今の日本で世界に誇れるものは何かというとそれはゲームとアニメだと言われるくらいゲームは盛んです。ゲーム機もそのなかのソフトもほとんど日本発です。Xboxを今年から発売しようとしているMicroSoftも主な市場は日本だとも言っています。日本人の手先の器用さや緻密さ、そしてこだわりが世界に誇る最新鋭のゲーム機を作ることを可能にしていることは分かるのですがどうしてソフトまで日本人は得意なのでしょうか?
■ゲームの効用
ゲームの最大の特徴は我を忘れて夢中になれると言うことでしょうか。この”我を忘れる”というところが重要な部分だと考えます。退屈な人はゲームに興じて暇をつぶすことが出来るばかりか、嫌なことまで忘れさせてくれます。湾岸戦争でゲームボーイが戦士の精神をいやした話は有名です。ただし必要なことまで忘れてしまうという副作用があります。
■ゲームに関わる大人の矛盾
教育関係者や子供を持つ親の言うことはたいてい決まっています。最近の子供はゲームをするかアニメを見るか、昔は外でよく遊んだものだ。それはその通りだとも言えるし、そのゲームやアニメを提供しているのは同じ大人たちであり、その大人たちが日本の経済を支えていることも事実です。もうゲームのない時代に戻ることはできません。
■宗教的背景
生活苦から解放され、経済的に豊かになる方法は学校や企業に求めることが出来ても、生きていく上での精神的な苦から解放され、豊かな生活を送るためには宗教が大きな役割を果たすのだそうですが、編者も含めほとんどの人は宗教にそんな役割があることさえ知りません。そして宗教がなんなのかもよく考える暇さえないことが多いようです。
ゲームで費やされる時間の中で気持ちが癒されているのだとしたらゲームは日本教とも言える宗教が作り出したと言えるかも知れません。知らず知らずのうちにゲームの中にその思想が持ち込まれているのでしょうか?もちろん特定の宗教にかたよることもなく、染まることもなく癒す方法であるからこそ世界中にそして日本人自身に受け入れられるのかも知れません。
-2001/4/8(花祭り:お釈迦様の誕生日)
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