神奈川・小田原出身の4人組バンド、ammoflight(アンモフライト)。インディーズ時代から注目を集めてきた彼らが、シングル「桜グラフィティ」で待望のメジャーデビュー!過去を確認することによって未来へと歩みを進める。そんな前向きな姿勢を綴った、春にぴったりのポップチューンだ。
「これがammoflight」といえる曲
――結成は、いつ頃ですか?
【久保田庸友】 ammoflightと名乗るようになったのは2008年の3月です。だから、この春でちょうど4年になりますね。
――ammoflightというバンドが最も大切にしていることは?
【津久井恒仁】 “J-POPであること”というか。誰もが口ずさめるような楽曲を生み出すことですね。僕はいろいろな音楽をやってきたんですよ……それこそパンクバンドから弾き語りまで。でも、自分が本当にやりたいのはどういう音楽なんだろうって考えたときに、より大衆的なポップスだって気づいたんです。
【久保田】 僕らは活動を始めた当初から“王道J-POP”っていう感じの曲をやってきていて。
【鳥居塚尚人】 だから歌を大切にしてるというか。
【葛西一茂】 歌メロが軸にありつつ、それと同時に4人組のバンドだっていう部分も大切にしています。
――デビュー曲「桜グラフィティ」も、まさに“王道J-POPバンド”という感じの楽曲ですね。
【鳥居塚】 自信を持って「これがammoflightです!」といえる曲です。僕たちがやりたいことが、ここに詰まってます。
【久保田】 この曲の原型は、もう2〜3年前から存在していて。歌詞は今とは違っていたんですけど、去年のツアーではいつも最後に演奏していましたし。だから、ものすごく思い入れが強いんですよ。
【津久井】 これからの時期、新生活がスタートすると不安を感じる人もいると思うんです。そんな人たちのそばに、この曲がいられたらいいなって思います。
【葛西】 僕自身、自分の環境が変わった時期に、この曲に背中を押された経験があって。そのときの僕と同じように、この「桜グラフィティ」が誰かの力になってくれたら嬉しいですね。
過去の思い出を支えに未来へと進む
――春に離れ離れになってしまうという状況が描かれてるけど、でも湿っぽくはない。とても前向きですね。
【津久井】 はい。テーマは“約束”です。過去を振り返って、そのときの仲間との繋がりを確認して、それを胸に未来へ踏み出していけたらいいなっていうか。そういった想いを歌詞に込めました。僕も音楽の道を進んでいくなかで、不安に押しつぶされそうになったことが何度かあるんですけど。そういうとき、過去に友人と交わした会話や、一緒に過ごした時間の思い出が支えになってくれたんです。その経験を元に書きました。
――ミュージックビデオは学校が舞台になっていますが、あれは本当の学校で撮影したんですか?
【津久井】 そうです。僕と葛西の母校なんですよ。
【葛西】 明徳学園相洋高等学校です。
――学校名って書いちゃっていいんですか?
【津久井】 大丈夫ですよ。というか書いてください!学校の宣伝になるから(笑)。
【葛西】 生徒の皆さんにも協力してもらったんですよ。
【鳥居塚】 撮影中、2人がものすごく懐かしんでいて。
【久保田】 僕と鳥居塚は、そんな2人の姿を微笑みながら見守ってました(笑)。
――最後に印象的なバンド名について教えて下さい。
【津久井】 “アンモナイト”と“フライト”を合わせた造語です。古代の生物アンモナイトが進化の過程を飛び越えて空を羽ばたく。それぐらいの飛躍をしたい、という願いを込めてます。
――もしかして取材のたびにバンド名のことを質問されて、うんざりしてたりする?
【津久井】 そんなことないですよ(笑)。こうやって説明することで、自分たちも結成当初の気持ちを思い出せますしね。
(文:大野貴史)
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