2006年8月 - パチンコ日報

突然辞任の怪

2006-08-31 21:10:26 | 営業１号

上場企業の役員人事で気になる会社があった。

次期社長と目されていた副社長が突如辞任している。それに対する発表も行われていない。

当社を含めそれを追っかける業界誌もない。
それは、それは社内でも突然のことで真相を知る人はいないようだ。

ある日ぱったりと会社に来なくなり、それに対する会社側からの説明も一切ない、という。

一部の噂としては権力闘争の結果辞任に追い込まれたのではないか、との見方がされている。

もう、1社、会長が亡くなりその株を相続した奥さんがどう処分するか注目されている会社もある。

一方、上場を目指す人材派遣会社が本業の人材派遣が不振で予定通り来年できるかどうか、という会社もある。

とにかく、募集しても人が集まらず、仕事は取れてもそれに対応できないようだ。

最大手チェーンは人手不足を一気に解消できるパーソナルシステムにかなり興味を示しているようで、いずれにしてもパチンコ業界にレベルの低い人材までもが集まりにくい状況になってきていることだけは確かだ。

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常連客は不良客？

2006-08-30 11:39:05 | 営業１号

ほとんど毎日のように来てくれる常連客は、実はホールにとってはありがたくない客だということがデータ的に分かっている。
週4回も5回も来るということは、データをきっちり研究して勝ちに来ているからだ。

こうしたヘビーユーザーをやんわりと排除し、本来ホールに利益を落としてくれるミドルやライトユーザーに還元することで、収益構造までもが変ってくる、という。ミドルやライトユーザーを増やすと、結構抜ける、というのだ。

では、どうやってヘビーユーザーを排除するか。

「お客さんのようなセミプロに来られたんでは店が持ちません。どうぞ、帰っておくんなまし」なんてお願いできるわけにもいかない。

ヘビーユーザーが好む機種の設定を徹底的に落として、勝てなくするなどの方法が取れる。

5号機時代になればヘビーユーザーは確実に減る、といわれている。その分、ミドル、ライトユーザーが増えれば、5号機時代はむしろ明るい。

ホールにとって常連客は神様ではなく、悪魔、不良客である？　

摩訶不思議な業界である。

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給水ボランティア

2006-08-29 09:12:18 | 営業１号

広島県呉、江田島の両市が水道管トンネルの崩落によって断水状態が続いている。

中でも大変なのが江田島市。島の80％が断水状態で復旧までに1カ月あまりを要する見込みだ。近くに自衛隊もあるので給水車は来ているのだが、島には高齢者の一人暮らしが多い。

給水車が来ても自分で取りに行ったり、重たい水を運んだりできないのだ。

ここで、広島県遊協に提案。給水ボランティア活動というのはどうだ。一人暮らしのお年寄りの家に水を届ける。

島にもホールは数件ある。

今こそ恩返しのときだ。

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設定漏えい対策商品発売間近

2006-08-28 09:10:30 | 営業１号

設定漏えいが問題になっている。それに対して各社では対策商品を開発しているようだが、コンピュータ会社が近々正式にリリースする模様。

完全に漏えいをシャットアウトするのではなく、内部に対しての抑止力効果を狙ったもの。

仕組みを聞くと他社でも考えていたもので、特段目新しいものではなかったが、それを商品化したのは、このコンピュータメーカーが最初か。

設定漏えいがないホールの方が少ないともいわれているが、パチンコで開け釘漏えいは聞いたことがない。

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マルハンイズム

2006-08-25 12:57:52 | 営業１号

そのセミナーには競合ライバル店の関係者も多数参加して、マルハンのノウハウを盗もうとしていた。

マルハンから３名の講師が登壇。なぜ、強くなったかを過去、現在、未来にわたって紐解いたのだが、むしろ、「真似するなら真似して下さい。そして、われわれと一緒に業界を改革しましょう」といわんばかりに写った。

