トップトップコラム・インデックスグルメ・美容
山海の珍味の深い味わい


法律という名の制限は
素直な理屈を越えて存在してしまうのものだ
それに納得がいかないと考えるあなたの意志は尊重されるべきである

しかし、法律は守るためにある
それは正しいかどうかではなく、秩序を保つために存在するということを考えれば
今では法律違反となった以下の編者らの法律違反は理解できるかも知れない
時効という言い訳も出来る


翼を持ち空を飛ぶ鳥は森に降りて木の実を得ようと
地上に降りる。木の葉の落ちた土の上の木の実に近づこうとして罠にかかる。
やがて息が出来なくなって命を失う。

それから数時間後、人間という名のより大きな動物がやってきて
その鳥の毛をむしり、火をたき、砂糖としょうゆで味をつけ、旨い、旨いと言いながら
口の中に放り込む。

その鳥は可愛そうだと思う編者も鶏なら今でも食べている。
罠に掛けるという行為を他の人がやってくれているだけの違いだ。

山に住む鳥を食べてはいけなくて
鶏なら食べても良いという理屈は
人間が勝手に決めただけに過ぎない。

一方は法律で罰せられ、もう一方は罰せられない。
これほど傲慢な話は無い。
しかし、それは編者も同じだ。

山を下りて、港のある海に着くと
ウミガメが網にかかっていた。これは当時でも禁止されていたような気がする。
網にかかってしまったのだから仕方がないと、食卓にのぼったことを覚えている。
当時は当たり前のことだったが、今思うと残酷な話だ。

しかし、残酷だと思う自分の気持ちさえ、
何だか、うさん臭い。

種の保存のために、少なくなった動物は食べてはならず、
多ければ食べても良いなどと考えるのは、身勝手な人間の理屈に過ぎない。

いつから人間は
考えればすぐ分かるような
理屈に合わない、身勝手な考え方を身につけて、しかもそれを国際的な法律まで作って、
自分は罪を犯していないなどと考えるようになったのだろうか?

編者は明日も明後日も
誰かがその命を奪ってくれた鶏や豚や牛の肉を食べ続けるだろう。
しかし、有り難く深く味わいたい。

旨いから食べるというならよく分かる。
まずいから食べたくないと言うならよく分かる。

しかし、数が多いなら食べても良くて、
少ないなら食べるべきではないと言ったり、
綺麗だからとか、賢いからとか言う理由で
食べなかったりするのは

同じ理由で人間同士が
差別して暮らしていることによく似ている。

それほど分かりやすく
自分を偽るような人間にはなりたくない。


-2001/9/7





心理コラムのxSUNx
Since 13th Oct. 2000
トップ
コンテンツ:
 ようこそ! コラム ジョーク集 迷言集 リラックス写真館 トピックス リンク 逆リンク
トピックス: 男心 珈琲 深層心理 自信 使命感 戦争 ダイエット 美学 美容 フランス料理 フリーター 夢のコラム ラーメン・蕎麦 ラジオ
インデックス:
 ジャンル 追加年 用語 登場人物 地域
ジャンル:
  心理 性格 対人 人生 自己 哲学 恋愛 グルメ・美容 家庭・学校 ネット HP作成 購入 新技術 科学 文化 動植物 テレビ・ラジオ音楽 企業・経済 国内政治 就職と仕事 国内社会 海外 医療・福祉季節・レジャー スポーツ他原風景

       

●当サイトは全ページリンク・フリーです。連絡も要りません。
Copyright(C) 2000-2006 xSUNx(サン) all rights reserved.