2008年1月 - パチンコ日報

ストーリーから機械を説明

2008-01-31 10:35:07 | 営業１号

大手の戦略は相変わらずだ。

カリブでこけるといつまでも傷跡を引きずることなく、大幅に減台してその穴埋めにエヴァを大量導入する。すると稼働は再び上がる。その体力をもって大手とでもいうのだろうか。

一時は盤石だった大型ホールが見るも無残な状況に陥っている。

歯車が狂い始めたのはスロットから。

スロットに関しては4.7号機時代からチェーン店が共倒れ状態に陥る。

それでもパチンコに関してはそこそこの高稼働を誇っていたのに、これがひどい状態になっている。客が付いているのは新台コーナーのエヴァだけ。もはやヤマトに客はいない。

大幅に減った固定客が店内の新台コーナー移動しているだけだ。

チェーン店はいずれも似たような状態で、客がついているのは新台と1円。

新台の地域一番最速、大量導入という機械営業に頼っているツケがここにきて出てきた。

「エヴァンゲリオンのストーリーをスタッフ全員が説明できる。感動して、その店のファンになりひと月で16万円も負けた」と普段は冷静にホールを観察しているコンサルタントが熱くなった。

授業料のつもりで通い詰めた。

人間力を発揮すれば、ちょっとしたことで固定ファンをつかむことができる。

せめて全員が細かく遊技説明できるぐらいにならないと。

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ユニフォーム業界の憂鬱

2008-01-30 09:34:11 | 営業１号

ユニフォーム業界も相当きつそうだ。

そのメーカーはパチンコ業界だけでなくホテルや飲食業界のユニフォームも手掛けている。

これまで、ホテル、飲食が落ち込んだ時にパチンコがカバーしていたのだが、それがなくなって全体的に落ち込んでいる、という。

悩みは展示会を開いても客がこないこと。

これまでは販売代理店を対象にしていたのだが、直接買ってくれるユーザーを対象にしたいのだが、それで集客が図れないこと。

特にパチンコ業界の場合、新店オープンに際し、一番最後に決まるのがユニフォームといわれるぐらい、パチンコ営業の中でユニフォームの占める重要度は低い。

刺身でいえば、ユニフォームは刺身のつま。

刺身のつまとは特に必要のないもののたとえに使われるほどで、ユニフォームの展示会を開いてホール関係者がわざわざ足を運ぶわけもない。

ここは、単独では展示会を開けない中小メーカーが合同展示会を開くなりして、そこに相乗りさせてもらうしかないだろう。

そういえば、注目のパロットはホテルを貸し切って合同展示会を開くのかと思っていたら、各社のショールームの展示会となった。

力の入れ方が分かる。

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偽装イベント

2008-01-29 09:46:18 | 営業１号

食品の偽装表示に端を発した偽装問題。

今度はマクドナルドの店長が“偽装店長”として会社を訴えていたが、パチンコ業界もたたけば「偽装」の埃はいくらでも出てくる。

身近な例でいえばイベントとは名ばかりの偽装イベント。

4.7号機時代は抜群の稼働を誇ったスロ専。イベントの時のコンパニオンの札差は本物だったが、5号機時代になって、「適当に差しておいて」。

これにはコンパニオンの方からクレームが入った。

「お客さまとの信頼関係を築き上げてきたのに、これでは今までの信頼関係も台無し。こんな店では働けない」

やがてイベントでコンパニオンも呼ばなくなった。その店のコンパニオンのブログも閉鎖された。

２ちゃんねるには店のスレッドが立ち上がり、店長がこてんぱんに叩かれた。

客が激減したのはいうまでもない。

偽装営業のレッテルを貼られたらその店はおしまいだ。

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業界を憂う2人の会話

