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T lounge blog::東京大学工学部広報室 このページをアンテナに追加 RSSフィード

 学生の視点からの工学部・広報活動は「学生発!東大工学部のイマを伝える情報サイト・広報誌Ttime! WEBページ」をご覧ください。


2008-06-21

[]すべてはここからはじまった

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(c)東京大学工学部・ADK

 これ、先週のテクノドリームの中須賀真一教授の登場時に流した映像です。参加された皆さまもよく見えなかったかと思いますので、ここで公開! 中須賀先生、および広告代理店ADKのCさん、許可して下さってありがとー。

 最初、Cさんは「工学部の教員たちの紹介映像シリーズ」を作るつもりだったんですね。で、まずはCさんの駒場時代の同級生*1である、中須賀先生からはじめることに。その打ち合わせ時に、お邪魔させてもらったら、中須賀先生のトークが面白いのなんのって! そのときの感想エントリーが筋金入り&社会的オタク - T lounge blog::東京大学工学部広報室になります。その打ち合わせを受けて、ADKさんが力入れて作った映像(ライティングの使い方でもわかりますよね?)がこちらになります。ガンダムの大気圏突入や、ハロの合理性についてこれでもかと熱く語る中須賀教授。……すっごく嬉しそうです。

 で、私は「工学の夢を取り戻すような、お祭り的大規模イベントをやりたい!」と就任時から思っていました。それで「SFクリエイターをゲストにして、工学部の教員とその作品は科学技術的にどうなの?というディスカッションをする場」を持てたらなと。そんなときに、この中須賀先生の様子を見て「こ、この先生は適任すぎる!」と思ったのです。そこで、ADKのCさんに「この映像シリーズもいいですけど、こんな感じのおっきなイベントやるのってどうでしょ?」とお伺いをたててみたら「んー、それも面白いかもねえ。中須賀*2使って」というわけで、先週のイベント、テクノドリームは第一歩を踏み出したのでありました。

 余談になりますが、上記の「筋金入り&社会的オタク」の話を読んで下さった中須賀先生のお知り合いの先生方から「中須賀くんがあーいう人とは全然知らなかった」とのコメントを頂戴。駒場からの盟友である大久保広報室長も、Cさんも知らなかったそう。皆さんの言わんとするところは「あの優秀な中須賀くんがねえ」というところ。中須賀先生は、高校時代に全国模試で1位*3をとったということもある成績の良い生徒さんで、もちろん学生時代も飛びぬけて優秀。「あの凄い中須賀くん」というイメージがあったようです。あ、凄いのは今に至るまでもね。研究成果を見てもわかるように。

 ただ、ご本人の中須賀先生は「僕はオタクじゃない! 嫁さんのほうがよっぽどすごいんだ」とことあるごとに主張。でもね、先生の言う「オタク」の閾値は一般とは違いますから。

*1:ちなみに、広報室長大久保達也教授も同級生だ。

*2:同級生ですからね。

*3:このネタを知って以来、ことあるごとに「また〜『全国模試1位』の中須賀さまが何を仰います」とイジメられる先生。中須賀先生は「もう、勘弁してよ〜」とホントに嫌がっている(笑)。

2008-06-18

[]飛行機はどうして飛ぶのでしょう?

 先日、ある出張で国内線の飛行機に乗りました。

1時間くらいと短いフライトだったのですが、場所が窓際で、ちょうど翼が見える特等席でわくわくしてしまった私。昔は飛行機が怖くて苦手だったのに、いつの間にか子どものように楽しんでいるのでした。

 ……えーと、これは「幼児退行」ではなく、この工学部広報という職にいるうちに科学技術をより信頼できるようになったからだということにしてくださいませ。学生時代は、かつての担当教官だった北森武彦副研究科長が「僕、飛行機のテストパイロットにもなりたかったんだよね〜」なんていうのを聞いて、かなーりヘンじゃないの? と失礼な感想を持ったものですが*1

 で、先日仕事がらみである人と飲んでいる席でその話をしたら

「僕、あの人数載せてあの重い飛行機が飛ぶなんて、未だに信じられないんですよ!」

と。それでもキミ、飛行機乗っているじゃない、と突っ込みつつも、一方できちんと答えられない私が情けない。

 でも、でも、航空宇宙工学科の鈴木真二教授がわかりやすーくこちらのページで解説してくださっているんですよ! くだんの彼には「これを読め」と言っておこうと。

 かがくナビ:実験のテーマ 『飛行機はどうして飛ぶのでしょう?』

 実験を通して解説していて、しかも動画も用意されています。贅沢です。飛行機が飛ぶという摩訶不思議な現象がおきるのは、空気のおかげなんです、空気!

 鈴木先生NHKサイエンスゼロのゲストコメンテーターもしていらっしゃいますし、研究成果の素晴らしさのみならず、若い層へのアウトリーチ活動にも熱心というありがたーい存在です。広報担当、不要です。だって、広報担当の私が「飛行機はなぜ飛ぶか」ってことを説明できなくても「航空宇宙工学のプロ」兼「紙ヒコーキおたく」*2がわかりやすく解説しているんですから。すごいでしょ?←というと、身内自慢そのものですが、実際身内自慢です。

 脱線しますが、鈴木先生、あんなにお忙しくいろんな活動されているのにも関わらず、秘書さんなしでお仕事をされているとか! しかも、ひとつひとつの対応が丁寧です。これってデキの悪い私から見ると驚異的。鈴木教授の仕事術というビジネス本も書けちゃいそう。

