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藤原校長よりお知らせです

和田中で修業をしたい教師候補のみなさまへ  校長 藤原和博

*拙著『公立校の逆襲 いい学校をつくる!』(朝日新聞社刊)を熟読していただいて、感想をお寄せ下さい。とくに、「地域本部」の役割や「総合」のプロデュース方法について、ご意見いただけるとありがたいです。
**和田中[よのなか]科に、是非一度ご参加下さい。スケジュールは[よのなか]科のページに示してあります。特に予約は要りませんが、本ホームページにメールだけ入れておいていただければけっこうです。

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 和田中が5年目に目指すこと(19年度計画)                06/09
   18年度新入学保護者説明会で配布された資料           06/09watch me
 和田中の先生方に心得ておいていただきたいこと     06/04
 17年度(18年度春の求人)和田中の求める教員像   05/09

 和田中に新しく赴任してこられる先生に期待したいこと  04/03

和田中が5年目に目指すこと(19年度計画) 校長 藤原和博 06/09/20


 和田中学校は改革5年目にして来年(19年度)から、以下の施策を講じます。
 新しく和田中に赴任を希望する先生方も参考にしてください。
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(1)真のコミュニティスクールを目指して「地域運営学校」の形をとる予定です。     
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 地域本部のスタートから2年9ヶ月が経ち、担当する主業務が明確になってきました。「土曜寺子屋(ドテラ)やサマースペシャル(サマスペ)の開催」「図書室の運営」「グリーンキーパーズ(緑の救助隊)」 「英語アドベンチャー(A)コース」「英検、漢検、標準テストの実施」「ドテラ・ジュニア(DJ)小学校6年生のための土曜寺子屋」などです。
  地域本部を「学校支援本部」として改組し、本格的な組織運営をはじめます。
  これにより、和田中の先生方はますます授業自体と部活を中心とした生活指導に集中することができるようになるでしょう。

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(2)「バウチャー制度」が導入されても、選ばれる授業を。 
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 中学生一人に義務教育費は100万円かかっています。中学の授業時 数は年間約1000コマですから、1人につき1コマ1000円。かりに中学生の保護者に残らず1000円のクーポンが1000枚綴りのバウチャーチケット(100万円の価値)を渡したとして、塾やピアノ教室やスイミングスクールより、まず始めに和田中の授業が選ばれるためにはどうしたらいいか。さらに私立を超えるためには?
  教員とともに徹底的に考えます。したがって来年度から、6月と12月の2回、生徒による教員の授業評価を行い、関係者に周知します。

 
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(3)学力のさらなる底上げに取り組みます。
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 現在、総合的に見て和田中の学力は杉並区の中では中位にあります。
  杉並区自身は東京都の中では5位以内の実力ですから、おおむね満足する水準とはいえ、やはり上位グループへの食い込みを狙いたい。
  2年前から実施している「四季制(フォーシーズンズ)」と今年から始まった「45分32コマ制(1年生では英数国理社の5教科すべてで 通常の公立校より1コマ多い時間割)」、さらに朝読書と週1回全校で取り組む「漢字と作文の時間(漢検と連携)」による国語力の強 化がいよいよ効いてくるでしょう。
  「英語Aコース」は英検準2級(高校2年級)合格を狙うコースですが、2年間の実績で準2級取得者が倍増予定、全体の英語力アップにも貢献しています。
  今年から始まる本格的な小中学校教員同士の連携による「ドテラ・ジュニア」。小学校段階での漢字と算数の履修を、入学前に中学校のドテラの場でフォローします。小中学校の真にあるべき連携策を探り ます。全国で初めての試みです。

