2008年5月 - パチンコ日報

パチンコと旅行

2008-05-30 10:22:32 | 営業１号

「ホールは来た人にモノをあげる文化はあるが、来ない人にはあげる文化がない。ただ、来た人に何か渡すと射幸心を煽るとお咎めを受ける。来ない人には結局何も当たらない。パチンコを打たない人でも会員になる仕掛けが必要」と話すのは会員管理を運営する会社の担当者。

では、どういった仕掛けをすればパチンコを打たない人でも興味を持ってもらえるのか。なかなかイメージしにくいが、一番分かりやすいの京楽が仕掛けた「冬ソナ２」の発売に合わせて企画された豪華客船にファン400人を招待した2泊3日の船旅。

参加者はインターネットの特設サイトや情報誌を使って募集。応募総数は3万人以上に及んだ。

メインエベントは船内で冬ソナ全20話を航海中に鑑賞するというもの。

船内では冬ソナ２の新台も設置して試打も。

ま、これは極端な例だが、パチンコを打たない人をパチンコに振り向けさせるに旅行は有効な手段のようだ。

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地域に根ざすということは

2008-05-29 10:13:11 | 営業１号

古田敦也の持論は「プロスポーツは地域に根ざすべき」。

観客には自分のチームとして一喜一憂してもらいたい。地域と一緒にやることが大事と球団に訴えたが、球団はなかなか動かなかった。

ヤクルトを販売することが目的で、全国展開しているので、東京だけが盛り上がってもしかたない、と消極的だった。

重い腰を上げ、ヤクルトスワローズの頭に東京を付けたら、地域色が出てきた。それによって都民銀行をはじめとして神宮球場にたくさんのスポンサーが付くようになり、球団にフィーが入るようになりウハウハ。

神宮球場は満員で3万7000人入る。

しかし、人気のカードでも2万人が限界。神宮球場を満員にすることを目的に、ただ券を小学生に配って解放することを古田敦也は提案した。

球団は「もし、満員になったらどうするのか」となかなか首を縦に振らなかった。

「メイクフレンズ」

球場へ来て友達を作ろう。

こんな趣旨のもとに教育委員会も動かし、古田敦也の提案がスタートした。

新しいことをやりたがらない球団だったが少しずつ変わろうとしている。

プロスポーツでも地域との共生を目指している。

パチンコ業界もポイントラリーで地域の商店街と一緒になって、客足を商店街に向ける動きが始まっている。

国民に支持される大衆娯楽が目指す方向である。

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２つの広告。静と動

2008-05-29 06:50:58 | 営業１号

三洋物産の海の新聞広告が静なら、京楽のアバンギャルドは動の広告といえる。

いま、毎日のように御堂筋から四ツ橋を巡回しているのが写真のトラック。

新聞は全国向け。視認性は１日。

トラック広告は局地戦。見るのは道を歩いている人。

この２つを同じ土俵で比較することはできないが、気になるのは費用対効果。

いずれにしても儲かるのは広告代理店。

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古田流生き残り

2008-05-28 11:07:03 | 営業１号

東京ヤクルトスワローズの前監督である古田敦也氏がある総会で講演した。

野村監督の悪口は別の機会に譲ることにして、ここでは業界に役立つ部分だけを抽出する。

プロ野球の1球団には60人の支配下選手がいる。12球団で720人のプロ野球選手がいる。東大に入るよりもプロ野球選手になる方がはるかに難関だ。

毎年10人の新人選手が入ってくる、ということは毎年120人がひっそりとユニフォームを脱ぐ厳しい世界だ。

古田前監督の目には最近の若手選手はメンタル面が非常に弱いことが気がかりだ。ちょっと成績が残せないとすぐにへこむ。

ピッチャーに抑え込まれても、悔しさをにじませ次は絶対に打ってやる、と闘志をむき出す選手が少ない。抑え込まれて「素晴らしいピッチャーだ」と相手を称賛している。

最近の野球少年は子供の頃から論理立って野球を教えられてきている。昔のように根性論だけではない。体の作り方も知っているので、プロに入ってきたときにはすでに体が出来上がっている。

