もう時効だろうと思いながら書く話です。ご迷惑をおかけした団体・個人に対し先に感謝申し上げます。
十代前半の頃、友人の一人が今度の日曜日にすき焼きをやろうと言い出しました。すき焼きを嫌いであるはずもない仲間4人(?)はすぐに賛同しました。言い出しっぺの友人はその賛同者らからお金を集めコネがあるとか言いながら当日肉を調達する役を自ら買ってでました。
しかし肉はあってもどこでやろうと言う話になりました。場所を借りたのではお金がかかります。そんなお金は小遣いからは出せません。我々はある空家に目をつけました。たしかに当時そこが空家であったことを知っていました。
当日の日曜日、その空家に自分も友人と共に訪れました。しかし、当然のことながら電気は通じていません。しかし、ある方法で家の中に電気を通じさせる方法があるのです。その詳細は書けません。その非合法な行為を行った後、電気がとおった家に入りました。やはり電気は有難いものです。あるか無いかでは天と地ほどの違いがあります。
部屋に入るとテレビが置いてありました。テレビはやはり見てみたい、と思ってスイッチを入れても映りません。アンテナからは線が繋がっているので電波は届いています。当然電気も繋がっていました。しかし、映りません。一人がテレビの裏のネジをはずし始めました。そして当時使われていた電球のような大事な働きをする部品(真空管)が切れていると言い出しました。この部品なら持っている言ったその友人は自宅に跳んで帰り、まもなくその部品を取り替えて無事にテレビは映りました。
その後、すき焼きパーティはどこから持ってきたか忘れてしまった野菜を加えて始まりました。とにかくうまかった事だけは覚えています。たしかにそのすき焼きはうまかったのですが、編者はそのための準備のことをよく記憶しています。今は出来ない無謀な行為です。
もちろん繋がるようにした電気はつながらないように元に戻しておきました。良い子は真似をしないようにしましょう。
-2000/12/28
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