最近中国の農産物が安く日本に入ってきたため、日本の農家が打撃を受けたいう理由で中国からの輸入を制限することになりました。これに対抗して中国も日本からの輸入品に高い関税をかけて事実上の輸入制限を行なっています。
一方教科諸問題は相変わらず続いています。また日本が中国に対して低利で貸しているお金(政府開発援助:ODA)に対しても自民党の議員の中には中国が第三国に援助していることを理由に反対している人もいると聞きます。
最近中国に出掛けた人の話を多く聞くようになりました。そして直接中国人からも事情を聞く機会がありました。それをまとめたのがこのコラムです。
- 大抵の中国の男は料理が出来る
中国の夫婦は殆ど共働きであるため男も普通に料理を作ります。それは共産国が男女平等であるというより二人で働かないとやっていけないという事情があるそうです。子供は一人っこ政策があるため一人です。どうしてお金が足りないのでしょうか?
- 大部分の労働者の月収は一万円以下
編者が聞いたときには5、6千円だという話でしたが、その後増えたのかどうかよく解りません。あまり事情は変わってはいないと思います。ところが月収20万近く受け取る人もいます。この違いはどこから来るのでしょうか?
- もうれつな学歴社会
一人っ子政策で子供は一人。働き手の欲しい昔からの農家は男を欲しがります。したがって女の子は認知されないままになっている人もいるようです。こうした農家が残っている一方で大卒で海外との合弁会社に勤めると高収入を得ることができます。それが解るとどうなるでしょうか?誰もが大学に行こうとします。そして猛烈な受験戦争が存在します。何となく大学に行く人が多い日本人の勉強ぶりをみるとのんびりやっているように見えるそうです。
- 道路はまだ整備されていない
時々中国の親元に帰る中国人の彼は空港から半日以上もバスに乗って帰るそうです。その途中の道が舗装されていないのでかなり疲れると話していました。
外車を乗り回す金持ちが次から次ぎに生まれている一方で道路はまだ舗装されていないという広い中国にはまるでいくつもの別の国があるようにも思えます。もしかしたら中国と日本の関係は二国間関係ではなく、他国間関係なのかもしれません。
-2001/6/26
●関連コラム
●当サイトは全ページリンク・フリーです。連絡も要りません。
Copyright(C) 2000-2006 xSUNx(サン) all rights reserved.