Amazonと地球

Amazon.com (アマゾン・ドット・コム) は、革新的なアイデアこそ世界を変える力だと信じています。地球で最もお客様を大切にする企業を目指す当サイトは、世界各国版のWebサイトでお買い物を する個人のお客様、当サイトのプラットフォーム上で商品を提供する販売者の方々、当サイトのインフラを使用してビジネスを作り出す開発者、当サイトで販売される書籍の著者、CDや映画のクリエーターなど、さまざまなお客様のために、革新を起こす新しい方法を常に模索しています。このようなコアとなる事業活動を展開することは、直接かつ最大限に、社会に貢献できる道であると考えています。

コミュニティサポート

当社は、志を同じくする非営利団体へ支援活動を行っております。文学同人グループへの支援ほか当社の慈善活動についてご紹介いたします。

Amazon の環境への取り組み

オンラインショッピングは、従来の小売形態に比べて、環境に優しい性質が備わっていますが、Amazonグループでは、環境への負荷を軽減するために、さまざまな取り組みを行っています。詳しくは こちらをお読みください。

Amazonフラストレーション・フリー・パッケージ
Amazonフラストレーション・フリー・パッケージ (FFP:Frustration-Free Packaging) は、お客様が製品をパッケージから楽に取り出せるようにするための長期的な取り組みです。お客様が梱包を開封する際に感じるフラストレーションを軽減するために、主要メーカーと共同で開発しました。また、取り出しやすさだけではなく、環境も配慮し、プラスチックケースや、取り外しが面倒なワイヤーといった過剰な梱包資材を省き、リサイクル可能な素材を使用しています。Amazonフラストレーション・フリー・パッケージは、日本において2009年11月より、AmazonのプライベートブランドAmazonベーシックの対象商品、アイデス株式会社の三輪車や株式会社タカラトミーの玩具の一部、さらにトランセンドジャパン株式会社やサンワサプライ株式会社の協力によるメモリカード、USBメモリ、Bluetooth(ブルートゥース)アダプタを含む計46の売れ筋商品から導入されました。なお、対象商品は、「Amazonフラストレーションフリーパッケージ(FFP)」専用ページ(URL:www.amazon.co.jp/ffp)においてご確認・ご購入いただけます。

梱包の無駄を削減
2007年から、Amazonグループでは商品を発送する際の無駄な梱包を省くという目標を掲げ、取り組んだ結果、梱包の無駄を大きく削減しました。さらに配送中の商品を破損から守る保護材にリサイクル可能な材質を新たに導入しました。

また、商品のサイズと重量に基づいて「最適な梱包サイズ」を決める新しいソフトウェアを開発しました。このソフトウェアを使い、お客様に発送される すべての商品を対象に、梱包サイズの最適化を図っています。この結果、不適切なサイズで発送されるパッケージの数が大幅に減り、梱包材の無駄を減らし、輸 送コストを大きく削減することができました。

さらに、Amazonでは、2008年には大型商品の梱包の35%において追加包装をなくすことで、梱包材と配送コスト削減を実現しました。

環境にやさしいパッケージ
現在Amazon.comから発送されるほとんどの商品は、再生繊維を43%使用した段ボールの梱包で発送されます。これらの梱包は、使用後、他の紙製品の製造に100%リサイクル可能です。

テレビ、キッチン電化製品、その他の日用品など、大型商品を主に発送しているアメリカのフルフィルメントセンターでは、再生材料を50%使用した100%リサイクル可能な紙の梱包材料を導入しました。

商品保護用として使われる空気の入った緩衝材も100%リサイクル可能で有害物質は含まれていません。緩衝材はリサイクルに出すか、空気を抜き、家庭用ごみとして処分できます。

アース・カイゼン
Amazonグループでは、環境を考えるAmazon社員が集まり、全社レベルで、環境保護や省エネのための取り組みをしています。社員数百名で構成されるこのグループは、日本語の「改善」という言葉と、地球環境への保護を願いに「アース・カイゼン」と名づけられ、活動しています。Amazonではあらゆる レベルの社員がそれぞれプロセスをくまなく見直し、むだな点を明らかにし、エネルギー効率が高い別の方法を取り入れることを考えています。多くのAmazon社員が、ある業務や議題に集中して取り組むプロジェクトに参加し、エネルギー消費やムダの排除が達成されています。各プロジェクトの効果の積み重ね が、「アース・カイゼン」の力の源になっています。1件のプロジェクトではさほどエネルギー節減につながらないかもしれませんが、こういった取り組みが全世界で実行されることで、大きな成果が生まれるのです。

各地の例をご紹介しましょう。

千葉県市川市
市川にあるフルフィルメントセンターでは、複雑に配置されたコンベヤシステムを使って、商品を棚から移動し、発送用の箱に積めて Amazon.co.jpのお客様に出荷しています。市川センターのアース・カイゼンのチームとメンテナンスチームは、センターの搬送システムを見直し、 シンプルながら効果的な改善案を考案しました。コンベヤの電力削減のため、使用していないコンベヤの電源は切るように手順を図式化したこの改善案によって、1年間で20,000キロワット時を超える電力節減が達成されました。

