いつも応援して下さっている皆様に、ご報告とお話させていただきたい事があります。
私、篠原愛実は、2012年12月31日をもって芸能活動を引退させていただくことになりました。
突然の発表になってしまった事、大変申し訳なく思っています。
小学2年生で養成所に入り、習い事のひとつのような感覚でやっていた芸能活動でしたが、プロダクション尾木という事務所に入りお仕事をするようになってからは、それまでとは違い、お仕事に対して本気で取り組み、真剣に向き合うようになりました。
そして、意識が真剣になればなる程一方で常に、一生続けていけるのだろうか?やっていいのだろうか?と、考える事も多くなりました。
高校を卒業し大学に入学してからは環境も変わり、それまで以上に、自分の進路について真剣に考える時間が増えました。
そんな気持ちの中で、時間が過ぎていくにつれて、芸能活動だけではない、他の道も見てみたいと思うようになりました。
一方では、昨年からドラマや映画の撮影現場に入る機会も増えていきました。
撮影現場では、スタッフさんを近くでよく見るようになり、スタッフというお仕事に興味を持つようになりました。
その後、お話しをさせていただくようになってからは、スタッフさんの作品に対しての想いや情熱を知り、感動し、そこからは、自分が出演者として現場に入りながら、スタッフさんのお仕事にも興味や目がいくようになっていました。
そして、演じる側として作品に参加したいのか?、制作側として作品を作りたいのか?、迷う日々が続きました。
周囲の人からは反対もたくさんされました。
でも、どうしても挑戦してみたい。
やってみることをしないで、やらない方が良いって決めつけるのはおかしい。だから、どんなに反対されても厳しい意見があっても、私の気持ちは変わりませんでした。
ドラマの制作や企画、プロデュースをする事が、今の私の夢で目標です。
そして、事務所のスタッフさんと相談を重ね、最後には社長を始めスタッフの皆さんに温かく背中を押していただき、年内で出演者としての芸能活動を引退する事となりました。
今まで応援して下さった皆様、そしてここまで面倒を見て下さった尾木社長をはじめとする事務所の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
応援して下さった方がいるから、私はここまでいろいろな作品に関われて、いろいろな経験ができて、あのまま普通の学生として過ごしていたらきっと見る事のなかった世界を見る事ができました。
私生活の面でも、皆様からの応援の言葉に助けられ、乗り越えられた事がたくさんありました。
本当にありがとうございました。
いつか、今この記事を読んで下さっている皆様に私の作ったドラマを観ていただく事ができるよう、まずは就職活動を頑張ります。
そして、大学生活の残りの2年は、12年間の学業とお仕事の両立生活から抜けて、普通の学生として、過ごしていきたいなと思っています。
これから最後のお芝居のお仕事、舞台『BASARA』の公演、最後のお仕事の【トレカイベント】があります。
最後まで全力で頑張ります。
今まで応援して下さった皆様に、心からお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
2012年12月3日
篠原愛実