 
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(4)名物の[よのなか]科を核に、さらに外部資源を学校に取り入れる努力を。
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  [よのなか]科は今年4年目。毎回30〜50名の大人の参加者があり、公開授業としてすっかり定着しました。道徳と総合を2コマ連続させ90分の構成にしたことも功を奏しています。選択社会科で行われている社会人招聘授業(いわゆる裏[よのなか] 科)や、環境エネルギー学習での環境負荷ダウンに取り組む企業とのコ ラボレーション。「アシモ教室」など理科分野での科学館との共同開発授業。みな、生徒達の考えるチカラやプレゼンテーション技術の向上に寄与しています。
  今年から始まる、漢検協会、セルフラーニング研究所、IEインスティチュート社との「漢字と計算」のソフト開発と学習方法の共同開発。和田中はつねに外部組織とパートナーシップを組みつつ、生 徒の学びを日夜豊かにするために開発型授業を展開します。
  また、今年、文部科学大臣賞候補となった和田中の給食も、外部の方々の中に和田中ファンを醸成するネットワークづくりに貢献しています。

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(5)機動的な教員配置を行います。
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 今年の4月、126名の新入生が入学し4クラスとなりました。
 現在3年が2クラス、2年が3クラス、1年が4クラスの全校約300名9クラス体制。来年度(19年度)3クラスは確実ですから教員は1名増。
  来年度も4クラスなら2名増。再来年も4クラスなら3学年12クラ スで現状より専任教諭が4名増となる予定です。
  現状の配置は英数国に3名ずつ(各学年に一人)、理科と社会は2名ずつで、きめ細かい指導ができています。そのほか音楽と体育が専任。 さらに国語(漢字と作文担当)と英語(1年のT・T担当)に嘱託と補助教員。また、ドテラの学生ボランティアから数名のインターンが教員を助け、年間を通じて教育実習しながら授業フォローに入ります。
  専任については、まず1名増の場合ですが、いくつかの可能性があり ます。
  1)総合の専門家を専任で採用する。
  2)体育を強化し、体育教諭をもう一人専任で配して女子の体育担当 とする。
  3)技術、家庭に専任を採用する。
  4)英語を4人専任体制にして、少人数授業をさらに強化する。
 
  2年後に現在より4名増える場合、現在専任のいない(講師対応の) 技術、家庭、美術などに専任を配する手もありますが、現在の本校の講師陣は質が高いので温存し、別の作戦を採ることも考えられます。

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「ゆびとま制」で和田中に希望を出す若手教諭の方は教科に関わりなくご応募ください。「志」ある教員には必ず「志立校」和田中の校長、藤原がお会いします。

 

 

和田中の先生方に心得ておいていただきたいこと
校長 藤原和博 06-04

  
1、(もちろん事前にお断りしますが)和田中では生徒・保護者を含めて教師も撮影時に肖像権の主張をご遠慮いただきます。
 テレビ・新聞をはじめとする取材はしょっちゅう。「学校を開く」政策によって外部のエネル
ギーをどこまで取り込むことができるのかのショールームなのです。すべての授業が公開
であるばかりでなく、生活指導上の個人情報を交換する場合を除いて、職員会議でさえも
公開が原則です。

2、和田中は「公立」でも「私立」でもない第三のスタイル「志立」を目指します。
 「私立を超えた公立校」を標榜する和田中が目指すのは、子どもと大人の「志」で立つ「志
立校」です。どこで私立を超えるのかはそれぞれの先生にお任せしますが、自己申告の折
には明確にどこで私立を超えるつもりかプレゼンしてください。

3、和田中の教育目標は、子どもを大人にすることです。
 教育目標は「自立貢献」。大人の条件である「自立して社会に貢献すること」ができる人
間を養成します。地域社会が崩壊した今子どもは黙っていて大人になることはできないか
ら、教員だけではしんどい通過儀礼の機能を和田中「地域本部」の大人が半分担っていま
す。地域本部で「ナナメの関係」を豊かに育ませたいのです。

