ドラマ、映画、CMなど各ジャンルで活躍するフレッシュスターたちが、 仕事の現場での経験談や心掛けていることを語ってくれました。
これから芸能界での活躍を目指すあなたにとって、参考になったり、 刺激になることも多いはずだよ。

アルバムタイトルの“神聖なるベストアルバム”っていうフレーズが輝いてますね！

萩原「タイトルを聞いたときに、がんばらないと！って思いました」

中島「今回は今までの曲をもう一度歌い直したセルフカバーになっているのと、オケもリアレンジされている曲もあってそれ自体が初の試みだったので、それを聴いて“いいな！”って思ってもらえるのかな？ っていう不安はありますね。でも、新しい曲だと思って受け入れてもらえたらいいなぁ」

岡井「昔の曲って必死感があるよね（笑）。それがいいっていう人もいるんだと思うけど、今の℃-uteを見せるのが、このアルバムのテーマなのかな？ って思いました」

中島早貴

“カッコいいアルバムになったな！”と思いましたよ。今回のベストを聴いたあとに、09年のベストアルバム『℃-ute全シングル集めちゃいました�@』を聴いたんですよ。声が全然違いますね！

中島「女の子も知らないうちに声変わりするんですね〜」

岡井「子どもっぽさが抜けたのが一番かな。気がつかなかったけど、みんな徐々に成長してるんだなぁって思いました」

萩原「歌詞の意味も昔はわからないところがあったけれど、今は歌詞の意味をよく考えるようになったし、感情の入れ方も変わったんじゃないかな？」

インディーズデビューの「まっさらブルージーンズ」が2006年だから6年前だね。

中島「当時レコーディングしてくださったディレクターさんが、ずっと℃-uteをやってくださっているので今回の『まっさらブルージーンズ』も同じ方なんですよ。しかも当時よりも打ち解けているので、話し合いながらレコーディングできて楽しかったですね。昔は言われたことに対してカチカチに緊張しながら“ハイ！”みたいな感じで歌ってたんですよ（笑）。今は“もっとカッコいい感じがいいですよね”とか意見を出せたので、CDを作ってる感がありました」

萩原「今ってメンバーみんな声が安定してきたんですけど、私は今が声変わりみたいで歌いづらい音程とかありました。『桜チラリ』とか声がひっくり返っちゃったりして大変でしたね。でも懐かしいこともあって、“もうちょっとここ延ばして”とか、昔も言われてたなぁって」

まいまいは当時10歳だよね？

岡井「え、まだ10年しか生きてなかったってこと？ スゴイ…。ハロプロエッグに入ったのが…？」

中島「私8歳」

萩原「ウチ、6歳」

岡井「え〜6歳って生まれたばっかじゃん！」

ちっさーも8歳だったし、たいして変わらないけどね（笑）。

岡井「（笑）だって当時のことあまり覚えてないもん」

萩原「うん。とりあえず千聖は小さい頃からちょっとおかしかったことくらいしか覚えてない（笑）」

岡井「そういえば当時、宮迫さんのキャラの“轟さん”が流行ってて、それが口の周りが真っ青だったから、100均ショップで紫の蛍光ペンを買って口の周りに塗って」

萩原「それを電車の中でやってるんですよ。しかも周りの人に“見てー”って」

中島「えー（爆笑）！」

萩原「隣のカップルが笑ってて、私、子供ながらにちょっと“恥ずかしい！”って思いました！　でもサイコーだなって思いました（笑）」

中島「今もそんなに変わってないよ〜（笑）」

岡井「今は電車の中ではやらないですよ？」

中島「楽屋でやるのやめてよ〜」

岡井「アイラインでやったよね。そのときはなっきぃも楽しんでたけどね」

中島「（笑）！ ヒマだったんで顔に落書きしてました〜」

岡井千聖

（笑）メイクも当時はあまりしたことないだろうし、楽しかったんじゃない？

中島「やってもらえるのがうれしかったし、リップ塗ってもらえるだけでもうれしかったね」

岡井「もっとやってほしかったよね」

萩原「アイラインとか、やってもらえるのが増えるだけでうれしかった」

岡井「あと、好奇心で髪を巻きたがったりしたな」

3人それぞれ、特にお気に入りの曲はどれ？

中島「私は、『都会っ子 純情』ですね。セリフがあるんですけど、最初は当時のリーダーが15歳のときに言ってたんですよ。今は16歳の舞ちゃんが言ってて、バトンが渡ったような気がして感動でゾワッときます」

