累計1億4000万本以上を売り上げている人気ゲーム「ポケットモンスター」が最新作「ブラック・ホワイト」（9月18日発売予定）で、ウェブサイトと本格的に連動できるようになることが15日明らかになった。ゲーム中のポケモンをウェブサイトに連れてきて、パソコン上で遊ぶことができ、その結果がゲームにも反映されるというもので、シリーズ初の試みとして話題を集めそうだ。
「ポケットモンスター」は96年、第1作「ポケットモンスター 赤・緑」が発売され、全世界でシリーズ累計1億4000万本、関連ソフトを合わせると2億本以上を販売している人気ゲーム。さまざまな姿の「ポケモン」を収集・育成して、最強のポケモントレーナーを目指すゲームで、違うバージョンのソフトとポケモンを交換したり、プレーヤー同士で対戦するなどさまざまな試みで人気を集めた。09年9月には、99年にゲームボーイで発売された「ポケットモンスター 金・銀」のリメーク版「ハートゴールド・ソウルシルバー」がニンテンドーDS向けに発売され、小中学生を中心とした従来のファン層に加え、かつて「ポケモン」を遊んでいた20～30代のユーザーを回帰させた。
「ブラック・ホワイト」は、06年に発売された「ダイヤモンド・パール」以来4年ぶりとなるシリーズ完全新作。発売に合わせて、特設ウェブサイト「ポケモングローバルリンク」をオープン。ゲーム中で眠らせたポケモンはサイト上の「夢の世界」へ行き、「ホーム」と呼ばれる場所を基点に、他のプレーヤーのポケモンと触れ合ったり、さまざまなミニゲームを遊ぶことができる。さらに、夢の中で出会ったポケモンとミニゲームで仲良くなるとゲーム内に連れて行くことも可能だ。また、同サイトに登録すると、他のプレーヤーとの対戦履歴や全国のプレーヤーランキングなども見ることができるようになる。（毎日新聞デジタル）
