青森市の私立青森山田高校で、1年生の野球部員(16)が寮内での焼き肉を上級生から注意され、こぶしで背中をたたかれたあとに死亡した事件で、同校は21日、記者会見を開いた。花田惇・校長職務代理や野球部関係者が遺族への謝罪と再発防止を説明した。
花田代理は「亡くなった被害者生徒、遺族に心からおわび申し上げる」と陳謝。「寮内の生徒の管理・指導を徹底したい」と話し、部内でのいじめについては「ないと認識している」とした。野球部は練習や遠征について当面の間自粛する。全国大会を控えている陸上部とサッカー部については、予定通り出場するという。
現在、青森県警が被害部員の死因の特定を進めている。