1月11日にリリースした日本デビューシングル「Never let you go〜死んでも離さない〜」が、週間シングルランキングで初登場3位を記録！K-POP随一の美しいハーモニーを奏でる4人組グループ
2AM。日本でも華々しいデビューを飾った彼らが、待望の日本初となるツアー『2AM 1st JAPAN TOUR “Never let you go”』を開催！東京公演は1月26日、27日の2日間にわたって、オーケストラのコンサートホールとしておなじみのBunkamuraオーチャードホールで行われた。
通常のK-POPライブとは異なり、荘厳な雰囲気に包まれる会場。無数のペンライトの青い光が暗転した場内を埋め尽くすと、今度はステージから青い光線が客席に向けられる。ピアノのイントロが流れるとメンバーが横並びで登場し、オープニングナンバー「You Wouldn’t Answer My Calls」を披露。ジヌン、スロン、チョグォン、チャンミンと、まるで歌のバトンをしていくかのように、一人ずつ１歩前に出て、みずからのパートを歌い、紡いでいく。ドラマティックな「Like Crazy」、星空をバックに無限の声の広がりをみせた「There Is Nothing More」と立て続けにしっとりしたナンバーを展開。無駄な動きをすることなく、一点に立ち、真っ直ぐ前を見つめながら歌に集中する4人。観客も彼らの美しいハーモニーとコーラスワークに魅力され、静かに楽曲のなか、2AMの世界へと引き込まれていく。
しかし、先ほどまで静まり返っていた場内が彼らのMCで一気に爆笑モードへ。「いま僕たちの感じは超スゲー！とってもワクワクしてます」（チョグォン）「やっと東京のみなさんとお会いできましたね。このステージを通して僕達のことをたくさん知ってもらえたらうれしいです」（スロン）「今日は僕たちとの思い出作りの1ページ目になったらと思います」（ジヌン）「これから僕たち2AMと一緒に、たくさんの楽し い思い出を作っていきましょう」（チャンミン）
この日は、日韓でのオリジナル楽曲のほか、福山雅治の「最愛」のカバーや各メンバーのソロコーナーも展開！チャンミンは「みなさん初恋の思い出はありますか？今日は初恋を思い出す曲を歌いたいと思います」と清水翔太の「桜」を温かくも繊細な歌声で熱唱。一変してスロンは、ダンサーを従え、Ne-Yoの「ビューティフル・モンスター」でアグレッシブなダンスと軽快なステップを披露。さらにジヌンは、マイクスタンドを振り乱しながら「Comon’Tokyo！」とハードなロックチューン「LaLaLa」（自身のオリジナル曲）で激しく会場を煽る。そして、ソロコーナーラストとなったチョグォンは、キュート＆コミカルなミュージカル調のパフォーマンスでオリジナル曲「The Day I Confessed」を熱演。会場から「可愛い〜」との声援が送られるなど、4人4様の個性溢れるステージに観客は釘付けとなった。
さらに観客の笑いのツボを刺激したのは、4人が韓国のガールズグループ・KARA（「STEP」）とWonder Girls（「Be My Baby」）を本気でカバーしたコーナー。衣装からすっかり成り済ます4人の姿、とくにチョグォンの見事な腰使いに会場は大爆笑。まさに“やんちゃなリーダー（チョグォンのキャッチコピー）”のユーモア魂が炸裂していたのだった。「みなさん楽しかったですか？僕達は大変ですね（笑）」（チョグォン）「僕達のほうが可愛かったでしょ？（笑）……みなさん本当にすみません……」と頭を下げるチャンミン。
会場が熱気で充満する中、日本デビューシングル「Never let you go〜死んでも離さない〜」が披露されると、場内はいい意味でクールダウンされ、4人の切なくも壮大なハーモニーが観客の琴線を捉え、大きな感動に包まれた。
「ここからはアップアップで行きたいと思います」（チョグォン）「僕たちもジャケットを脱いで気合いを入れていきたいと思います」（チャンミン）と「With Or Without U」から「NO.1」までダンスチューンで再びヒートアップ。チャンミンとジヌンのパワフルなラップも飛び出すなど、白熱したステージで本編は終了。「ここでドロンさせていただきます」（チャンミン）とステージを一旦あとにしたメンバーは、アンコールで「死んでも離さない」の韓国語ver.、さらにカップリングの「Missing」（久保田利伸の楽曲）を熱唱。そして、「僕達2AMがここにいるのは、この歌のおかげだと思います」（スロン）と、舞台前方で横一列になりながら、彼らの代表曲「この歌」を感情を込めて、丁寧に歌い上げ、約2時間以上に及んだ彼らのステージは、幕を閉じた。
「僕たち2AMのグループ名の意味知ってますか？2AMのファンならわかりますよね？」と中盤のMCで観客に問いかけていた彼ら。「1日に起こった多くの感情と感覚を振り返る時間である深夜2時、その時に感じた多様な感情を入れた音楽を表現し、たくさんの人達に感動を与えていきたい」と願い名付けられたその名がまさに象徴する、人間の中に宿るあらゆる感情、感動を堪能することができたこの日。何よりも2AMの素晴らしさは年齢を問わず、聴き手の心を揺さぶるその美しい歌声にあるが、改めて今回のライブで、4人の異なる性（声）質、多面体に驚かされた人も多かったことだろう。
【ツアーファイナル セットリスト】
1.You Wouldn’t Answer My Calls
2.Like Crazy
3.There Is Nothing More
4.Confession of a friend
5.最愛／福山雅治
6.笑ってあげられなくてごめん
7.チャンミン ソロ（桜／清水翔太）
8.スロン ソロ（Beautiful Monster／Ne-Yo）
9.ジヌン ソロ（LaLaLa／ジヌン）
10.チョグォン ソロ（The Day I Confessed／チョグォン）
11.STEP／KARA 〜 Be My Baby／Wonder Girls
12.Never let you go〜死んでも離さない〜
13.Lost
14.With Or without U
15.I did wrong
16.What Should I Do
17.NO.1
