家族のきずなを描いた「フリーター、家を買う。」が3冠!
原作=有川浩/脚本=橋部敦子/演出=河野圭太、城宝秀則/出演=二宮和也、香里奈、井川遥、丸山隆平(関ジャニ∞)、大友康平、鷲尾真知子、坂口良子、竹中直人、浅野温子ほか
新卒で就職した会社を3カ月で退職し、フリーターとなった誠治(二宮)が、母・寿美子(浅野)のうつ病を機に、再就職して家を買おうと奮闘。父・誠一(竹中)とも衝突し、言い訳ばかりだった誠治が徐々に成長。家族のきずなが深まっていく姿に、多くの共感が集まった。
原作=有川浩/脚本=橋部敦子/演出=河野圭太、城宝秀則/出演=二宮和也、香里奈、井川遥、丸山隆平(関ジャニ∞)、大友康平、鷲尾真知子、坂口良子、竹中直人、浅野温子ほか
新卒で就職した会社を3カ月で退職し、フリーターとなった誠治(二宮)が、母・寿美子(浅野)のうつ病を機に、再就職して家を買おうと奮闘。父・誠一(竹中)とも衝突し、言い訳ばかりだった誠治が徐々に成長。家族のきずなが深まっていく姿に、多くの共感が集まった。
半人前の青年が成長していく姿を好演した二宮和也が1位。悩む姿や反抗的な表情など二宮の芝居が共感を呼び、読者票で2位に倍以上の差をつけた。華のある新たな龍馬を構築した福山雅治や朴訥な役を演じた竹野内 豊も高評価。
読者、TV記者、審査員から三者三様の支持を集めた、戸田恵梨香、鈴木京香、菅野美穂がデッドヒートを繰り広げた。その中で、堤幸彦監督の世界観を体当たりで演じ、インパクトあるキャラクターが見事にハマッた戸田に軍配が上がった。
今賞で各部門を通し、唯一の圧倒的な勝利を収めたのが香川照之。選考理由では「どの作品でも足跡を残す役者」など賞賛の嵐に。また、嫌みなヒール役で新境地を開いた稲垣吾郎が2位に入った。
上戸彩、前田敦子、深田恭子、浅野温子らが票を集めて僅差の勝負となったが、初の汚れ役が好評だった上戸が1位を奪取。「強そうで寂しい梨沙の姿が切なくなった」と多くの女性から共感を得た。
「映像美やカット割、堤幸彦監督をはじめとするスタッフのこだわりが随所に感じられた」「ファンを裏切らない独特の世界観、視聴者を翻弄するテロップの使用法などに完敗」と堤ワールドを堪能したファンからの支持が絶大だった「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」。2位は「龍馬伝」の大友啓史ら、3位は「フリーター、家を買う。」の河野圭太ら。
謎解き、特異能力など多くの仕掛けが散りばめられた「SPEC―」の西荻弓絵が1位に。選考理由は「複雑に絡み合って収束しそうでしない、見事な構成力」「キャラの魅力を増幅させるセリフ、ゆるいギャグはいいスパイスだった」など。2位は「フリーター、家を買う。」の橋部敦子、3位は「セカンドバージン」の大石静が獲得。
「フリーター、家を買う。」の主題歌で嵐が歌う「果てない空」と、「流れ星」の主題歌であるコブクロの「流星」が人気を集め、読者票と審査員票で首位を勝ち取った嵐が1位に。「優しい曲調、歌詞がドラマにぴったり」などの意見が多く、楽曲とドラマとの相性の良さが選考理由に。また、西野カナが歌う挿入歌「君って」にも賛辞の声が多数寄せられた。
全10話、すべて異なったタイトルバックを放送した「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」。特異能力の世界観を表現する曲調や映像で制作し、ドラマにスパイスを効かせた。「計算されたタイトルバックでオープニングからワクワクした」「主題歌も映像もおしゃれで見逃せなかった」との声も多く、作品を盛り上げたことが受賞理由に。
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