パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫

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業界発信のヒット商品

2006-12-29 08:45:02 | 営業1号
ありそうでなかった商品が開発された。
きっかけはホールからの依頼だった。冬場室内が乾燥すると静電気が起きやすい。
特に髪の毛の長い女性は帯電しやすく、玉に触れたりするとバチっと静電気が走る。

玉箱には静電気を逃がす穴が開けられているのだが、それでも静電気で爪が割れることもある。

そこでプレイする前に自分の帯電率をデジタル表示で確認しながら、放電させる器具だ。時間にして3秒ほど。1度放電させると3時間は持つ。

確かセルフのガソリンスタンドにも似たようなものが取り付けられている。

正式発売されるのは来年早々。

開発した会社の社長は「トイレのジェットタオルのように、業界から標準装備になる製品にしたい」と意気込む。
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イベント成功の鍵

2006-12-28 08:59:47 | 営業1号
イベントで成功するかどうかが地域一番店になれるかどうかの鍵を握っている、ともいわれている。

ガセイベントばかりでは客にすぐに見破られてしまう。しょっちゅう閉店セールをやっている店のように。

出したいときに出す。取りたいときに取る。これが思い通りに行けば苦労しないのだろうが、ノイズの多い島の中ではノイズの干渉で特賞確率がメーカーの発表値通りに出ないのが現状でもある。だから釘を開けても出ないとか、閉めたのに吹いてしまったとか、そんなことが起こってしまう。

ノイズを除去することにより、本来の性能を引き出すことで、シミュレーションも立てやすくなる。

興味のある方はマスターピースまで。http://www.master-piece.jp/
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ハッピーエンド

2006-12-27 09:40:55 | 営業1号
クロージングはハッピーエンドで閉めるという話し。

鹿児島に小学1年生の女の子が住んでいた。冬休みを利用して生まれ故郷の岡山へ帰った。クリスマスのイルミネーションがきれいなチボリ公園へ行った。

大好きなお父さんにチボリバルーンを買ってもらった思い出の場所でもある。

楽しいひと時はあっという間に過ぎた。

おみやげにチボリバルーンを買った。

帰りの岡山空港でカウンターのお姉さんから「気圧の関係で、膨らませたままでは破裂するので、このままでは持ち込めない」と断られた。

女の子は悲しくなった。

この年、大好きなお父さんは天国へ行ってしまった。お父さんに買ってもらった思い出のチボリバルーンをしぼませることは、お父さんの思い出までしぼんでしまいそうで、女の子は悲しくなった。

泣く泣くチボリバルーンをしぼませて鹿児島へ持ち帰る。

数日後、岡山空港から宅急便が届いた。

中にはパンパンに膨らんだチボリバルーンが入っていた。

姉さんから「あの時はごめんね」と手紙が添えられていた。

女の子はこのできごとを作文に書いた。

お姉さんに出会えて、大好きなお父さんとの思い出を大切にしてくれて、たいへんうれしかったです、と。

この作文は特選に選ばれて、感動の輪をどんどん広げて行った。

これがハッピーエンドの世界だ。

自分で書いていて目頭が熱くなってくる。
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逃げ足

2006-12-26 11:04:30 | 営業1号
外資系金融機関による業界の再編が起こるのではないか、と予測する金融関係者は声をひそめてこう話す。

「業界のメインバンクといわれていた銀行が、厳密に手を引き始めています。ある大手ホールのメインバンクも変っています。銀行の肩代わりをしてきたリース会社にしても半年ほど前からかなり選別するようになってきた」

銀行が貸し渋ぶれば、新たな資金調達が必要になる。

それが外資系金融機関によるパチンコの証券化、ということになる。

外資から見ればパチンコ店のキャッシュフローは魅力的に写るようだ。

来年の5号機問題は客離れの懸念だけでなく、銀行の貸し渋りが色濃く出てくる年でもある、ということだ。
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広告宣伝費の削減