2008-01-28 12:03:05 | 営業１号

業界で世話になり還暦を迎えた２人が業界を憂う。

なぜ、ホールがだめになっていくかという話になった。

原因を２つ挙げた。

①運転資金がないために台が買えない。

②時代が変わったのに旧態依然の営業方法を踏襲。

大手は資金があるので新台を大量にトップ導入できる。いい機械をいち早く入れて、いち早く抜いて、いち早く転売する。

「パチンコ業界では大は小を兼ねないが、小は大を兼ねる。弱小店を盛り上げる店長の能力こそが凄い。大手の店長の力はしれている」

新台を入れ替える目的は、釘の技術を上げる、会員制度を導入する、接客サービスを向上するときのきっかけづくり、とも。

いつしか業界を悪くしたのは誰かという戦犯探しに。で、コンピュータとコンサルということで２人の意見が一致して思わず握手する。

もちろん固有名詞で語られているわけだが、遠慮しておく。

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メーカーウォッチャーの叫びその5

2008-01-25 11:11:24 | 営業１号

久々にメーカーウォッチャーの登場だ。

今回は題して「メーカー、ホールの経営幹部にモノ申す」。

メーカーウォッチャーはパチンコファンの生の声を拾うためにカプセルホテルを利用する。カプセルホテルでも1階がホールになっているカプセルホテルだ。

ホール営業も終わったころ、休憩室や食堂で一息つく宿泊者の会話に耳を立てる。

そこでの会話は、「今日は何番台で勝った」「何連チャンした」「明日は何番台が狙い」など勝った負けたの話が多い。

メーカーとして聴きたい話題の遊技機の「あの演出が素晴らしい」といった内容の会話が聞こえてくることはない。

遊技する直接動機は演出の素晴らしさではないようだ。

で、彼らの普段の生活がそこから見えてくる。

パチンコの話がひとしきり終わると、次は仕事の話だ。日雇いの肉体労働でカプセルホテルを根城にしている人も少なくない。

「フォークリフトの免許を持っていると時給が上がるよ」

日雇いの日給の中から、パチンコをしてカプセルに泊まればいくらの金も残らない。

パチンコを支える一般庶民は凝った液晶演出よりも、勝った、負けたのハラハラドキドキ感を求めている。

それなら、業界は大衆のニーズに合さなければいけない。

最近のパチンコは10回やって2勝8敗のような負け方をする。これでは客も続かない。

４勝６敗ぐらいの勝率に戻すためには、ローコストオペレーションが必要になってくる。

「遊技機の選定をもっと慎重にして欲しい。展示会で強制基盤の機械を数十分打ったぐらいで、機械の本当の内容は分からない」

ファンが減ればメーカーも減る。

そのことをもっと肌で感じるためには、銀座で飲んで高級ホテルに泊まるのではなく、庶民が苦しみながらパチンコをしている実態を肌で感じるためにも１階がホールのカプセルホテルに泊まることを勧める、という。

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よく当たる占い師

2008-01-24 09:53:30 | 営業１号

たまには、業界ネタとは何ら関係ない話でも。

星座占いを得意とする占い師の話。

「不妊症の夫婦を占いで子供ができるようにできるんです」というではないか。

そういえば、不妊治療を続けていた知り合いがいたが、これがけっこう苦痛らしい。性行為は子供造りのための行為で、楽しむための性行為ではないらしい。

もちろん、医学的にできない体ではもちろん無理だが、2人とも正常なのにできない場合は、この占いで妊娠する確率が非常に高くなる、というのだ。

「人それぞれ生まれ持った星があり、その年によってできやすい星とできにくい星がある。互いのできやすい時期を年から探し出し、月、日、とピンポイントで調べていく。すると非常に確率が高い」

