クリエイター集団agehaspringsが全面協力し、プロデュースを手掛けた“レコチョクオーディション”で1万人の中からグランプリに輝いた歌姫、fumika。デビュー曲「アオイトリ」には、夢のスタートラインに立った今の彼女の素直な気持ちが詰め込まれている!
心にため込んで言えなかったこと
――レコチョクオーディションを受けたキッカケは何だったんですか?
【fumika】 私は小さい頃ミュージカルに子役として出ていたので、その頃から歌やダンスが大好きでした。中学生の頃に聴いたDestiny’s Childの「Survivor」に衝撃を受けて、それからずっと歌手になりたいと思っていました。それで、いろいろなオーディションを受けたんですけどなかなかうまくいかなくて、「将来はどうしたらいいんだろう?」ってわからなくなっていた時に、このレコチョクオーディションに出会いました。デモテープ不要で、携帯の動画で数十秒歌って応募するというシンプルなオーディションだったし、これは運命だと思って受けてみました。それが始まりです。
――夢をずっと諦めずにここまでこられたのは、なぜだと思う?
【fumika】 歌を歌いたかったし、ステージを観てくれたみなさんが泣いてくれたり笑顔になったりすると、こっちも感情があふれてきて、その想いを返したいって思う。そのお客さんとのやりとりの素晴らしさを忘れられなかったからですね。
――デビューまでの間に初めて経験することがたくさんあったと思うけど、何が楽しいと思いましたか?
【fumika】 歌の練習をしているときはいつも楽しい。歌えること自体が本当にシアワセです。
――1stシングルにはデビュー曲「アオイトリ」の他に、レコチョクオーディションの最終審査ダウンロードレースで歌ってグランプリをとった「天国のドア」も入っていますね。
【fumika】 2曲とも私のことを書いている歌詞でビックリしました。とくに「天国のドア」は、オーディション中の半年間接してきただけで、「スタッフの方たちは、なんでこんなにも私のことがわかるんだろう?」って思いました。私が今まで心にため込んで言えなかったことが全て描かれていて、(歌詞を)読んだときに「あれ?」って思ったんですよ。めちゃくちゃ感情移入しちゃったし、泣けました。「アオイトリ」も、東京に出てきた今の自分を歌っている歌詞なんです。毎日息を切らして必死で闘っている私ですね。あるとき、通りを歩きながら「今、私は幸せなのかな?」「どうしてこんなにがんばれているのかな?」って、ふと考えちゃったんですよ。でも、がむしゃらに毎日突っ走れていられるのは、自分自身に期待しているから。その気持ちが私を明日へ突き動かしているんじゃないかな?って思ったんです。その話をプロデューサーにしました。そうしたら「アオイトリ」が出来上がって、まさに私だったのでこの歌詞を見たときも泣いてしまいました……って、泣きすぎですね(笑)!
――元気でポップな曲なんだけど、切ない気持ちと強い気持ちが入り混じっているね。
【fumika】 夢に向かってがんばっている人に聴いてほしいです。私も今夢に向かってがんばっているから、歌詞にあるように、がんばっている人と“心がリンク”すると思うんです。
“時代を越えて求められるアーティスト”を目指す
――「アオイトリ」のPVは、すっごくポップでかわいいですね。
【fumika】 私、プチプラコスメとかファッションが大好きなんですよ。かわいいモノに囲まれるだけで、女の子って絶対にハイになれますよね。PVの中でもそういうコスメがたくさん出てくるし、衣装を7〜8種類くらい着たんですけど、全部欲しくなっちゃいました(笑)。撮影は朝から次の日の朝までかかりましたが、疲れは全然感じなかったし、時間がそんなに経っていたことにも気づきませんでした。PVの中でマジックをやっているんですけど、「私もマジックにかかってたのかな?」っていうくらいに(笑)、本当に楽しかったです。
――“マジシャンfumika”になった気分は?
【fumika】 私の歌で、みんなに魔法をかけられたらいいなと思い演じました。ちなみに、スティックを飛ばして宙に浮かせて見せたり、あれ本当にやっているんですよ。スタジオでも自宅でもたくさん練習しました。
――ところで福岡から上京してきて間もないけれど、東京生活は楽しんでいる?
【fumika】 バリ楽しいです(笑)。原宿とか渋谷とか、本当にいろんなお店があって、かわいいモノがいっぱいですね。あれも欲しいこれも欲しい!って感じで、食費切り詰めて、ほとんど洋服とコスメに使っちゃうんですよねっ。
――では、デビューにかける意気込みをお願いします。
【fumika】 今ここが私にとってのスタートラインです。「アオイトリ」で夢に向かってがんばっている人の背中を押せるよう、歌いたいと思います。レコチョクオーディションのテーマである“10年以上、時代を越えて求められるアーティスト”を目指していきたいです。
(文:三沢千晶)
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