2006-12-25 13:31:12 | 営業1号
歴史に裏打ちされた豊富なデータベース――業界人も非常に重宝しているサイト、といえばピーワールド。

打倒ピーワールド、とばかりにポータルサイトを目指し、幾多のサイトが立ち上ったが、同じような内容のサイトでは、ホールもわざわざ登録してくれない。

サイトのコンセプトを「コストをかけずに集客すること」と明確に打ち出しているのが、ピースカイネットだ。

ピーワールドとの違いは、店長日記や掲示板が設けられていること。

ただ、それだけ、と思うことなかれ。

ケータイメールでホームページに誘引。ここで面白い日記が目に止まれば、ブックマークに登録して、ちょこちょこ来てもらえるようになる。そんなホームページ会員が1000人ぐらいに増えれば、情報発信はすべてホームページから行えるようになる。

これでチラシやDM以上の集客効果が上るようになれば、チラシやDMの回数を削減、あるいは一切頼る必要もなくなってくる。

成功するポイントは、毎日更新すること。毎日更新するから見に来るわけで、これは基本中の基本。

これができる店長なら広告宣伝費を大幅に削減することが、できるはず。
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嫌がらせ

2006-12-22 07:37:20 | 営業1号
チラシには3時半オープンと打っていた。
当日の2時半に警察検査があるので、十分間に合うと踏んでの見切り発車だった。
ところが、警察が検査に来たのは3時25分。開店まで5分しかない。

入れ替えたのはパチンコ、スロット50台ほど。

ここから極めて丁寧な検査が始まる。

4.7号機はレバーを叩いてリールが止まるまでの時間をストップウォッチ片手にきっちり計る。それも1台ずつ。

全台の検査が終わったのは4時半。

開店予定時間から1時間も遅れたため、シャッターを蹴る音が店内に鳴り響いてくる。

「こんな融通のきかない検査は始めて」と業者は呆れ顔。

どこの会社にも融通の聞かない人間は必ずいるものだ。

その前に嫌がらせだと思うのだが。
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記憶に残る仕事

2006-12-21 10:15:59 | 営業1号
店が客を共演者にしてしまうこと。これを成功するためのドラマの法則という。

人気レストランでの実話。

明るく、元気な接客で人気ナンバー1の女性スタッフ(学生アルバイト)が、就職のために店を辞める日が来た。

仕事もひと段落したところで、店長は彼女に最後の指示を出した。

「たくさんのお客様に恵まれてご苦労様でした。最後にトイレ掃除をお願いします」

よりによって、最後がトイレ掃除かと思いながらも、彼女は素直に従った。

その間、店長は紙袋からバラの花を取り出し、客席を回った。

「今日で彼女は就職のためにこの店を辞めます。皆さんにかわいがっていただき本当にありがとうございました。すいませんが、このバラの花を一言添えて渡していただけませんか」

トイレ掃除を終えた彼女に、また、店長が指示を出した。

「本当にご苦労さんでした。これが最後の指示です。かわいがっていただいたお客様に感謝の気持ちをこめて、テーブルにあいさつに行ってください」

お客さんたちは、テーブルの下にバラを隠し、彼女が回って来るのを今か今かと待ちわびていた。

そして、彼女がテーブルを回り始めると、次から次へとバラの花を手に「ごくろうさん」のねぎらいの声。

思いもかけなかったシーンの展開に、彼女が号泣したのはいうまでもない。各テーブルでは感動のシーンの数々が生まれた。店内はお客さんの拍手に包まれ、その場に居合わせたお客さんはドラマの共演者となった。

こういうのを記憶に残る仕事、という。
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新たなパチンコ証券化の手法

2006-12-20 09:44:51 | 営業1号
メリルリンチ日本証券が遅まきながらパチンコの証券化ビジネスに乗り出した。第一弾は福岡のユーコーで、総額120億の融資を手掛ける。

