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夏休み間近 取り乱す家族「孫が埋まっている」

山の斜面から岩が崩落し、民家を直撃
山の斜面から岩が崩落し、民家を直撃
Photo By 共同

 一家5人が眠る民家を突然、巨大な岩が直撃した。「孫が埋まっている」「助かって」。16日未明、救急車のサイレンが鳴り響いた松江市鹿島町。家族や近くの住民らは、沈痛な思いで無事救助されることを願った。

 日本海の漁港近くの住宅街。近所に住む女性は、「ドドドド」という鈍い音で目が覚めた。「子どもが埋まった」。外に出ると、崩落に巻き込まれた草本留美子さん(37)の母純子さん(66)が取り乱した様子で叫んでいた。

 夜が明け始めた午前4時20分ごろ、ブルーシートを広げた消防隊員らが玄関前に待機した。約50分後、長女美月さん(11)が救助され、救急車に運び込まれた。「痛いよ」。隊員の呼び掛けにぐったりした様子で答えたという。

 草本さん宅には、高さ約20メートルの背後のがけから巨大な岩二つが落下。現場は岩を撤去するための重機が入れないほど狭く、残る留美子さんと小学2年の長男竜我君(7)の救助作業は思うように進んでいない。

 息子が姉弟と同じ学校に通っているという50代の主婦は「今日が終業式だった。夏休みの前にこんなことがあるなんて…」と涙を浮かべた。

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