パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫

tetorayade@hcn.zaq.ne.jp


真っ白いタオルの心

2007-01-31 09:31:00 | 営業1号
こんなサービスを行っていたホールがある。

清潔感を全面的にアピールするために、全スタッフに除菌消臭スプレーを携帯させ、客が入れ替わると即座に、ハンドルと上下の皿をスプレーをかけ、真っ白いタオルでひと拭きする。

一度使ったタオルはすぐに洗濯に出す。

汚れたタオルで拭かれたのでは、せっかくのサービスが逆にイメージダウンにつながる。

ハンドルは人の手の油でべたつくもので、このサービスは非常に喜ばれるようになった。

これ以外に、地域に貢献するホールを目指した。

ホールにはイベントであまった景品や、客がもらっても捨てる菓子やチョコレートがある。

これを何かに役立てないか。

市役所に相談に行くと、「当市には困っている施設はありません」と門前払いだった。

ホールの近くに授産施設があることは分かっていた。

施設で祭りをするときは寄付を求めてホールにも来ていた。

毎年1万円ほど袋に入れていた。

そこで、年に1度の1万円の付き合いではなく、恒常的な付き合いを考えた。

企画の主旨を書いて、近くの授産施設に贈りたい、とホールのカウンター横に端景品の菓子やチョコレートを客から寄付してもらう透明のでっかいボックスを作った。

段ボール箱に3箱貯まったところで、施設に届けた。もちろん、賞味期限はちゃんと確認して。

思いがけないプレゼントに喜ばれたのはいうまでもない。

2度目に届けに行ったとき、前回届けた段ボール箱に子供が「おいしかったよ。ありがとう」と書いているのを発見。

それを切り取り、ホールに張り出すと、貯まるスピードが増した。わざわざ、お菓子に交換してそれをそのままボックスに入れてくれる客も。

施設は菓子で溢れるようになった。

ある時「こんなことをしてもらっているのはうちだけですか?よその施設にも回したいのですがいいですか?」

「もちろんいいですよ。市役所で聞いても門前払いだったので、ほかの施設のことを知りませんでした」

こうして、ホールの善意の輪はどんどん広がっていった。
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

これが業界発信の製品だ

2007-01-30 09:30:46 | 営業1号
これがこの前紹介した静電気を除去する機械の本体だ。

サイズはB5サイズのノートパソコンぐらい。中央にドーム型センサーが取り付けられている。ここに手を載せるとコロナ放電によって除電する。

帯電レベルのインジケーターが付いているので、自分の帯電レベルと静電気が除電されていくのが分かる。

レベル1緑、レベル2黄、レベル3赤で、除電されるとインジケータは青色に変る。

この間数秒。

ホールは年中エアコンが付けられているので室内は絶えず乾燥状態にあるので、静電気が起こりやすい環境にある。

開発するきっかけが静電気で爪が割れた、という女性客のクレームからだった、という。

ジェットタオルのように標準装備を狙う。

そのためには、プラスアルファの一工夫が必要になってくるだろう。
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

平成10年の比ではない?

2007-01-29 16:13:10 | 営業1号
平成10年(98年)は業界では新築、改装工事が激減したした年だった。前年の社会的不適合機の撤去の伴い、業界の消費マインドが最も冷え込んだ年だ。

平成7年度は年間でホールコンや島補給工事が2054件あったのに対して、平成10年は695件にまで落ち込んでいる。

平成10年を底に11年は946件、12年は1508件、13年は1683件、14年は1561件、15年は1563件、16年は1648件と右肩上がり気味に推移していたが17年は1346件と急激な落ち込みを見せている。

18年度の集計はまだ出ていないが、平成10年のレベルにどんどん近づいている感覚だ。

5号機入れ替えコストは、社会的不適格機撤去の比ではないだけに、この数字がどこまで落ち込むのか、想像もしたくない。

おりしも、エンビズ総研が発表した遊技機人口は1345万人に減少。特にスロット客の減少が激しい、という。
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

版権使用料が収入を押し上げる?

