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せつぶん
せつぶん 「せつぶん」はこんなお話です

節分の夜。「蓬莱が島」から、鬼が日本にやってきました。鬼はひと休みしようと、一軒の民家を訪ねます。そこでは女が1人、留守番をしていました。女は怖がって、鬼を追い払おうとしますが、鬼のほうは美しい女に一目ぼれして、言い寄ろうとします。しかし女に冷たくされ、鬼はついに泣き出してしまいました。それを見た女は、本当に自分のことが好きならばと、宝物を要求します。鬼は喜んで宝物を差し出し、すっかり亭主気取りですが、女は急に豆をまきはじめ……。

「せつぶん」 著者: もとしたいづみ/画家: 野村たかあき/定価:1,260円(税込)
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そらうで
そらうで 「そらうで」はこんなお話です

たろう(太郎冠者)は、おくびょうなくせに、いつも空腕(うその腕じまん)ばかり言っています。そんなたろうに、ある夕方、主人は「魚を買ってこい」と言いつけました。たろうはしぶしぶ出かけますが、暗い山道がこわくてしかたがありません。何でもないものが恐ろしく見えて、ついには主人に借りてきた刀を、命ごいに差し出してしまいました。こっそりあとをつけてきた主人は怒って、その刀を取り上げて帰っていきました。それに気づかず帰ってきたたろうは、言い訳のために、また空腕を言いはじめ……。

「そらうで」 著者: もとしたいづみ/画家: たごもりのりこ/定価:1,260円(税込)
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しどうほうがく
しどうほうがく 「しどうほうがく」はこんなお話です

ある日、いばりんぼうの殿様が、太郎冠者(かじゃ)を呼びつけて言いました。「今日、わしはお茶の会に行く。すぐにおじさんのところに行って、お茶と刀と馬をかりてまいれ。」おじさんがかしてくれた馬は、誰かがせきをすると暴れだすくせがあり、「しどうほうがく」という呪文をとなえると静まるという、変わった馬でした。急いで帰った太郎冠者を、殿様は「遅いぞ!」と叱りつけ、馬にまたがります。太郎冠者が腹いせに、「コホン、コホン」とせきをしてみると……。

「しどうほうがく」 著者:もとしたいづみ/画家:青山友美/定価:1,260円(税込)
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くさびら
くさびら 「くさびら」はこんなお話です

むかし、ある男がおりました。家にくさびら(きのこ)が生えてきて、取っても取ってもなくならないので、山伏にまじないを頼みにいきました。「わしにまかせなさい」と、えらそうな態度をした山伏が、「ぼろんぼろぼろんぼろ」とまじないをとなえると……くさびらは消えるどころか、数が増えてしまいます。山伏は必死になって、何度もまじないをとなえますが、くさびらはどんどん増えるばかり。ついには巨大なおばけくさびらが出てきて、男と山伏に襲いかかります。腰をぬかした2人は、たくさんのくさびらたちに追われて逃げていきました。

「くさびら」 著者:もとしたいづみ/画家:竹内通雅/定価:1,260円(税込)
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ぶす
ぶす 「ぶす」はこんなお話です

むかし、あるお屋敷に、主人と2人の家来がおりました。ある日、主人は「このつぼには『ぶす』というたいへんな毒が入っている。くれぐれも近寄らないように」と家来に言いつけて、出かけていきました。「ぶす」を見てみたくなった2人の家来は、「あおげ、あおげ」と、毒の風にあたらないように扇であおぎながら、つぼに近づきます。ついにつぼの中を見た2人は、「ぶす」が砂糖であることを知り、夢中でぜんぶ平らげてしまいました。帰ってくる主人に言い訳をするために、2人が考えたこととは、いったい?

「ぶす」 著者:もとしたいづみ/画家:ささめやゆき/定価:1,260円(税込)
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 【著者】もとしたいづみ

出版社勤務を経て、子ども向けの作品を書きはじめる。おもな作品に「すっぽんぽんのすけ」シリーズ(荒井良二/絵、鈴木出版)、『どうぶつゆうびん』(あべ弘士/絵、講談社、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞)、『あかさたなっちゃんのはつおんえほん』(大沢幸子/絵、講談社)、『ふってきました』(石井聖岳/絵、講談社)などがある。翻訳、作詞、短歌など幅広い分野でも活躍するほか、日本の伝統芸能全般に高い関心をもち、落語、狂言などの公演に足しげく通う。また、無声映画の弁士のもとで活弁を学んでいる。