2007年に雑誌『SEVENTEEN』のミスセブンティーンに輝いた有末麻祐子が登場!モデルとしての注目度の高さはもちろん、CMやテレビリポーターに映画出演など今年に入ってからの活躍が目覚しい。そんな彼女のプライベートを公開。その飾らない素顔に迫る!!
雑誌『SEVENTEEN』のミスセブンティーン2007に輝いた麻祐子ちゃん。細身で長身、スッと立つだけで絵になる彼女だが、所属事務所は萩本欽一さんらお笑いタレントが多い浅井企画。「お笑い大好きで、好奇心から応募しました(笑)」という。「セブンティーンの現場でも、勝手に盛り上げ役になっていて(笑)。ヘン顔とかバリバリしてます。以前、ブログにヘン顔を載せたら、マネージャーさんから『ユルイよ。やるなら、やり切らないと』ってダメ出しされました(笑)」。
一方、ミスセブンティーンに選ばれてからは「表に出る人間としての意識が高まりました」とも。顔にむくみが出てないか常に気を配り、太ったと思ったら食事制限、脚のマッサージも欠かさないという。「モデルとして“この写真は良く撮れた”と思えたものは1枚もありません」と自分に厳しい一面をもつ。
特技の習字と硬筆は“特待生”の腕前。小学生の頃から10年間、週1回習ってきて、身につけた集中力は仕事にも生きているそう。そんな話にも「最初は帰りにお菓子をもらえるのが目当てで、気づいたら10年やってたんですけど(笑)」と、自然に小ネタが交じる。「なるべく読者と近いところにいたいんで、気取らない感じで行きたいです」。
この1年、モデル以外にもドラマ、映画、CM、リポーターと幅広く活躍。「いずれはバラエティでMCができたらと思いますけど、今はお芝居を勉強したいです。あとCX系バラエティ『めちゃ×2イケてるッ!』に出て、大ファンのナイナイ・岡村(隆史)さんと話したい!(笑)」と、まさに気取りのない笑顔を浮かべた。
女優としての顔も持つ麻祐子ちゃんの最新作は、今月20日公開の映画『二重心臓』。殺人事件に鋭い洞察を加える歌姫を演じた。「台詞の掛け合いがたくさんあったのが初めてで、印象に残る作品になりました」と語る麻祐子ちゃんにとって、もう1つの印象深い作品が今年1月から放送されたTX系ドラマ『正しい王子のつくり方』。イケてない男子を女子が自分好みの“王子”にプロデュースする学園モノで、彼女が演じたのは、その王子プロデュースを提案した学園イチの美女・佐野芙柚子。「天然でホワーンとしつつも濃いキャラで、難しくも楽しくもありました(笑)」。
声のトーンを上げ、同年代の共演者たちと何度も台詞を練習。「毎週のオンエアをチェックして、反省点だらけだったのを改善し続けた作品。作り上げた!という感覚があります」。さらに演技の基本“役に入る”ことも、このドラマで学んだという。「自分を客観的に見て、最初はちょっと恥じらいがあった気がします。だんだん自分を捨てて役に入れてきました」。
その成果は最近、『セブンティーン』での恋愛小説を写真で表現する企画で実感したそう。「恋人と別れる設定で、すごく入り込んじゃって。本当に悲しくなって、ずっと泣いてました。違う人になるって、こういうことかと」。
次回作・SFアクション映画(2009年公開予定作)の撮影にも間もなく入る予定。「今は一度役に入ったらなり切れるけど、入るまで時間がかかるから。もっと早く入れるようになりたいです」。美しさにも演技力にも、ますます磨きがかかりそうだ。
(文:斉藤貴志)
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