「世界の中心で、愛をさけぶ」が9冠獲得
脚本=森下佳子/演出=堤幸彦、石井康晴、平川雄一朗/主題歌=「かたちあるもの」柴咲コウ/出演=山田孝之、綾瀬はるか、緒形直人、桜井幸子、田中幸太朗、柄本佑、本仮屋ユイカ、夏帆、水野はるか、浅香友紀、仲條友彪、田中圭、平野文、武野功雄、鳥羽潤、浅野和之、高橋克実、大島さと子、松下由樹、手塚理美、三浦友和、仲代達矢ほか
白血病に冒された亜紀(綾瀬はるか)と、彼女を最期まで支えつづけたサク(山田孝之)の透明でピュアな恋を描いた感動作。原作、映画版にはなかった同級生との青春、サクと亜紀を見守る両親の葛藤を抑制の利いた演出で見せ、作品がもつ絶対的なせつなさを視聴者により深く伝えた。後半は、サクと亜紀の表情やしぐさ、交換していたカセットテープのメッセージ、すべてが涙を誘った。