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「ドラえもん検定」ネットに5000題登場

「ドラえもん検定」を始めた富山大名誉教授の横山泰行さん
「ドラえもん検定」を始めた富山大名誉教授の横山泰行さん
Photo By 共同

 設問が5000題もある「ドラえもん検定(ドラ検)」がインターネット上に登場した。問題をつくったのは、人気漫画「ドラえもん」を19年間にわたって研究している富山大名誉教授横山泰行さん(68)。「実際に漫画を読んでいてもなかなか分からない」(横山さん)ほどの難問が並んでいる。

 インターネット上で閲覧できるドラ検の問題は、難易度別に1〜5級に分かれ各級1000題。3カ月かけて問題をつくった横山さんは「有名な検定の問題数を調べたら150〜200。英検を参考に難易度別に1〜5級に分け、各級500〜600題の予定だった。でも、調べだしたら各級1000題にまで増えてしまった」と話した。

 問題の内容は、各登場人物や「ひみつ道具」に関するものが多いが、中には作品に出てきたトキの学名やマリアナ海溝の深さを問う設問も登場。解答形式は選択式ではなく、より難しい記述式にした。その理由を横山さんは「ドラえもんは有名だが、実際にはあまり読まれていない。学級崩壊やいじめの問題についての勉強にもなる。漫画を実際に手に取って読んでもらうきっかけになればと思った」と説明した。

 横山さんの専門は「生涯スポーツ」。自らの研究をデータベース化するにあたり、サンプルとして、ひみつ道具が多くあり、昔から好きだったドラえもんの百科事典を作ろうとしたことがきっかけ。ところが、読むにつれ多様なテーマを扱った内容にあらためて魅了された。次々に出てくる便利な道具、未来の科学技術…。「どんな時も“あんなこといいな”と夢を描き続けているところが一番の魅力」と話す。

 通常の検定は、毎年、検定料を取って試験を行う。認定証などを出すところも多い。しかし、ドラ検は今回の5000題のみで認定証もなし。しかも、難問ぞろい。出題者本人が「僕の正答率は一番簡単な5級で約5割、全体で約2割だった。1割できれば大ドラえもん通でしょう」と言うだけに、5000問中500問の正解で、あなたも“ドラえもん博士”?

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