発売まで約1ヵ月! その前に前作『コール オブ デューティ ブラックオプス』を振り返る


本作の主人公アレックス・メイソンは、アメリカ軍が派遣した南ベトナム軍事援助司令部(U.S.Militarly Assistance Command,Vietnam)の特殊部隊SOG(Studies and Observations Group )、通称MACV-SOGに所属する兵士である。だが物語は、メイソンが尋問を受けているところから始まる。尋問を受けるメイソンは朦朧としており、記憶も曖昧な様子。ふたりの尋問官から問い詰められながら、メイソンは過去に赴いたさまざまな戦場での出来事を振り返る。本作は、メイソンが経験してきた戦場をトレースする形で進んでいく――。


▲米ソ冷戦下を舞台に、ベトナム戦争やウラル山脈の寒冷地など、世界各地でさまざまなミッションが用意されている。また、ヘリを操作することもでき、上空から味方を援護したり、敵兵を一掃したりする任務も存在。




■決して歴史では語られることはない戦争

メイソンは、ベトナム戦争やウラル山脈の秘密基地、バイコヌール宇宙基地など、世界各地でさまざまなミッションに参加。その目的は、化学兵器(神経毒)“ノヴァ6”を利用し、テロを企るニキータ・ドラゴヴィッチの殺害にった。世界はドラゴヴィッチによって大戦勃発寸前の危機的状況を迎えいたのだ。そんなメイソンがなぜ尋問を受けているのか。それは、メイソンが大戦勃発を阻止できる手掛かりである、謎の数列を無意識のうちに刷り込まれていたからだった。メイソンの記憶を呼び覚まし、謎の数列の解を導き出そうとする尋問官。メイソンの過去にいったい何があったのか!? そしてメイソンの頭に浮かぶ謎の数列の意味とは……。



■起点はソビエト連邦ヴォルクタ強制収容所

キューバ ピッグス湾での任務の際、脱出に失敗したメイソンはソ連にあるヴォルクタ強制収容所に収容される。そこはまさに地獄と呼ぶに相応しい過酷な収容所で、脱走は不可能かと思われたが、のちにメイソンと数々の戦場でともに戦うことになる囚人のひとり、ヴィクトル・レズノフが主導する囚人たちの決起により、脱走に成功。だが、ここでの出来事がメイソンの運命を大きく変えることになる……。


【登場人物】

アレックス・メイソンCV:堀内賢雄)
本作の主人公。アメリカ合衆国アラスカ州の出身。メイソンの出身地とロシアは地理的に近く、大国の存在は常に彼の意識の中にあり、冷戦の脅威を身近に感じていた。アラスカの自然の中で猟をして育った彼は、寒冷地での戦闘を得意としている。また、スナイパーとしての能力も高い。そんなメイソンだが、物語は彼が尋問を受けているところから始まる。記憶が曖昧なメイソンの回想を通じて、なぜ彼が尋問を受けているのか、どんな危機が迫っているのかが明らかになっていく。字幕版の声優はサム・ワーシントン。ちなみに、『コール オブ デューティ ブラックオプスII』の主人公であるデイビッド・メイソンは、アレックス・メイソンの息子にあたる。




フランク・ウッズ(CV:小山力也)
“オペレーション40”を含め、初期のCIA特殊部隊において中心的な役割を担ったウッズは、ベトナムでMACV(マックヴィー)の特殊部隊SOGに配属される。第二次世界大戦を経験しており、その愛国心は異常なまでに高い。前作のソープ・マクタヴィッシュのように、プレイヤーが操作する本作の主人公メイソンを導く上官のひとりである。本作で、後述するクラフチェンコを道連れに戦死したかと思われたが、『コール オブ デューティ ブラックオプスII』では、老いた姿で登場している。字幕版声優はジェームス・C・バーンズ。



■『コール オブ デューティ ブラックオプスII』には死んだはずのウッズが登場

 

