違う場合を例に取る。

実家に郵送されたはがきは、斉藤家がその場所にあれば、そのハガキは返送されない。斉藤家の誰かがそのはがきを目にする。

この時にはがきには「斉藤新之助様ご家族様」と書くのがコツだ。

その斉藤家の誰かが、新之助さんにはがきが届いたことを伝えるわけだが、知らせを受けた新之助さんは実家の家族にこう話した。
「その候補者は同級生のお兄さんだから、誰か入れてやってくれ！」と。

息子の依頼を受けて実家の父親はその候補者に投票した。

開票してみると、その候補者は１票差！で当選した。

市議会議員選挙レベルだと、たった１票で当落が決まることがある。

だから市議会選挙レベルの１票は本当に重要なのだ。

親戚の公選ハガキを書いた経験がある。

このときいわれたことは、汚い字でもOK。ラベル印刷は避けたいといわれた。

これまでの経験則から手書きの公選はがきの方が投票に結びつくそうだ。

その際、短い文章でもいいから一言付け加えることが大切らしい。

各業界のDMは、９０％以上は宛名は印刷されていることが多い。

しかし中には手書きもある。
それが小さな商店もあれば、大手百貨店からのDMもある。

伊勢丹から送られてくるDMは、印刷と手書きの両建てだ。

その差別化は、送り主やDMの内容によって使い分ける。

手書きのDMは、お得意様係が上得意客に催し物の案内状を出す場合など。実家に来る案内状はとても美しい字でメッセージが必ず書かれている。

実家は決して金持ちではないが、母は絵などが好きなので、数回美術品を購入している。そのためDMリストに入っている。

DMに書かれているメッセージはとてもフレンドリーだが丁寧な文章である。

その他では銀座のクラブから来るのも全て手書き。

私は下戸。まったくといっていいほど酒が飲めない。つまり私は金にならない客だ。

あるクラブからはその辺も考慮されたメッセージが書かれている。
「来週は元店長さんのために、他では手に入らない松坂牛を用意してます…」など。

きっとワイン好きのは、松坂牛の部分をワインの銘柄に変えているのだろう。

銀座のクラブはほとんど「係り」制度を採用している。
この係り制度とは簡単にいうと「常連客に一人決まったホステス」。

例えばその店に元店長が行けば、他のホステスはサブでつくことはあるが、メインは決まったホステスがつく。

その売り上げのツケなどの管理も、係りのホステスが行い、回収できなければ係りのホステスの責任となる。

その代わり、売り上げから大きな歩合をホステスは手に入れられるシステムになっている。

余談だが、係りのホステスがその店を辞める時、ママが次の係りを決める見合いの場をセッティングする。

客は数人のホステスから自分の好みの係りを探さなければならない。

選定期間内に各ホステスから手紙がくる。

この手紙は当然手書きなのだが、グッとくる内容の手紙を送るホステスを選ぶケースが往々にしてある。

顔は超一流のホステスでも、顔が二流のホステスに負けることもある。
その理由の一つが気持ちの込められた手紙なのだ。

東京・府中市にあるホールのケース。

数カ月前に店長が変わった。

そのホールは駅前の超優良店。

PもSも等価交換。平日の稼動も５０％切らないのではという感じだ。
大きなイベントが土日に重なれば空き台は出ない。稼動１００％をキープする時間帯が長い。

前任の店長からは月１回のペースで手書きのDMが送られてきた。

本当に店長が書いているのかは分らないが、心がこもった丁寧な字の文章だ。
パチンコ店からのDMなのに、なぜか嬉しいく親しみが湧いてきた。

他のホールよりもこの店に行きたくなる。

しかし、店長が変わってからは、手書きのDMは来なくなった。

何か寂しい。知らぬ間にその店長のファンになっていた自分に気づく。

稼動が落ち込み苦労している店舗は、この府中のホールを見習ってみてはどうだろうか。

できれば稼働が落ち込む前から手書きDMを発送して欲しい。
高齢者のお客さまは特に喜ぶだろう。

DMなどの販促のヒントになれば幸いだ。

了

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景品にしたい花畑牧場生キャラメル

2009-03-10 09:03:04 | 元店長

仕事で北海道へ日帰り出張した。

先方の厚意に甘えて、前もって生キャラメルをお願いしていた。画像はその土産。

希少価値の高い「いちご味」「抹茶味」「ホワイトチョコ味」が含まれているので大満足である。私が全部独り占めはしない。

私の周りには、話題の生キャラメルを食べたことがない人が大勢いる。格味１個ずつ×５個をワンセットで配っている。

テレビ番組でもたびたび取り上げられるように、この生キャラメルは大人気。千歳空港でも１時間～２時間並んでも購入する人が後を絶たないほど。

しかも数量限定だ。
デパートの北海道物産展でも超目玉商品。味によっては、早朝から並ばなければ買えない。

プレーン味とチョコ味は数が多く供給されているので入手しやすいが、他の味はまだまだ希少性が高く未経験な人が多い。

「いちご味が入手できた！」と報告しただけで、その日の私はヒーローだ。

これだけの人気商品だから、偽物が出ている。実際、花畑牧場は刑事告発して、去年は逮捕者まで出ている。

前置きが長くなった。

急に北海道に行ったのは、あるホールからの要請だった。
詳細は書けないが、そこで出た雑談を書きたい。

まずこの生キャラメルの件。
現実的には無理だが、ホール景品にできたら超話題になること間違いなし。

ホール売り上げに直接つながらないが、集客イベントではこれほどの商材はないだろうと話が盛り上がった。

お客さまも喜び、ホールも話題になるので、こんなにいい商材は他にない。

しかし、供給は難しい？

訪問したホールでは、その動きはないが、ダメモトで花畑牧場に供給依頼をするホールや卸業者が出てきても不思議ではない。

あるいは正規ルートを人海戦術で入手して、限定発売でホール景品の目玉にしても話題性はある。

この生キャラメルは、通販でも販売されているから、ホールの都合や状況が許せば、目玉景品として検討してはどうだろうか？

先着順や抽選販売でも構わない。

で、パチンコ景品の問屋さん、取り扱い交渉はどうですか？　需要は大ありですよ。

次に出た雑談。

花畑牧場の生キャラメルに匹敵する景品を探し出して、ホール業界限定商品の開発はできないものかと話になった。

生キャラメルのような食品だけでなくて、洗顔せっけんとか化粧品関係などでもいい。

商品を立ち上げて、有力タレントを使いアピール。

販売場所はホール限定。

どこかの業者さん、そんなホール向け人気商品を開発してください。

ホールは、集客の道具になるものを探している。

了

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