日本人にとって和食の基本はご飯。洋食の基本もご飯。そして中華の基本もご飯。ご飯は何にでもなじみこれが無ければ始まりません。美味しい料理店には美味しいご飯があります。ご飯さえあればあとは何とかなるような気がします。
炊飯器を用意しよう
炊飯器が無いと炊くのは難しいので炊飯器を用意しましょう。ガスの方が美味しいと言われたのは昔の話。できれば、ガスにも負けない火力を生み出すIHジャー炊飯器を買いましょう。IH(Inductance Heating:誘導加熱)は鉄をも溶かすパワーがあり、溶接にも使われています。もちろん炊飯器の場合は釜を溶かすことはないでのご安心ください。そしてふっくらとした甘み(ブドウ糖)を引き出す微妙な火加減もインバーターと名がつけば可能なようです。
電子レンジが食材の水分を直接加熱するようにIHは磁石にくっつく釜を直接加熱します。
訴訟社会のアメリカではペットを乾かそうとして電子レンジにペットを入れて死なせてしまい、ペットを入れてはいけないという注意書きが無いのが悪いとメーカーを訴えた人がいたそうですが・・・知らないとは怖いことです。ちなみに電子レンジと違い、IHと同じ原理の電磁調理器の上に猫が居ても暖まって死ぬことは無いので安心です。
米は洗った方がいい
精米技術の進んだ現在ではヌカが残っていることも少なく、米を磨ぐ場合も神経質にやる必要は無いようです。とは言え洗わずに炊いた経験はありません。洗わなくても良い米も売っているようですが。もしあなたが完璧主義者なら気が済むまで洗いましょう。その代わり栄養分も逃げます。そういえば台所洗剤で米を洗った人がいたという話しを聞いたことがありますが、もちろん洗剤はいりません。念のため。
水の量を目盛りにあわせよう
炊飯器の取扱説明書には書いているのですが、きちんと読む人は少ないようです。ついてきたコップに入れた米の分だけ水を入れましょう。米も古くなるに従い乾燥してしまうため水の量を増やした方がいいと聞いたことがありますが、現在の米は温度、湿度とも管理しながら保管されているためその心配も無いようです。
スイッチを入れよう
最後にスイッチを入れるのを忘れないようにしましょう。これで出来上がります。
米をサラダだととらえて、食後のデザートのように砂糖をかけて食べる民族もあるようですが、米といえば日本の米が一番美味しい。それは品種改良、気候風土、美味しく炊き上げるための工夫、そして美味しく食べるためのあらゆる知恵の積み重ねによるものだと思います。
-2001/1/16
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