たいていのことは知識として身に付けているので、プロの目でアドバイスをしても響かない、という。

空振りしても自分のスイングができれば満足するタイプ、つまりきれいな野球をやりたがる若い選手が多い。

すでに出来上がった状態でプロに入ってきているので壁を突き破れない。

成長したいはずなのに変化を嫌う選手が多い。

大学時代にホームランを30本打った。

プロに入って全然打てない。

そりゃ、そうだ。相手はプロのピッチャー。レベル違う。

自分が変わらないとプロのピッチャーの球を打てるわけがない。

プロ野球に残れる選手と残れない選手の違いはオフの時の練習を見れば分かる、という。

球団の練習場で速いマシンンの球をひたすら打つか、母校に帰って練習するか、この違いにも出るようだ。

母校に帰って過去の栄光時代のバッティングフォームをチェックしてもらう。母校に帰ればスーパースター扱いだから、自信を取り戻すのはいいが、技術的に学ぶものは何もない、という。

とにかく、自らが変化し新しいものにトライして進歩することによって、プロという厳しい世界で生き残れる、ということだ。

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ポイントラリーで地域の商店街と共生

2008-05-27 10:11:05 | 営業１号

地域の商店街を巻き込んでのポイントラリーが実験的に行われている。費用を負担しているのはホールだが、チラシにはホール色は一切出ていない。

ポイントラリーのポイントは口コミだった。

ポイントラリーに参加している店舗を回るだけでポイントが貯まる。1ポイントで1回の抽選が行われる。

それこそ、10軒回れば10回、20軒回れば20回のの抽選がある。

１等は液晶テレビなどだが、口コミ作戦は豪華商品ではない。

空くじなし。ハズレでもラーメンやミニ缶がもらえる。ポイントを貯めて30～40回分も抽選すれば、ハズレの商品だけでも手に持ちきれないほどの量になる。

ここから口コミが始まる。

「ポイントを貯めるだけでこんなに、一杯景品が当たった。すべてただ」

「どこでやってるの？」

「今日のチラシに載っていたのを見なかった？」

「なんか見たような気がする。じゃ、行ってみる」

1回目が成功すると2回目からは黙っていても人が集まる。

チラシには各店舗の割引券が付いている。それで店の稼働も多少は上がるが、呉服店ともなるとおいそれと売れるものではない。

「初めて来てくれたお客さんとしゃべることができた」

「何度も来ると悪いからと買っていく」

売れても売れなくてもやるだけの効果はある。

それでも2回目からは不参加の店も。

それは散髪屋。割引券を入れても、散髪に手を抜くことができず、時間は変わらない。大勢来られても対応できなければ迷惑がかかる、というのがその理由。

ラリーが終わった後で、あいさつ方々各商店を回って真のスポンサーがホールだったことを告げる。

これで地域の商店のホールを見る目が180度変わる。

地域との共生が芽生える瞬間である。

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組合は団結があれば、何でもできる

2008-05-26 13:29:28 | 営業１号

「元気があれば、何でもできる」といったのはアントニオ猪木。

これを引用して、

「組合は団結があれば、何でもできる」と全国行脚しているのは引退が決まっている組合のトップ。

引退するにあたり、ホール組合の課題として捉えているのが遊技機価格と販売方法の是正。

昔からいわれ続けていることだが、未だにメーカー優位の姿勢は変わらない。それどころかますますメーカーの力が強くなっている。

たとえば、今度発売される人気シリーズは、ボックス買い以外に今、ホールに古い機械が入っているところ優先で、しかも、今入っている機械を全台外すことが条件ともいわれている。

不当な販売方法の実態を公正取引委員会へ話を持っていくにしてもホールの証言が必要とされている。

ホールにすれば、メーカーとは個別にはケンカしたくないというのが本音。

政治家の力を借りてメーカーに圧力をかける準備も進められているともいわれている。

ホール軒数が減ることはメーカーの淘汰にもつながること。

ホールもメーカーも共存共栄できる方法は、

①版権モノに頼らず、機械代を抑える
②台枠の共通化

が、とりあえず考えられるのだが。

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利益が出てしまった

2008-05-23 09:54:07 | 営業１号

業者は怒っている。
大きな仕事が激減して会社は青息吐息。本来は設備業者なのに、それでは食えないから中古機も扱うようになった。状況はどの業者も似たようなもの。

業者を守るべき組合ばかりが利益を上げているジレンマに対して怒りがこみあげてくる。

依然として中古機流通だけは活発だ。

組合は中古書類を発給するたびに、書類代の収入が入る。この金額がばかにならない。協同組合ながら利益が出てしまう。

使い道に困る。

海外旅行に行って使う。それでも余るから返金する。

本業はたいして儲かっていない。自分が払った書類代。やりきれない気持だ。

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底が見えたら次の一手

2008-05-22 09:44:16 | 営業１号

「新台を入れ替えなくても利益の出る仕組みを作らなければならない。ST機は最初はみんなが反対したが、入れてみるとST機は1年間は入れ替えなくても済む。新台入れ替えをやらなくてもやっていけるノウハウを身につけることが、メーカーに勝つこと。1円パチンコは新台を買わなくてもいい」

