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テレビ朝日系ドラマ『炎神戦隊ゴーオンジャー』のゴーオンイエロー・早輝として登場し、瞬く間にちびっ子達や戦隊好きな男性ファンの心をつかんだ美少女・逢沢りな。そのキュートな笑顔に秘められた頑張り屋さんの素顔を告白！！
テレビ朝日系ドラマ『炎神戦隊ゴーオンジャー』でゴーオンイエローこと楼山早輝役を好演中の逢沢りなちゃん。「街ですれ違った親子に『早輝みたい』と言われたことがあります。“みたいじゃなくて、本人ですよ〜”と思って、ニコッと微笑みかけちゃいました（笑）」。
りなちゃんがスカウトを受けたのは中学3年生のとき。1年前はまだ、事務所に入ってオーディションを受け始めたばかりの普通の女子高生だった。「急に環境が変わりました。撮影がほぼ毎日あって、朝は5時集合とか。休みの日でも3時に目が覚めちゃいます（笑）」。
ドラマの中では蛮機族ガイアークと戦うゴーオンイエローだが、そのコスチュームを脱いだ素顔の彼女は、華奢でおとなしそうな女の子。「撮影当初、火薬を使う爆発シーンは本当に怖くて。前と後ろからドーン！と爆発があるたび、決められた動きなんて忘れて、普通にビックリして止まっちゃってました（笑）」。
だが一方では「アクションができない度に悔しさが募り、“やりたい！”という気持ちに変わります。負けず嫌いで逆境に燃えるタイプです(笑)」という。「キレがいい、とか言ってもらえると調子に乗ってもっとやりたくなるし(笑)。楽しいですね」と意外な一面もある。
ゴーオンジャーのメンバーの中では紅一点のりなちゃん。他のメンバーとは、待ち時間にモノマネをし合ってるとか。「私は『(崖の上の)ポニョ』や『アンパンマン』のチーズを担当。“チーズ”と振られたら、やらなきゃいけないんです（笑）」。オフには「ショッピングが大好きで、暇さえあれば洋服や雑貨を見て回ってます」と女子高生らしい一面も。
11月からは「秋の火災予防運動」のポスターモデルとして、街中にお目見えする。『ゴーオンジャー』劇場版では“サムライワールド”で着物を着て、「時代劇もやってみたい、と思うようになりました」。戦隊ヒロインから、活躍の場はどんどん広がりそうだ。
『ゴーオンジャー』は、りなちゃんのデビュー作。今まで戦隊モノに馴染みはなかったが、オーディションの話を聞き、前作『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の劇場版を観て「カッコ良かった！子ども達の気持ちが分かりました。自分も子ども達から憧れられるようにな存在になりたい、と思いました」。
そんなりなちゃんが挑んだオーディションで出された課題は変身ポーズ。「そのときの私のポーズが、今でもみんなにバカにされます（笑）。自分ではおかしいと思わなかったのに、みんなは面白かったみたいで・・・（笑）」。
イエローに選ばれてからは鏡の前で自分のケータイをゴーフォン代わりに練習の日々。今は何も言わなくても5人のポーズが揃うという。そんなアクションを含め、演技自体も初経験。「役をもらって、どういうふうに作っていくんだろう？という疑問からスタートでした。初めの頃は、台詞を読むので精一杯でした」。
そこから自分の中で小さな目標を立て続けたのだそう。まずは気持ちの込め方、次に台詞の間、掛け合いの返し方、台詞がないときの表情。「いろいろ悩んで、ひとつずつ積み重ねながら、徐々にできるようになってきました」。
特に印象深い回というのが、早輝が千年杉で少年に出会う24話。「スマイル、スマイル」がモットーの彼女の過去にまつわる話だ。「私自身、なぜ早輝が“スマイル”と言うようになったのか分からなくて、背景が分かる話を作って欲しいとお願いしたんです」と、役への深い取り組みも出てきた。
早輝を演じるようになって変わったことは多いが、「一番大きいのは私自身がよく笑うようになったこと。早輝から笑顔を教えてもらった感じがあります」。そして、今の目標は「視聴者の皆さんに笑顔になってもらうことです」とスマイルがこぼれた。
（文：斉藤貴志）
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