ケンタッキー州レキシントン(アメリカ)
ケンタッキー州レキシントン市のフルフィルメントセンターの社員は、施設内の商品保管エリアの作業内容を分析し、週末にはエリアのほとんどが使用されていないにもかか わらず照明が点灯したままであることに気づきました。さらに、チームが光レベルの測定を行い、このエリアの作業内容に対して照明の数が多すぎることが判明したのです。この結果、120を超える照明の電源を常時消灯に、さらに週末には34ヶ所の照明も消す措置がとられました。結果、このフルフィルメントセンターでは年間 に450,000キロワット時を上回る電力削減が実現しました。この節電量は、ケンタッキー州で33戸の家庭が1年間に消費する電力に値するものです。

カンザス州コフィービル(アメリカ)
カ ンザス州コフィービルのフルフィルメントセンターでは、梱包から発送までの作業にベルトコンベヤーを使用しています。これまで、ベルトコンベヤーは業務 時間中ずっと稼働していました。アース・カイゼンのチームは、ベルトコンベヤーにタイマーを設置することで、使用していない間は自動的に止まるようにしま した。この結果、ベルトコンベヤーのためにセンターが消費する電力はキロワット時にして30%削減されました。

ケンタッキー州ヘブロン、キャンベルスヴィル(アメリカ)
ペンシルベニア州アレンタウン(アメリカ)
Amazonの以前の業務手順では、大規模な自動化されたフルフィルメントセンターから小規模なフルフィルメントセンターに商品を移動する際、商品はパレット(荷台)1段だけの形 式でトラックに積み込んでいました。Amazonの小規模なフルフィルメントセンターでは荷降ろしに通常フォークリフトを使用していなかったため、2段にするとトラッ クから降ろせなかったのが理由です。アース・カイゼンのチームの分析に基づき、Amazonは小規模なフルフィルメントセンターでも2段パレットの配送を受けられるよ う、フォークリフトを購入しました。これで1回のトラック搬送につき2倍の量が運搬できるようになりました。1台のトラックで2倍の荷物を運ぶ ことが可能となり、走行距離にして合計110万マイル、燃料175,000ガロン以上の節約が実現しました。

アース・カイゼン

ウェールズ・スウォンジ(イギリス)
Amazonは、2007年、ウェールズのスウォンジに新しいフルフィルメントセンターを開設しました。計画段階において、アース・カイゼンのチームが経営チームと協力し、センターの照明を最も効率的にする方法を決定しました。まず作業スペースに自然光がたっぷり入るよう、建物全体の天窓と窓の サイズ拡大を決定しました。次に、建物随所にモーションセンサーを設置し、必要なときだけ照明が点灯するようにしました。この結果、フルフィルメントセン ターでの消費電力は、当初の計画よりキロワット時にして毎月40%削減されました。

スコットランド・グレンロセス(イギリス)
スコットランド、グレンロセス市のフルフィルメントセンターのアース・カイゼンのチームは、施設の暖房/給湯システムを分析した結果、暖房システムが、必要でない 夏の期間も含めて常時ついていることをつきとめました。また、給湯システムから、必要でないときにも温水が供給されていることがわかりました。システ ムを一新し、必要なときのみガスと電気が使われるように改善しました。結果、1日のガス/電力使用量の90% を超えるエネルギー削減が実現しました。年間にすると、ガスでは数千立方メートル、電力では数千キロワット時に相当する節減です。

バートヘルスフェルト(ドイツ)
ドイツ、バートヘルスフェルト市のフルフィルメントセンターのアース・カイゼンのチームが業務を見直した結果、同施設の高層ラック/パレットエリアの照明が、朝一番に 社員が出社するずっと前から点灯していることがわかりました。チームは同施設の技師と協力し、誰かがこのエリアで実際に業務についている間に限り 2,400個の蛍光灯が点灯するプロセスを開発しました。この結果、同施設では年間に10,000キロワット時を上回る電力削減が実現されました。

オルレアン(フランス)
フランス、オルレアン市のフルフィルメントセンターの社員は、以前は、ダンボール材からプラスチックにいたる全種の廃棄物を1台の圧縮機で廃棄処分にしていました。 アース・カイゼンのチームはこのプロセスを見直し、廃棄物を種類別に別々の圧縮機にかけ、ダンボールとプラスチックはリサイクルできるようにしました。結 果、国内でリサイクル業者にダンボールとプラスチックを売却することで、廃棄処理コストの60%以上を回収しています。

広州(中国)
中国広州市のフルフィルメントセンターには、Joyo Amazonのお客様向けの商品が多くのメーカーや業者から納品されます。これらの商品をいったん倉庫に移したあと、これまでは梱包材を廃棄処分にしていました。梱包廃棄物の分別についての手順がアース・カイゼンのチームにより見直され、ダンボール製の箱と梱包材をリサイクルするよう改善しました。これにより、同施設では現在、年間40,000個を超える箱と8,000 kgを上回る量の梱包材がリサイクルされています。

Amazon.com のグリーン製品
Amazon.comは、全カテゴリーにわたるAmazonGreen( www.amazon.com/green)プログラムを開始しました。ここには、お客様がAmazon.comの中で最も環境にやさしいとして選んだ商品がリストアップされるとともに、Amazonで扱うグリーン商品を総合的にご覧いただけます。