萩原「でもライヴとかで歌うと、ちょっと恥ずかしくなっちゃうんですよね。でも握手会でファンの方に“お願いだから恥ずかしがらないでちゃんと言って”と言われるんですよ。だから“ちゃんと言えるようにがんばらないと！”って思ってます」

期待してるよ！ それで？ まいまいはどの曲がお気に入り？

萩原「えっと『大きな愛でもてなして』ですね。これはなっきぃと2人で歌っていて、デジタルな音でピコピコしたかわいらしさになっているんですよ。それに昔は“Foo!”とか“Oh Yeah!!”しか言ってなかったので（笑）、歌ってみて、こんなにキーが高いんだって気づきました」

岡井「私は、今までの曲も全部好きなんですけど、新曲の『「大好き」の意味を教えて！』が好きです。歌詞ってけっこうキレイで理解しやすかったり、恋の歌が多いじゃないですか。でもこれってめちゃくちゃな感じがいいなって。だって、どうしようもない気持ちになることってあるじゃないですか。そういうときにこの曲を聴いたら、もしかしたら“私だけじゃないんだな”って思ってもらえるかもしれないですよね」

萩原「おもしろい曲だよね。歌詞の言葉づかいもおもしろいし」

岡井「“めちゃくちゃやないかい！”って思った（笑）」

中島「♪なんのこっちゃわからん〜って、レコーディングで何回も歌ってたらスッキリしました！」

岡井「私、この歌のガヤとハモリを上も下も全部録ったんですよ」

間奏のガヤ、おもしろいよね。

岡井「あれ、全部私の声なんですよ。とりあえずいろんな声でいろんなことをやって、笑い声が恥ずかしい…ほほ〜（照笑）。がんばりました」

萩原 舞

それにちなんで……「大好き」の意味って、わかる？

萩原「愛！」

中島「じゃ愛ってなに？ ってなっちゃうよ（笑）。“「幸せ」の意味を教えてよ”のところは3人で語りました。私は、鳥肌が立つくらいに心から“わぁ〜❤”ってなったときが幸せじゃないかな？ って思ったんですよ。そのときに千聖が…」

岡井「幸せって、見つからないと思う」

中島「って言いだしたんです（笑）」

岡井「だって〜、なんか私、すぐに素に戻っちゃうんですよ。なにが幸せなのか永遠に見つからなさそう……。それを見つけることが永遠のテーマなのかしら…」

中島「おおっ！ いいポエムでき上がりました〜！」

岡井「でも本当、すごく挑戦した曲だと思うし、アルバムにこの曲が入ったことで喜怒哀楽すべての気持ちを表現できたなって思うんです」

℃-uteでよかったなと思うことは、どんなこと？

3人「全部です〜！」

萩原「℃-uteじゃなかったら10年もやってこれなかったなって、最近特に思います」

岡井「ハロプロのライヴとかで他のグループと一緒になることがあると、℃-uteが一番私に合ってるなって思いますね」

中島「ずっと一緒にいるからみんな同じ考えとか気持ちになれるのかもしれないんですけど、リハーサルから本番までの持って行き方とか、ハプニングでお互いにカバーし合うところとか、本当にいいメンバーだなって思います」

岡井「友だちも少ないし……」

中島「メンバーが友だちだよね。一番スケジュールを知ってるし（笑）」

じゃあ、あらためて℃-uteの魅力を教えて！

萩原「目標とかファンに対する想いとか、みんなが同じ気持ちってことかな？ だからこそ生まれるチームワークがあると思いますね」

岡井「なんか姉妹みたいだよね」

中島「友達以上恋人未満？」

岡井「え、それギリギリやないかい（笑）！」

℃-ute　きゅーと●アップフロントプロモーション所属。ハロー！プロジェクト・キッズを経て2005年に℃-uteを結成。2007年、Sg『桜チラリ』でメジャーデビュー。11月21日にセルフカバーベストアルバム『�A℃-ute 神聖なるベストアルバム』をリリース。11月24日より『℃-uteコンサートツアー2012冬〜神聖なるペンタグラム〜』をスタート！
・中島早貴（なかじまさき）●1994年2月5日生まれ、埼玉県出身、O型。
・岡井千聖（おかいちさと）●1994年6月21日生まれ、埼玉県出身、A型。
・萩原舞（はぎわらまい）●1996年2月7日生まれ、埼玉県出身、AB型。