2007-01-26 08:23:09 | 営業1号
時事通信が伝えるところによると、ヨンさまの収入の9割以上が日本からであることが分かった。

韓国の人気俳優ペ・ヨンジュンさんが2006年の所得税として97億5000万ウォン(約12億5000万円)を納めたことが25日、分かった。ペさんの所属事務所によると、納税の基準となった05年の収入申告額は329億ウォン(約42億円)で、韓国の芸能人でトップ。このうち、9割以上が日本からの収入だった。
 ひところに比べると、韓流ドラマ全体の人気は低迷気味といわれる。しかし、ヨン様人気は依然として根強いことを収入面から裏付けた形だ。

なるほど。
この収入の一部には京楽の版権使用料も含まれているはず。

しかし、韓国芸能人でトップの収入ながら、9割以上が日本からの収入、ということは韓国ではあまり人気がないことを改めて裏付ける形になった。
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

発想の転換

2007-01-25 10:13:17 | 営業1号
パチンコ業界の慢性的人手不足が深刻化しようとしている。顕著なのが東京。高額の時給でも思うように人が集まらない。東京には高額の時給でパチンコ店よりも楽な仕事が多くある、というのが理由のようだ。

それなら、ここは発想の転換でしのぐしかない。

40代、50代はリストラの対象となり、仕事にあぶれている。

その昔、大阪の某ホールは主婦のスタッフでチェーン展開していた。そうした主婦や中高年を戦力として、中年による中年のためのパチンコ店なんかがあってもいいではないか。

確か、大阪には中年専用のゲームセンターがあった。

サービス業を熟知した円熟味のある接客で、低射幸性の専門店をつくる。ここでポイントになるのがマースのパーソナルシステムだ。

貸し玉料金も1円で、時間消費型に。そういう客層なら玉積み演出も不要。重たい玉運びがないので中高年でも腰を痛める心配がいらない。
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

派遣を考える

2007-01-24 10:07:55 | 営業1号
大手家電量販店の場合、メーカーから派遣されたヘルパーが自社製品の販促活動を行うという名目で常駐している、という。実態は量販店側が人件費削減のためにメーカーに店員の派遣を要請しているわけで、自社製品以外の販売もやらせている。

ヘルパーはメーカーと派遣契約を結んでいるため、指示、命令を量販店側が行ってはならないが、こと細かく指示していることが明るみになった。職安法違反の疑いがあるのは去年3月、大阪・ナンバにオープンしたヤマダ電機の「LABI1なんば」。

そういえば、パチンコ業界では開店の立会いを業者が行い、鍵をもって表周りをすることがあるが、これを恒常的に行っているのが、家電量販店ということになる。

ホールはメーカーから大量に機械を買っているのだから「スタッフを派遣しろ」なんていう発想はないだろうが、指示、命令を出した場合は違法ですから。
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

お客さんの喜ぶ顔が見たくて

2007-01-23 10:19:26 | 営業1号
街を歩いていると色々なチラシやらティッシュを配っているが、その中に消費者金融からのスクラッチカードがある。当たりが出ると、500円分のクオカードなどがもらえる。

その実態を聞いた。

1日に配る枚数は200枚。渡す相手はネクタイをしたサラリーマン。

で、実際のそのスクラッチカードを持ってくるには4〜5人。で、その際無条件でクオカードを渡さなければならないのだが、アンケートにやんわりと協力してもらう。

アンケートに答えないとクオカードを渡さない、というのは景品法違反になるそうだ。

中にはクオカード欲しさの常連が何度もスクラッチカードを持ってくるそうだが、消費者金融の顧客にもならない輩なので帰すのに苦労するそうだ。

ただ、スクラッチカードも金融庁から「借り入れを増やすのはよくない」との横槍が入り今では実施していない。

主婦の場合借り入れ理由は生活費が圧倒的だという。

ところが現実はパチンコなどの遊興費に消えていることが多いようだ。実際顧客の顔をパチンコ店で見かけることも多々ある、という。

そういう場合はあえて顔を合わせないようにするそうだ。

のめりこむ人は借金してでもやりたがる。

全日遊連でものめりこみ対策の活動を行っているが、総論賛成、各論反対、といったところか。

ちなみに、消費者金融でも金利を7%で借りれる方法がある、という。それは保証人を立て、不動産担保を入れること。それによって、年利30%が一挙に1/3に軽減され、返済が楽になる。

消費者金融は社会悪のように叩かれているが、そこで働く人は「お客さんの喜ぶ顔が見たい」という信念で働いている人もいる。
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

