ミュージック ニューカマー

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back number 公式サイト
今だから言える気持ちを詰め込んだ新境地
back number
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1. 動画コメント

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CAST
はなびら
back number
2011/04/06[シングル]
ユニバーサル シグマ
UMCK-5319
CD購入(Amazon) 着うた配信
oricon power next
PROFILE
清水依与吏(しみずいより:V、G)、小島和也(こじまかずや:B、Cho)、栗原寿(くりはらひさし:Dr)によるロックバンド。
2004年、群馬にて清水依与吏を中心に結成。幾度かのメンバーチェンジを経て、2007年現在のメンバーとなる。
2009年2月18日、1stミニアルバム『逃した魚』をリリース。
2010年6月2日、1stフルアルバム『あとのまつり』をリリース。
2011年4月6日、シングル「はなびら」をリリースし、メジャーデビュー。

一瞬の風景に深く切り込むセンチメンタル・ロックバンド、back numberが待望のメジャーデビュー。清水依与吏、小島和也、栗原寿の3人がつむぎだす「はなびら」を聴けば、あなた自身の“あの日”の記憶が鮮明に蘇ってくる!

後ろ姿を追いかけてバンドを始めた

――まずは結成のいきさつから教えてください。
【清水】 もともとの始まりは、僕が好きだった女の子が、バンドをやっている男の子を好きになったところからなんです。なんとかそのバンドをつぶせないかな?と考えたときに、自分がもっとカッコいいバンドをやるしかないと思って、後ろ姿を追いかけてバンドを始めたのがキッカケなんですよ。なのでバンド名も、その女の子にとって僕はもう必要ないというところから、back numberしかないだろうと。それが21才くらいのときだったので、なかなかメンバーが集まらないワケですよ。

――同年代の方はみんな社会人になってしまっていると。
【清水】 それに、歌っていることが僕の恋愛沙汰だったりエゴだったりするので、それを一緒にやってくれる人間がなかなかいなかったんですよね(笑)。それで何度かメンバーチェンジを繰り返し……。で、小島が入ってくれて、前のドラムが抜けたあと、栗原が入ってくれたんです。

――寿さんは、依与吏さんの恋敵がいたバンドのドラマーだったとか?
【栗原】 そうなんですよ。でもそのバンドはつぶされる前に空中分解しましたけどね。僕は依与吏さんのライブを観に行ったときに惚れ込みました。
【清水】 このふたりがすごいなと思うのは、清水依与吏という人間が歌いたいことに寄り添ってくれて、それぞれのベクトルの手法で表現してくれることです。本当に器が大きいなと常々感じています。
【小島】 僕はたぶん彼の楽曲に惚れ込んだんですよね。バンドが固まる前からおもしろいなぁと思いながらやっていました。
【栗原】 僕は歌詞に共感をしていました。僕もこれまでに生きてきたなかで、同じような経験をしたこともありますし、言いたかったけど言えなかったことを表現してくれていたりするので、そこがすごく魅力的なんです。
【清水】 なので、歌詞のほうを寿(栗原)に支えてもらって、曲のほうは和也(小島)の辛口な部分もあり、褒めてくれる部分もあり。一番リスナーに近い感覚のふたりが両方にいてくれいるので、僕は支えられていますよ。

今まで一度も言ったことがない言葉を曲に

――曲を聴かせていただいて感じたのは、言いたいことに対して一直線で、ブレていないなと。だから「はなびら」を聴いたときに、“(歌われている)君”のことが本当に好きだったんだなぁと心から感じることができました。
【清水】 そうですね。本当に好きでしたからね、やっぱり……(ため息)。

――しみじみとしてしまいますね……。
【清水】 あ、いや、この女の子とは、けっこう時間が経っているから歌えたんだと思うんですよ。本人には言えなかったことですし、結局最後までひとりきりで<君を離さない>って言っているんですよね。実は僕、曲のなかの<君を離さない>ってことを、今まで生きてきたなかで一度も言ったことがなかったですし、言いたいとも思わなかったんですよ。

――この曲が初めてなんですね?
【清水】 そうなんですよ。今までは「好きだ」とか、そんな直接的なことを言うのは、めちゃくちゃカッコ悪いと思っていたので。でも、back numberとして2枚の音源を出させていただいて、この2年間でいろんな心境の変化とか、バンドをやっているといろんな人と触れ合っていろんな大事なモノが増えていくなかで、そういう大切な人たちは、ちゃんと大切にしないといけないなという気持ちがものすごく出てきたんですよ。だから、気持ちはしっかりと言わないとダメなんじゃないかな?と思い始めていた頃に、ちょうどこの曲を作っていたんです。しかもこの曲、メロディーと歌詞が一緒に出てきた部分が大きくて、「あ、これはちゃんと言いたいんだろうな」というヒントがそこにあったんですよね。まぁ、ちゃんと言えたのは時間が経ったからなんだろうなとも思うし、もしかして言っても伝わんないなって確信したからなのかもしれないんですけどね。でも、その瞬間を言いたいと思ったんです。