パチンコ業界の「底は見えた」と異口同音に業界関係者が公の場で語り始めた。春の来ない冬はない。

次に春を迎えるまでにホールが身につけなければならないのが、新台を買わなくても客をつけられる営業だ。

実際、建物や機械にカネをかけることなく客をつけているのが、函館の富士、埼玉のヤマフジなど。

これだけホールが疲弊しているにも関わらず、弱小ホールを切り捨てるかのように地域先行導入にはボックス買いや抱き合わせの縛りは解消しない。

函館の富士へ視察に行ったホール関係者は、カルチャーショックを覚えた。台も設備も古いのに、それでいて満台。

お客になぜこの店に来るのか聞いてみた。

「さぁ～ね」

3～4人に聞いてみたが満足な回答はなかったが、注視していてあることに気づいた。

玉詰まりなどのトラブルよりも客からの質問を最優先する。そこにはコミュニケーションが生まれる。

「これだ！」と閃いた瞬間であった。

パチンコも接客業であると気づかされた。

このことをもう一度徹底すれば、無駄な新台を買わされて、機械代の支払いに四苦八苦することもない。

現場の最先端であるホールが元気にならなければ、業界に春は来ない。そのホールを殺すような販売戦略を立てて、メーカーは何がしたいのか。

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中国人観光客はパチンコに興味津津

2008-05-21 10:12:38 | 営業１号

ある会社の中国人社員が来社した。
QRコードに代わるFPコードの売り込みである。QRコードが味気ない模様に対して、FPコードは好きな写真を選べて、それをケータイでQRコードのように読み取り、サイトへ飛ばすというもの。

FPコードを読み取るにはサイトからソフトをダウンロードしなければいけない。現在はドコモとauの2社に対応。ソフトバンクはこれから。ウィルコムに至っては、対応は考えていない。

ウィルコムユーザーは蚊帳の外。これだけで話が盛り上がらない。加えて、QRコードに不満がないのでFPコードの必要性を感じない。

さらに、FPコード自体がそんなに普及していないのに、FPコードの印刷物をもらってもどうしていいのか分からない。

商品説明は対して興味をそそられることもなかったが、その会社がどうしてFPコードを扱うようになったのか、その辺りから話は急展開する。

元々はスポーツ新聞の求人広告代理店。昔はパチンコホールや金融の求人で忙しかったが、それも今は昔。ホールとの関係から織り込みチラシの仕事を取るようになった。さらに大阪府からの広報誌の印刷などの仕事も取るようになった。

橋下知事体制になって財政の立て直しの一環で、広報誌などの印刷物もカットされる運命にある。

大阪府からの観光案内などの印刷物の仕事を取る一環として、中国人社員が採用された。今や海外からの観光客は中国人が大半を占める。中国人向けの中国語のガイドブックなどを作るために中国人社員が必要となった。

話は中国人観光客の話になった。

「上海の金持ちがいま、日本に来ている。彼らは100万円単位のお金を持って使いに来る。共産主義の世界では味わえない資本主義社会の面白いことを体験したがっている。それなのに、中国語の案内が少なすぎる」

中国人が経営する大阪市内のチャイニーズレストランは、中国の旅行代理店と組んで、大阪観光の昼食はその店に案内してもらうように組み込んでもらい大繁盛している。それ以外では家電量販店が、大人買いする中国人観光客で潤っている。

「中国人はたこ焼きやお好み焼きは嫌い。話の種に食べるけど、甘いソースは中国人の口にはあわない。夕食を食べた後、買い物以外何もすることがない。やる気満々できているのに、風俗はナイトツアーには組み込まれていない。女の子以外なら、彼らはパチンコには大変興味を持っている。やりたいのにやり方が分からない。中国人は麻雀が大好き。でも4人揃わないとできない。パチンコは1人でできる。オプションツアーでパチンコがあったら中国人は絶対するよ」