玉の買い方から

2007-01-22 13:21:41 | 営業1号
あるwebテレビで超初心者向けにパチンコの遊び方を紹介している番組があるのだが、見ていて思わず突っ込みを入れたくなかった。

確かに遊び方を説明しているのだが、実際とは全然違うではないか。

その番組ではあらかじめ玉が一杯の玉箱が用意されていて、玉を上皿に入れる、というふうに紹介している。

女の子が「これぐらいでいいですか?」と手でちょっとずつ上皿に移しているのだが、「こういう時は玉すくいのコップを使いましょう」

この時点で間違った情報をインプットさせている。

これ、いつもパチンコをしている人の発想で作られている。超初心者を対象にするのなら、台間玉貸し機で玉を買うところからスタートしなければいけないのに、肝心なところが抜けている。

やはり超初心者には玉の買い方から説明しなければ不親切というもの。

あるアンケートでパチンコ、パチスロを始めるきっかけを調べたところ、「友達に誘われた」がダントツに1位だった。

友達が遊び方を手取り足取り教えている光景が浮かんでくる。

初心者を増やすためには今プレイしている人がいかに知り合いを連れてきてくれるかにかかっている。
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

新たな事業提案

2007-01-19 10:40:39 | 営業1号
最近、8号営業やスーパー銭湯関係の会社から広告出稿の問い合わせがあるが、その延長線上で新たな事業提案がある。

1月13日、広島市の宇品にオープンした岩盤浴、エステ、フィットネスクラブの複合施設「エ・ビュー」がそれ。

プールやジャグジーなどの施設がない分、建築コストがかからない。その分会費を4800円、と安く抑えている。

温浴施設を設けなければ、ホールの建物がそのまま使える。

有酸素運動のマシンで汗を流した後は、岩盤浴で体内の毒素をぬいて、酸素カプセルに入って、疲労回復した後に、エステで顔もきれいにする。

岩盤浴、酸素カプセル、エステは別料金になっているので、フルコースで利用するとこんな料金になる(会員価格)。

岩盤浴90分1200円、酸素カプセル50分2000円、アロママッサージ45分4400円、フェイシャルエステ45分4400円、ノンセルライト40分5200円、ハーブ蒸し45分4200円、といったところ。

ちなみに、話題の振動マシンは5分100円、とお手ごろ。

スペースは250坪。この規模なら会員数は1000人ほどで採算ラインに乗るようだ。
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

判断

2007-01-18 08:54:02 | 営業1号
「それは非常にデリケートな問題」と宙を仰ぐ。

検定・認定切れ機械を使用していた場合、警察がどう判断を下すのか気になって聞いたところそんな反応だった。

宴席なので割りと本音でしゃべれる雰囲気。

その質問に対してホール関係者は「厳しく処罰してもらわないと困る。営業取り消し」と切り捨てる。

警察といっても個人的見解なのだが、即座に取り消し、と言い切らなかったのは、やはり状況を十分に調べて結論を下す、ということか。

取り消しになっても屋号や経営者を代え、店自体はなかなかなくならない。
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

期限切れ

2007-01-17 10:00:59 | 営業1号
詳細は分かり次第アップするとして、わかっていることだけを伝える。

検定切れか認定切れのスロットを使っていた、として某県内のホールが、立ち入り調査を受けた模様。

撤去期限は1月5日。周辺のホールは順守したが、当該ホールは6日になっても撤去することなく営業を続けていたことから、大騒ぎとなり、通報を受けた所轄が同日夜にホールへ立ち入った。

まだ、処分は下されていないが、営業取り消しか、停止かで、注目されている。

不正機でもないんだから、一日ぐらいおおめに見てよ、といいたいところだろうが、法律違反は違反。

調べれば撤去期限を過ぎた機械を設置しているところは他にもあるようだ。ピーワールド調べてもそれは出ないようだが。

罰則規定が厳しくなっていることをもっと認識する必要がある。

不二屋が賞味期限切れの材料を使って、会社の存続自体も危ぶまれている。

期限切れはどこの世界でも使っちゃいけないようだ。
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

手を出したら負け

2007-01-16 09:32:54 | 営業1号
サラ金でもそうだが、借りた金を返さないと取り立ても厳しくなる。大手ともなると、それこそ社会問題になるので、暴力的取立てはできない(中には、元金を返してもらうより、金利を細く長く支払い続けてもらうほうが商売的にはうまみがあるので完済させないようにするケースもある)。

