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AVを観て涙を流した事ってあります? 名作に出会った事ありますか?

文章: 飛鳥 浩 (AllAboutJapan「アダルト」旧ガイド)

早いものでアダルトビデオが誕生して20年を迎えようとしています。まだビデオデッキの普及が進んでいなかった頃、アダルトビデオはその普及に大きく貢献したと言われています。また、DVDの普及にもAVは一役買っていると評価されています。途中レーザーディスクなどありましたが・・・。
ビデ倫大手メーカーでは創世記から、バブル期の黄金期に活躍した女優の作品を再編集しDVDとして安価で売り出しています。この記事のコーナーでも飯島愛の件などで紹介しましたが、今回はファンとしての視点で記事を進めさせていただきたいと思います。
今と昔の作品を比べると大きく変わったのはまず収録時間。私がビデオを見始めた頃は30分が普通で45分や60分作品もありましたが、今のように90分やセルのような120分はピンク映画でしか無かったような気がします。あっ・・「30分」というとおそらくあるメーカーの作品ばかり見ていたなと気付く人が多いと思います。そうです、私は「宇宙企画」のファンでした。秋元ともみや早川愛美が地上波の深夜番組で人気者になり、歌手デビューをしたり「宇宙少女レビュー」をひらいたり、80年代後半から90年代の初めまで一時代を築いた「宇宙少女」。その作品には今の作品には無いクォリティーの高さが感じられます。例えば秋元ともみの「少女神話」(86年)では後に問題となりましたが実際の廃校でロケが行われ、教室や体育館、保健室が「本物」でした。今の作品ではスタジオ、セットが当たり前でその「ちゃち」な部分に慣れてしまった今、改めて観ると衝撃すら覚えます。そして私が出会った「名作」としてあげたいのは、この「宇宙少女」全盛期の最後の時期を支えた牧本千幸の「こんにちは幸せさん」(89年)です。制服ドラマで、絡みは一度。それもフェラ無し、局部アップ無し。それでも興奮出来たし、食い入るように見た作品で、何度も何度も繰り返し見ては涙を流した事があります。AVを観る事が許される年になったばかりだから全てが新鮮で驚きだったからかも知れませんが、この作品は隅々まで今でもはっきり覚えています。必死に走る千幸・・そしてバックに流れた千幸の歌った歌。わずか30分の作品でしたがあの時の感動が私の原点であった事は間違いありません。
そしてそれから10数年。今AVを観て泣く事もありません。おそらくDVDで再発された千幸の作品を観てもあの時の感動を再び味わう事も無いでしょう。でも心にこうやって刻まれる名作があることはとっても幸せだと思います。皆さんはそんな「名作」ありますか?

最終更新者:飛鳥 浩 (更新日:2003年09月29日)

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