4、和田中の教師は生徒の大人モデルです。
 したがって、いかなる服務違反も許されません。
 朝読書にはすべての教員が率先して本を読んでください。家のテレビをつけっ放しにして
見ないでください。遅刻、さぼり、飲酒運転、セクハラ、暴力の五つは学校内で揉み消すこ
とはありません。酔っぱらった翌日に酒の匂いをさせてきたり、教員同士のイジメや悪口、
生徒への中傷は許されません。

5、和田中での意思決定はすべて「生徒の未来を拓くかどうか」で決めます。
 建設的な提案に対して、ただ感情論で反発しても無効です。原案に反対する場合はメー
ルか校長室への直談判かを24時間以内に行ってください。なお、その際は必ず「対案」を
用意するのが条件。和田中での大人同士、大人と子ども、子ども同士の人間関係は「クレ
ジット(信頼と共感)」がベースだからです。
 まず、子どもたちを徹底的に信頼するところから、はじめましょう!

17年度(18年度春の求人)和田中の求める教員像
   2005/09/16  校長 藤原和博

        
 今期の求人について、「ゆびとま制度」に則って簡単なコメントをします。
 和田中の新入生はお陰様で増え続けています。17年度春には3年前(14年度)の倍の人数を迎え、ついに適正規模の3クラスになりました。
 現在、教員は15名(規定数13名に英語の少人数加配と家庭科過員を加え)ですが、来年度はさらに増える予定です。18年度からは、現在の英語3名体制に加え、国語と数学も3名体制に増員する予定です。社会科には空きがありませんが、英、数、国とも、エネルギー溢れる教員の応募を期待しています。理科もあるかも。ただし、期待に応える中堅の人材の確保が出来なかった場合、将来に期待がかかる新採を鍛えることも考えています。
 すでに全国の教育界で有名になっている和田中地域本部主催の「土曜日寺子屋(ドテラ)」には教員を目指す有望な大学生が毎週土曜日和田中の生徒とともに切磋琢磨しており、このうち何名かは杉並区が創設する「杉並師範館」(杉並区が独自に小学校の先生を養成する塾で19年度から杉並区の小学校の教員に区独自の予算で採用されることが約束される)への入塾を希望しています。
 和田中は杉並区教育委員会とともに現行の指導要領下で「45分の7コマ授業」への移行可能性を探っており、英・数・国の3教科を週5コマ(国語は週6コマで規定のコマ数の倍)、理・社は4コマ、音楽・技術などの技術系教科や理科の実験で2コマ連続の90分授業を可能とするよう計画しています。
 さらに「英語」については、2年生で試験的に始まっている週9時間授業「英語Aコース」(3時間が通常授業、1時間は選択、2時間が放課後の課外授業、土曜日にさらに3時間の特別授業という私立にもない英検準2級取得コースを上智大学の先生と共同開発)を毎年用意します。18年度からは英語検定協会と提携して、ネットも駆使した本格的なカリキュラムの開発に入ります。
 1、2年次に小学校の復習も含めた基礎学力を固め、2年の後半から3年次には[よのなか]科を中心として「学校で習った知識を、実際に世の中で通用する知恵と技術に換える」応用力をも追及する「和田中流」は、やがて日本の公教育のデファクトスタンダードになっていくでしょう。[よのなか]科が「ベネッセ賞」を、地域本部が「博報賞(内定)」を、そして生徒の健康増進に関わるもう一つの賞で「三冠王」を狙う和田中。
 その理念については『公教育の未来』(ベネッセ)を読んでご理解いただき、全教科奮ってお問い合わせ下さい!