中国人観光客をパチンコ店に呼び込め、とは以前元店長の提案にもあったが、これは最初に旅行代理店と組んでやったホール勝ち。

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耐震検査が増築を阻む

2008-05-20 09:19:59 | 営業１号

パチンコ業界では台数を増やすために、増築というケースがあるがここで困った問題が起きている、という。

それが耐震検査だ。

増築する部分は、もちろん新しい建築基準に合わせてたてるわけだが、既存部分も耐震検査を受けて、鉄骨の肉厚や接合部の検査を受けなければならず、適合しなければ、丸々新築になってしまう。

厳格化された建築確認申請問題は時間が解決するが、耐震検査はまったなし。それで増築の二の足を踏んでいるケースもあるようだ。

四川大地震では手抜き工事や、甘い耐震基準のためか、学校を含めほとんどの建物が崩壊している。

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ネットで家を建てる

2008-05-19 11:50:54 | 営業１号

ウィークエンドホームズという会社がある。

施主がたとえば「ポルシェのような家を建てたい」というプランを持っているとする。すると同社が抱える全国2000名の登録建築家にその案件を流す。

その案件に興味を持った建築家が図面を書く。2～3週間で50枚ほどのパースが集まる。

施主はプレゼンされたコンペ作品の中から、自分が思い描いているプランを選ぶことができる。全部のプランを見るためには30～40万円かかるらしい。

実際にあったコンペプランはこんな具合。

タイトル/「シンプル＆シック。噂の”びっくり箱”」

・中庭もしくはそれに準ずるものに憧れがあり、光と風／空間的広がりを感じるような"建築家らしい"イメージの家。

・通りがかった人が「室内はどんなふうになっているのか？どんな人が住んでいるんだろう？」と感じるような外観デザイン

・細かい部屋は必要ないので、ひとつひとつの空間を広く、贅沢に使いたい

・計画地前の校庭には"桜の木"も植えてあるので、桜が咲くころは綺麗だろうと楽しみにしています。

工事原価を明確にした施工会社で工事を行うので、思い通りの家が意外に安く建てられる。

ネットで建築家を集め、設計コンペで思い通りの住宅が建てられるシステムだ。

パチンコ業界でもこのシステムを採り入れてみる？

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パチンコ業界で５回のなぜをやっていますか？

2008-05-16 09:53:41 | 営業１号

「誰も知らないトヨタ」（片山修著）を読んでいて非常に参考になる箇所を発見した。

失敗した原因を探るためにトヨタには「５回のなぜ？」がある。５回のなぜを繰り返すことで、本当の原因を探り出す姿勢で、トヨタでは問題を引き起こす本当の原因を「真因」と呼んでいる。

例えば、作業中のロボットが突然止まった。

現場担当者はなぜ止まったかを調べる。これが最初のなぜだ。

調べるとヒューズが飛んでいた。ヒューズを取りかえるが、また、ヒューズが飛ぶ可能性があるので、ヒューズが飛んだ原因を調べる。

これが２回目のなぜだ。

ロボットのカバーを外して中を調べると潤滑油を送るオイルポンプがうまく動いておらず、潤滑油が回っていないことが分かった。

どうして、潤滑油が回らなかったかを調べるのが３回目のなぜだ。

ポンプの潤滑油が送られるところに切り粉が付着していることが分かった。切り粉が詰まってポンプがうまく作動していなかった。

この場合、エアクリーナーを使って切り粉を取り除くだけでは不十分だ。なぜ、切り粉がポンプに詰まったかを調べなければ、根本的解決にはならない。

これが４回目のなぜだ。

さらに原因を探ったところ、切り粉が入らないように設置されているフィルターが外れて、そこから切り粉がポンプに紛れ込み、ロボットは止まった。

このように、なぜを繰り返すことによって「真因」を見つけて解決する。
この場合の解決策は外れたフィルターを元通りにはめることだが、これでは問題が完全に解決されたわけではない。