マルハンといえば、「人のマルハン」といわれるぐらい人材育成に力を入れている。

ただ、平成２年までは、どこにでもあるごくごく普通のホール企業だった。平成３年を教育元年と位置づけ平成６年までを人を育てる土台作りに費やした。

そして、平成７年７月７日。
今や業界の伝説ともなっている渋谷パチンコタワーのオープンを迎え、この成功を足がかりに全国チェーンへと大きく舵を切った。

今やマルハン躍進の柱原動力ともなっている「マルハンイズム」が確立されたのは平成１０年。

イズムがどういう過程で生まれたかを説明してくれたが、これが意外にも平社員やアルバイトの不満から生まれたものだった。

店長や幹部が社員やアルバイトとひざを付き合わせ、みんなで本音を出し合ったものだった。そこには店長批判や会社批判も多々あった。それを店長たちは黙ってきき続けた。

不満が全部出尽くすと、最後はポジティブで前向きな意見がどんどん出るようになった。それをポストイットに書いて全部貼り付け、それをまとめたものがイズムだった。

上からの押し付けのものではなく、下から上ってきた意見がイズムの特徴である。

イズムが完成するまでに550日かかった。

自分たちが決めたことは守る。それが「共有」というキーワードになる。

新入社員研修では元気さを競う朝礼コンテストが行われるが、現場でも毎日マルハンイズムを大声で唱和する。

業界を変えるエピソード＝マルハンイズムの種は卓上カレンダーやポスター、さらには映像にする。

共感した事実はメディアに残されていく。

採用活動の段階からこれらの映像が効果的に使われ、思わずマルハンに入りたくなる。

自分たちも先輩たちのようになりたい、と約束して、それを果たすために入社する。

マルハンイズムに共感できないものは試験で落ちる。

一朝一夕に真似できるものではないが、マルハンの改革に立ち上がったのは現副社長を含め5名の男たちだった。

マルハンだから、と諦めるには早い。

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タワーレコードの倒産に思う

2006-08-24 10:18:25 | 営業１号

アメリカのタワーレコードが倒産した。

ipodが大ヒット。好きな音楽は音楽配信によりネットでダウンロードして買う、という方法が定着してきたためだ。

日本のタワーレコードは別法人のため、すぐさま影響はなく「大切にしたい楽曲はCDで買って残す」と鼻息は荒い。

ただ、CDの売り上げ枚数は右肩下がりで下がり続けていることも事実で、やがてはネット配信とCD売り上げがクロスする時期も近いものと思われる。

音楽だけでなく情報も紙媒体はネットに比べれば亀速だ。

情報を発信するのに紙媒体は印刷代、発送費など諸々の経費がかかるがネットは一切不要だ。

今すぐ紙媒体がなくなるとは思えない。

それは信頼される紙媒体をニュースソースに、ポータルサイトは、それを転載されるわけで、そこには現場の記者が取材して書いている。

紙媒体は信頼性の担保ということか。

もちろん、紙媒体がすべて正しいことを書いているわけではない。

最近こんな記事があった。

来日中のロシアのお騒がせデュオの「タトゥー」が、名古屋のライブ会場を客が少なくてドタキャンしたとスポーツ紙が報じた。

タトゥーといえば、初来日で生番組中にドタキャンしたイメージが付きまとっている。性懲りもなく、またしてもドタキャンした、と書きたてたわけだ。

実際は彼女らがキャンセルしたのではなく、事務所側が事前に会場とは打ち合わせしていて、客が少ない場合は、中止する、という話し合いは行われていた、というから、これはドタキャンではない。

