食えなかった時代を経験した人は「きちんと食べないと元気がでない。」と教えてくれます。栄養素が不足がちだからと栄養補助食品を薦める人もいます。その製造販売に従事する人は特に熱心で、「ビタミンが足りない。足りなければこんな病気になる。」と説きます。それでも何とか栄養不足にならないように気を使っているのに病気がちであったり、アレルギーを持っていたり、まだどの栄養が足りないのだろうとあれこれ探し回ります。病院に行ってもなかなか治りません。
水の製造販売に従事する人や健康法を説く人は粗食を薦め、アルカリイオン水、酸性水、深層水、天然塩水、そしておしっこまでをもその有効性を主張します。
また一方では断食療法を薦めるお医者さんもいます。ここでもやはり水の重要性が説かれます。空腹を味わうことが現代の栄養過多の時代には必要であり、これによってアレルギーが治ったという話も聞きます。
朝ご飯の重要性を説く人は米やパンやシリアルの食品を提供する人だけではなく、健康に関わる仕事に従事する人たちの言葉と共通しています。たしかに朝ご飯はその日に使うカロリーを供給するから有用だということは体験的に理解はできるがなかなか食欲も時間もありません。
美味なる料理への誘惑も絶ちがたく断食や粗食がその効果はともかく現実的かどうかは疑問が残るところです。そこで編者は最近、素材そのものの味をじっくり味わうことにしました。大根や人参やキャベツを生のままで食すとそれぞれに味わいがあることが分かり、それならちょっと味をつけるだけでも美味いと感じます。そして舌の感度を上げるため出来るだけ味の無い水を飲みます。とりあえずはこのへんから始めるのが良いのかもしれないと思い始めました。
-2001/2/27
-2006/5/13 タイトル変更
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