改めて、パチンコの証券化を説明するとこうだ。

パチンコ事業から生まれるキャッシュフローに対して証券化する新しい金融商品。
まず、優良な店舗を選び出し、そこから得られる将来のキャッシュフローを集計する。将来の事業収入を担保に融資を実行する。投資家にとっては魅力的な収益性の事業に投資できる。

主なパチンコの証券化を列記するとこうなる。

2004年3月25日
東京スター銀行が福友産業に130億の証券化

2005年11月
新生銀行が福島のダイエーに250億の証券化

2005年12月
ドイツ証券がガイアに700億を証券化

でも、メリルリンチの場合はこれまでの証券化とはちょっと違う。

仮に、証券化した店舗の業績が低迷して、返済が滞った場合、マルハンがバックオペレーションをする、というのだ。

つまり、マルハンが店舗立て直しに乗り出すこともあるので、従来よりも投資家のリスク回避ができて、安心して投資できる、ということだ。

それでなくても、大手ホールでも事業計画を見直さなければならない状況で、パチンコの証券化は厳しい状況にある。

その、保険というのが今回の手法であろうが、ライバル店をバックアップするとは昔日の感がある。
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カリスマ店員

2006-12-19 09:42:12 | 営業1号
この前の顧客満足を追求してはいけないの続き。

顧客満足を追求するのではなく、感動を与える、という話し。

映画を観て感動するのは偶然ではない。プラスのギャップをいかに生み出すかを制作者は考えに考え、人に感動を与えられるように作られている。

だから、偉大なるマンネリの水戸黄門は例外として、結末が分かっている予定調和のドラマは誰も見ないし、そんなドラマは最初から作らない。そう最初から犯人が分かっている推理小説のように。

例えばこれを美容師に置き換えてみる。

お客さんの要望通りに仕上げる美容師と、要望にプラス一工夫してその人に似合う髪形に仕上げる美容師がいるとする。前者は満足で終わる。後者は満足するだけではなく、自分が想像していた以上の仕上がりに感動を生み「あそこの美容師はすごい」と口コミが広がり、カリスマ美容師として人気を博すことになる。

パチンコ業界でこれをイズムという名で実践しているのが、マルハンだろう。マルハンには店内で起こった感動話がたくさんある。

感動から感激、お客から感謝されたとき、顧客が信者に変っていく。

そんなことができる店員がカリスマ店員と呼ばれるのだろう。
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ある会話

2006-12-18 18:42:49 | 営業1号
「単純計算してみて。1日200万円で10年。それが5店舗だよ。あんな金額なわけない」

「じゃ、1日1000万ということですか? 恐ろしい金額だ」

「最後は政治家の力であの金額で収まった」

なんて会話を聞いてしまった。

これだけで、分かる人は分かる。

では、また。
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成功のヒント

2006-12-15 09:49:45 | 営業1号
長生きの秘訣は、年取っても息することを忘れないこと。これは誰かのギャグだが、これはギャグではない。

こんな格言がある。

小さな成功は同じ業界に学べ。

大きな成功は違う業界に学べ。

これを実践して業績を大幅にアップさせたアメリカの航空会社がある。

航空会社が儲けるためには、早く飛んで、たくさん人を運ぶことが必要になる。それがシャトル便だ。

飛行機に求めれれるのは何よりも安全が最優先される。しかし、機体整備に時間を取られていたのでは、早く客をさばけない。

安全と早さは二律背反するが、この空港会社はF1レースのピット作業からヒントを学び、業績を飛躍的にアップさせた。

さて、パチンコ業界が違う業種から学ぶとすればどの業種?

感動を与えてくれるレストラン?

感動を与えてくれるホテル?

