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あゆの視線 ~あゆが見る福祉制度や社会の流れ
障害者はいらない存在?
福祉サービスを利用したい人を、ひとくくりにできるのでしょうか。福祉サービスの一元化と聞いて、一番最初に思ったことです。この新法で言われている「自立」って何なのでしょう。地域社会で生活するって、何なのでしょうか。
この障害者を支えるという制度から、支援費制度というのがはじまりました。いままで障害者、障害者の生活は「保護される」と言う考えでした。それから「障害者にも人権を」ということで、「保護から権利を持つ人」となりました。しかし実際の生活で差別をされずに生活すること、自らの生活を選択して決めることができるようになったのは、支援費制度が施行された2年前から。だけど、介護保険は知っていても、支援費制度について知っている人は、そんなに多くないのではないでしょうか。
支援費制度になって混乱が起きて、利用者が増加して、予想しきれない財政圧迫がありました。情報がないから、どうしたらいいか分からず、困るより余裕を持ちたいと、多めに申請者が増えたということが、原因のひとつにあります。それからさらに、新法で障害者の自立をうたって、介護にかかる費用は本人たちに負担させればいい、という考え方。介助が必要な人は、生活費=介護費になり、お金を使いたくなければ、制限しろ…ということになります。しかし、支払うだけの経済力のある支援費制度の利用者は、どのくらいいるのでしょうか。
働けない…収入のない環境はどうするの?働く方法を見出されておらず、介護を受けるための元手がありません。
たとえば、今は通勤通学に介護を使うことは認められていません。通勤に介助が必要なら、通勤介助を認めたら…。そうしたらわたしも、朝から仕事に行って、夜まで仕事して帰ってこれます。障害者の社会参加のひとつに、通学や通勤を入れることはできないのでしょうか。自らがお金を払って使う。そこで使用範囲を作る制度はおかしいと思うのです。そして、対等に仕事などができる立場になるチャンスすらない現状があることを、どのくらい知っていて、この制度ができるのでしょうか。
回転ドアはバリアフリー?
六本木ヒルズ森タワーでおきた事故。これがあってから、多くのところで回転ドアの撤去などがありました。以前森タワーに行ったことがあるのですが、その時に「怖い」と思う速度で回転していたことを覚えています。
なぜ多くのところに回転ドアが多いのか調べたところ、【1】省エネ【2】ドラフト現象防止(寒暖の差をなくして風などがおきないようにする)【3】段差を無くせるというメリットだそうです。【3】の「段差を無くせる」というのは、バリアフリー設計といっているのです。
やる気を引き出すデイサービス
いろんな福祉サービス施設は、どこにあるか知っていますか?知らないような目立たない場所にあることが多いです。じゃあ、中はどんな感じか知っていますか?
たとえばデイサービス。障害者や高齢者が利用することで、家族介護の軽減をし、ゆとりある生活が送れるように、通所する施設です。そこでは、入浴、食事、機能訓練などのサービスを提供をしています。
分別ごみに挑戦するために
ごみの分別収集品目拡大を市内6区で先行実施が始まって、しばらくたった。ごみを捨てるたびに、一覧表を見る家庭も少なくないのではないでしょうか。
その中では複数の素材を使ったものも、あると思います。たとえばペットボトル。メーカー名や商品名の書いてあるビニールラベル。取り外すのに点線がはいっていたり、多少の工夫はされています。ただ、これは取り外すことが難しい人がいます。
欲しい情報を整理して提供
- あゆの視線
- 2003/12/01
気軽に手に入れられるインターネットの情報。だけど、欲しい情報を探しているあいだに、「あっ、これってちょっと気になってた」などと寄り道をしていて、本当の欲しい情報を、見つけそこねることってありませんか?
バリアフリーからUDへ国際会議
- あゆの視線
- 会議・集い・フォーラム
- 2002/09/24
11月30日から12月4日にかけて、横浜で「国際ユニバーサルデザイン(UD)会議2002」が開かれた。本格的なユニバーサルデザインの国際会議が日本で開かれたのは初めて。基調講演をはじめ、ユニバーサルデザインの商品の展示会も開かれました。