何かの拍子に再びフィルターが外れる可能性がある。なぜ、フィルターが外れたか。

これが５回目のなぜだ。

ここで、フィルターが二度と外れないように、改善を提案して、同じ問題が起こらないようにする。

なぜを５回繰り返し、表層的原因から深層的原因を粘り強く突き止めていく。

これによって、組織体質が強化され、人も育つ。

話は、突然変わるが、ある大手チェーンは現場の釘調整技術を正しく評価するために、総務、人事部の社員まで釘調整教育を行っている。

トヨタの５回のなぜと、現場以外に本部の社員までが釘の技術を共有する姿勢に強い組織の共通点を感じる。

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トロフィーで褒める

2008-05-15 10:32:11 | 営業１号

モチベーションを上げるには、給料を上げることよりも、その人を褒めることが大事だといわれている。

給料はできる人とできない人では格差がつき、不協和音が生まれるだけでなく、やがて給料は上がることが当たり前の感覚になってしまうからとも。

その点、上司から褒められることは、給料が上がるのと同じぐらいやる気が出る。そういう実体験は一度や二度は経験していると思う。

で、ポイントは褒め方。ただ、ことばで褒めるだけでなく、形に残して褒めろ、ということ。形というのは何も現金を意味しているわけではない。

ここからが商売になるのだが、トロフィーや盾を作っている会社がそんなことを提案している。クリスタルの造形物に、感謝の気持ちを表した文字を刻む。形に残るのでその時のことがいつまでも残る。ここでのポイントはありがとうという気持ちを文字で表すこと。ただ、相手の名前を彫っただけでは意味がない。

長い人生、いい時ばかりではない。気持ちが折れかかって時は、そのトロフィーを見ながら頑張っていた時の自分の姿を思い出す。

このやり方は、何も社員のモチベーションアップだけではない。クライアントに対しても感謝の気持ちをトロフィーにして渡せば、感動を呼ぶことは間違いない。それで紹介が増えて業績が上がったケースもある。

新台購入する際、ボックス買いという厳しい縛りがあるが、その縛りを解くためにこの方法は使えないだろうか。

「前回は既定の台数が買えず、納期も遅れましたが、それでも御社の機械のお陰で起死回生が図れました。誠に感謝しております。ボックス買いができる体力までは回復しておりませんが、これからも御社の機械を買い続けます。本当にありがとうございました」

新幹線の中でこの原稿を書いているので、思いついたことを書いたが一例としてこんなことをトロフィーに刻んでメーカーの営業マンに渡す。

相手も人間だ。
会社からノルマは指示されているだろうが、このホールのためなら少し無理を聞いてもいいか、という気持ちにさせることだ。

でも、この手はだめだ。
メーカー関係者もこのブログは読んでいる。

ただ、コンサルはこの話を顧問先でするかも知れない。

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業者残酷時代

2008-05-14 09:47:32 | 営業１号

「日本の経済が悪いから、パチンコ業界が悪いのではない。そもそもパチンコ業界は不況の時ほど儲かった。パチンコは在日の民族産業ともいわれた…。アメリカが敵対視政策を止めてくれること。テロ支援国家を解除されなければ話は始まらない。アメリカが国交正常化を図れば、日本もそれに従う」

随分、核心をついた話が出てきた。

パチンコ業界に対する金融機関の締め付けや5号機の問題ではなく、話は一気にそこまで飛んだ。

そこの解決を待とうとすれば、時間はかかりそうだ。

プリペイドカードを導入されようが、社会的不適合機を撤去させられようが、パチンコ業界はたくましく生き抜いてきた。

しかし、今回のパチンコ不況はその時とは状況がまるで違う。

新規、改装案件が激減。ホールは日銭商売で持ちこたえられるが、関連業者はモノが動かないことにはどうにもならない。

発想を変え、行動を変えなければ、業者は泥船に乗ったまま沈むことになる。

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一獲千金の夢敗れて借金の山

2008-05-13 11:46:04 | 営業１号

やっと連絡が取れた。

スロットメーカーの関係者である。5号機市場を目論んで新規参入したのはいいが、思ったほど機械が売れず。部材の在庫の山を抱えてしまった。

やがて資金繰りは逼迫。給料の遅配も出てくる始末。人によっては3カ月も無給。大幅なリストラを敢行したものの、機械が売れないから焼け石に水。

しまいには社員がぶち切れ、出社拒否。

スロットの5号機を当て込んで参入したメーカーの現状は、どこも似たような状況であろう。

全防連登録や、工場登録。
苦労してメーカーを立ち上げながら、機械を発売できない。新規参入メーカーにとっては、作って売れないので生産できない、といったほうが近いか。

4.7号機によるスロット200万台市場そのものがバブルだった。

一獲千金の夢敗れて借金の山が残っただけか。

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