同じサービス業の中にはヒントはないような気がする。
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顧客満足は追求してはいけない

2006-12-14 15:52:06 | 営業1号
顧客満足を追求してはいけないらしい。

期待に対して期待通りのことを実感したときに人は満足を感じるが、顧客満足を追求していたのでは業績は上らないらしい。

足りない物を満たすのが満足であり、満足は永遠に満たされることはないからだ。

期待に対してそれを実感できなければ、それは不満になり、さらに満たされないと怒りに変る。

今、求められるのは「感動」である。

感動は期待以上のことを実感して時に心が動いたときに「感動」となる。

期待に対して100%であれば、満足であり、99%なら不満、101%なら感動となる。

感動という名前を入れる商品もあるようだが、「大感動」ということばは使わないほうがいいようだ。

なぜなら、大感動は続かないからだ。

1%のギャップが生まれてときに感動は生まれる。

1%の非日常ではなく新日常=ちょっとうれしいこと、ちょっとした親切、そんな1%ギャップを誠実に続けることでレベルが上っていく。

「感動」の上が「感激」でされにその上が「感謝」となり、客のほうから「ありがとう」ということばが発せられるようになる。

客が求めているのは満足ではなく、感動である。

感動、感激、感謝の3つを「三感王」と呼ぶそうだ。

世の中、感動したい人はいっぱいいるのに、提供する側は少ない。

ここに商売が成功するヒントが隠されている。


以上は大分セントラルのロールプレイング大会でのゲスト、有限会社ドラマテックステージの平野代表の講演より。

続きは後日。
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ケータイで機械情報が見られる

2006-12-13 09:31:23 | 営業1号
意外と知られていないパチンコのケータイサイトを発見した人から調べて欲しい、という依頼があった。

そのサイト名はパチナビ。どこにでもあるような名前で、グーグルで検索すると簡単にヒット。

このことか、と意気揚々としたのもつかの間。

パチンコ必勝ガイドが運営しているケータイサイトでないことは数分で分かる。

そのパチナビはホールのケータイサイトで、各台の情報がリアルタイムで分かるという優れもの。

スランプグラフまで表示する。

ここは実際に使っているホールに電話して聞くしかない。

あっさりと、その会社は分かった。

アクティブネットジャパンという会社で、2000年からこのシステムを運用している。

親会社はホールコンメーカーのアイ電子。

それで納得。

客が一番知りたい情報をこうしてケータイで見られるようにしているのは、同社のほかに、パチンコ競馬新聞を発行するゲオウェッブサービスがある。

普通のホームページの10倍以上はアクセスがある。
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努力は報われる

2006-12-12 10:27:28 | 営業1号
大阪から東京へ進出した人材派遣会社のお話。

飛び込み営業で都内の大手ホール狙った。断られても、断られても通った。

ある日そのホールから電話がかかってきた。

「一度来て」

事務所へ行って営業担当は驚かされた。

何月何日にどんな資料を送ってきたか、ちゃんと履歴を取っていたのである。

その熱心さを買われて、取引が始まることになった。

その会社は年末にオープンする関西の大型店でも仕事を受注することができた。

「大手はできます、できます。丸請けさせてください、といいながらどこも人を集められなかった。実際、頑張って人を集めてきたのは中小派遣会社だった。それでチャンスをもらえました」

会社の規模ではなく、営業担当の努力が最終的には評価される。

いいことではないか。
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5号機はバラエティーに使え

2006-12-11 11:44:28 | 営業1号
バラエティーコーナーといえば、これまでは中古機を寄せ集めたものと相場が決まっていたが、それを5号機の新台でやるケースがボツボツ出てきている。

1機種2〜3台で組み合わせていく。コーナーごと入れないので、その機種で人気がなくてもコーナーがガラ〜ン、とすることはない。

ダメな機種は台数が少ないのでどんどん外していける。

「10台はいらないけど、3台なら使える機械はある」とはコンサルの弁。

5号機が認知されるまではこういう使い方もあり。

実際、梅田に改装オープンした四海樓はその手法を取り入れている。
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