▲ドラゴヴィッチの右腕であるクラフチェンコは、ウッズを道連れに奈落の底に……。

 

▲『コール オブ デューティ ブラックオプスII』のフランク・ウッズ。『II』の舞台である2025年、テロの首謀者とされるメネンデスは、フランク・ウッズとも面識があるようで、2025年にウッズのもとを訪れ、ペンダントを預けるシーンが。

 


ジェイソン・ハドソン(CV:井上和彦)
CIAの情報員。従軍歴15年で得た経験を生かし、優れた戦術の立案や作戦の調整役を担う。CIAが彼に寄せる信頼は高い。最前線に身を置くことは少ないものの、兵士としての能力は非常に高く、特にち密な行動が求められる任務では、その力を存分に発揮する。 英語版声優はエド・ハリス。



グリゴリー・ウィーバー(CV:安元洋貴)
30代前半。幼い頃からテクノロジーやエンジニアリングに興味を持つ。学校での成績も優秀。高い忠誠心を持ち、ルールを重んじる。上官や与えられた命令には忠実に従う。性格はクールで、周りとは距離を置いている。それは、爆弾やブービートラップといった多くの命を奪う兵器を作るという彼の役割上、必然といえるだろう。また、外国語のスペシャリストでもあり、複数の言語を操る。クールな性格により、敵陣深くでの潜入ミッションに最適な人材。ハドソンの同僚として、プレイヤーを導く。英語版声優:ジーン・ファーバー

▲スパイとして基地にバイコヌール宇宙基地に潜入していたウィーバーは、クラフチェンコに捕らえられ、メイソンたちをおびき寄せるために片目をえぐられる(写真左)。


ジョフ・ボウマン(CV:浪川大輔)
メイソンやウッズらとオペレーション40やSOGに所属し、ともに戦場で活躍するひとり。



ヴィクトル・レズノフ(CV:大塚芳忠)
第二次世界大戦を戦い抜いた歴戦の勇士。ベルリンの英雄と呼ばれることもある。第二次世界大戦を描いた『コール オブ デューティ ワールド・アット・ウォー』(日本未発売)では、プレイヤーキャラである主人公ディミトリ・ペトリェンコを導き、スターリングラード攻防戦からベルリン陥落まで共に戦った。メイソンとは、ソビエト連邦 ヴォルクタ強制収容所で出会い、戦友となる。字幕版のボイスは、『レオン』や『ダークナイト』3部作などに出演し、ハリウッドで活躍する映画俳優ゲイリー・オールドマン。

▲ドラゴヴィッチとクラフチェンコに裏切られ、ヴォルクタの強制労働収容所に。そこでメイソンと出会う。ドラゴヴィッチとクラフチェンコ殺害に並々ならぬ意欲を示し、その理由は本編で語られる。



ニキタ・ドラゴヴィッチ(CV:若本規夫)
第二次世界大戦中、ドイツが開発した化学兵器(神経毒)“ノヴァ6”を利用し、テロを企てている。


レヴ・クラチェンコCV:楠大典)
ドラゴヴィッチの右腕。冷酷な男で、ウィーバーが眼帯をしているのは、この男に目をえぐられたことによる。


フリードリヒ・シュタイナー(CV:飛田展男)
ナチス・ドイツの生き残り。“ノヴァ6”を開発した研究者。終戦後、ドラゴヴィッチに協力し兵器の開発を進める。




記憶と事実が錯綜しながら進む『コール オブ デューティ ブラックオプス』の物語。FPSながら、謎多き物語も楽しめるのが本シリーズの特徴でもある。現在は、お買い得価格の新価格版も発売中なので、『コール オブ デューティ ブラックオプスII』の発売の前に、一度プレイしてみることをオススメしたい。


※『コール オブ デューティ ブラックオプス』の公式サイトはこちら
(C)2010 Activision Publishing, Inc. Activision and Call of Duty are registered trademarks and Black Ops is a trademark of Activision Publishing, Inc. All rights reserved. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.

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