駅のホームの配置やポイントの位置などを図案化した「配線図」を、JR東海道線とその沿線エリアに分類し、「路線図」化。この図をもとに運行からダイヤ、未完成路線までを、カリスマ鉄道アナリスト・川島令三氏による、わかりやすい解説つきで読み解きます。
鉄道関係者も見たことのない「配線路線図」を実現
掲載エリア内のJR・私鉄・地下鉄・モノレール・路面電車なども掲載。JR東海道線周辺路線とのリンクも含めた「東海道ライン」の全貌が手に取るようにわかり、鉄道の旅に携帯したくなる構成です。
※切符などがはさめる、汚れや水にも強い、特製ビニールカバー付き!
「東急東横線横浜駅」 地下駅の構造がわかる写真も満載!
鉄道界最強スタッフが現地に取材して集めた、贅沢な全駅詳細データに加え、主要駅は、構内図、駅スタンプ、名所案内看板などの、お宝資料も収録します。
駅の個性がわかるスタンプも満載!
各巻の巻頭カラーページには、そのエリアの特長を活かした目玉特集を掲載します。大きな判型を存分に活用したライブ感と資料性あふれる華麗なページにご期待ください!
新大阪駅の謎
各巻とも、本シリーズで初公開となる永久保存版資料を収録。綴じ込み式のものは、広げると3〜4ページ分になる豪華仕様です。
※シリーズの編成と巻数は変わることがあります。 ※当内容案内の情報は2009年2月現在のものです。
東京駅〜横浜エリア
【巻頭カラー特集】「東京駅の変遷」9枚の配線図で見る東京駅の95年
【駅構内大解剖図】東京駅・品川駅
【綴じ込みワイド配線図】[1]鶴見・昭和・扇町・川崎貨物 [2]田町―品川―東京貨物ターミナル
横浜駅〜熱海エリア
【巻頭カラー特集】「横浜と鉄道」駅の変遷でたどる開港150年の鉄路/「箱根登山鉄道俯瞰」スイッチバックの知られざる絶景
【駅構内大解剖図】横浜駅・新横浜駅・小田原駅
【綴じ込みワイド配線図】[1]三浦半島 [2]大磯―熱海
熱海駅〜豊橋エリア
【巻頭カラー特集】静岡の鉄道史 [1]浜松今昔物語 [2]御殿場線は知っている
【駅構内大解剖図】熱海駅・三島駅・静岡駅・浜松駅
【綴じ込みワイド配線図】[1]大井川鐡道・伊豆箱根駿豆線・伊豆急行線 [2]富士川―菊川 [3]掛川―舞阪
豊橋駅〜名古屋エリア
【巻頭カラー特集】愛知の鉄道・舞台裏 [1]名古屋・貨物線プロジェクト [2]知られざる車両搬入ルート
【駅構内大解剖図】豊橋駅・刈谷駅・知立駅・金山駅
【綴じ込みワイド配線図】[1]西小坂井―岡崎 [2]西岡崎―大高 [3]笠寺―名古屋
名古屋駅―米原エリア
【巻頭カラー特集】名岐の鉄道 [1]東海道線 天下分け目の関ケ原越え [2]世にも不思議な城北線
【鉄道名所クローズアップ】明治村 文明開化の街を走る
【駅構内大解剖図】名古屋駅・岐阜駅・名鉄岐阜駅
米原駅〜大阪エリア
【巻頭カラー特集】鳥羽伏見の怪 [1]逢坂山に消えた“点”と“線” [2]なぜか迂回する謎のルート
【鉄道名所クローズアップ】トロッコ列車が走る保津峡
【駅構内大解剖図】米原駅・京都駅
大阪エリア〜神戸駅
【巻頭カラー特集】「新大阪駅の謎」不思議スポットから読み解く駅の未来予想図
【駅構内大解剖図】新大阪駅・難波駅・桜川駅・九条駅・ドーム前駅
【綴じ込みワイド配線図】[1]吹田信号場付近 [2]塚本―灘
名古屋南部・紀勢東部
【巻頭カラー特集】[1]魅惑の志摩半島・鉄道スポット [2]華麗なる中川短絡線
【駅構内大解剖図】桑名駅・伊勢中川駅ほか
【綴じ込みワイド配線図】鉄道名古屋線 [1]近鉄名古屋―近鉄八田 [2]伏屋―近鉄富田 [3]霞ケ浦―白子
奈良・東大阪
【巻頭カラー特集】生駒山の壁 大阪と奈良を結ぶ鉄道が辿った苦難の歴史
【駅構内大解剖図】王寺駅・大阪上本町駅ほか
【綴じ込みワイド配線図】[1]近鉄奈良線・大阪線・難波線/阪神なんば線(近鉄奈良―ドーム前)[2]JR関西線(王寺―JR難波)
阪南・紀勢西部
【巻頭カラー特集】和歌山の鉄道史 駅にまつわるちょっとややこしい物語
【駅構内大解剖図】新今宮駅・関西空港駅・天王寺駅
【綴じ込みワイド配線図】>[1]阪和線(天王寺―東佐野) [2]南海本線(難波―井原里)
東京南東部・千葉北西部
【特集】開業せまる新・成田空港アクセス線 2010年夏開業までのカウントダウン
【駅構内大解剖図】夢と魔法の鉄道 東京ディズニーリゾート
【綴じ込みワイド配線図】[1]総武線(東京―幕張) [2]京成本線(京成小岩―志津)
東京北東部・埼玉南東部
【特集】複雑怪奇な千住界隈 10本の線路がたどった道のり
【駅構内大解剖図】上野駅・浅草駅
【綴じ込みワイド配線図】[1]京浜東北線(日暮里―上中里) [2]常磐線(南千住―金町) [3]東武野田線(逆井―江戸川台)
鉄道趣味にも多様なジャンルがある。線路の配線もそのひとつだ。あの線路はどこにつながっているか、とか、この電車はどうやって折り返しているか、とか、このポイントはなんのためにあるのかなどを図から読み解くものである。これをもとに列車の運転が決められている“鉄道の要”なのだが、現在、配線図のほとんどが公開されていない。かつて公開されていた資料も各社バラバラの状態だった。それならば、JRも私鉄も地下鉄も貨物線も全部入れて、全体が一目でわかる配線図集を独自に作ってしまおう。これが、本シリーズ刊行の発端となった。実は、この構想は30年ほど前から考えていて、今回ようやく実現したのだ。
本シリーズではさらに、配線図で掲載した全駅データに、これまでにない手法で撮影した写真を加えた。とくに地下線では、これまで闇の中にあった部分までも見えてくるだろう。鉄道の世界をより深く楽しめる、ひとつのきっかけとなれば幸いである。
川島令三