話が横道にそれたが、紙媒体とネットをいかに融合させるか。

それはどこも模索しているわけだが、ネット世代が人口の大半を占めるころには、地球資源保護のためにも紙媒体は絶滅種族になっているのかも知れない。

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独りよがり

2006-08-23 09:53:17 | 営業１号

当ブログでも紹介して反響があったASPソフトを紹介するセミナーがあった。

参加者は30名ほど。

パソコンにつないだプロジェクターには、そのソフトの画面が映し出され、使い方の説明がされていくのだが、途中から？？？？？？の連続。

話が理解できないままに、どんどん次の話に進んでいく。参加者も話しについていけない、というのが表情からも分かる。

ひとしきり、説明したが、「たぶん便利なんだろう」という程度の理解力しかなかった。

ソフトを開発した社長は「買えば400万ほどしますが、それを無償提供します。業界の価格破壊を目指します」と自信満々。

説明を終え「名刺交換を希望する方はどうぞ」と司会者。

ところが、参加者はそれを無視するかのように足早に会場を去っていた。

一人立ちすくむ社長。

これは「まったく理解できなかった」という参加者の無言の抵抗だろう。

独りよがりの説明に終始したことが敗因。もっと分かりやすく説明する必要がある。

せっかくのいいソフトも台無し。

プレゼンをもっと勉強したほうがいいようで。

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５号機時代はミドルプレイヤーの育成を

2006-08-22 09:24:45 | 営業１号

あるセミナーで5号機の育て方について講演があった。
要約するとヘビーユーザーは確実に減少するのでミドルユーザーを育てろ、ということだった。

ユーザーの定義としては、
ヘビー＝週2回以上
ミドル＝週1回～月２～３回
ライト＝月1回～２～３カ月に1回
レア＝４～５カ月に1回

完全に5号機に推移した時点で、ヘビーは激減するため、ミドルの売り上げがヘビーを抜く、と予測する。

ミドルはあまり勝ち負けを重視しないで、好きな台で出るまでやる、という傾向が強いので、実は射幸性が落ちた5号機は、ミドル層に最も適した機種である、という。

ミドルを取り込み、育成するためには、

①ミドルが来店する土日にイベント

②設定配分は１、６のメリハリより遊びやすい中間設定

③店側が商品知識を勉強。キャラクターの特徴や演出をお客に教えられるように

④居心地のいい店作り

⑤カップルシート（長時間遊べるので、カップル客を取り込むのによい）

ミドルは決して朝から並ばない。
ミドルは時間や予算を決めて打つ。

ミドル、ライト、レアは射幸性が落ちたことで、逆に来店頻度が高まることが期待できるわけだ。

そう考えれば、決して5号機時代も悲観することはない。

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現職理事長の会社が破産

2006-08-21 09:06:45 | 営業１号

現職の県遊協理事長の会社が7月7日、地裁へ自己破産を申請していた。負債総額は260億6500万円。

これが倒産情報で明らかになったのが8月11日。

今年の総会でも理事長はこんなあいさつをしていた。

「業界の環境は日々厳しさを増している。苦しいときこそ、総親和、相互扶助の精神で組合運営をお願いしたい。全日遊連においては、パチンコ依存症の問題で機関を立ち上げた。2年ほど準備に参画したがいいものができあがった」

