- [PR]
[国際]ニュース トピック:核・ミサイル事情
今度は米軍が新兵器 無人戦闘攻撃機を開発 中国の対艦ミサイルを無力化
2011.2.16 21:05
(1/2ページ)
【ワシントン=佐々木類】米海軍は今月初め、空母搭載型のステルス無人戦闘攻撃機(X-47B)の初試験飛行に成功した。中国が開発中で、米空母への攻撃可能な対艦弾道ミサイル(ASBM)の射程外から、中国沿岸部のミサイル部隊を攻撃することが可能だ。ASBMは防御が難しく、西太平洋から米軍を排除する中国の「接近阻止戦略」を具体化する“空母キラー”とされる。米海軍のX-47Bの開発は、これを無力化し、西太平洋での米軍のプレゼンスを確保するねらいがある。
X-47Bは、国防産業大手、ノースロップ・グラマン社が、米海軍の発注を受け2005年から本格的な開発に着手した。
2月4日、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地で29分間、高度1500メートルまで上昇、初の試験飛行に成功した。13年に実際の空母を使った離着陸テストの実施を目指し、将来は日本を拠点にする米第7艦隊の空母打撃群に配備する。
機体はレーダーに捕捉されにくいステルス性。空間の限られた空母甲板でスペースをとらないよう、尾翼がないのが特徴だ。
米専門誌によると、同機はASBMの発射段階迎撃(BPI)システムを採用。ミサイル発射直後に熱源を捕捉して発射場所を探知、レーザー光線や高出力マイクロ波で破壊する。
- [PR]
- [PR]