和田中に新しく赴任してこられる先生に期待したいこと
04-03-11校長:藤原和博

 
(1)和田中の教育目標は「自立と貢献」。また、理想とする中学生像は、大人の条件で
ある「自立と貢献」の意味を解し行動することで身近なよのなか(教室、学校、地域社会)
の状況を変化させることのできる中学生としています。これは私の在任中は変わりません。
 このように和田中では、「変化」をチャンスと捉える生き方を奨励します。
 したがって、教師自身も「変化」をチャンスと捉える生き方を生徒に見せる大人モデルであること。すべて「子供たちの未来を開く」ためです。

(2)和田中の教育の特徴に、豊かなコミュニケーション技術の習得に力を入れていることがあります。和田中生はコミュニケーション能力があり、情報の扱いに強いという評価が高まるようにしたいと考えています。
 そのために、毎朝10分間を総合学習の時間として「読書」に当てるとともに、図書室の改造にも着手。また、一人一台の理想像に近づけるべく、ノートパソコンの導入にも踏み切りました。
 したがって、和田中の教師は、最低でも月に2冊程度(年間20〜30冊)の書籍を生徒とともに読むことが求められます。感想の発表機会も設けます。
 また、17年度からはメールアドレスの取得を義務づけます。学校の活動に関わる主要な意思決定に先行して、メールで情報を流し意見交換することで、委員会や会議を活性化したいからです。

(3)和田中では、弱点を指摘して“自分に自信のない生徒”を育てるより、「誉める指導」
にベースを置いて教育を行ないます

 
Self-esteem(自分の存在感に自信が持てている状態)が高いほうが、学ぶ動機づけが強まると考えるからです。
 また、様々な改革案(和田中をもっと良くするためのアイディア)に対して、単に批判することはやさしいが、好ましくはありません。反論がある場合は、必ず「対案(もっと良い実行可能な案)」をもって議論に参加して下さい。
 すべてに「良い面」を見て伸ばす視点と態度を身に付けて欲しいからです。

(4)和田中の15年度の改革スローガンは「すべての教室から緑が見える学校」の実現でした。これにより、南側校庭の芝生化や中庭の緑化、果樹の植樹、菜園づくりを進めてきました。これは最低3年間続けます。
 16年度の改革スローガンは「目からウロコの和田中学校」です。
 すべての授業において、先生方のプレゼンテーション・スキルを評価します。「へーえ!」という小さな感動の波を起こすには、先生自身がもう一度“好奇心”を復活させ、知的探求心を蘇らせることから。「世界ふしぎ発見
!」の謎解きのような、ミステリーハンターになったときのような“知的興奮”を、生徒達にいっぱい味あわせてあげてください。そして、生徒のプレゼンテーション・スキルも向上するよう、すべての教科で指導して下さい。
 とくに、文章力(文章での構成力)は生徒達の未来を開く鍵。これは、国語科の先生がいくら授業だけでやっても足りません。班ノートや復習ノート、感想文や読書新聞など、ありとあらゆる機会に文章を書かせ、すべての先生が添削するようにして下さい。
 また、音とリズムの感覚や基礎体力をベースにした身体表現、デザイン感覚や手先の技術を含め、音楽・体育・美術・技術・家庭も人生をかたちづくるための総合的なプレゼンテーション技術として、力を入れたいと考えています。

(5)和田中を構成するスタッフは、教師と職員だけではありません。200人に満たない生徒の豊かな学習をサポートするために、「和田中サポーターリスト」に掲げた100名を超える外部スタッフが協力してくれています。
 したがって、和田中の教師は外部パワーを上手にマネジメントし、一人で勝負するよりも、より豊かな教育サービスを生徒に提供できる技術をもって欲しいと考えます。ゲストやインターンや外部講師との
T.T授業をドンドン開発して下さい。外部の異質な人材とのコラボレーションを恐れないで下さい。
 公立の中学校に通う生徒一人当たりに100万円のコストがかかっています。1年間の総授業コマ数は1000コマですから、1コマ1000円ということになります。あなたがいま終えた授業(1コマ)は生徒が残らず1000円を支払うだけの価値のある授業だったでしょうか?
一人残らず1000円の受講料を払わせるだけの魅力ある授業でしょうか。
 1000円といえば、中学生の映画観賞料金と同じ。よのなかのダイナミックな動きと結びついた、立体的な演出を心掛けて下さい。お願いします

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