自分の会社に置き換えて、厳しさを肌で感じていたのだろう。

理事長には3人の兄弟がいた。長男のホール企業が多額の負債を出し、その連帯保証で会社がおかしくなり始めたようだ。

対策として会社を分離した。息子が社長を務めるホール運営会社を新たに作り、そこにホールを貸す不動産賃貸に特化。賃貸収入でやりくりしていた。

ホールを所有していた会社が破産した、ということだが、運営会社のほうは堅実にやっているようなので、このままホールがなくなることはないものと思われるのだが。

で、理事長の席はどうなる？

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女子バレーと平和

2006-08-19 09:36:29 | 営業１号

女子バレーのワールドＧＰ東京大会が始まった。

初戦はエース大山の活躍などで格上のキューバを相手に３－０のストレート勝ち。幸先のいいスタートを切った。

この対戦と同様にすがすがしい気持ちにさせるのがスポンサーになっている平和のコマーシャルだ。

機械ばかりを全面に出すCMと違ってイメージ広告は、提供する番組とリンクさせなければならない。

その点、平和のコマーシャルは好感が持てる。女子バレーのさわやかさとよくマッチしている。

イメージ広告は直接機械の売り上げを左右するものではないが、それでもやりぬく平和は立派。

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夏休み期間中の訃報

2006-08-18 11:02:20 | 営業１号

5日ぶりに出社。机の上にはメモの山。その中に訃報の知らせが。

お世話になっている会社の社長の奥さん（副社長）のお父さんが67歳で亡くなられた、という知らせ。

お通夜は14日、葬儀は15日。いずれにしても終わっている。

この間会社は完全に休み。

さっそくお悔やみの電話を入れる。

「いいよ、いいよ、お盆休みだったんだから」

この日は両親の初盆で実家の広島まで帰っていた。いずれにしても行けなかったわけだ。

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男の甲斐性

2006-08-11 09:36:48 | 営業１号

広告の打ち合わせで、最近頻繁に行っている会社。家族的雰囲気で事務所内をヨチヨチ歩きの女の子がチョロチョロしている。

事務所の受付をしているのは社長の娘さん。

「社長のお孫さんですか？」と声を掛けた。

つまり、その娘さんの子供で、社長にとっては外孫かと思ったからだ。ところが返ってきた答えは…

「妹です」

「え？？？？？？」

「実の妹です」

「孫じゃないの？」

「社長の子供です」

いつも面談する応接間とは別の社長室に通された。

壁に女優のようなポートレートが飾ってある。かなり美人だ。

社長のパソコンの壁紙は子供と奥さんの写真がスライドショーで展開される。

「あの写真が奥さんですか？」

「そうや」

「美人ですね」

「パソコンでいくらでも修正できるからな」

「何人目ですか？」

「3～4人目や」

「いつのときの子供ですか？」

「今2歳やから53のときやな。子供は全部俺が引き取ってるで」

いつもは鬼瓦のような社長が相好を崩す。

この社長、仕事の関係でしょっちゅう韓国へ出張している。

「韓国人の方ですか？」

「そうや」

「韓国語は？」

「聞くぐらいはできるが、しゃべれん」

「どうやって口説いたんですか？」

「むこうは日本語を勉強しているからな」

「ミョンドンで見つけたんですか？」

「………」

ふと、この女の子が成人するまで社長は元気でおられるのかと思ったが、そんな心配はいらないだろう。

未だにそんな元気があるわけだから。

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4号機撤収における空間演出

2006-08-10 10:09:38 | 営業１号

来年6月以降をにらんで、早くもスロットコーナーの新しい提案をする会社が現れた。

5号機になれば、減台が予想されるだけに、その空いたコーナーを休憩室風、サロン風にしてしまおう、ということだ。

題して「4号機撤収における空間演出」。

概算はこんな具合。

壁面、床面施工材料費が120万～
施工人件費が16万～

家具、オブジェ関係
椅子が2万5000～
テーブルが3万～8万
アクリルオブジェが3万～

ディスプレイデコレーションが12万～

詳細はジーピーエムまで。

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吉宗100台でホールが建つ

2006-08-09 16:47:03 | 営業１号

吉宗100台。完全にゴト対策をほどこし、2万7000枚稼働を維持。3年間使った結果、１軒のホールが建った、という。

ゴトは不正に玉やメダルを出しただけでは目的は完結していない。現金に換えて初めて目的が達成されるわけだ。

たとえ、不正に出されても現金に交換する過程で、ホール側は気づいていることをゴト師に分からせなくてはならない。つまり、ゴトを防ぐ一つの手立ては簡単に景品交換させないことがポイントになる。

では、どうするか。

怪しい客が交換に立ったとき、スタッフはすぐに台番をインカムで事務所に伝え、ベースを確認する。ベース異常であれば、

「ちょっとお客さますいません」

ただ、これだけ。

こんなやりにくい店にはゴト師はこない。

もう、一つ最近問題になっているのが設定漏えい。

これも解決策がある。

それはオーナー自らが設定を打ちかえることだ。

なんだ、そんなことかと思われるかもしれないが、オーナーが変らないことにはホールは変らない、ということ。

例えば、今、年間10億の利益を出していたホールがあるとして、それを売ることができるオーナーは生き残れるが、それができないオーナーは生き残れない、という。

色々含みのある言葉だ。

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回胴遊商の決意

2006-08-08 11:25:30 | 営業１号

5号機時代になればまた復活しそうなのがBモノ。そぎ落とされた射幸性をカバーするために、違法改造機が市場に流出することが懸念される。

その先手を打ったのが回胴遊商。

不正防止対策として、組合員全従業員から誓約書を取ることになった。

誓約の内容は、
①不正には絶対関わらない。
②不正を行って刑事処分を受けた場合には組合からのいかなる処分も受け入れる。
③逮捕、送致若しくは起訴または刑事処分などの情報開示を警察など公的機関に求めること及び当該機関がそれらの情報を開示することを受け入れる。
④刑事処分または回胴遊商による処分を受けたことを公表することを受け入れる。

誓約書を提出しなければ、脱退勧告～除名処分を科すことになる。

それで処分を受けたら5年間は商売ができないようにする。

ホールも不正改造機が見つかれば、一発取り消し処分になるわけだから、そうそうBモノには手を出しづらい環境ではある。

そこまでして7号営業はしたくない、とばかりに8号への業態転換が沸き起こる？

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