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菅首相が正午出勤、選挙疲れにストレス…

英国のウイリアム・ヘイグ外務・英連邦相との会談に臨む菅直人首相
英国のウイリアム・ヘイグ外務・英連邦相との会談に臨む菅直人首相
Photo By 共同

 菅直人首相は15日、午前10時の官邸入り時間を「来客などの予定がない」(首相秘書官)として正午に遅らせた。6月19日の公邸引っ越し後は遅くとも10時前には官邸に入っていたため、番記者の間からは一時、「体調不良なのではないか」などの声が上がった。どうやら、大敗した参院選の疲れがまだ残っているようだ。

 菅首相は通常、午前から閣僚や党幹部らの訪問を受けたり、会議や官邸スタッフとの打ち合わせなどに出席したりしており、昼の官邸入りは平日ではあまり例がない。

 内閣記者会に配られた首相のこの日のスケジュールでは、午前10時の官邸入りと記されていた。しかし、その時刻が経過しても首相の姿は見えず、番記者の間では体調不良説のほか、首相が選挙後から小沢一郎前民主党幹事長との会談を熱望していたことから「2人でひそかに会っているのではないか」との憶測も飛んだ。

 午前の定例会見で、多くの質問を受けた仙谷由人官房長官は「政治家が考える時間を持たず、人と会ってばかりになるスタイルはいかがなものか。公邸での読書や構想を練る時間も重要だ」と取って付けたような説明に終始。首相の動静に関する質問に「こういう場で議論になる問題なのか。身体上の問題があれば公表する。全く変わりはない」と不快感を示した。西日本を中心とした豪雨被害に関しては「公邸なので(何かあれば)瞬時に連絡がつく」と理解を求めた。

 首相が官邸に入ったのは結局、午前11時56分。記者団から「午前中は休んだのか」と問い掛けられ、「いやいや、いろんな手紙を読んだり(していた)」と答えた。

 しかし、自ら種をまいた消費税増税問題で大敗した参院選の疲れがまだ残っているようだ。消費税問題は日を追うごとに選挙情勢を悪化させていき、首相として初めて臨んだ国政選挙での遊説行脚計約1万2000キロはこたえているもよう。周辺には「相当疲れている」と映っていた。

 さらに、それに輪をかけるような予想外の大敗。民主党代表選の最中に「しばらく静かにしていてほしい」とまで言い切った小沢氏との会談が実現しないことも大きなストレスになっているとの見方もある。

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