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菅首相 過去最低の資産 閣僚平均は3256万円

 菅直人首相と閣僚の計18人が6月の内閣発足時の保有資産を16日、公開した。配偶者ら家族分を含めた総資産の平均は3256万円。額面株式廃止で現行の公開制度になった2001年以降最低。首相も歴代で最も少ない2240万円だった。久々に登場した「非世襲首相」で、資産の面では、これまでより“庶民的”な印象だ。

 総資産トップは国民新党の自見庄三郎金融・郵政改革担当相の7203万円で1億円超は一人もいなかった。鳩山前内閣は鳩山由紀夫前首相が14億4269万円を所有するなど4人が1億円を超え、平均は1億4044万円だった。

 菅首相は東京都武蔵野市にマンション2室、実父から生前贈与を受けた山林や原野などを岡山市北区に所有している。土地の中には保安林やため池など、公共用に提供し非課税で、現行制度では資産として「ゼロ円」とみなされる物件もある。株式も保有していない。

 自見氏は菅内閣発足直後に辞任した亀井静香前金融・郵政改革担当相の後継として入閣したため公開対象に。地元の北九州市小倉北区などに多くの不動産を所有。岡田克也外相、小沢鋭仁環境相も7千万円を超えた。岡田氏は父が創業した大手スーパー「イオン」株約12万株も保有している。

 総資産が1000万円に届かないのは180万円の山田正彦農相、609万円の北沢俊美防衛相、891万円の長妻昭厚生労働相の3人。長妻氏の本人資産は「ゼロ」で、総資産は子ども3人の郵便貯金の合計額。

 副大臣、政務官の家族分を含めた資産も同時に公開された。事務の官房副長官を含む副大臣25人の総資産は平均3681万円、政務官26人は平均1760万円だった。鳩山前内閣の多くの閣僚が留任したため閣僚として初めて公開したのは6人。

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