アニメ「戦国BASARA 弐」(C)2010 CAPCOM/TEAM BASARA

 11日午後5時から放送されたテレビアニメ「戦国BASARA弐(ツー)」(MBS・TBS系)の第1話の視聴率が、関西地区で7.4%(ビデオリサーチ調べ)を記録したことが明らかになった。同時間帯は08年から「機動戦士ガンダム00」、「鋼の錬金術師」などの人気アニメが放送され、「日5枠」の愛称で知られるが、同枠の最高視聴率を更新した。関東地区でも5.3%と歴代3位を記録している。

 「戦国BASARA」は、伊達政宗や真田幸村ら戦国武将が敵の大軍をなぎ倒すカプコンのアクションゲームが原作。武将たちがイケメンのキャラクターデザインで登場し、人気声優が出演したことで、女性を中心に人気を集め、歴史ファンとなった女性が武将ゆかりの地を訪れるなど「歴女」ブームを生んだ。また、政宗ゆかりの宮城県では、政宗などキャラクターをパッケージにあしらった「戦国BASARA米」が発売されたり、宮城県知事選の選挙啓発のイメージキャラクターに政宗が選ばれたほか、8月には東北三大祭りの一つ「仙台七夕まつり」(仙台市)でのタイアップも予定されている。

 アニメ版は、第1シリーズが09年に深夜帯に放送されて人気を集め、今回の「弐」から話題アニメが放送される「日5枠」に“昇格”した。前作で政宗らと激闘を繰り広げた魔王・織田信長亡き後が舞台で、戦国の覇王と言われる豊臣秀吉の登場で巻き起こる新たな戦いが描かれている。

 これまでの「日5枠」の関西地区での最高記録は08年12月7日に放送された「機動戦士ガンダム00」第10話「天の光」の7.0%。関東地区では、08年12月14日に放送された「機動戦士ガンダム00」第11話「ダブルオーの声」の6.3%だった。(毎日新聞デジタル)