悔しくなるくらい、泣かされちゃいました。
TV・CM・映画・ラジオと、あらゆるメディアで活躍中の相葉香凛さん。まだあどけなさの残る、真っ直ぐな笑顔が眩しい彼女には、幼い頃から読書を嗜む、生粋の文学少女な一面が。そんな彼女がお薦めする一冊とは…？
相葉さんオススメの本と、その内容を少しだけ教えて?
私のお薦めは、秋元康さんの『象の背中』です。半年の余命を宣告された主人公が、今まで自分に関わった人たちに会いに行って…というお話で。前からずっと気になっていた作品だったんですけど、つい最近やっと読むことが出来ました。
私、すごく涙もろいので、この本も泣いちゃう覚悟はしてたんですけど、案の定何度も泣かされて。“なんでこんなに泣かせるのっ! ”って、ちょっと悔しくなるくらいに（笑）。でもそれくらい、本当に感動できる作品なので、“思い切り泣きたい! 感動したい! ”という人には絶対お勧めです! あとがきの秋元さんと児玉さんの対談も感動的なんですよ。
読書はどこですることが多いの?
本は家で読むことが多いですね。私、電車で読んでると、夢中になりすぎて乗り過ごしたりしちゃうんです（笑）。一度、オーディションの時に乗り過ごしちゃって、遅刻しそうになったことも…。あと、長い作品をずーーっと読んでて、ハッと我にかえったら身体が痛くなってたり（笑）。
母が言うには私、小学生の頃は狂ったように本を読んでいたらしいんです。母がそれをおもしろがって、私が読んだ本のリストを作ったりもしてて。でも中学生、高校生になると、部活や勉強で読書する時間も少なくなっちゃいました。でも時間を作って、またたくさん読書したいです。
好きな物語のジャンルとか、好きな作家さんは?
『象の背中』のような感動小説も好きですし、東野圭吾さんとかのミステリーもすごく好き。ラストの“ええーっ!? ”っていう感覚が好きなんです。今気になっているのは道尾秀介さん。『からすの親指』という作品がすごくおもしろかったので、他の作品も読んでみたいです。
普段インターネットで本を探すってことはあまり無いんですけど、昨日『読むナビ』で東野圭吾さんで検索してみたんです。東野さんは結構読んでると思ってたけど、知らない作品もたくさん出てきて“まだまだだなぁ”って（笑）。まだ読んでない作品は上から順番に読んで、完全制覇を目指します!