その人の星とその年の星をリンクさせ、それを分析していくのが占い師の力量だという。

ちなみに、占い師は仕事を受ける場合、自分で占ってから決める人が多い、という。

その日の客が多いかどうかもあらかた分かるらしい。

さらに、事件があるとその人の生年月日を調べて、事件との関連性を検証してデータを蓄積していく、という。

ホールイベントで占い師を招くケースはたまにあるが、機械の展示会でホール関係者を対象に占いコーナーを設けるのも一興かも。

この機械を入れるかどうか、台数などを占いで決める。

どうでしょうメーカーさん。

最後は力技で強引にパチンコ業界へ結びつけてみた。

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読者プレゼント第１弾　

2008-01-23 09:18:58 | 営業１号

接客ロールプレイング大会を開いているホールがある。大分セントラル（力武一郎社長）がそれで、数えて第3回大会が昨年12月に行われた。

ロープレ大会の目的は日ごろ裏方業務に従事しているスタッフに、当日はヒーロー、ヒロインとして表舞台でスポットを浴びる機会を通して、充実感、一体感、達成感などを体感してもらうことにある。

大会で得られた充実感、一体感、達成感はホール業務の活力となり、会社への帰属意識が高まると共に、離職率の低下につながる。

大分セントラルでは第2回大会の模様を予選会から本選までの軌跡を1枚のDVDに編集した。

DVDにはこの充実感、一体感、達成感が溢れており、何かを感じずにはおられない。

大分セントラルの店舗数は2店舗。規模は小さいが、業界を変えていきたい、という力武社長の情熱とそれを理解して受け止めた社員の熱い思いが伝わってくる。

今回は同社の好意で50枚を読者プレゼントすることになった。

本来は見せたくない部分を映像にして公開することは「同志を増やしたい」という気持ちの表れである。

1企業1枚(ホール企業に限る)。先着50名。

問い合わせ先／㈱ヒューマンリソースサポート　浦川まで
（平日9:00～17:30）
TEL.0120－945－514

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グッドウィルショックがP業界へも波及

2008-01-22 09:46:13 | 営業１号

グッドウィルの事業停止が18日から始まった。

悪質だった営業所は4カ月、その他の営業所は2カ月間新規契約ができなくなる。

パチンコ業界へも進出しているだけに、影響が出始めている。

労働局はグッドウィルに対してホール企業の2～3カ月先のシフト表を提出するように指示した。

ホール現場では２～３カ月先の個別のシフト表を作成することは不可能に近いという。

それで、早番○人、遅番○人というように書いて提出したら、付き返された。こんなものでは通用するはずもなかった。

それで、グッドウィルはホールへの派遣を断念したケースも出始めているようだ。

派遣は自社雇用で足りない分を一時的に補充するものであって、恒常的に使う場合は自社雇用すべき、ということのようだ。

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体質改善は隗より始めよ

2008-01-21 11:18:02 | 営業１号

「業界は絶対に潰れない！」

凛とした声が会場内に響き渡った。

確かに業界がなくなることはないだろう。業界はなくなりはしないが、今現在、業界でめしを食っている皆がみんな生き残れるかといえば、それは難しい。

生き残るためにはズバリ「体質改善」だという。

高度な射幸性を武器に業界は伸びてきたが、その反動から客は減り続けている。

「射幸性の低い5号機が原因でもなければ、行政指導で客が減ったのではない！」

では、なぜ減ったのかというと、

「お客がついてこれなくなって減った」

その通り。

「新しい客を獲得するためには体質改善しかない！」

具体的な体質改善については踏み込まなかったけど、まず、贅沢な生活改善からである。

隗より始めよ。

人にああしろ、こうしろという前に言い出した人から始めよ。

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リーダーの資質

2008-01-18 10:10:15 | 営業１号

演説は抜群にうまい。

弁論部にでも所属していたのか、と思われるほど。

まくらことばも、その場でアレンジできる能力がある。話し方は緩急、強弱をつけリズムがある。

いっていることは素晴らしい。話の内容にも説得力がある。

なのに、人気がない。

「いっていることとやっていることが違うから」と地元の評。

有言実行。

垂範率先。

リーダーにはこれが欠けたら誰もついてこない。

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こんな手もある冬ソナ２イベント

2008-01-17 09:26:04 | 営業１号

紹介で訪問したのが「ファイブプロモーション」という音楽事務所。
最近立て続けにパチンコ店から生演奏の問い合わせがあったので、業界の仕事もやりたい、ということだった。

