1月の新刊(2012.1.18更新)
2138 『超高齢社会の基礎知識』
鈴木 隆雄
定価:777円(税込)
少子高齢化の一途をたどるニッポンは、遠くない将来、「超高齢社会」に突入する。目前に突きつけられた諸問題に立ち向かうために、社会が知っておくべき、共有すべき事実とは何か。老人学の権威が高齢者の特徴を科学的に検証し、医療と福祉の課題を抉り出す論考。
小池 良次
定価:777円(税込)
シリコンバレー取材の第一人者が説くクラウドの本質とは何か。日本のメーカーやメディアが取るべき、IT革命への対応策とは──。デジタル技術論だけに終始しないイノベーションの正体が明らかになる。
2141 『「上から目線」の時代』
冷泉 彰彦
定価:798円(税込)
『「関係の空気」「場の空気」』で話題になった著者が、目線の問題に斬り込む! 「上から目線」という言葉が2000年代半ばから定着した背景には、日本社会の変動に伴う「コミュニケーション不全」という現象があった。その構造を明らかにし、新たなコミュニケーション・スタイルを提案する。
来月の刊行予定
2142『生きる希望を忘れた若者たち』鈴木弘輝
若者たちが「いま」にしか関心を示さないように見えるのはなぜか? 彼らが「成長」しようとしないように見えるのはなぜか? 宮台真司ゼミ出身の俊英が日本社会の大変動と個人の生き方を重ねた意欲作!
2143『アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法』平木典子
家庭でも仕事でも、「言いたいことが気持ちよく言いあえるコミュニケーション」は理想的ですが、なかなかそうはいきません。
本書の担当者の私も口下手で、「しまった」「言いたいことが言えない」など、モヤモヤした思いや後味の悪さをかみしめることがしばしばです。
アサーションとはサブタイトルの通り、「自分も相手も大切にする自己表現法」。私たちの会話を心理学の知恵をもとに読み解き、日常のやりとりに変化と充実感をもたらすコミュニケーションの方法と関わり方です。〈コミュニケーションがうまくいかないときや人間関係が難しいとき、このアサーションを知ることで、相手との関わりを建設的に変えることができる〉と著者の平木氏は説きます。
1970年代に理論と実践をアメリカで学んで以来、啓蒙に努めてきた第一人者による、わかりやすく読みやすい手引きの本です。
2146 『世界の陰謀論を読み解く――ユダヤ・フリーメーソン・イルミナティ』辻隆太朗
フランス革命はフリーメーソンの仕業? ユダヤ人の世界支配計画書『プロトコル』? 関東大震災も東日本大震災も人工地震?……「邪悪な誰かが世界を操っている」というロジックに潜む心性を読む。