 というわけで、ぜひ上記の「かがくナビ」のコーナーをご覧くださいませ。

【参考記事】小型自動飛行ロボット - T lounge blog::東京大学工学部広報室

*1:あ、でもテストパイロット志望は未だに「変わっている」と思います! だって、命かけてるんだもの〜。

*2:ご、ごめんなさい……。

2008-06-16

[]満員御礼

 先週の土曜日、富野由悠季監督×東大工学部教授陣との異種格闘技戦、テクノドリームが修了しました。ご来場くださったみなさま、本当にありがとうございます。運営の方で多々不手際があったかと思いますが、この場を借りてお詫び申し上げます。何よりも、MC(司会・進行)の私のカツゼツの悪さ! 手際の悪さ! もう穴に入りたい気分です。申し訳ありません。

 私が見つけてブックマークした中でも*1詳細なレポートをみなさま書いてくださり、本当に感謝です。ありがとうございます。我々が伝えたい、考えなければならないと思っていた「工学」という学問の深いところをざっくりメスを入れてくださった富野監督、そしてそこをくみ取ってくださってレポートを書いてくださったみなさまに、お礼申し上げます。

 もう、これだけ詳細なレポートを皆さんが書いてくださっているんだから、広報室の出る幕ないじゃない、と思いつつも、せっかくなので「この企画が生まれた経緯」や「裏話」などもレポートしていけたら、と思います。slider1234さんのリクエストもあったことですし(調子にのりやすい)。

 というわけで、せっかくですから、裏話その1。登壇者の中須賀真一教授は、元からファーストガンダムを毎年見直す*2のが年中行事というくらいなのですが、下山勲教授、広報室長・大久保達也教授には今回のイベントに備えて劇場版3部作を観てもらいました。で、彼ら三人の「好みのタイプの女性」を聞いてみたら

  • 大久保教授 ララァ(すっごい照れくさそうに*3
  • 下山教授 ミライ(同じく照れくさそうに)
  • 中須賀教授 セイラ(あっさり。「あ、僕?僕はねえ〜」というノリで)

 いや、こんな裏話じゃなくて、まじめなところ(監督との打ち合わせのところなんか、すごい刺激的なんです)も書いていきます。

*1:自分のが入っていないよ〜というかたは、お知らせください。あと、後ほどブックマークではなく、ひとつひとつエントリーをリンクして、トラックバック送らせていただきますね。

*2:しかも、劇場版じゃなくてテレビシリーズよ!

*3:「だって、観たら好みの女性を言え、って内田さんに命令されたから〜」と言い訳しつつ。

2008-06-13

[][]明日開催、テクノドリーム! 当日券配布

f:id:ut-tlounge:20080614012521j:image

 6/14日(土)の明日、『ガンダム』富野監督と東大工学部教授のディスカッション「テクノドリームI」が開催されます。関係者の間では、ひっきりなしにメールや電話がとびかっており、のんびり屋の私にとっては尋常じゃない状態が続いています(現在進行形〜)。そしてイベントのプロの広告代理店やPR会社の人たちに「これも準備しなきゃ」と言われ、ひいいいい、と悲鳴をあげながらあれやこれやと作っています。何でも屋ですから、私。それにしても、彼らも先生もみんななんであんなに仕事早いし、気が利くんでしょう? それに比べて私は……と凹んだり。「洗面所の表示は大事だよ」と教えてもらい、自作……。臨席の新妻美人助教に「これ、お手洗いの案内に見えますかね?」とかお伺いしながら。明日、ダメ出しが出て別のモノになるかもしれません。ポスターの設置も済み(Cさん、ありがとうございます!)「いよいよ感」が強まってきました。このポスター、ステキでしょ。

 さて、申込者多数で「当日券はないのですか?」という問い合わせもありましたが、当日券を配布することにしました。自転車操業状態で告知が遅くなり、申し訳ありません。満席なので、立ち見になってしまう可能性が高いのですが、それでもよろしければ、当日の入場券を発行します。1時間くらい前から発行いたしますので、どうかご興味のある方はぜひ駒場キャンパス13号館にいらしてください。

2008-06-03

[][]【受付終了】『ガンダム富野監督と東大工学部教授のディスカッション「テクノドリームI」

 『ガンダム』富野監督と東大工学部教授のディスカッション「テクノドリームI」ですが、ご好評のため500人を超えるご応募がありました。大変心苦しいのではありますが、本日の24時をもって受け付け終了とさせていただきます*1

 お申し込みして下さったみなさま、ありがとうございました! 幅広い年齢層から、そして文理関係なく、また遠方と思われるかたからのご応募もいくつもあり、たいへん嬉しく思っております*2。皆さまのご期待に応えることができるように、関係者一同内容も含めて奮闘しているところです。

 随時連絡のメールをお届けしているところです。申込日が早かったのに、未だ不達のかたはtechdream08@gmail.comまでご連絡いただけると助かります。大変、ご迷惑をおかけします。詳細も改めてご連絡いたします。対応が遅くてご迷惑をおかけします。

 こちらの「テクノドリーム」はシリーズ化する予定です。また、今回のイベントの模様は撮影し、TODAI.TVで配信する準備もしています。余裕があったら、イベントの準備の裏側(富野監督との打ち合わせの様子などなど)もこちらで書いていきたいな、と。

*1:これからお申し込みされる方は、申し訳ありませんが「立ち見」になる可能性、お断りする可能性もあることをご承知くださると幸いです。

*2トミーノ御大、さすがであります。