会社を設立して24年。プロデューサー兼社長は現役のピアニスト。50～60人の所属スタッフやブレーンを抱え、浮き沈みの激しい音楽業界にあって頑張っている事務所の一つだ。仕事先はホテルや百貨店、大手メーカー、銀行、住宅展示場、宝石、毛皮、着物などの展示即売会など。

メーカーや銀行でどういう音楽のニーズがあるのか想像できなかったが、新入社員の歓迎会や、運動会、夏祭り、クリスマス会、と社内的イベントでも生演奏の出番がある。

その事務所で発見したのが写真のポスターだった。

冬ソナブームの時にホテルに企画を持ち込んで採用されたものだった。

おりしも冬ソナの発売が間近に迫ってきた。

たまには弦楽四重奏かなんかでおごそかな冬ソナのオープニングイベント、というのはどうだろう。

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20年目の春？

2008-01-16 10:06:30 | 営業１号

社長は開発畑の人間だった。

自分が手塩にかけて研究・開発した製品が世に出たのは今から18年以上も前。これまでに5億の開発費をかけた。

防犯を含め、作業の効率化などで便利であることは誰もが認める。

ところがこれがなかなか思うように普及しない。

一番の問題はコストにある。

しかし、ここに来て転機が訪れた。

メーカーのシステムに組み込んでもらえるように準備が着々と進んでいた。今はテスト段階。

守秘義務があるのでどこと組んでいるかは教えてもらえなかったが、春にはその回答がでる、という。

桜の花と同様に開花してもらいたいものだ。

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復活の狼煙

2008-01-15 09:29:56 | 営業１号

休業していた店舗のうち9店舗が春には再開する、という。

しかも驚いたことに1円パチンコでの再スタートのようだ。

さらにグランドオープンする店舗も1円。

ローコスト体質ができあがっているからできることで、よそもやっているから、流行りだから、というわけではない。

お手並み拝見といこう。

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客のためか、従業員のためか

2008-01-11 13:24:00 | 営業１号

開発は1年前から続けられていた。
プロトタイプを見たのは、1年前の年始回りの時だった。

それから1年。

試行錯誤は未だに続いている。

フールドテストで持ち込んだホールの店長は、その商品を見て言下にこういいきった。

「これは客のためのものなのか、従業員のためのものなのか、非常に中途半端」

絶大な自信のもとに持ち込んだのに、完全に出鼻をくじかれる。

評価は惨憺たるものだったが、そこから一つのヒントをもらった。

客のためならもっとエンターテインメント性を追求すべき。

これをヒントに新たな製品の開発に着手している。

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流行る店ともてる男

2008-01-10 12:06:46 | 営業１号

流行る店をもてる男に例える人がいる。

「もてる人はまず見た目がかっこいい。次に服装もオシャレ。性格もいい」と前置きした後でこう続ける。

「見た目のかっこうよさは店でいうなら立地。オシャレな服装は、機種構成。最新のファッションが新台入れ替え。性格は接客」

うん、だんだん分かりやすくなってきた。

パチンコ激戦区はさしずめホストクラブの激戦区か。

もてない男＝流行らない店。

顔が不細工で（立地が悪く）、服装もこだわらない（古い機械）。しかし性格はいい（アットホームな接客）。その真価は長く付き合わなければ女性には伝わりにくい。

大ヒットした電車男の主人公も最初は女性とは無縁のもてないアキバ系のオタクだった。

それがエルメスに出会い、ネットの住人からアドバイスをもらい自分自身をどんどん変えていった。

ヘアースタイルや服装を最新のトレンドに変え、デートもいままでいったこともないオシャレな店へ誘った。

顔が不細工なのは整形でもしなければ直らないが、ファッションセンスを磨くことはできる。

そのためには多少のカネはかかる。

カネをかけないでもてようとすることは土台無理なことなのか？

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