2012年05月17日更新! |
本日5月17日よりツインメッセ静岡で「第51回静岡ホビーショー」が開幕した。一般公開は19日、20日。
バンダイ ホビー事業部のブースでは、現在展開中の「宇宙戦艦ヤマト2199」より、地球側・ガミラス側の戦艦プラモデルがズラリと展示されていた。発売が正式に発表されているのは現在のところヤマトのみだが、ブースにいた岸山博文氏によれば、この「1/1000」という大きさは、作中に登場する艦を統一されたスケールでリリースしやすくするために策定されたものであるという。
というのも、ヤマトを最大値として基準を決めてしまうと、それより大きな艦が巨大になりすぎてしまい、価格的にもディスプレイに要するスペース的にも厳しくなってくる。また、ヤマトよりも小さな駆逐艦クラスをある程度の大きさで作るためにも、ちょうどいいスケールを模索する必要があったのだ。つまり、ゆくゆくはデスラー艦や三段空母も同スケールでリリースされる可能性があるということで、今後の情報には期待したいところ(ちなみに参考展示のシュルツ艦は35センチある)。
今回の「宇宙戦艦ヤマト2199」ではアニメスタッフによって設定が見直され、ヤマト自体も全長が333メートルとスケールアップしている。これは旧作でたびたび指摘されていた艦と人間と艦載機の設定上の大きさの矛盾を再解釈して導き出された値であり、要するに33センチの全長を持つ今回の新作ヤマトプラモは従来でいえば約1/800スケール相当となるわけだ。
パルスレーザーの砲塔部分などは金型の微細加工技術により、精密な造形を実現。さらに、艦載機の格納スペース問題を解消すべくアニメスタッフが考案した新機軸が、ロータリー方式の格納庫である。この新作でも同内部機構を再現したほか、完成後でも外板を取り外して格納庫、及び波動エンジンユニットを取り外して飾ることが可能だ。
積極的な新解釈によって往年の名作に説得力を与えるという「宇宙戦艦ヤマト2199」の姿勢は、我がGA Graphicの書籍「マスターファイル」シリーズが目指しているところとある意味で共通している。バンダイのアイテムも過去の記憶を共有する往年のファンの気持ちを大切にしつつ、立体としては新たな試みに果敢にチャレンジしていることが窺えて、ブースの展示物を見ているだけでワクワクしてくる。今年はとにかく「宇宙戦艦ヤマト2199」をみんなで応援していこうではないか!
新作ヤマトには嬉しいオマケが付く。かつて“100円”でリリースされていた「メカコレクション」の幻のアイテムが、特典としてパッケージに同梱されるのだ。七色星団での戦いに参加したガミラスの三段空母のうち、青色の艦が金型はそのままに成型色を変えて製品化となる。まるでメカコレの続きがラインナップしたかのようで、往年のファンにとっては注目だろう。パッケージはヤマトの外箱の一部を自分で切り取って組み立てることで再現可能だ。
(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199製作委員会
※掲載しました写真は開発中の為、実際の製品と異なる場合がございます。
■関連リンク
・GAGraphic「第51回静岡ホビーショー」特設ページ
・バンダイホビーサイト
・第51回静岡ホビーショー
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