――めっちゃ強い気持ちですね。
【栗原】 もうね、めっちゃわかります!男って女々しいというか、けっこう後ろ髪を引かれるんですよね。ふとした瞬間にその子のことを思い出して「何しているのかな?」とか思うことがあるので、共感してくれる男の方は多いんじゃないかと思うんです。

――男性はロマンティストですよね。
【清水】 だと思います。女の人って「1」か「0」の人が多いじゃないですか。でも男って「1」と「0」の間の「0,2」とか、晴れでも曇りでもない、しかも雲のパターンがいくつもある……みたいな天気が好きですしね。で、気持ち的にもそういったモヤモヤしてるときのほうが曲が生まれやすいんですよね。

――歌詞が直接的になったということは、サウンドアプローチも変わりました?
【小島】 成長している歌詞とともに、やはりその辺はすごく意識しましたね。
【栗原】 僕も今回のレコーディングは、歌詞や曲に引っ張られている感覚でしたね。この曲は悲しいんだけど悲しすぎちゃいけないなとか意識していたし。前に進んでいる感がありましたね。

back numberとして、ちゃんと伝える

――2曲目の「こぼれ落ちて」は、「はなびら」のやさしさとは打って変わって、攻撃色が強いギターロックですね。
【清水】 この曲は、恋愛の曲にしたくなかったんですよ。僕は、できればずっと大人にはなりたくないと思っている人間なんですけれど、大人になるということを正当化するにはどうすればいいんだろう?と考えたんです。余分なモノを削ぎ落として自分の形を作っていくんだろうと思うんですけど、もしかしたら、削ぎ落してきたモノのなかに大事なモノがあったんじゃないか?って思ったときに、削ぎ落としたという表現じゃなくて、「こぼれ落ちてしまったな」という表現になっちゃうんですよね。ってことは、冒頭の<意味のあるものを選び過ぎて なんか大事な所が欠けているような>のところにすべてが集約されているなと。

――言い替えると、初心に還っているということですよね?
【清水】 そうですね。初心との闘いみたいなところですかね?やっぱり、できる限り本物の大人になりたいじゃないですか。何が本物かはわからないですけれど、(大人とは)諦めてなっていくモノだとは思いたくないですよね。でも、現実にはサボっている自分がいて。今のままでは俺、恥ずかしいな。あの頃の自分になんて言ったらいいんだ?っていうところで、サウンドも攻撃的で、ある意味聴きづらいモノにしたいなと思っていたら、それがふたりの直感といい具合に混ざり合いました。
【栗原】 依与吏さんから「イライラしてくれ」みたいなことを言われたんですよ。細かく丁寧にというよりは、荒々しくてもいいから勢いでレコーディングしました。
【清水】 ただ、若気の至りみたいな音にはしたくなかったんですよ。20代前半のヤツには絶対にできないような、ちょっと重苦しいというか、スピード感がないんだけどあるみたいな。

――ちょっと悪い大人のロックみたいな?
【清水】 そこっすね。その辺はふたりのほうが大人でした。
【小島】 うん。昔できなかったけど聴いてて好きだったようなことを、今だったらできるかな?と思いながらやっていったら、こういう形になりました。
【清水】 さっき「今だから言える」って話をしましたけど、この曲でもやっぱり時間が経って、ある意味客観的になればなるほど、言葉を研ぎ澄ませて出せる自分に気づいたんですよね。音に関してもやりたいことを素直にできています。

――3曲目の「幸せ」、これは本当に悲しすぎますね……。
【清水】 ヒドイですよね(苦笑)。これもまた今だから言えるというか、自分のなかの記憶を総動員して作ったというか。この場面にいた瞬間には言えなかったことですね。<誰よりも幸せにしてあげて>なんて、昔は言えなかった言葉ですし、本当に思ってんのか?っていうところもあるんですよ。歌のなかで今まで嘘をついたことはなかったですけど、でもここは嘘を言わないといけないところだと思ったんです。目の前にいる人の幸せを願っているのは本当のことだから。でも、<誰よりも幸せにしてあげて>なんて、こんな悲しい言葉はないなぁ……と、電車に乗っているときに思っていたんですよ。だったら、それを歌ってみようということになりました。

――今だから言える気持ちを詰め込んだ、back numberの新境地のデビューシングルですね。
【清水】 だからツアータイトルも『ちゃんと言うよツアー』なんですよ。メジャーデビューといういい機会ですし、自分の気持ちをちゃんと伝えるツアーにしたいですね。
【小島】 back numberとして、ちゃんと伝えるツアーにしたいです。
【栗原】 がんばります!
(文:三沢千晶)


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