機械代にしてもそうだ。機械を販売したら機械代は払ってもらわないといけない。

その返済額も1000万以上に膨れ上がると弱小販社なら、共倒れしてしまう。

「払う金はない。取れるものなら取ってみろ」と債務者が居直ったものだから、プチンと切れた。

そばにあった受話器で相手の頭を殴ってしまった。

債務者が駆け込んだのは警察。

受話器で殴られて全治5日間の打撲症の被害届を出した。警察も動かざるを得ない。

事情聴取の結果、起訴されることはなかったが、手を出したほうが負けだ。

最近、一方通行の道をゆっくり走っていて、後続車からクラクションで煽られた。

車を止めると、後続の車が前に出てきて、進路を塞いだ。相手が車から降りてきて口喧嘩が始まった。一触即発の状態だ。

若い頃なら飛び掛ったであろうが、ぐっと我慢した。

まず、昔なら相手も顔を見たら喧嘩なんかふっかけてこなかっただろうが、それだけ、人間に丸みが帯びてきた、ということだ。

どんなに相手が悪くても手を出すだけで立場が逆転する。
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

遊び方はシンプルに

2007-01-15 17:28:39 | 営業1号
「団塊の世代や新規客を開拓する、とはいっているがホールはお客さんの立場を理解しているのか、といいたい。出入り口をもっとシンプルにしないとダメ」と声を震わせるのは、ホールと設備メーカーの両方をやっている会社の関係者。

最初は何をいっているのかと思ったが「なるほど」と頷いた。

「まず、現金サンドに戻すこと。今、パチンコ店に一人で入ってもどうやって玉を買うのか、どうやってプレイしたらいいのか、昔パチンコをやっていた人でもさっぱりわからない。ややっこしくて、わずらわしい。その段階で団塊の世代は拒否反応を示す」

リーチ演出にしても、初めての人にはさっぱり意味が分からない。知識のない人は益々遊べなくなったのが、今のパチンコ業界である。

前にも今のパチンコ業界はソニーのPS3路線でマニアばかりに主眼を置いている、と書いたが、機械だけでなく、店に入ってプレイする段階からすでに敷居が高くなっている。
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

あしぴたがホールスタッフを救う?

2007-01-12 15:01:14 | 営業1号
訪問先で、ホールスタッフの足の疲れを取るかもしれない健康装具を発見した。ウォーキングサポーター「あしぴた」がそれ。

足にまくサポーターで、「わらじ効果」で足指を強くする、と書いてある。

用途としてはあらゆるスポーツに万能であることを謳っている。

効果としては、足が軽くなる、足が暖かくなる、きれいな足になる、足の冷えをやわらげる、脚が強くなる、ふくらはぎがすっきりする、ひざが楽になる、腰が楽になる、肩が楽になる、姿勢がよくなる。

本来はゴルフをする人向けに販売していたようだが、ふと、これをホールスタッフが付けて作業したら、これまでの足の疲れが解消するのではないか、と思った。

で、さっそく、「これホールスタッフにいいかもしれませんよ」と提案したら担当者も「それいいかも」。

腰痛に関してはすでに職業病化している。足だって疲れる。効能の中に腰が楽になる、というのも見逃せない。

これからはホールスタッフの健康管理にもっと目をむけるべきだろう。

実際使ってみてレポートするから、とサンプルをもらった。

いずれ、その体験談はアップする。
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

高給でも人がこない

2007-01-11 09:19:48 | 営業1号
東京の人材派遣会社の悩みは仕事を受注できても、人が思うように集まらないこと。時給2000円でも集まらない、という。

理由はそれぐらいの時給で、もっと楽な仕事が東京にはいっぱいあるからだ。

1日ホールで働くとスタッフは相当疲れる。立ちっぱなしで、重たい玉箱の上げ下ろし。足はむくみ、腰を痛めてリタイアするスタッフは数知れず。

都心のホールはこれから慢性的な人手不足が深刻化してくるものと思われる。

マースのパーソナルシステムは人件費の削減が注目されているが、人件費の削減よりも、人が集まりにくい都心のホールでは、人手不足の解消として注目されそうだ。

仕事の少ない地方では、まだ人材確保はできるだろうが、高い時給を出してもそれでも人が集まらない都心部から火がつきそうだ。
コメント (0) |  トラックバック (0) |