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巨人戦 初解説 落合博満 原巨人をメッタ斬り

【野球】

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2012年4月20日 掲載

「言ってることとやってること違う」

 皮肉交じりの「落合節」が炸裂した。
 19日の中日―巨人戦。落合博満前監督(58)が監督退任後、初めてナゴヤドームでテレビ解説をした。4―1で中日が巨人を下したこの試合。巨人の原監督の采配について次から次へとツッコミを入れた。
「今日のゲームはこれが全てだったと思います」
 落合前監督がこう振り返ったのは、巨人の1―4で迎えた六回の場面だ。先頭の長野が安打で出塁。阿部が倒れて1死一塁となり、打席には村田。その3球目に巨人ベンチは長野に盗塁を指示したが、これが失敗に終わり、反撃ムードが一気にしぼんだ。
「私には考えられません。(もし長野を)動かすなら阿部のところ。走らすことは悪くない。成功した失敗したじゃなく、展開を考えたらね。あれ以降、巨人の打者は誰も塁に出ていない。これで終わったという感じを(巨人の選手が)持ったんじゃないか。ちょっと残念です。(中日監督時代)巨人とやってて、どっしりと(構えて)攻撃されるのが嫌だった。あの強力打線ですから、ホームランを打たれるのが一番嫌だった。送ったり、走ったり動いてくれると楽だった。(長野の盗塁は)その最たるものです」
 落合前監督は試合中に再三、中日先発の吉見について、「状態は良くない」と指摘していた。吉見自身もお立ち台で「きょうは苦しかった」と振り返った。その吉見を打ち崩せなかったのは、巨人のベンチワークのミスと言うのだ。
 昨季から不振が続いている小笠原についても、「左ひざが折れるのが早いから、前に体重が乗ってこない。バットが前に出てこない。そこが直れば普通に打てる。本人は気づいてないと思う。あとは練習で手助けしてやらないと」と指摘。首脳陣の指導力が足りないと言わんばかりだった。
「谷の2番はもったいない。小笠原が2番でもおもしろい」
 そう言って巨人打線の並びにも注文をつけた落合前監督はこうも言った。
「(原監督は)口で言ってることと実際にやってるのが違うんだなと」
 巨人はこの3連戦、内海と沢村を20日からのヤクルト戦(神宮)に回し、杉内、ホールトン、ゴンザレスのローテを組んだ。巨人はこのナゴヤドームで、昨年は5勝5敗2分け。一昨年には2勝10敗とコテンパンにやられた。原監督が「ナゴヤドームでの中日戦で本当の力を出せるのがレギュラー」と言っているのも、苦手意識があるからこそ。それを払拭するためにもこの敵地での最初の3連戦は重要だった。
 だが、原監督は左右エースを回避させた。巨人は今季、中日に対して東京ドームでは2勝1分け。17日の初戦も杉内で勝っていた。中日はここで3連敗でもしようものなら、大きなダメージを受けたはずだ。それを踏まえて落合前監督は「巨人はナゴヤでどういう戦いをするかが一番大事だった」と、こう続けた。
「きょう、ゴンザレスと聞いてエッと思った。ホールトンを後ろに回して、勝つ確率が高くて、(中日が)一番嫌がるローテを組んでもいいのかなと。(原監督は)言っているのと実際にやってるのが違うんだと」
 実は落合前監督は、4月に行われた講演会で巨人について、「巨人はタツ(原監督)がベンチで寝ていれば勝つ。あの打線の組み方はイヤでもなんでもない。選手のプライドをズタズタにしているから、うまいこと機能しない」と辛辣な言葉を投げかけたという。
 結局、この3連戦を1勝2敗で負け越した巨人。落合前監督が言うまでもなく、やられるべくしてやられたといっていい。
~2012年4月20日以前の記事~

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