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なぜ文章を書くのか?


 編者は中学の頃、愛読する科学雑誌にレポートを送り、それが採用されて載った事があります。その雑誌を手にしたときは感激したものです。1ページに満たないレポートでさえこれだけ感激するのですから、本を1冊でも書き上げた人の気持ちは想像がつかないくらいです。しかし、一冊ともなると大変なエネルギーが必要です。内容はともかく、それを書き続けられるということは何かその人を押し動かすものがないと不可能だろうと思います。その力とは一体何なのでしょうか?

 それは締切りが近づいているからやむにやまれずだという話の事ではありません。スタンダールは彼の著書の中で、「自分が幸せになるにつれ自分の書く文章は面白くなくなってきた。」と書いています。作家も著名になり収入、名誉共に満たされると筆が進まないことがあるようです。しかし、金のためだけに書いているとも思えません。ただ、満たされない何かがないとペンも走らないのだろうと思います。

-2000/12/1



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