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最優秀作品賞

「家なき子」

日本テレビ系

貧乏、イジメ、裏切り…野島作品が話題独占

企画=野島伸司/脚本=高月真哉、いとう斗士八/演出=細野英延ほか/主題歌=「空と君のあいだに」中島みゆき/出演=安達祐実、保阪尚輝、水野真紀、内藤剛志、田中好子、米山善吉、湯浅実、小倉一郎、京本政樹、進藤恵美、細川俊之、小柳ルミ子ほか

義父(内藤剛志)の暴力と貧しさの中で育つうちに、自分自身と金しか信じなくなった孤独な少女・すず(安達祐実)。冷たい世間と激しいイジメに立ち向かう、すずの力強さに共感する視聴者に支えられ、第1回のノミネート作品中最高視聴率を獲得。企画の野島氏らしい、ラストまで気を抜けない凄まじい展開も話題に。

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主演男優賞

田村正和

「警部補・古畑任三郎」フジ系

視聴者に挑戦しつづけた田村正和がぶっちぎり!

警部補・古畑役で、毎回登場するゲスト相手に、ほぼ全放送時間出ずっぱりだった田村が、読者、審査員、TV記者すべてで1位に選ばれ文句なしの受賞。犯人を追い詰めるときのキビしさと、ふだんのとぼけたキャラクターと、その2面性が新しくも愛らしい刑事像をつくり上げた。

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主演女優賞

安達祐実

「家なき子」日本テレビ系

浅野ゆう子vs安田成美の“木10対決”横目に、安達祐実が抜け出る

中学1年生(当時)の安達が主演女優賞に輝く。世間の冷たさに立ち向かう小学生役がハマリにハマり、大人相手にタンカを切る姿は実に堂々としたもの。安田、浅野が木曜夜10時対決を繰り広げるのを横目に余裕の逃げ切りだった。特に審査員票では群を抜いての首位。

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助演男優賞

岸谷五朗

「この愛に生きて」フジ系

映画各賞総ナメの岸谷五朗がドラマでも堂々本領発揮

映画「月はどっちに出ている」の在日朝鮮人役が大好評だった岸谷が、連ドラ界に新風を巻き起こし、“主演男優賞”に推す投票も。2位・西村雅彦、3位・豊川悦司と上位の3人がいずれも舞台出身者というのも興味深い。圏外だが、「家なき子」のリュウ(ピュンピュン)という声もあった。

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助演女優賞

鈴木杏樹

「長男の嫁」TBS系

連ドラ3作目の鈴木杏樹がベテランの実力派を抑える

「十年愛」('92年 TBS系)、「あすなろ白書」('93年 フジ系)に続いて連ドラ3作目となる鈴木がコメディーに初挑戦。お嬢様育ちで世間ずれした“次男の嫁”を熱演した。「出逢った頃の君でいて」の中川安奈、「長男の嫁」の野際陽子といった個性的な演技で光った実力派を抑えての受賞となった。

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主題歌賞

「空と君のあいだに」中島みゆき

「家なき子」日本テレビ系

売上第1位の「空と君のあいだに」がダントツの受賞

番組のコンセプトを踏まえて書き下ろした中島みゆきの「空と君のあいだに」が、売り上げもナンバーワン(当時)で文句なしの受賞。ヒロイン・すずの孤独を包み込むような、力強いボーカルが、ドラマを実に効果的に盛り上げていた。

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新人俳優賞

矢沢永吉

「アリよさらば」TBS系

何もかもが“超”な矢沢に栄冠

テレビ界からの熱烈なラブコールにこたえた“超大物新人”の矢沢が文句なしの受賞。現場でのまじめな取り組み方がスタッフにも評判。ドラマ終盤では、さすがに新人離れした貫禄を見せてくれた。2位には「長男の嫁」の山口達也がくい込んだ。

ベストドレッサー賞

田村正和

「警部補・古畑任三郎」フジ系

こだわりの田村スタイル圧勝

毎回黒のスーツで登場した田村扮する古畑だが、シャツはすべてオーダーメードで全9色計18枚をそろえるというオシャレ派。そのシンプルさが視聴者に受けた。第2位には「上を向いて歩こう!」の舘ひろし。女優は3位の安田成美が最高位。

脚本賞

三谷幸喜

「警部補・古畑任三郎」フジ系

得意としているひと幕モノの手法を駆使して、従来にないスタイルの刑事ドラマをつくり上げた三谷氏が圧勝。古畑が犯人と対峙する際のセリフの応酬は、みごと!のひと言に尽きる。

監督賞

星護、河野圭太、松田秀知

「警部補・古畑任三郎」フジ系

星氏らが場面展開の少ない「古畑―」の緻密で、かつ大胆な演出で冴えを見せた。緊迫感と気が抜けるシーンと、演出の緩急のバランスも、ドラマの個性を際立たせた要因だった。

撮影賞

「警部補・古畑任三郎」

フジ系

従来のドラマとは一線を画す「古畑任三郎」が、撮影賞も受賞。演出家からは「舞台中継ふうに撮ろう」などの指示があったという。映像美が際だっていた「鬼平犯科帳」に競り勝った。

キャスティング賞

「長男の嫁」

TBS系

浅野ゆう子、鈴木杏樹、坂井真紀といった女優陣を嫁に、石田純一、段田安則、山口達也ら色とりどりの個性派男優をその夫に、さらに姑役に野際陽子を配した。まさに“盤石の布陣”が高視聴率に。

タイトルバック賞

「ボクの就職」

TBS系

金のふすまの背景と俳優たちを別々に撮って合成した「ボクの就職」のタイトルバックは、撮影だけで丸1日を要したなかなかの力作。簡潔な映像が魅力の「古畑任三郎」をしのいで受賞。

ザテレビジョン特別賞

ピュンピュン&池田動物プロダクション

「家なき子」日本テレビ系

「ピュンピュンは“名犬ラッシー”に勝る。雑種の犬が血統犬のコリーを超えた」と審査員の松尾氏が演技力を高評価。愛情豊かに調教した池田動物プロダクションの沼田氏の功績を称える。

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